JPS6257988A - 高周波溶着可能な車両用内装布地の製造方法 - Google Patents
高周波溶着可能な車両用内装布地の製造方法Info
- Publication number
- JPS6257988A JPS6257988A JP19473185A JP19473185A JPS6257988A JP S6257988 A JPS6257988 A JP S6257988A JP 19473185 A JP19473185 A JP 19473185A JP 19473185 A JP19473185 A JP 19473185A JP S6257988 A JPS6257988 A JP S6257988A
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- JP
- Japan
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- fabric
- back coating
- frequency
- interior trim
- ethylene
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R13/00—Elements for body-finishing, identifying, or decorating; Arrangements or adaptations for advertising purposes
- B60R13/02—Internal Trim mouldings ; Internal Ledges; Wall liners for passenger compartments; Roof liners
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、車両のシー1〜やドアトリムまたはサンバ
イザー等に使用する高周波溶着可能な車両用内装布地の
製造方法に関する。
イザー等に使用する高周波溶着可能な車両用内装布地の
製造方法に関する。
[技術的背景及び問題点]
従来、車両のシート、ドアトリム等の車両用内装布地と
しては、例えば第5図に示すようなものがある(特開昭
59−14938号公報参照)。
しては、例えば第5図に示すようなものがある(特開昭
59−14938号公報参照)。
寸なわち、内装に使用される布地101の裏面に熱可塑
性の液状樹脂であるポリエチレン樹脂のバックコーティ
ング材103を塗布し、この上に接着剤105を用いて
ポリ塩化ビニールフィルム107を接着ラミネートした
ものである。
性の液状樹脂であるポリエチレン樹脂のバックコーティ
ング材103を塗布し、この上に接着剤105を用いて
ポリ塩化ビニールフィルム107を接着ラミネートした
ものである。
しかしながら、このような従来の車両用内装布地にあっ
ては、高周波ウエルダー加工における溶着性をよくする
ために、ポリ塩化ビニルフィルム107を接着剤105
を用いて接着する製造方法となっていたため、接着剤1
05を必殻とするとともに、接着するための加工工程が
一工程増加することになるので、コスト高になるという
問題点があった。
ては、高周波ウエルダー加工における溶着性をよくする
ために、ポリ塩化ビニルフィルム107を接着剤105
を用いて接着する製造方法となっていたため、接着剤1
05を必殻とするとともに、接着するための加工工程が
一工程増加することになるので、コスト高になるという
問題点があった。
また、ポリ塩化ビニールフィルム107は、合成樹脂材
料としては比重の高いものであり、さらにその厚さが厚
く(フィルム状にするには約0゜06mm以上必要)、
シかも、ポリ塩化ビニルフイルム107は接着剤105
を塗布する必要があるため、車両の軽量化という面がら
も問題を有している。
料としては比重の高いものであり、さらにその厚さが厚
く(フィルム状にするには約0゜06mm以上必要)、
シかも、ポリ塩化ビニルフイルム107は接着剤105
を塗布する必要があるため、車両の軽量化という面がら
も問題を有している。
その上、ポリ塩化ビニールフィルム107及び接着剤1
05により、通気性が悪くなり、シート地どしての快適
性を損なう問題があった。
05により、通気性が悪くなり、シート地どしての快適
性を損なう問題があった。
[発明の目的]
この発明は、このような従来の問題点に鑑み創案された
もので、高周波ウエルダー加工における溶着性を維持し
つつ、しかも安価で軽量である高周波溶着可能な車両用
内装布地の製造方法の提供を目的とする。
もので、高周波ウエルダー加工における溶着性を維持し
つつ、しかも安価で軽量である高周波溶着可能な車両用
内装布地の製造方法の提供を目的とする。
[発明の構成]
上記目的を達成するためにこの発明はアクリル樹脂とエ
チレン酢酸ビニル樹脂を適宜な混合比で混合して乳化状
のバックコーティング材を構成し、次いで、この乳化材
のバックコーティング材に布地の裏面を浸して該布地に
バックコーティングするようにした。
チレン酢酸ビニル樹脂を適宜な混合比で混合して乳化状
のバックコーティング材を構成し、次いで、この乳化材
のバックコーティング材に布地の裏面を浸して該布地に
バックコーティングするようにした。
[実施例]
以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はこの発明の一実施例に係るバックコーティング
材付きの車両用内装布地1の断面図を示し、シート、ド
アトリム又はサンバイザー等に使用する例えばナイロン
モケットのごとき布地3の裏面に、アクリル樹脂とエチ
