JPS6255A - 不飽和脂肪酸低級アルキルエステルスルホン酸塩の製造方法 - Google Patents

不飽和脂肪酸低級アルキルエステルスルホン酸塩の製造方法

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JPS6255A
JPS6255A JP4018986A JP4018986A JPS6255A JP S6255 A JPS6255 A JP S6255A JP 4018986 A JP4018986 A JP 4018986A JP 4018986 A JP4018986 A JP 4018986A JP S6255 A JPS6255 A JP S6255A
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JP
Japan
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fatty acid
lower alkyl
alkyl ester
acid lower
unsaturated fatty
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Application number
JP4018986A
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English (en)
Inventor
Norio Hatakeyama
畠山 憲雄
Shizuo Sekiguchi
静雄 関口
Katsumasa Nagano
長野 勝正
Kyozo Kitano
北野 恭三
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C309/00Sulfonic acids; Halides, esters, or anhydrides thereof

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は不飽和脂肪酸低級アルキルエステルスルホン酸
塩の製造方法に関する。更に詳しくは、本発明は不飽和
脂肪酸低級アルキルエステルおよび飽和脂肪酸低級アル
キルエステルの混合物をスルホン化して得られるスルホ
ン化物から未反応飽和脂肪酸低級アルキルエステル(油
分)を低温で効率よく分離して目的の不飽和脂肪酸低級
アルキルエステルスルホン酸塩を製造する方法に関する
従来の技術 飽和脂肪酸低級アルキルエステルのスルホン化は、例え
ば特公昭39−20842号公報、特公昭39−286
35号公報、特公昭41−965号公報などに記載され
ている公知の方法により行なうことができ、得られたス
ルホン化物を中和、加水分解することにより、高反応率
で淡色のスルホン酸塩が得られている。
これに対し、不飽和脂肪酸低級アルキルエステルを上記
方法でスルホン化しても、目的のスルホン化物を高反応
率で得ることができなかった。例えば、使用するスルホ
ン化剤のモル比を高くしてスルホン化しようとしても高
反応率が得られないばかりでなく、逆にスルホン酸基が
21[1i1以上導入されたポリスルホン化物の副生量
が増大し、そのため得られたスルホン化製品の色調が大
幅に低下してしまうという問題がある。
不飽和脂肪酸低級アルキルエステルスルホン酸塩は、た
とえば、飽和脂肪酸アルキルエステルのスルホン酸塩と
配合することにより、起泡力、洗浄力、浸透力に優れ、
かつ、濯ぎ性が良好な洗剤を得ることができるので界面
活性剤として有望である。そこで、洗浄剤としての使用
に好適な淡色の不飽和脂肪酸低級アルキルエステルスル
ホン酸塩を高反応率で製造する方法の開発がまたれてい
た。
本出願人は、不飽和脂肪酸低級アルキルエステルスルホ
ン酸塩を飽和脂肪酸アルキルエステルを反応溶媒として
用いて製造する方法を、先に提案した。この方法によれ
ば、淡色の不飽和脂肪酸低級アルキルエステルスルホン
