JPH10687A - 装飾シートの圧着方法 - Google Patents

装飾シートの圧着方法

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JPH10687A
JPH10687A JP15575996A JP15575996A JPH10687A JP H10687 A JPH10687 A JP H10687A JP 15575996 A JP15575996 A JP 15575996A JP 15575996 A JP15575996 A JP 15575996A JP H10687 A JPH10687 A JP H10687A
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JP
Japan
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decorative sheet
door trim
main body
adhesive
trim
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Seiichi Shirai
聖一 白井
Hiroyuki Kojima
弘幸 小嶋
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トリム本体の表面所定箇所に装飾シートを圧
着する装飾シートの圧着方法において、従来の接着剤を
廃止することにより、作業工数の低減を図るとともに外
観見栄えを高め、木目込み溝の形状に加わる制約を緩和
させることにより、型費を低減することを課題とする。 【解決手段】 装飾シート30裏面に金属フォイル3
1、ホットメルトフィルム32をこの順序で積層形成
し、ドアトリム本体20の表面所定箇所に装飾シート3
0をセットした後、電磁誘導加熱により金属フォイル3
1を加熱し、ホットメルトフィルム32を溶融させるこ
とにより、ドアトリム本体20の表面所定箇所に装飾シ
ート30を接着剤を使用することなく強固な強度で圧着
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用ドアト
リム等の自動車用内装部品に係り、特に装飾シートを簡
単かつ美麗にトリム本体に装着できる装飾シートの圧着
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、自動車室内の居住性を高めるため
に、自動車用ドアトリム等の内装部品に使用する表皮材
の材質として、高級布地等グレードの高いものを使用す
るか、あるいは、クロス等の装飾シートをドアトリム表
面の所定箇所に装着する方法が試みられている。
【0003】図8は、従来の自動車用ドアトリムの構成
を示す断面図であり、ドアトリム1は、所要形状に成形
された芯材2の表面に表皮材3を貼着一体化して形成さ
れるドアトリム本体4と、このドアトリム本体4の表面
所定箇所に装飾性を更に付与するクロス等、表面外観,
表面感触の優れた装飾シート5とから構成されている。
【0004】尚、装飾シート5の周縁部の見栄えを高め
るために、装飾シート5の周縁端末5aは、ドアトリム
本体4に形成されている木目込み溝4a(溝深さ約9m
m)内に木目込み処理されている。
【0005】ところで、装飾シート5をドアトリム本体
4に圧着する従来方法としては、まず、図9に示すよう
に、マスキング用治具6aを使用して接着剤6bの塗布
ムラが生じないようにドアトリム本体4表面にスプレー
ガン6により接着剤6bを塗布する。
【0006】尚、図示はしないが、装飾シート5の裏面
にも接着剤を塗布しておき、ドアトリム本体4及び装飾
シート5に塗布した接着剤を熱風等により乾燥処理させ
る。
【0007】次いで、図10に示すように、圧着用上型
7aにドアトリム本体4をセットするとともに、圧着用
下型7bに装飾シート5をセットした後、圧着用上下型
7a,7bを型締めして、図11に示すように、トリム
本体4の表面所定箇所に装飾シート5を圧着する。
【0008】そして、装飾シート5の周縁端末5aにつ
いては、図12に示すように、次工程で木目込み刃8に
よりトリム本体4の木目込み溝4a内に圧入操作して、
ドアトリム1の製作を完了する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の装
飾シート5のドアトリム本体4への圧着方法において
は、ドアトリム本体4並びに装飾シート5の双方に接着
剤6bを塗布,乾燥処理させる工程が必要であり、工程
数が嵩み、製造コストの高騰化を招くとともに、接着剤
6bを使用する関係で作業環境の悪化を招くという問題
点が指摘されている。
【0010】更に、ドアトリム本体4に対して装飾シー
