JPS62501062A - 滑り操向装置付トラクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 滑り操向装置付トラクタ 本発明は、運転台と動力を車両の車輪に伝達する駆動ユニットを搭載する台車（ ボギー）付フレームを有する滑り操向（ないし操舵）装置付トラクタ（ｓ　１１ 　ｐ−５ｔｃｃｒｃｄ　ｔｒａｃｔｏｒ）に関する。

従来の公知の滑り操向装置トラクタは一般に車両の片側に２つの車輪を備えてい るが、車輪にはスプリング装置が全くなく、どの車輪も個々に垂直方向に移動す ることはできない。従って道路上の全ての不規則性がトラクタボディに伝達され る。更に、同じ片側の車輪をできるだけ接近させて配置して、車両の回転運転時 に滑り操向、トラクタの車輪に常に作用する反力の効果を減少させる試みがなさ れてきた。この結果、トラクタ走行は極めて不安定になった。例えば、トラクタ が悪路を走行中に１強い揺動運動が発生し、前輪と後輪が交互に地面から離れて 上方に持ち上がる。この揺動が非常に強くなると、トラクタが横転する危険があ る。更に、トラクタがこのような揺動運動をしている状態では、実際問題として トラクタを完全に運転操縦することはできない。このような揺動運動を除去する にはトラクタを停止させるしかない。これらの欠点の故に、この種のトラクタは 一般の高速道路で極めて低速度でのみ走行している。

本発明の目的はこれらの問題を除去することである。この目的は以下のごとく特 徴づけられる滑り操向装置付トラクタにより達成される。即ち、トラクタは各側 部に各縦方向台車に支持された２つの従動車輪と更に横軸の各端部で支持された 各片側に少くとも１つの車輪を備え、上記横軸はその略中央部でトラクタの本来 のフレームの一端部に剛に連結された別のフレームに垂直方向に回動自在に支持 され、かつ上記別フレームの自由端部に作業機械締結具が設けられる。このトラ クタは揺動の傾向がなく極めて安定に走行し。

かつ又縦方向台車と垂直方向に回動する軸が道路の不規則性を充分に吸収するの で、比較的良好なバネ作用をもたらす。

本発明の他の特徴は添付の請求の範囲からも理解されよう。

添付図を用いて以下本発明の詳細な説明する。

第１図は側面から見た本発明のトラクタの一実施例を示す。

第２図は正面から見た第１図のトラクタを示す。

第３図は側面から見た本発明のトラクタの他の実施例を示す。

滑り操向装置（ステアリング）付トラクタは台車（ボギー）付フレーム１を有し 、フレーム１上には運転台２と動カニニットがある。動カニニットは車輪３、場 合によっては車輪４．に動力を供給する。動カニニットは好ましくはディーゼル エンジンで、２個の：Ａ整可能油圧ポンプ又は１個又は２個の発電機を駆動する 。油圧ポンプ又は発電機は動力をトラクタの油圧モータ又電気モータに伝達する 。モータは各車輪又は車輪グループを駆動するよう配置される。トラクタには、 各車輪３に要求される動力の程度に応じて各台車（ボギー）５又は各車輪３につ き１個のモータが設けられる。本発明のトラクタの特徴は、トラクタが片側部で 縦長台車５にけん垂支持された２つの従動車輪３と更に横軸６の各端部にけん垂 支持された各片側部くとも１個の車輪４を備えていることである。横軸６はその 中央部で別フレーム７に垂直方向に回動可能に支持される。別フレーム７はトラ クタの本来のフレーム１の一端部に剛に連結される。別フレーム７にはその自由 端部に農具、掘削具、トレーラ、荷積機等の各柾の作業機械を連結する締結器８ がある。

従って、滑り操向トラクタは、トラクタの回転する方向に応じて、トラクタの一 方の駆動車輪３が他方の車輪３と比較してより高速又は低速の回転速度で回転さ せられる。車の運転操縦はＴ型運転レバーで行う。

このレバーはトラクタの２つの油圧ポンプに作用してレバーが前方に動かされた 時は一方向に油圧を送り。

レバーが後方に動かされた時は逆方向に油圧を給送する。又その油圧流量はレバ ーのシフト量、により変化する。運転レバーをその縦軸の廻りに回転すると、異 なった流量の流体が油圧ポンプに、場合により逆方向に９発生する。油圧モータ の回転速度、即ち車輪３の回転速度がこの油圧流量に比例する。

トラクタの本来のフレーム１と別フレーム７との結合手段としては迅速結合型の ものが好ましい。フレーム１の前後両端部に同一の迅速結合手段９を設けること により、別フレーム７をトラクタの前側にも又後側にも連結できる。この構成に よれば、より高い安定性が要求されるトラクタ又は車両の重力効果を分散させて 分布させたいときに、安定化用の別フレーム７がトラクタの端部に連結できるの で、トラクタの利用度が著しく向上する。

車両の運搬能力を改善し、かつ車輪荷重を減少させるために、横軸６の両端部で 縦方向台車１４をけん垂することもできる。この場合にはトラクタは片側４つの 車輪３．４をもつことになる。

必要なら、横軸６の端部に直接又は間接的に取付けられる車輪４は駆動輪でも又 は非駆動輪でもよい。特に、車輪４が台車１４に支持されるときは、トラクタの 全車輪が駆動されることが望ましく、これにより悪路での車両の走行能力が向上 する。

