JPS625311Y2 - - Google Patents

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JPS625311Y2
JPS625311Y2 JP11048681U JP11048681U JPS625311Y2 JP S625311 Y2 JPS625311 Y2 JP S625311Y2 JP 11048681 U JP11048681 U JP 11048681U JP 11048681 U JP11048681 U JP 11048681U JP S625311 Y2 JPS625311 Y2 JP S625311Y2
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JP
Japan
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yarn
knitting
adhesive layer
fabric
knitted fabric
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JP11048681U
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JPS5817134U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は片面に繊維層を有しかつこの繊維層側
同志をウエルダーにて融着加工し得、さらに着ご
こち感を向上せしめた衣料用防水布を提供せんと
するものである。
従来雨衣類の衣料用防水布は、着ごこち感を良
くし結露防止を目的として合成樹脂防水層(フイ
ルム)の裏面に織物あるいは編物を一体化したも
のが知られている。例えば、織物等に合成樹脂を
コーテイングあるいはトツピングしたもの、織物
等に合成樹脂フイルムを融着したもの、織物等を
接着剤により合成樹脂フイルムを接着したものが
知られている。しかしながら第一番目のものは繊
維(糸)が合成樹脂中に大部分埋没し、繊維の露
出による結露防止効果、着ごこち感の改善にはほ
ど遠いものであつた。特に繊維(糸)の動きが合
成樹脂によつて阻害され防水布としての柔軟性に
欠けていた。また第二番目のものは織物等とフイ
ルムとの接合が十分でなく耐久性の点で問題があ
つたし織物面間でのウエルダー加工が不可能であ
り、衣料は縫製によりつくられた縫製部分での防
水のため特別な目止手段が付加されなければなら
なかつた。さらに第三番目のものは、一般に織物
等に接着剤を施してフイルムと接着されるたため
織物(繊維)に接着剤が浸透し、該繊維が接着剤
樹脂でほとんど被覆された状態となり、繊維によ
る結露防止効果、着用感の改善効果を有するもの
ではなかつたし、柔軟性に欠けていた。
本考案は繊維(糸)が合成樹脂フイルム面に対
して十分に露出しかつある程度の繊維の動き易さ
を有しながら強固に接合され、十分な形態安定
性、柔軟性、伸縮性を有し、さらに基布面同志に
おいてもウエルダーにより融着加工し得、衣料作
成作業を簡便にせんとするもので、骨子とすると
ころは、細い地編糸にて編成され、トリコツト編
またはその変化編とチエーン編との複合地組織に
対して地編糸より太い緯糸を挿入してなるメツシ
ユ状の緯入経編地が、合成樹脂フイルムの表面に
塗布した薄い熱融着性を有する接着剤層を介して
該フイルムに接着され、該接着は主として編地の
トリコツト編またはその変化編側における編目の
アンダーラツプ部分が接着剤層に埋入することに
よつて行なわれ、編ループおよび緯糸は接着剤層
の表面で軽度に接着されているかまたはほとんど
接着されていないことを特徴とする防水布にあ
る。
まず本考案で用いるメツシユ状緯入経編地は、
第1図に例示するように、地編糸1によるチエー
ン編(斜線)と地編糸2によるトリコツト編とが
複合され、地編糸1,2の編目のアンダーラツプ
(浮糸)部分1′,2′と編目ループ部分3との間
に緯糸4に挿入してなるものである。この場合ト
リコツト編はその変化組織であるコード編、アト
ラス編など編糸の振り幅を多くしたものであつて
もよい。
この編地における各地編糸は、後述するウエル
ダー加工に適するよう、また編目のアンダーラツ
プ部分(浮糸)が接着剤層に十分埋入して装着効
果を高めさらに防水布を薄く柔軟にするために細
いことが必要で、好ましくは100デニール相当以
下、好適には30〜60デニール相当である。他方緯
糸は地編糸より太く地編糸組織との太さのバラン
スから地編糸の2〜5倍、好ましくは3〜4倍と
することが有効である。
該編地は第1図に示すようにメツシユ状である
が、本考案の防水布の編地側同志を重ねてウエル
ダー加工するとき接着剤(あるいはフイルム)の
層が編地の糸間隙5を通して融着するよう十分な
糸間隙を有する必要があり、この糸間隙は20%以
上、十分な編地の強力、露出繊維面積を考慮すれ
ば25〜40%とすることが望まれる。この糸間隙は
糸の太さおよび編機のゲージによつて決まるが、
糸間隙(率)は編地面積に対する光の透過孔面積
比で求めることができる。
本考案においては、このような編地をトリコツ
ト編側において合成樹脂フイルム表面に塗布され
た熱溶融性を有する薄い接着剤層を介して該フイ
ルムに融着する。この場合編地は、断面方向にお
いて編目ループ(編目のオーバーラツプ部分)、
緯糸、地編糸の編目のアンダーラツプ部分のよう
に層状になつているため、第2図に示すようにフ