レン酢酸ビニル樹脂とを混合して構成されたバックコー
ティング材5を塗布したものである。
材付きの車両用内装布地1の断面図を示し、シート、ド
アトリム又はサンバイザー等に使用する例えばナイロン
モケットのごとき布地3の裏面に、アクリル樹脂とエチ
レン酢酸ビニル樹脂とを混合して構成されたバックコー
ティング材5を塗布したものである。
この車両用内装布地1は、つぎの方法により製造される
。すなわち、アクリル樹脂エマルジョンとエチレン酢酸
ビニル樹脂エマルジョンを適宜な混合比で混合して乳化
状のバックコーティング材5を構成し、次いで、この乳
化状のバックコーティング材5のプールに布地3の裏面
を浸して該布地3にバックコーティング材5を接着する
。
。すなわち、アクリル樹脂エマルジョンとエチレン酢酸
ビニル樹脂エマルジョンを適宜な混合比で混合して乳化
状のバックコーティング材5を構成し、次いで、この乳
化状のバックコーティング材5のプールに布地3の裏面
を浸して該布地3にバックコーティング材5を接着する
。
前記エチレン酢酸ビニル樹脂エマルジョンく以下EVA
エマルジョンという)は、エチレン含m5〜70fEf
fi%のものが好ましい。すなわち、エチレン含量が5
重Φ%以下であると、EVAは硬く、しかも脆くなるた
め接着力を充分に発揮することができず、さらに耐水性
、耐アルカリ性も悪くなるため好ましくない。また、エ
チレン含量が70重量%以上であると、被着体とのぬれ
が悪くなるため接着性が低下するとともに高周波ウエル
ダー加工における溶着性も低下するため好ましくない。
エマルジョンという)は、エチレン含m5〜70fEf
fi%のものが好ましい。すなわち、エチレン含量が5
重Φ%以下であると、EVAは硬く、しかも脆くなるた
め接着力を充分に発揮することができず、さらに耐水性
、耐アルカリ性も悪くなるため好ましくない。また、エ
チレン含量が70重量%以上であると、被着体とのぬれ
が悪くなるため接着性が低下するとともに高周波ウエル
ダー加工における溶着性も低下するため好ましくない。
第2図は第1図に示した車両用内装布地1をシート7の
斜視図、第3図は第2図のトl線矢視断面図を示し、第
1図の車両用内装布地1にウレタン等の弾性体9を介し
て不織布11が取付けられている。弾性体9を押圧して
いる車両用内装布地1とウレタン等の弾性体9と不織布
11との加工部13は、高周波加熱を行なう高周波ウエ
ルダー等によって互いに溶着し凹状の形状となっている
。
斜視図、第3図は第2図のトl線矢視断面図を示し、第
1図の車両用内装布地1にウレタン等の弾性体9を介し
て不織布11が取付けられている。弾性体9を押圧して
いる車両用内装布地1とウレタン等の弾性体9と不織布
11との加工部13は、高周波加熱を行なう高周波ウエ
ルダー等によって互いに溶着し凹状の形状となっている
。
この発明を更に具体的に述べると、アクリル樹脂エマル
ジョンとして自己架橋型アクリル系エマルジョンHA−
24(日本アクリル化学株式会社製)を、EVAエマル
ジョンとして自己架橋型エチレンビニル共重合体くエチ
レン成分20%)を用いて、前記アクリル樹脂エマルジ
ョンどEVΔエマルジョンの混合比を変えて混合し、例
えば4種類のバックコーチイング材5へ、5B、5C。
ジョンとして自己架橋型アクリル系エマルジョンHA−
24(日本アクリル化学株式会社製)を、EVAエマル
ジョンとして自己架橋型エチレンビニル共重合体くエチ
レン成分20%)を用いて、前記アクリル樹脂エマルジ
ョンどEVΔエマルジョンの混合比を変えて混合し、例
えば4種類のバックコーチイング材5へ、5B、5C。
5Dを構成し、各バックコーチイン・材5A、5B、5
G、50を布地3の裏面に塗布しく車両用内装布地3A
、3B、3C,3Dを製造りる。そして、高周波ウエル
ダー機を用いて、例えば27メガヘルツ、金型3i/m
幅X160a+/n+、通電時間6秒の作業条件によっ
て、前記各車両用内装布地3△、3B、3G、3Dを弾
性体9を介して不織布11に溶着した結果、第4図に示
すような接着性の評価を得た。この結果より、EVAエ
マルジョンを混合することによって、小さい電流で溶着
し、得られる溶着力も大きくなることが確認された。な
お、第4図で表に示したように高周波ウエルダーによる
溶着性の観点からは、アクリル樹脂エマルジョンに対す
るEVAエマルジョンの混合比を増加させた方が良いが
、低温時における風合い(柔かさ、腰の強さ)が粗剛と
なるため、EVAエマルジョンが50%を越えると好ま
しくない。
G、50を布地3の裏面に塗布しく車両用内装布地3A
、3B、3C,3Dを製造りる。そして、高周波ウエル
ダー機を用いて、例えば27メガヘルツ、金型3i/m
幅X160a+/n+、通電時間6秒の作業条件によっ
て、前記各車両用内装布地3△、3B、3G、3Dを弾
性体9を介して不織布11に溶着した結果、第4図に示
すような接着性の評価を得た。この結果より、EVAエ
マルジョンを混合することによって、小さい電流で溶着
し、得られる溶着力も大きくなることが確認された。な
お、第4図で表に示したように高周波ウエルダーによる
溶着性の観点からは、アクリル樹脂エマルジョンに対す
るEVAエマルジョンの混合比を増加させた方が良いが
、低温時における風合い(柔かさ、腰の強さ)が粗剛と
なるため、EVAエマルジョンが50%を越えると好ま
しくない。
[発明の効果]
以上説明から明らかなように、この発明によれば、アク
リル樹脂とエチレン酢酸ビニル樹脂を適宜な混合化で混
合して乳化状のバックコーティング材を構成し、次いで
、この乳化状のバックコーティング材のプールに布地の