酸塩を高反応率で合成することができるが、得られる反
応混合物中にはスルホン化物と未反応飽和脂肪酸アルキ
ルエステル(油分)とが共存することになり、両者を効
率的に分離回収することが工業上重要になってくる。
スルホン化物と未反応油分とを分離する方法としては、
従来上としてオレフィンスルホン化物に関するものが報
告されており、例えば、特開昭54−4918号公報に
は、スルホン化オレフィン反応混合物中からハロゲン化
炭化水素を用いて未反応オレフィンを抽出する方法が記
載されている。しかしながら、この方法は抽剤量が多く
必要であり、効率および抽剤の回収に問題がある。また
、抽剤がスルホン酸塩中に残存するため用途に制約を受
ける。
また、オレフィンや脂肪族アルコールのスルホン化物に
活性炭を添加して未反応油分を分離する方法も知られて
いるが、活性炭の分離、除去が必要となり、操作が煩雑
であるく特公昭56−8026号公報)。
特公昭56−17340には、オレフィンスルホン酸塩
、水および溶剤としてのパラフィン、オレフィンまたは
芳香族化合物との混合物をオートクレーブ中で180〜
300℃で加熱し、不純物を含む上層(油層)とスルボ
ン酸塩を含む下層(水層)とに層分離させて分離する方
法が記載されている。しかし、この方法では分離のため
に高温(例えば180〜300°C)、高圧(例えば2
0〜40 atm)下での操作が必要であり、エネルギ
ー的にも装置的にも不利である。また、油層に着色物質
が含まれてくるため、油層をスルホン化に再利用するこ
とも困難である。
更に、一般的な手法として、常圧で水蒸気蒸留する方法
もあるが、多9の水蒸気が必要で経済的でないばかりで
なく、発泡等の現象が生じて効率的でない。
発明が解決しようとする問題点 従って、本発明は前記した従来技術の問題点を排除し、
不飽和脂肪酸低級アルキルエステルスルホン酸塩と未反
応油分とを、低温下で水層と油層とに効率的に分離する
ことができ、色調の劣化を防止して高純度なスルホン酸
塩を得ることができる不飽和脂肪酸低級アルキルエステ
ルスルホン酸塩の製造方法を提供することをその目的と
する。
問題点を解決するための手段及びその作用の説明本発明
に従えば、不飽和脂肪酸低級アルキルエステル及び飽和
脂肪酸低級アルキルエステルの混合物をスルホン化し、
中和し、加水分解して不飽和脂肪酸低級アルキルエステ
ルスルホン酸エステルスルホン酸を製造するに際し、 炭素数1〜5のアルコールとHLB4以下のソルビタン
脂肪酸エステルまたはグリセリン脂肪酸エステルとを加
水分解後の反応混合物に添加して40〜120℃の温度
で、反応混合物を未反応飽和脂肪酸低級アルキルエステ
ルを含む油層と不飽和脂肪酸低級アルキルエステルスル
ホン酸塩を含む水層とに分離せしめ、そして 未反応飽和脂肪酸低級アルキルエステルを分離すること
から成る不飽和脂肪酸低級アルキルエステルスルホン酸
塩の製造方法が提供される。
本発明に従えば、更に、不飽和脂肪酸低級アルキルエス
テル及び飽和脂肪酸低級アルキルエステルの混合物をス
ルホン化し、中和し、加水分解して不飽和脂肪酸低級ア
ルキルエステルスルホン酸塩を製造するに際し、温度4
0〜120℃で、不飽和脂肪酸低級アルキルエステルス
ルホン酸1100重量部に対し炭素数1〜5のアルコー
ルを5〜300重量部添加して層分離せしめ、 不飽和脂肪酸低級アルキルエステルスルホン酸塩100
重量部に対し50〜400重量部のHLBが4以下のソ
ルビタン脂肪酸エステル又はグリセリン脂肪酸ニス−チ
ルを1回当りの添加量が5〜300 M置部となるよう
に分割添加して未反応飽和脂肪酸低級アルキルエステル
を含む油層と不飽和脂肪酸低級アルキルエステルスルホ
ン酸塩を含む水層とに層分離せしめ、そして 未反応の飽和脂肪酸低級アルキルエステルを分離するこ
とから成る淡色かつ未反応油分の少ない不飽和脂肪酸エ
ステルスルホン酸塩の製造方法が提供される。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明に従ってスルホン化される不飽和脂肪酸低級アル