ト5を適正に位置決めする必要があり、装飾シート5の
位置ズレがあった場合には、ドアトリム本体4側の接着
剤6bにより製品表面が汚れやすく、また、装飾シート
5にクロスを使用する場合には、接着剤の乾燥工程及び
圧着工程でクロスが熱により変形し、クロスの毛倒れが
生じやすい等、商品価値を低下させる不具合があった。
【0011】また、木目込み溝4a内への接着剤6bの
均一な塗布が困難なため、装飾シート5の周縁端末5a
の接着強度を良好に保つことが難しく、端末5aに浮き
が生じ易く、これを解消するために、ドアトリム本体4
に形成する木目込み溝4aの溝深さを深く設定する必要
があり、成形型の型加工が面倒であり、かつ、ドアトリ
ム1の表皮材3の貼着加工も精度が要求されるなど、型
加工や表皮材の貼着加工が煩わしいという欠点があっ
た。
【0012】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、トリム本体の表面所定箇所に装着される装
飾シートの圧着方法において、従来の接着剤を廃止する
ことにより、工数の短縮化,作業環境の改善が図れると
ともに、接着剤による製品表面の汚損等も確実に防止で
き、しかも、外観性能も向上でき、トリム本体成形用の
型加工も簡素化できる等、種々の利点を備えた装飾シー
トの圧着方法を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、トリム本体の表面所定箇所に装着される
装飾シートの圧着方法において、前記装飾シートの裏面
に金属フォイル,ホットメルトフィルムがこの順序で積
層一体化され、トリム本体の表面所定箇所に前記ホット
メルトフィルム面を対向させて装飾シートを位置決めす
るとともに、電磁誘導加熱により金属フォイルを加熱
し、ホットメルトフィルムを溶融させることにより、装
飾シートをトリム本体の表面所定箇所に圧着固定するこ
とを特徴とする。
【0014】ここで、トリム部品としては、ドアパネル
に内装される自動車用ドアトリム,2ドア車の後席側方
に設置されるリヤコーナートリム等が挙げられる。
【0015】前記トリム本体の構成としては、所要形状
に成形された芯材と、芯材の表面に一体貼着された表皮
材との積層構造体からなり、芯材としては、熱硬化性樹
脂をバインダとした木質系繊維マットを熱圧成形により
所要形状に成形しても良く、また、スタンピングモール
ド成形,射出成形等により熱可塑性樹脂、あるいは充填
材を混入した熱可塑性樹脂を所要形状に成形しても良
い。
【0016】尚、スタンピングモールド成形を採用した
場合、芯材の成形時に表皮材を一体成形することが可能
である。
【0017】一方、装飾シートは、クロス,合成皮革,
合成樹脂シート,不織布等から適宜選択されて良く、好
ましくは、トリム本体側の表皮材と表面外観や手触り感
が相異する材質を選択するのが良い。
【0018】そして、装飾シートの裏面には、金属フォ
イル,ホットメルトフィルムがこの順序で積層形成され
ているが、金属フォイルとしては、アルミフォイルが成
形性,コスト面で好ましいが、他の金属フォイルを使用
することもできる。
【0019】また、ホットメルトフィルムとしては、ポ
リエチレンフィルム等、低融点樹脂をベースとしたもの
が好ましい。
【0020】次いで、電磁誘導加熱方法としては、金属
フォイルを電磁誘導加熱させれば良いため、トリム本体
をセットする圧着下型の所定箇所に電磁誘導用コイルを
設置すれば良く、電磁誘導用コイルを設けた圧着下型上
にトリム本体と装飾シートを適正に位置決めした後、電
磁誘導により金属フォイルを加熱させ、ホットメルトフ
ィルムを溶融させた状態で、圧着上型により装飾シート
をトリム本体側に適宜圧で押し付ければ良い。
【0021】以上の構成から明らかなように、本発明方
法によれば、装飾シートの裏面に金属フォイル,ホット
メルトフィルムをこの順序で積層したものをトリム本体
の表面所定箇所に位置決めし、電磁誘導により金属フォ
イルを加熱し、ホットメルトフィルムを溶融させて装飾
シートをトリム本体側に強固に圧着固定できる。
【0022】従って、従来のトリム本体と装飾シートと
を接着する際の接着剤が廃止でき、接着剤の塗布,乾燥
工程が省略でき、接着剤塗布スペース等も節約できる。
【0023】また、装飾シートにクロス等の布地を使用
した場合、従来の乾燥工程,圧着工程がないため、クロ
スが加熱圧着されることがなく、クロスの毛倒れ等の不
具合もない。
【0024】更に、装飾シートの全面に亘り、特にその
周縁部についても強固な接着強度が維持できるため、従
来のように周縁部が浮くことがなく、それを隠すための
木目込み溝を深く設定する必要がない。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る装飾シートの
