JPS6250135A - 複合積層鋼板の形状矯正方法 - Google Patents

複合積層鋼板の形状矯正方法

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JPS6250135A
JPS6250135A JP60190091A JP19009185A JPS6250135A JP S6250135 A JPS6250135 A JP S6250135A JP 60190091 A JP60190091 A JP 60190091A JP 19009185 A JP19009185 A JP 19009185A JP S6250135 A JPS6250135 A JP S6250135A
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steel plate
resin
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composite laminated
laminated steel
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松本 義裕
正利 篠崎
角山 浩三
裕志 恒川
裕之 藤川
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JFE Steel Corp
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Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、複合積層鋼板に係り、特に、鋼板と樹脂間の
接着力が大きく、形状性に優れた複合積層鋼板の製造に
際して、複合積層鋼板の形状を矯正する方法に関する。
〈従来技術とその問題点〉 鋼板と鋼板の間に熱可塑性樹脂を挟装した積層鋼板は、
大きく2種類に分けられる。1つは、鋼板の占める割合
が該樹脂より大きく、すぐれた制振効果を持つ複合型制
振鋼板である。他の一つは、表層部に極薄の鋼板を使用
して強度を確保し、中間層は厚くて軽量な樹脂である、
軽量鋼板と呼ばれる軽量材料である0両者とも、自動車
用材料や建築用材料などに使用される際には、すぐれた
制振性や軽量化の利点があるが、複合積層板は、中間層
として鋼板と変形挙動が全く異なる樹脂を挟装している
ため、鋼板と樹脂との接着力を高め、形状に優れた複合
積層鋼板を製造することが重要である。
ところが、従来連続ラインで複合積層鋼板を製造するに
際しては、鋼板間に樹脂を挾み、加熱下で温間ロールで
圧接し、冷却後レベラーで形状を矯正して複合積層鋼板
を製造する方法がとられているが、レベラーを80〜1
50℃の比較的高温状態でかけるために、温間ロール圧
接後の冷却速度を小さくしている。このため樹脂と鋼板
間の境界面で冷却速度が小さくなり、接着強度が出ない
という問題がある。またレベラーをかける温度が高く、
樹脂の結晶化温度領域の上限付近であると、樹脂がまだ
軟かく、レベラーをかける効果が小さい、このため製造
される複合積層鋼板の接着強度が小さく形状が悪い。
〈発明の目的〉 本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決し、鋼板
と樹脂間の接着力が強く、形状性に優れた複合積層鋼板
を得るための複合積層鋼板の形状矯正方法を提供するこ
とにある。
〈発明の構成〉 ・ 複合積層鋼板の製造では、従来、レベラーをかける
際に、製品に歪が残ったり形状不良となることをさける
ために、比較的高温で行うことが良いと考えられていた
が、本発明者は、レベラーをかける温度を樹脂の結晶化
領域終了温度直下の比較的低温とし、しかもこの温度ま
での冷却速度を大とすることにより、鋼板と樹脂間の接
着力を高め、形状性に優れた複合積層鋼板を得ることが
できることを知見し、本発明に至ったものである。
すなわち、本発明は、鋼板間に熱可塑性樹脂を挾み、温
間ロールで圧接し、複合積層鋼板を製造するに際し。
温間ロールで圧接後、熱可塑性樹脂の結晶化温度領域を
結晶化終了直下温度まで、1’C!/秒〜50℃/秒の
冷却速度で冷却し、 前記結晶化終了直下温度まで冷却後、レベラーをかけて