キルエステル(A成分)および飽和脂肪酸低級アルキル
エステル(B成分)は、ともに脂肪酸残基の炭素数が8
〜22のものが適当であり、好ましくは12〜18であ
る。またA及びB成分の低級アルキルエステルのアルキ
ル基の炭素数は共に1〜6、好ましくは1〜3である。
スルホン化のA成分とB成分との混合比には特に限定は
ないが、一般には重量比でA/B=90/10〜5/9
5の範囲がよく、好ましくは80/ 20〜10/90
の範囲である。
この比率が90/ 10より大きいと、飽和脂肪酸低級
アルキルエステルの溶媒効果が十分に発揮されないため
に反応率が低下し、一方、5/95より小さいと不飽和
脂肪酸低級アルキルエステルスルホン酸塩の収量が低下
する傾向にあるのであまり実用的でない。
スルホン化は、液状SO3、ガス状S03、発煙硫酸、
クロルスルホン酸などの任意のスルホン化剤を用い、薄
膜型、種型反応器などの反応器を用いて行なうことがで
きる。スルホン化条件としては、例えばso3モル比0
.5〜3.5、好ましくは1.0〜2,5、温度30〜
120℃、好ましくは40〜90℃の通常の条件を採用
すればよい。
前記不飽和脂肪酸低級アルキルエステル(A成分)と飽
和脂肪酸低級アルキルエステル(B成分)とでは、スル
ホン化反応性が(A)>> (3)である。そこで、不
飽和脂肪酸低級アルキルエステルと飽和脂肪酸低級アル
キルエステルとの混合物をスルホン化すると、先ず不飽
和脂肪酸低級アルキルエステルが優先的にスルホン化さ
れてS03の1モル付加物が生成するミこの際、飽和脂
肪酸低級アルキルエステルの存在下にスルホン化を行な
うことにより、不飽和脂肪酸低級アルキルエステルを単
独でスルホン化する場合に比較して極めて高い反応率で
不飽和脂肪酸低級アルキルエステルのスルホン化物が得
られる。これは、飽和脂肪酸低級アルキルエステルが良
好な反応溶媒として作用するためと考えられる。さらに
スルホン化反応を進めると、不飽和脂肪酸低級アルキル
エステルのポリスルホン化物が生成し、色調が著しく劣
化する。
そこで、実際的には脂肪酸エステル混合物中の未反応原
料に対する不飽和脂肪酸低級アルキルエステルの含有量
が0.3重量%未満となる前に、スルホン化反応を停止
することが好ましく、反応率を勘案して、上記含有量が
0.3〜5重量%となった時点でスルホン化反応を終了
するのが好ましい。
スルホン化終了後、常法により中和及び加水分解するこ
とにより不飽和脂肪酸低級アルキルエステルスルホン酸
塩を得ることができる。中和は、例えば、ナトリウム、
カリウム、リチウム、マグネシウム、カルシウムなどの
アルカリまたはアルカリ土類金属の酸化物または水酸化
物、アンモニア、さらにはエタノールアミン、ジェタノ
ールアミン、トリエタノールアミンなどの有機塩基など
を用いて、40〜80℃で行なうことができる。加水分
解は、一般には60〜200℃で1〜180分行なう。
本発明に従えば、このようにして得られた中和及び加水
分解反応混合物に、分離助剤としての(a)炭素数1〜
5のアルコールおよび(b) HLB4以下のソルビタ
ン脂肪酸エステルまたはグリセリン脂肪酸エステルとを
添加して低温下に水層と油層とを効率的に分離せしめる
ことができる。
本発明において分離助剤として使用するアルコールとし
ては、炭素数1〜5、好ましくは1〜3のものが使用さ
れ、具体例としては、例えばメタノール、エタノール、
プロパツール、イソプロパツールなどのモノオール、エ
チレングリコール、プロピレングリコールなどのジオー
ル、グリセリンなどが例示される。アルコールの炭素数
が6以上では、アルコールだけが上層に分離して未反応
飽和脂肪酸低級アルキルエステルの分離が困難となる。
アルコールの添加量は、一般には不飽和脂肪酸低級アル
キルエステルのスルホン酸塩量の5〜300重量%、好
ましくは30〜200重量%である。
アルコールの添加量が5重量%未満では所望の分離が起
りにくくなり、一方、アルコールの添加量が増えると分