圧着方法について、自動車用ドアトリムに適用した実施
形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0026】図1本発明方法を適用して製作した自動車
用ドアトリムを示す正面図、図2は同自動車用ドアトリ
ムの構成を示す断面図、図3は装飾シートの周縁端末部
の接合状態を示す要部拡大断面図、図4乃至図6は本発
明方法をドアトリムの製造工程に適用した各工程を示す
断面図、図7は本発明方法を適用した自動車用ドアトリ
ムの別の実施形態を示す断面図である。
【0027】まず、図1乃至図3において、自動車用ド
アトリム10の構成について説明する。
【0028】自動車用ドアトリム10は、所望の曲面形
状に成形されたドアトリム本体20と、このドアトリム
本体20の表面所定箇所に装着される装飾シート30と
から大略構成されている。
【0029】更に詳しくは、上記ドアトリム本体20
は、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂をバインダとして
含浸させた木質系繊維マットをホットプレス成形するこ
とにより、所要形状に成形された芯材21と、芯材21
が通気性を備えていることから、芯材21の表面に真空
成形により一体貼着される表皮材22とから構成されて
おり、上記表皮材22は、PVCシート,熱可塑性エラ
ストマーシート等から構成されている。
【0030】尚、形状的にドアトリム10に深絞りが要
求される場合には、芯材21として、PP樹脂,PE樹
脂,ABS樹脂等の熱可塑性樹脂材料を使用し、スタン
ピングモールド成形,射出成形等により芯材21を成形
しても良く、特に、スタンピングモールド成形を使用す
る場合には、表皮材22を芯材21の成形時、一体成形
できる。
【0031】一方、装飾シート30は、ベルベット,ジ
ャージ,トリコット,モケット等、任意仕様のクロスが
本実施形態では使用されているが、合成皮革,不織布等
を使用することも可能であり、特に、ドアトリム本体2
0の表皮材22との対比効果を強調するために、表皮材
22と相異する外観,風合,手触り感を備えるものが好
ましいことから、クロスが最適である。
【0032】そして、本発明方法に使用する装飾シート
30は、その裏面に金属フォイル31,ホットメルトフ
ィルム32がこの順序で積層形成されていることが特徴
である。
【0033】上記金属フォイル31としては、成形性及
びコストの面からアルミフォイルが好ましく、ホットメ
ルトフィルム32としては、低融点であることが好まし
いことから、ポリエチレンフィルム(軟化温度110℃
〜130℃)が本実施形態では使用されている。
【0034】更に、図3に明示されるように、装飾シー
ト30の周縁端末30aを木目込み処理するための木目
込み溝23がドアトリム本体20に形成されているが、
この木目込み溝23は、従来の木目込み溝に比べ、溝深
さが半減され、かつ、溝幅も比較的大きく設定されてい
る(溝深さ4〜6mm、溝幅3〜5mm)。
【0035】従って、木目込み溝23の形状が緩やかに
設定されているため、芯材21として木質系繊維マット
を使用したホットプレス成形でも成形が可能であり、か
つ、芯材21の材質がいずれのものでも、成形型の型加
工が簡素化できる利点がある。
【0036】このように木目込み溝23の溝深さを浅
く、かつ、溝幅を比較的広く設定できるのは、装飾シー
ト30をドアトリム本体20の表面所定箇所に確実に、
その表面全面に亘り均一な強度で確実に接着でき、特に
周縁端末30aに浮きが生じることがなく、密に接着で
きるためである。
【0037】尚、図2,図3では、金属フォイル31裏
面のホットメルトフィルム32は、後述する電磁誘導加
熱方法により溶融して、接着層32aとなっている。
【0038】次いで、図4乃至図6に基づいて、装飾シ
ート30をドアトリム本体20に圧着する方法について
順次説明する。
【0039】まず、図4に示すように、圧着下型40上
にドアトリム本体20をセットするが、このとき、圧着
下型40にはコイル41が設けられており、このコイル
41は交流発生装置42と接続しているとともに、装飾
シート30の周縁形状にほぼ合致した形状に設定されて
いる。
【0040】そして、圧着下型40にドアトリム本体2
0をセットする際、装飾シート30の設置箇所がコイル
41と対応するようにドアトリム本体20を圧着下型4
0上にセットする。
【0041】次に、図5に示すように、圧着下型40の
適正位置にロケートされたドアトリム本体20にロケー
ト用フレーム43を載置し、このロケート用フレーム4
3を基に装飾シート30をドアトリム本体20の上面に
セットする。
【0042】そして、図6に示すように、圧着上型44
を下降させて、装飾シート30をドアトリム本体の所定