、複合鋼板の形状を矯正することを特徴とする複合積層
鋼板の形状矯正方法を提供するものである。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明の複合積層鋼板の形状矯正方法は、第1図に示す
複合積層鋼板製造のラインにおいて用いることが好まし
い。
第1図において、鋼板1.1と樹脂2は、それぞれ鋼板
コイル11.11と樹脂コイル12に巻かれている。鋼
板コイル11.11と樹脂コイル12から、鋼板1.1
をくり出し、鋼板1.1の間に樹脂2を挾んで加熱炉3
中で加熱する。加熱炉3中で樹脂に応じた温度に加熱後
、樹脂2を挾んだ鋼板1.1を温間ロール4中に挾み込
み熱圧接する。その後冷却帯5で冷却し、レベラー6で
形状矯正を行い、製品の複合積層鋼板とし、巻取りロー
ル7で巻取る。
本発明は冷却帯5での冷却と、レベラー6での形状矯正
方法に係り、以下に説明する方法である。
冷却帯5での冷却速度は1℃/秒〜50℃/秒とする。
冷却速度が1℃/秒未満であると、鋼板と樹脂との接着
力が不足となる。冷却速度が50℃/秒を超えると冷却
むらによる形状不良が起り、接着力も不安定となる。
冷却帯での冷却温度域は、温間ロール作動温度から後に
述べる樹脂の結晶化終了温度まで上記冷却速度で下げ、
ただちにレベラーにかける。
冷却方法は強制空冷によることが好ましいが。
水、不活性ガス、液化ガス、ドライアイス等の冷媒を用
いてもよい。
温間ロール作動温度は後述するように樹脂の融点等によ
り変動する。
ここで、熱可塑性樹脂の結晶化温度とは、樹脂の種類に
よって異なる以下の温度領域である。
無機高分子や有機の高分子では融点以下で必ずしも結晶
化せず、非結晶状態をとるものが多い。
しかし分子構造に規則性があるとか、枝分かれが少ない
などのために結晶化しやすい高分子は結晶性高分子とよ
ばれる。複合積層鋼板に用いられる熱可塑性樹脂は、耐
熱処理性、成形性の点からポリプロピレンなどのポリオ
レフィン樹脂と、ナイロンなどのポリアミド樹脂が用い
られるが、これらの樹脂は、立体規則性や分子間に水素
結合を形成する性質から結晶性高分子と呼ばれる。
結晶性高分子は外的条件によって結晶化が可能なのであ
って、必ずしも常に結晶化しているわけではなく、また
最適条件下で結晶化しても全体が結晶化することはない
、溶融状態から結晶化する場合、微結晶が特定な配列を
とって集合し、外形が球状をなす球晶が初期段階で見ら
れ、この球晶が肉眼で認められた時の温度から、樹脂固
有の結晶率で全体が固化するまでの温度を結晶化部一度
領域といい、樹脂の製造条件によっても異なるが、−例
を挙げれば、ポリプロピレンで90−12000、ナイ
ロン6で120〜150℃である。
レベラーには、冷却帯により複合積層鋼板が結晶化温度
直下となった直後にかけるが、最適温度は、樹脂の種類
や冷却速度によって異なり、適当な範囲で行うようにす
る。
以上の冷却速度で急冷されることにより、熱可塑性樹脂
は、急速に結晶化され、s1脂での粗大粒と不純物層の
発生が防上され、鋼板との大きな接着力を得る。
またレベラーには冷却帯で複合積層鋼板が結晶化終了温
度となった直後にかけることにより、樹脂の硬度が高い
状態でレベリングが行われ形状凍結性が良好となる。好
ましくは結晶化終了温度と熱変形温度の間でレベリング
するのがよい。
レベラー6はいかなる方式のものであってもよいが、一
般的には1〜30 Kg/craの線圧で鋼板と樹脂を
圧接して平板状にレベリングするものを用いる。
本発明方法に用いる鋼板としては、冷延鋼板、各種めっ
き鋼板、化成処理鋼板等いかなる鋼板を用いてもよい。
鋼板厚さは、いかなるものであってもよく、鋼板に対す
る熱可塑性樹脂層の積層比が小さいものを制振鋼板とい
い、積層比の大きいものを軽量鋼板というが、本発明方
法を適用する複合積層鋼板は、制振鋼板および軽量鋼板
を含むものである。
一方、熱可塑性樹脂としては、成形性、耐熱性の点から
、°ポリプロピレンなどのポリオレフィン類、ナイロン
などのポリアミド類が有効であるが、これらの共重合体
、変性体であってもよいし、その他の添加物を含む組成
物であってもよいし、上記以外の樹脂であってもよい。
〈実施例〉 以下に実施例を用い・てを本発明を具体的に説明する。
