JPS6253467A - シ−ト素材のプリ−ツ模様構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はシート素材のプリーツ模様構造に関し、特に１
２１％対象の布地に対してプリーツ模様を生成したプリ
ーツ模様構造に関する。

従来技術 一般に、絹等を含む布地等の柔軟性を有したシート素材
に特殊な加工を加えて縮ませ、これを例えば服飾分野で
いわゆる縮み（縮み織りの略）と称される和服等の素材
に用いられることは知られているところである。

ところが、かかる和服生地用としての縮みの場合は、比
較的高価とされている今日の和服生地及び製品の内でも
、特に高価なものの部類であることは周知の通りである
。

発明の目的 そこで本発明は上記した縮み織りによる布地等の問題点
に鑑みなされたものであって、古来から伝承されてきた
縮み織りの独特な感覚の素材が比較的簡単にかつ低コス
トで得られるプリーツ模様を有するシート素材のプリー
ツ模様構造を提供することを目的としている。

尺且至且１ 本発明によれば、柔軟性を有する縫製対象のシート素材
におけるプリーツ模様構造であって、このシート素材に
設けられた皺状の多数のプリーツと、このプリーツと交
差して縫われて設けられた糸材とからなり、このプリー
ツと糸材との所望の組合わせにより浮彫り状のプリーツ
模様を構成したことを特徴とするシート素材のプリーツ
模様構造が得られる。

実施例 以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明の１実施例の構造を形成するための製造
工程を順次説明する図であり、先ず、（ａ）に示す第１
の工程では、所望の大きさの縫製対象たるシート素材た
る布地、例えば絹１を糸材２を使用して所望とする図案
、模様等３を形成する。この場合の糸材２としては、例
えば金糸及び銀糸等を適宜混在等して用いることができ
、シート素材１の色彩に対比させて明瞭なコントラスト
を呈する様にして完成後に各人の嗜好を満足するように
する危味で好ましいものであるが、これに限定されるも
のではない。また、糸材２による模様づけの形態は工業
用ミシン等の縫製機器を使用してなすようにしても良く
、また刺繍等の技法を採用すれば、高品質のものが得ら
れることになる。

次に、第１図（ｂ）に示す様に、（ａ）で得られた模様
付きシート素材１を・例えば、人体温度また、はそれ以
上の高温で加熱した湯水４に完全に浸漬せしめてこの状
態でシート素材１を数１０分間、場合によっては数時間
加熱する。この場合熱湯による加熱を行えば、シート索
材１に後工程にて生じるプリーツ状の模様がより良好に
得られることが分った。

次に、第１図（Ｃ）に示ず如く、こうして浸漬加熱され
たシート素材１を湯水４から取出したままでこれを焼損
しない程度の温度で乾燥機５により所定時間強制乾燥せ
しめる。こうすることにより、糸材２が縮み現象を呈し
て変形し、これに伴ってシート素材１が同様に縮んで変
形することによって不規則なプリーツ状を形成すること
になるのである。この場合のプリーツ状としては、その
ピッチや山谷状起伏部の高さ等が各所において夫々相違
する全く不規則なものとなる。

第２図はかかる工程を経て得られたシート素材１の外観
斜視図を示すものであり、服飾関係で通常プリーツと称
される折返し部または折目部、更には山谷状の起伏部６
が多数形成され、柔かでかつ緩かな皺状のプリーツ状模
様７が生成されるものである。これは−見すれば従来か
らの縮み織りの様相を呈してはいるが、この縮み織りと
は全く異なった独特な風格を有しかつファション性及び
インテリア性に非常に優れたものとなる。特に、多数の
皺状プリーツと多数の糸材２との所望の（若しくはラン
ダムな）交差によって当該風格及び質感は一層きわだつ
ものとなる。

第３図は本発明の他の実施例の外観斜視図であり、本例
では、従来から存在するスカート等の生地に広く採用さ
れている規則的なプリーツ８が設けられたもの（市販の
もので可）に、金糸や銀糸等により当該プリーツに交差
してｔｌｉ製ラクライン２す。このようにしても第２図
の実施例で得られたシート素材１の様に柔らかい感覚の
プリーツ模様７が生じる。

かかる第２．３図の模様７を有するシート素材の利用方
法としては、例えばネクタイやスカーフ、襟巻更にはウ
ェストに巻き付ける腰帯等に好適であり、またカジュア
ル若しくはフォーマルな服飾品の生地等にも好適であり
、更にはまたカーテンや壁掛は等のインテリアにし好適
となるものである。特に、上記のごときファツション性
を有する衣類等に使用すれば、従来の縮み織り等とは異
なった畑を有するファツション性に非常に富むものとな
り、また特に絹をシート素材として用いれば、美観及び
質感により優れたものが得られ、しかも弾力性に富むも
のとなる。

発明の効果 上記したことから理解される様に、本発明によれば、従
来の縮み織りによる和服地等とは異なった趣を有するも
のが比較的簡単な方法でしかも低価格で得られ、これを
特に衣類一般に採用すれば、需要者の嗜好を十分に満足
させ得るファション性に非常に優れたものが得られると
いう効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例を得るための製造工程を順次
説明する図、第２図及び第３図は本発明の実施例の各外
観斜視図である。 主要部分の符号の説明 １・・・・・・シート素材 ２・・・・・・糸材 ６．８・・・・・・プリーツ ７・・・・・・プリーツ模様

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）柔軟性を有する縫製対象のシート素材におけるプ
   リーツ模様構造であつて、このシート素材に設けられた
   皺状の多数のプリーツと、このプリーツと交差して縫わ
   れて設けられた糸材とからなり、このプリーツと糸材と
   の所望の組合わせにより浮彫り状のプリーツ模様を構成
   したことを特徴とするシート素材のプリーツ模様構造。
2. （２）前記プリーツはそのピッチ、高さ等が不規則に形
   成されたプリーツであることを特徴とする特許請求の範
   囲第１項のシート素材のプリーツ模様構造。
3. （３）前記プリーツは前記糸材の熱処理による縮みによ
   つて形成されたプリーツであることを特徴とする特許請
   求の範囲第１項のシート素材のプリーツ模様構造。