離槽容積の増大を招くとともに、アルコールの回収工程
に負荷がかかるので実用的でない。
本発明において分離助剤として使用されるソルビタン脂
肪酸エステルまたはグリセリン脂肪酸エステルとしては
、HLBが4以下のものが用いられる。この値が4を越
えると、ソルビタン脂肪酸エステルまたはグリセリン脂
肪酸エステルが水層に可溶化され、未反応飽和脂肪酸低
級アルキルエステルの分離が困難になるので好ましくな
い。具体例としては、ソルビタンセスキオレエート、ソ
ルビタントリステアレート、ソルビタンセスキステアレ
ート、ソルビタントリオレエート、グリセリルジステア
レート、グリセリルモノオレエート、グリセリルトリオ
レエート、ヤシ脂肪酸トリグリセライド、パーム油脂肪
酸トリグリセライド、牛脂脂肪酸トリグリセライド、水
添パーム油脂肪酸トリグリセライド、水添牛脂脂肪酸ト
リグリセライドなどが挙げられる。ソルビタン脂肪酸エ
ステルまたはグリセリン脂肪酸エステルの添加量は、一
般には不飽和脂肪酸低級アルキルエステルのスルホン酸
塩量に対し50〜400重量%であり、好ましくは10
0〜300141%である。この添加量が50fiff
i%未満では添加効果が不十分になる傾向にあり、逆に
、添加量が多過ぎると分離槽容積の増大を招くとともに
、分離助剤の回収工程に負荷ががかり過ぎて実用的でな
い。本発明に従えば、これらの分離助剤を加水分解した
前記スルボン化生成物に添加し、得られた混合物は、4
0〜120”C1好ましくは60〜100℃の温度で、
静置することにより水層と油層とに分離される。分離温
度が40 ”C未満の温度ではソルビタンまたはグリセ
リン脂肪酸エステルが凝固して添加効果が発揮されず、
また、120℃をこえると、不飽和脂肪酸低級アルキル
エステルスルホン酸塩の色調が劣化してくるので好まし
くない。かかる層分離は、遠心分離など、外力を加えて
行なうこともできる。
中和及び加水分解反応混合物中にアルコールと低HL 
Bのソルビタンまたはグリセリン脂肪酸エステルとを添
加すると、未反応飽和脂肪酸低級アルキルエステルを可
溶化している不飽和脂肪酸低級アルキルエステルのスル
ホン酸塩のミセル会合数が減少して、未反応飽和脂肪酸
低級アルキルエステルが油層として上層に分離される。
このようにして分離した飽和脂肪酸低級アルキルエステ
ルとソルビタンまたはグリセリン脂肪酸エステルを含む
油層と、不飽和脂肪酸低級アルキルエステルスルホン酸
塩と低級アルコールを含む水層は、それぞれ常法に従っ
て分離回収する。水層中のアルコールおよび油層中の脂
肪酸エステル類は、薄膜式蒸発器を用いるなどの一般的
方法により回収することができる。
前記分離助剤(a)と(b)との添加順序には特に制限
がなく、同時にあるいは別々に添加することができるが
、先ず、アルコールを添加して静置分離を行ない、次い
で、ソルビタンまたはグリセリン脂肪酸エステルを添加
することにより、より効率的に水層と油層とを分離する
ことができる。
かかる別々の添加法においては、先ず炭素数1〜5のア
ルコールを不飽和脂肪酸低級アルキルエステルスルホン
酸塩100重量部に対し5〜300重量部添加して層分
離し、次に分離した水層に、不飽和脂肪酸低級アルキル
エステルスルホン酸塩100重量部に対し、HLBが4
以下のソルビタン脂肪酸エステル又はグリセリン脂肪酸
エステルを50〜400重量部、好ましくは100〜3
00重量部を1回当りの添加量が5〜300重量部、好
ましくは13〜250重量部となるように分割添加、す
る。1回当りの添加量が5重量部未満では添加効果が不
十分であり、又、添加量が増えると分離槽容積の増大及
び添加剤の回収に負荷がかかり実用的でない。
このようにして分離助剤を添加した混合物は40〜12
0℃、好ましくは60〜100℃の温度で不飽和脂肪酸
低級アルキルエステルスルホン酸塩溶液を含むラフィネ
ート相と未反応飽和脂肪酸低級アルキルエステルを含む
エキストラクト相に層分離せしめる。この際、温度が4