イルム6上の接着剤層7を薄くする場合、該アン
ダーラツプ部分1′,2′が接着剤層7中に埋没し
緯糸4、編目ループ3は接着剤層表面にて接点状
に接着するかほとんど接着していない状態とな
る。特に編目ループはほとんど接着していないに
等しい。このような接着形態の本考案の防水布に
おいては、編地を構成する大部分の糸がフイルム
あるいは接着剤層より露出し、編地面は通常の編
地と同様の感触と滑り易さを与え、糸構成繊維間
に十分な空気保持性、吸湿性を維持したものとな
り、その衣料の着ごこち感は著しく改善されたも
のとなる。しかも編地とフイルムは、前述のよう
に編地の一部の編目のアンダーラツプ部分が完全
に接着剤層と一体化しているため強力に接合した
ものとなる。さらに接着力を高めるためには、緯
糸として紡績糸のように毛羽のあるものを採用す
れば、緯糸と接着剤層表面との接着点を増大する
ので有効であり、さらにこの結果吸湿性を増し結
露防止効果を高めることができる。接着剤層は前
述した意味から10〜30ミクロン程度の厚さが有効
である。
本考案によれば前述のように編地がフイルム面
に対してほとんど露出した状態で一体化されてい
るため衣料用としての着用感に優れるばかりでな
く、特定の編地構造による柔軟性、伸縮性と形態
安定性を具備しているためさらに着用者の動きを
阻害することがない。
また本考案の構造においては、編地の糸が細く
しかも糸間隙を十分に有するものであり、接着剤
も熱融着性を有するものであるため編地面同志を
重ねてウエルダー加工することにより簡単に融着
することができ、雨衣等の作成に当つてはミシン
縫製をまつたく必要とせず、目止めのための工夫
も必要としない。このため雨衣等の防水衣料の製
造をきわめて簡単にすることができる。
なお本考案の防水布は、合成樹脂フイルムの表
面に熱融着性接着剤の溶液を塗布し乾燥後少なく
とも接着剤層を加熱軟化せしめ、第1図の編地の
トリコツト編側(浮糸側)を加熱圧着することに
よつてつくられる。この場合接着剤中へ接着剤の
ウエルダー加工時の熱融着性を向上するために分
子泳動をうながす物質を混入したり、防カビ剤、
防汚剤等を混入することが有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案で用いる編地の平面例図、第2
図は本考案の防水布の構造を示す一部剥離部分を
含む斜視例図で、1はチエーン編の地編糸、2は
トリコツト編の地編糸、3は編目ループ、1′,
2′は浮糸部分、4は緯糸、6はフイルム、7は
接着剤層を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 100デニール相当以下の太さを有する地編糸
    にて編成され、トリコツト編またはその変化編
    とチエーン編との複合地組織に対して地編糸よ
    り太い緯糸を挿入してなる糸間隙が20%以上の
    メツシユ状の緯入経編地が、合成樹脂フイルム
    の表面に塗布した薄い熱融着性を有する接着剤
    層を介して該合成樹脂フイルムに接着され、該
    接着は主として編地のトリコツト編またはその
    変化編側における編目のアンダーラツプ部分が
    前記接着剤層に埋入することによつて行なわ
    れ、編目ループおよび緯糸は接着剤層の表面に
    おいて接点においてのみ接着するかまたはほと
    んど接着されていないことを特徴とする防水
    布。 2 地編糸が30〜80デニールのフイラメント糸、
    緯糸が地編糸の太さの2〜5倍の紡績糸からな
    り、糸間隙が25〜40%の緯入経編地を用いてな
    る実用新案登録請求の範囲第1項に記載の防水
    布。 3 表側がチエーン編、裏側がトリコツト編組織
    である実用新案登録請求の範囲第1項または第
    2項に記載の防水布。
JP11048681U 1981-07-24 1981-07-24 防水布 Granted JPS5817134U (ja)

Priority Applications (1)

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JP11048681U JPS5817134U (ja) 1981-07-24 1981-07-24 防水布

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JP11048681U JPS5817134U (ja) 1981-07-24 1981-07-24 防水布

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5817134U JPS5817134U (ja) 1983-02-02
JPS625311Y2 true JPS625311Y2 (ja) 1987-02-06

Family

ID=29904851

Family Applications (1)

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JP11048681U Granted JPS5817134U (ja) 1981-07-24 1981-07-24 防水布

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JPS5817134U (ja) 1983-02-02

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