箇所表面に適宜圧で押え付けるとともに、交流発生装置
42を通じてコイル41に所定値の電流が通電され、金
属フォイル31が120℃〜130℃に加熱され、ホッ
トメルトフィルム32が溶融して、接着層32aとして
機能するため、装飾シート30はドアトリム本体20の
表面に全体に亘りほぼ均一な接着強度を持って確実に圧
着される。
【0043】尚、圧着上型44の周縁には木目込み溝2
3内に装飾シート30の周縁端末30aを木目込むため
の凸条44aが形成されている。
【0044】このように、本発明方法によれば、交流発
生装置42を通じてコイル41に電流を流し、金属フォ
イル31を電磁誘導加熱させることにより、ホットメル
トフィルム32を溶融させ、装飾シート30をドアトリ
ム本体20の表面所定箇所に均一な接着強度を持って精
度良く圧着するというものであるから、従来の接着剤を
使用する方法に比べ、接着剤を廃止することにより、接
着剤の塗布工程,乾燥工程が廃止でき、工程数の短縮
化,製造ライン上での設備スペースの簡素化が図れると
ともに、接着剤廃止による作業環境の改善、並びに接着
剤が製品表面に残り、外観不良の原因になることがな
く、外観意匠性を高めることができる。
【0045】更に、装飾シート30としてクロスを使用
した場合では、従来のように乾燥工程後、強固なプレス
圧で圧着固定するものではないため、毛倒れがほとんど
なく、外観並びに感触の優れた装飾シート30をドアト
リム本体20の表面所定箇所に強固に一体化できる。
【0046】そして、上述したように、本発明方法で
は、接着剤の塗布ムラ等により装飾シート30の周縁端
末30aの浮きが全く生じないため、装飾シート30の
周縁端末30aの見栄えが良く、このことにより、木目
込み溝23の形状を浅く成形することができ、ドアトリ
ム本体20を成形する際の型加工の簡素化や工法の選択
幅を拡げるという利点を備えているが、図7に示すよう
に、木目込み溝23を廃止した形状のドアトリム10に
適用することもでき、こうした場合、ドアトリム本体2
0に木目込み溝23を形成する必要がないため、芯材2
1の成形型をより簡素化でき、表皮材22の真空成形時
の不具合も解決できるという利点がある。
【0047】尚、以上説明した実施形態は、自動車用ド
アトリム10における装飾シート30の圧着方法につい
てであるが、リヤコーナートリム等、その用途を特に限
定するものではない。
【0048】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明は、以下に記
載する格別の作用効果を有する。
【0049】(1)本発明は、トリム本体の表面所定箇
所に装飾シートを圧着する際、装飾シートの裏面に設け
た金属フォイルを電磁誘導加熱により加熱させ、金属フ
ォイルに積層したホットメルトフィルムを加熱溶融させ
て装飾シートをトリム本体側に圧着固定するというもの
であるから、従来トリム本体と装飾シートを接着固定し
ていた接着剤を廃止することができ、接着剤の塗布工
程,乾燥工程を廃止することによる製造工程の短縮化並
びに接着剤の塗布スペース,乾燥スペース等の製造ライ
ン上のスペースを簡素化することができる等、大幅なコ
ストダウンを招来することができるという効果を有す
る。
【0050】(2)本発明は、トリム本体の表面所定箇
所に装飾シートを圧着する際、装飾シートの裏面に設け
た金属フォイルを電磁誘導加熱により加熱させ、金属フ
ォイルに積層したホットメルトフィルムを加熱溶融させ
て装飾シートをトリム本体側に圧着固定するというもの
であるから、従来、トリム本体に装飾シートを接着固定
する際、使用していた接着剤を廃止することができるた
め、接着剤廃止に伴なう作業環境の改善を図ることがで
きるという効果を有する。
【0051】(3)本発明は、トリム本体の表面所定箇
所に装飾シートを圧着する際、装飾シートの裏面に設け
た金属フォイルを電磁誘導加熱により加熱させ、金属フ
ォイルに積層したホットメルトフィルムを加熱溶融させ
て装飾シートをトリム本体側に圧着固定するというもの
であるから、従来のように、装飾シートの裏面に接着剤
を塗布し乾燥させることによるクロスの毛倒れという問
題点がなくなり、装飾シートとしてクロスを使用した場
合の外観意匠性を良好に保持でき、商品価値の高い製品
を提供することができるという効果を有する。
【0052】(4)本発明は、トリム本体の表面所定箇
所に装飾シートを圧着する際、装飾シートの裏面に設け
た金属フォイルを電磁誘導加熱により加熱させ、金属フ
ォイルに積層したホットメルトフィルムを加熱溶融させ
て装飾シートをトリム本体側に圧着固定するというもの
であるから、従来、トリム本体と装飾シートの双方に接
着剤を塗布して両者を接着固定することに起因して、接
着剤により製品表面が汚れるという不具合が生じていた