0°C未満ではソルビタン脂肪酸エステル又はグリセリ
ン脂肪酸エステルが凝固して添加効果が失なわれるので
好ましくなく、逆に120℃を超えると色調が劣化して
くるので好ましくない。
発明の効果 本発明によれば、不飽和脂肪酸低級アルキルエステル及
び飽和脂肪酸低級アルキルエステルの混合物をスルホン
化し、中和し、加水分解して得られる不飽和脂肪酸低級
アルキルエステルスルホン酸塩を、低温で未反応飽和脂
肪酸低級アルキルエステル(油分)から高い分離効率で
効果的に分離することができ、色調の劣化を有効に防止
することができ、また、未反応油分含量の少ない不飽和
脂肪酸低級アルキルエステルスルホン酸塩を得ることが
できる。
実施例 以下、実施例に従って本発明を更に詳細に説明するが、
本発明の技術的範囲をこれらの実施例に限定するもので
ないことはいうまでもない。
実施例1〜25及び比較例1〜7 パーム油脂肪酸メチルエステル(不飽和脂肪酸メチルエ
ステル/飽和脂肪酸メチルエステル−5、2/ 4.8
 ’)を、ガラス製反応器を用い、so3/不飽和脂肪
酸メチルエステルのモル比2.0、温度80℃の条件で
スルホン化し、次いで中和、加水分解した。得られた反
応混合物に、第1表および第2表に示した所定の条件で
、アルコールとソルビタン脂肪酸エステルまたはグリセ
リン脂肪酸エステルを添加混合し、静置して上下2層に
分離させた。
分離した下層中の不飽和脂肪酸低級アルキルエ不テルス
ルホン酸塩に対する未反応飽和脂肪酸低級アルキルエス
テル(油分)の量(%一対AM)を石油エーテル抽出法
で測定し、分離操作の前後で対比した。また、不飽和脂
肪酸低級アルキルエステルスルホン酸塩の色調を分離操
作の前後で対比した。色調の測定は、5%不不飽和脂肪
酸縁アルキルエステルスルホン酸塩水溶液を用意し、K
LETT summerson光度計(40X 10m
m石英セル)にて行なった。
得られた結果を第1表(実施例)および第2表(比較例
)に示した。
但し、実施例10および24においては、アルコールと
トリグリセライドを別々に添加した。また、実施例20
〜23においては、スルホン化原料として、パーム油脂
肪酸メチルエステル(不飽和脂肪酸メチルエステル/飽
和脂肪酸メチルエステル=5.2/ 4.8 )に代え
て、それぞれ表示のものを用いた。
以下余白 実施例26〜43及び比較例8〜12 パーム油脂肪酸メチルエステル(不飽和脂肪酸メチルエ
ステル/飽和脂肪酸メチルエステル=5、2 / 4.
8 )をガラス製薄膜型反応器にてso3モル比(SO
3/不飽和脂肪酸メチルエステル)2、 O1温度70
〜80℃でスルホン化し、次いで中和、加水分解した。
得られた混合物に第3表及び第4表に示した所定のアル
コールを添加混合し、上下2層に分離させた。分離した
下層へ更にソルビタン脂肪酸エステル又はグリセリン脂
肪酸エステルを所定の分割比で分割添加し、分離操作を
くり返した。分離した下層中の不飽和脂肪酸メチルエス
テルスルホン酸塩に対する未反応飽和脂肪酸メチルエス
テルの量を分離操作前と分離操作後とで対比した。また
不飽和脂肪酸メチルエステルスルホン酸塩溶液の色調を
分!i!i操作前後で対比した。
得られた結果は第3表に示した通りであった。
尚、実施例40ではパーム油脂肪酸メチルエステルに代
えて牛脂脂肪酸メチルエステル(不飽和脂肪酸メチルエ
ステル/飽和脂肪酸メチルエステル=4.815.2)
、実施例41ではヤシ油脂肪酸メチルエステル(不飽和
脂肪酸メチルエステル/飽和脂肪酸メチルエステル=0
.8/9.2)、実施例42では六−ム核油脂肪酸メチ
ルエステル(不飽和脂肪酸メチルエステル/飽和脂肪酸
メチルエステル=1/9)、実施例43では魚油脂肪酸
メチルエステル(不飽和脂肪酸メチルエステル/飽和脂
肪酸メチルエステル= 4.5 / 5.5 >をそれ
ぞれ分離助剤として使用した。
油分の測定は石油エーテル抽出法、又、色調の測定は5
%不飽和脂肪酸メチルスルホン酸塩水溶液をKLETT
 Summerson光度計(40X 10mm石英セ