(実施例1および比較例1) 0.2mm厚の冷延鋼板で、0.fimm厚のポリプロ
ピレン樹脂または、ナイロン6樹脂を挾み、軽量鋼板を
作製した。第1図に示したライン製造装置を用い、第1
表に示した温間ロール温度、冷却速度、冷却終了温度、
レベラ一温度を用いた。
(実施例2および比較例2) 0.6fflffl厚の冷延鋼板で、0.1m層厚のポ
リプロピレン樹脂または、ナイロン6樹脂を挾み、複合
型制振鋼板を作製した。第1図に示したライン製造装置
を用い、第2表に示した温間ロール温度、冷却速度、冷
却終了温度、レベラ一温度を用いた。
以上の実施例1、および比較例1について下記の特性試
験を行い結果を第1表に示した。
また、実施例2および比較例2について同様の特性試験
を行い結果を第2表に示した。
1)  T型剥離強度 JISK6854による。
2)形状ソリ   JISG3141による。
3)引張剪断強度 JISK6850による。
第1表から、軽量鋼板について、ポリプロピレン樹脂(
結晶化温度領域90〜120℃)を用いた場合は、冷却
速度が1〜b 温度が70〜75°Cの試料No2 、3 、4は、比
較例の゛試料Not、5に比較してT型剥離強度が大き
く、形状のソリも2■以下で小さく、形状良好であるこ
とがわかった。
同様に、ナイロン6(結晶化温度領域1206〜150
°C)を用いた場合は、冷却速度が1〜50°C/秒で
レベラ一温度が90−100℃の本発明例が剥離強度が
太きく、形状のソリが小さいことがわかった。
第2表から、制振鋼板についても、第1表と同様の効果
が認められた。
〈発明の効果〉 本発明方法は、鋼板に樹脂を挾んで、温間ロールで圧接
後、樹脂の結晶化温度領域直下の温度までl℃/秒〜5
0℃/秒の冷却速度で冷却し、この温度でレベラーをか
けてレベリングを行うので、鋼板と樹脂の間の接着力が
大きく、しかも鋼板のソリが小さな形状良好な複合積層
鋼板を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の複合積層鋼板の形状矯正方法を用い
た複合積層鋼板製造のラインを示す線図である。 符号の説明 l・・・鋼板、2・・・樹脂、3・・・加熱炉、4・・
・温間ロール、5・・・冷却帯、6・・・レベラー、7
・・・巻取りロール、11・・・鋼板コイル、12・・
・樹脂コイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鋼板間に熱可塑性樹脂を挾み、温間ロールで圧接
    し、複合積層鋼板を製造するに際し、温間ロールで圧接
    後、熱可塑性樹脂の結晶化温度領域を結晶化終了直下温
    度まで、1℃/秒〜50℃/秒の冷却速度で冷却し、 前記結晶化終了直下温度まで冷却後、レベラーをかけて
    、複合鋼板の形状を矯正することを特徴とする複合積層
    鋼板の形状矯正方法。
JP60190091A 1985-08-29 1985-08-29 複合積層鋼板の形状矯正方法 Granted JPS6250135A (ja)

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JPS6250135A true JPS6250135A (ja) 1987-03-04
JPH0255226B2 JPH0255226B2 (ja) 1990-11-26

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002283470A (ja) * 2001-03-26 2002-10-03 Sumitomo Bakelite Co Ltd 積層板の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002283470A (ja) * 2001-03-26 2002-10-03 Sumitomo Bakelite Co Ltd 積層板の製造方法

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JPH0255226B2 (ja) 1990-11-26

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