が、接着剤による製品表面への汚れがなくなり、外観性
能を向上させることができるという効果を有する。
【0053】(5)本発明は、周縁端末部を含めて、装
飾シートの全面に亘りトリム本体に対して確実に接着固
定できるため、周縁端末部に接着剤の塗布ムラによる浮
き,剥がれ等の不具合がなくなり、装飾シートの周縁部
の見栄えを大幅に高めることができるという効果を有す
る。
【0054】(6)本発明は、トリム本体の表面所定箇
所に装飾シートを圧着する際、装飾シートの裏面に設け
た金属フォイルを電磁誘導加熱により加熱させ、金属フ
ォイルに積層したホットメルトフィルムを加熱溶融させ
て装飾シートをトリム本体側に圧着固定するというもの
であるから、周縁端末部の浮き,剥がれを解消したた
め、トリム本体に形成する木目込み溝の形状制約を大幅
に緩和することができ、しかも、トリム本体を成形する
際の成形型の型加工が簡素化でき、表皮材の真空成形時
における不具合も解消できるとともに、トリム本体側の
成形方法として各種工法を使用できる等、工法の選択幅
を拡げることができるという種々の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を適用して製作した自動車用ドアト
リムを示す正面図。
【図2】図1中II−II線断面図。
【図3】図2中A部の拡大断面図。
【図4】本発明方法におけるドアトリム本体のセット工
程を示す断面図。
【図5】本発明方法における装飾シートのセット工程を
示す断面図。
【図6】本発明方法における電磁誘導加熱工程を示す断
面図。
【図7】本発明方法を適用した自動車用ドアトリムの別
の実施形態を示す断面図。
【図8】従来の自動車用ドアトリムの構成を示す断面
図。
【図9】ドアトリムの従来工法における接着剤の塗布工
程を示す説明図。
【図10】ドアトリムの従来工法における圧着金型への
ドアトリム本体並びに装飾シートのセット状態を示す断
面図。
【図11】ドアトリムの従来工法における装飾シートの
圧着工程を示す断面図。
【図12】ドアトリムの従来工法における装飾シートの
木目込み工程を示す断面図。
【符号の説明】
10 自動車用ドアトリム 20 ドアトリム本体 21 芯材 22 表皮材 23 木目込み溝 30 装飾シート 31 金属フォイル 32 ホットメルトフィルム 40 圧着下型 41 コイル 42 交流発生装置 43 ロケート用フレーム 44 圧着上型

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トリム本体(20)の表面所定箇所に装
    着される装飾シート(30)の圧着方法において、 前記装飾シート(30)の裏面に金属フォイル(3
    1),ホットメルトフィルム(32)がこの順序で積層
    一体化され、トリム本体(20)の表面所定箇所に前記
    ホットメルトフィルム(32)面を対向させて装飾シー
    ト(30)を位置決めするとともに、電磁誘導加熱によ
    り金属フォイル(31)を加熱し、ホットメルトフィル
    ム(32)を溶融させることにより、装飾シート(3
    0)をトリム本体(20)の表面所定箇所に圧着固定す
    ることを特徴とする装飾シートの圧着方法。
  2. 【請求項2】 前記装飾シート(30)の周縁端末(3
    0a)をトリム本体(20)に凹設された木目込み溝
    (23)内に木目込み処理することを特徴とする請求項
    1記載の装飾シートの圧着方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4808863A (en) * 1987-07-15 1989-02-28 The Boeing Company Active control system and method for reducing engine noise and vibration
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US7556852B2 (en) 2006-02-03 2009-07-07 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle interior trim component and method for manufacturing the same
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JP2016083874A (ja) * 2014-10-28 2016-05-19 河西工業株式会社 木目込み部を有する自動車用内装材の製造方法

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