裏面を浸して該布地にバックコーティングするようにし
たため、従来性なっていたポリ塩化ビニールフィルムを
接着することなく、高周波ウエルダー加工における溶着
性を維持することができ、従ってポリ塩化ビニールフィ
ルムの接着工程を必要としないためコスト低減を図るこ
とができるとともに、車両の軽量化に寄与することがで
き、乳化状のバックコーティング材を使用するため通気
性が悪化することなく、シート地としての快適性を保つ
ことができる。
リル樹脂とエチレン酢酸ビニル樹脂を適宜な混合化で混
合して乳化状のバックコーティング材を構成し、次いで
、この乳化状のバックコーティング材のプールに布地の
裏面を浸して該布地にバックコーティングするようにし
たため、従来性なっていたポリ塩化ビニールフィルムを
接着することなく、高周波ウエルダー加工における溶着
性を維持することができ、従ってポリ塩化ビニールフィ
ルムの接着工程を必要としないためコスト低減を図るこ
とができるとともに、車両の軽量化に寄与することがで
き、乳化状のバックコーティング材を使用するため通気
性が悪化することなく、シート地としての快適性を保つ
ことができる。
第1図はこの発明の一実施例に係るバックコーティング
材付きの車両用内装布地の断面図、第2図は第1図に示
した車両用内装布地を使用したシートの斜視図、第3図
は第2図のIII−III線矢視断面図、第4図はアク
リル樹脂とEV△樹脂との混合比を変えて調べたバック
コーティング材のウエルダー性の評価表、第5図は従来
例による車両用内装布地の断面図である。 〈図面の主要部を表わす符号の説明) 1・・・車両用内装布地 3・・・布地5・・・バック
コーティング材 特 許 出 願 人 日産自!71車株式会社VI
許 出 願 人 株式会社 用島織物lc”jl−”−
: □−−、□− 代理人 弁理士 三 好 保 男 Il、 L、l
、・−、パ−−−一。 1C−譬、:lにミニ1 第1図 第21 第3図 1j ソ 13 ]]第4図 第5図
材付きの車両用内装布地の断面図、第2図は第1図に示
した車両用内装布地を使用したシートの斜視図、第3図
は第2図のIII−III線矢視断面図、第4図はアク
リル樹脂とEV△樹脂との混合比を変えて調べたバック
コーティング材のウエルダー性の評価表、第5図は従来
例による車両用内装布地の断面図である。 〈図面の主要部を表わす符号の説明) 1・・・車両用内装布地 3・・・布地5・・・バック
コーティング材 特 許 出 願 人 日産自!71車株式会社VI
許 出 願 人 株式会社 用島織物lc”jl−”−
: □−−、□− 代理人 弁理士 三 好 保 男 Il、 L、l
、・−、パ−−−一。 1C−譬、:lにミニ1 第1図 第21 第3図 1j ソ 13 ]]第4図 第5図
Claims (2)
- (1)アクリル樹脂とエチレン酢酸ビニル樹脂を適宜な
混合比で混合して乳化状のバックコーティング材を構成
し、次いで、この乳化状のバックコーティング材に布地
の裏面を浸して該布地にバックコーティングするように
したことを特徴とする高周波溶着可能な車両用内装布地
の製造方法。 - (2)前記バックコーティング材は、エチレン含量5〜
70重量%としたことを特徴とする特許請求の範囲第1
項記載の高周波溶着可能な車両用内装布地の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19473185A JPS6257988A (ja) | 1985-09-05 | 1985-09-05 | 高周波溶着可能な車両用内装布地の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19473185A JPS6257988A (ja) | 1985-09-05 | 1985-09-05 | 高周波溶着可能な車両用内装布地の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6257988A true JPS6257988A (ja) | 1987-03-13 |
Family
ID=16329294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19473185A Pending JPS6257988A (ja) | 1985-09-05 | 1985-09-05 | 高周波溶着可能な車両用内装布地の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6257988A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023242233A1 (de) | 2022-06-17 | 2023-12-21 | Mehler Texnologies Gmbh | Textiles flächengebilde mit beschichtung und lackierung |
-
1985
- 1985-09-05 JP JP19473185A patent/JPS6257988A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023242233A1 (de) | 2022-06-17 | 2023-12-21 | Mehler Texnologies Gmbh | Textiles flächengebilde mit beschichtung und lackierung |
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