トラクタのフレーム１と例えば縦長台車５の前端部間の各片側に油圧シリンダー ピストン装置ＩＯを設ければ１台車５を異なった角度位置で車両側部で調整可能 としかつロックすることができる。シリンダーピストン装置ｌＯが自由状態で結 合されれば、装置１０がスプリングとして作用する。これらシリンダーピストン 装置１０により、トラクタの安定性が向上しかつ運転性能が改浮できる。後方に 作業機械を連結したトラクタが作業現場で回転するときは１両側の油圧シリンダ ーピストン装置ｌＯがまず作動されて、２つの縦長台車５の前端部が」１方に持 ち上げられ、これにより各台車の後輪が同時に下方に押し下げられて、トラクタ の重量がこれらの後輪に集中する。従って、車両の回転操縦が行われる。このよ うに、異なった大きさの回転速度が逆方向に２つの車輪に与えられると、トラク タを実際的に一地点で回転させることが可能である。作業がトラクタに連結され た作業機械で行われる時には、シリンダーピストン装置ｌＯを用いて希望するＴ ＩＩｆｎ分布を得ることができる。トラクタが作業機械と連結される時は、異な った運転シリンダーピストン装置１０を使用してもよい。

車両の駆動性能を更に改善するために、トラクタフレーム１に対して垂直方向に 別フレーム７を゛回動させる関節状継ぎ手（ジヨイント＞　１２を別フレー弘７ に適宜設けても良い。この場合には、実質的に水・平なシリンダーピストン装置 １３が２つのフレーム１と７冊に結合され、いわゆる平行四辺形結合が得られる 。その自由位置で゛は、このシリンダーピストン装Ｗｇ１３はジヨイント１２の 揺動運動を妨げるバネとして作用するが、装置Ｍ１３を作動させれば、フレーム ７をフレーム゛１に対して異なった角度位置に固定することができる、。

トラクタを雪上機械又は泥炭採゛集機として１使用する場合には２両側で全車輪 ３と４を包囲する無報軌道ベルト１５をトラクタに設けることが好ましい、第２ 図で１点線は異なった寸法の車輪や無限軌道ベルトを設けた時の状態を示す。

トラクタの特別運転モードでは、トラクタ号は前方にも後方にも共に等しい高速 度で駆動できる。１二の場合トラクタの運転を容易ならしめるために、垂、Ｂ軸 の廻りに回転できる運転者用座席を設けることが望ましい。この座席には車両の 運転レバーも連結さ九る。このような構造にすると、運転者は座席を横方向にセ ットして前方も後方も見ることができるので、ａｒＪ＃作業等の場合に運転者の 作業をかなり容易なもの；にすることができる。

横軸６の形状は好ましくは逆Ｖ型のものがよい。横軸６はトラクタの縦方向にＶ 型頂点を貝通ずるシャフトにより別フレーム７に回動自在に取付けられる。

ＦＩＧ、２ １１表昭６２−５０１０６２　（４）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．駆動台（２）と駆動力を車両の車輪（３，４）に伝達する駆動ユニットを搭 載する台車付フレーム（１）を有する滑り操向装置付トラクタにおいて、トラク タが各側部に各縦方向台車（５）に支持された２つの従動車輪（３）と更に横軸 （６）の各端部で支持された各片側に少くとも１つの車輪（４）とを備え、上記 横軸はその略中央部でトラクタの本来のフレーム（１）の一端部に剛に連結され た別フレーム（７）に垂直方向に回動自在に支持され，かつ上記別フレーム（７ ）の自由端部に作業機械締結具（８）が設けられていることを特徴とする滑り操 向トラクタ。 ２．該別フレーム（７）が迅速結合手段（９）によりトラクタの本来のフレーム （１）のいずれか一方の端部に連結できることを特徴とする請求の範囲第１項の 滑り操向トラクタ。 ３．縦方向台車が上記横軸（６）の各端部に支持されていることを特徴とする請 求の範囲第２項の滑り操向トラクタ。 ４．直接的又は間接的に上記横軸（６）に取付けられた車輪（４）が非従動車輪 であることを特徴とする請求の範囲第２項又は３項の滑り操向トラクタ。 ５．直接的又は間接的に上記横軸（６）に収付けられた車輪（４）が従動車輪で あることを特徴とする請求の範囲第２項又は３項の滑り操向トラクタ。 ６．上記縦方向台車（５）が各側部で油圧シリンダーピストン装置（１０）によ り実質的に横方向軸のジャーナル（１１）の廻りに異なった角度位置に調整可能 であることを特徴とする請求の範囲第２項の滑り操向トラクタ。 ７．トラクタの本来のフレーム（１）に対して垂直方向に上記別フレーム（７） を揺動可能にする関節状ジョイント（１２）が別フレーム（７）に設けられ，実 質的に水平なシリンダーピストン装置（１３）が２つのフレーム（１と７）間に 連結されて上記揺動運動を減衰しかつロックする平行四辺形結合が形成されるこ とを特徴とする請求の範囲第６項の滑り操向トラクタ。 ８．トラクタには各側部で全車輪（３，４）を包囲する無限軌道ベルトが設けら れていることを特徴とする請求の範囲第１項から７項のいずれかの滑り操向トラ クタ。 ９．トラクタには各側部用の調整可能油圧ポンプから成る液圧駆動装置を備え， 上記ポンプが車輪（３，４）を駆動する油圧モータに駆動力を供給することを特 徴とする請求の範囲第１項から７項のいずれかの滑り操向トラクタ。