ル)にて行なった。
なお比較例として実施した一連の分離実験結果は第4表
に示す通りであった。
第3表及び第4表より明らかなようにアルコール存在下
に分離を行った後、低HLBのソルビタン脂肪酸エステ
ル又はグリセリン脂肪酸エステルを9/1〜1/9の割
合で分割添加し、分離操作をくり返した。実施例26〜
43で得られた不飽和脂肪酸低級アルキルエステルスル
ホン酸塩溶液の未反応油分、色調は比較例8〜12の不
飽和脂肪酸低級アルキルエステルスルホン酸塩溶液より
明らかに優れていた。
以下余白 手続補正書(自発) 昭和61年4月4日 特許庁長官 宇 賀 道 部 殿 1、 事件の表示 昭和61年特許願第40189号 2、発明の名称 不飽和脂肪酸低級アルキルエステル スルホン酸塩の製造方法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 名称 (676)ライオン株式会社 4、代理人 住所 〒105東京都港区虎ノ門−丁目8番10号静光
虎ノ門ビル  電話504−07215、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 6、補正の内容 (1)明細書第21頁第1表(つづき)の実施例No、
の欄最下段の「20」を’20”’Jに補正する。
(2)  同第22頁第1表(つづき)の実施例No、
の欄第1〜3段のr21J、  r22J及び「23」
を、それぞれ、’21” J l ’22”’ J及び
’23” Jに補正する。
(3)  同第22頁第1表(つづき)の実施例No、
の欄第4段の「24」を’24”’Jに補正する。
(4)  同第25頁第8〜9行「分離助剤」を「スル
ホン化原料」に補正する。
(5)  同第28頁第3表(つづき)の実施例のNo
の欄第3段及び第4段のr38”J及びr39”Jを、
それぞれ、r3B°+)」及び’39” J ニ補正す
る。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、不飽和脂肪酸低級アルキルエステル及び飽和脂肪酸
    低級アルキルエステルの混合物をスルホン化し、中和し
    、加水分解して不飽和脂肪酸低級アルキルエステルスル
    ホン酸塩を製造するに際し、炭素数1〜5のアルコール
    とHLB4以下のソルビタン脂肪酸エステルまたはグリ
    セリン脂肪酸エステルとを加水分解後の反応混合物に添
    加して40〜120℃の温度で反応混合物を未反応飽和
    脂肪酸低級アルキルエステルを含む油層と不飽和脂肪酸
    低級アルキルエステルスルホン酸塩を含む水層とに分離
    し、そして 未反応飽和脂肪酸低級アルキルエステルを分離する ことを特徴とする不飽和脂肪酸低級アルキルエステルス
    ルホン酸塩の製造方法。 2、不飽和脂肪酸低級アルキルエステル及び飽和脂肪酸
    低級アルキルエステルの混合物をスルホン化し、中和し
    、加水分解して不飽和脂肪酸低級アルキルエステルスル
    ホン酸塩を製造するに際し、温度40〜120℃で炭素
    数1〜5のアルコールを不飽和脂肪酸低級アルキルエス
    テルスルホン酸塩100重量部に対し5〜300重量部
    添加して層分離せしめ、 不飽和脂肪酸低級アルキルエステルスルホン酸塩100
    重量部に対し 50〜400重量部のHLBが4以下のソルビタン脂肪
    酸エステル又はグリセリン脂肪酸エステルを1回当りの
    添加量が5〜300重量部となるように分割添加し、未
    反応飽和脂肪酸低級アルキルエステルを含む油層と、不
    飽和脂肪酸低級アルキルエステルスルホン酸塩を含む水
    層とに層分離せしめ、そして 未反応の飽和脂肪酸低級アルキルエステルを分離する ことを特徴とする淡色かつ未反応油分の少ない不飽和脂
    肪酸エステルスルホン酸塩の製造方法。
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