JPS6249621A - 熱処理方法 - Google Patents

熱処理方法

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JPS6249621A
JPS6249621A JP18854485A JP18854485A JPS6249621A JP S6249621 A JPS6249621 A JP S6249621A JP 18854485 A JP18854485 A JP 18854485A JP 18854485 A JP18854485 A JP 18854485A JP S6249621 A JPS6249621 A JP S6249621A
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heat
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Yoshinari Matsukata
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  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は熱処理方法に係り、特に化合物半導体を熱処
理する場合に材料の熱分解や熱的劣化を防止するに有効
な熱処理方法に関する。
〔従来技術とその問題点〕
半導体プロセスにはたくさんの熱処理工程がある。イオ
ン注入後の熱処理はその代表例である。
はとんどの材料は温度が高い程、その機械的性質は弱く
なるために熱処理工程ではていねいな材料に対する配慮
が必要となる。特に化合物半導体では熱処理工程で化学
量論的欠陥が生じ易い。こうしたプロセスで発生する化
学量論的欠陥は多くの場合、半導体の基本的性質である
キャリアの移動度や寿命度を著しく落とすために化学量
論的欠陥の発生を伴って作られた素子の性能は低いもの
となる。例えば、GaP結晶においてはこの化学量論的
欠陥がルミネッセンス特性を支配する重大な要因となっ
ていることはよく知られている。また、化学量論的欠陥
は作られた素子の信頼性を損なうものとも考えられてお
り、化合物半導体を熱処理する場合には化学量論的欠陥
の発生を防止することを配慮しなければならない。〜 また、集積回路素材として注目を集めているGaAsで
はイオン注入後の熱処理工程の安定度に問題が残ってい
ることはよく知られている。通常、イオン注入後の熱処
理では5in2やSi、N、等の絶縁膜を被覆して行な
われるが、絶縁膜そのものあるいは絶縁膜とGaAsの
界面構造を十分に制御することが難しく、表面にはしば
しば顕微鏡観察可能な欠陥が見られたり、GaA、s集
積回路の基本素子である電界効果トランジスタ(F E
 T : Field Effect Transis
tor)のしきい値電圧等の再現性が得られずまた同一
ウェーハ内での均一性も十分でない。こうした状況から
蒸気圧を制御したAs雰囲気の中でイオン注入後の熱処
理を行なう方法等が取られるが、表面の鏡面状態は比較
的保持できるもののしきい値等に関して先の再現性や均
一性に対する要求を必ずしも満足するものではない。こ
れらの主因は熱処理時に表面近くの化学量論的比の制御
が不十分なことを物語るものである。
〔発明の目的〕
本発明の目的は従来技術とその問題点で述べたように特
に化合物半導体を熱処理する場合に化学量論的欠陥の発
生を防止し、高性能で信頼性の高い素子を製作するに有
効な安定した熱処理方法を提供することにある。
〔発明の構成〕
本発明の熱処理方法は、被熱処理化合物半導体を入れた
第1の容器と、第1の容器とは別体の第2の容器とを結
合し、その結合部を、熱処理温度にて、前記被熱処理化
合物半導体の構成元素の少なくも一部を含む第1の溶液
と、その溶液の上に位置する被熱処理化合物半導体の構
成元素が実質的に透過できない第2の溶融液とで封じて
、熱処理することを特徴とする。
〔発明の作用と原理〕
ここでは化合物半導体の中で最も注目されているGaA
s材料を例に本発明の熱処理方法の作用と原理を説明す
る。GaAsは集積回路素材として注目され、熱処理工
程として一般的な代表例はイオン注入後の熱処理であろ
う。化合物半導体の熱処理工程では一般に該化合物半導
体と熱処理雰囲気とが熱力学的に非平衡であるがために
試料表面近くには化学量論的欠陥が発生する。熱力学的
に平衡条件下での熱処理を意図したものが従来技術とそ
の問題点で述べた蒸気圧を制御したAs雰囲気での熱処
理であるがあくまでもAs雰囲気は人為的に制御された
もので熱力学的平衡条件に限りなく近いとはいえないし
、またその制御も容易ではない。基本的には温度さえ定
めれば自動的に熱力学的平衡条件となることが理想であ
る。
この発明では第1図のような容器中で熱処理するもので
、限りなく熱力学的平衡に近い条件での熱処理を温度を
定めれば自動的につくることができる方法を示すもので
ある。第1図はこの発明の熱処理で用いられる円柱状容
器を断面構造で示すもので、第2の容器11および第1
の容器としての蓋容器12は炭素製であり、第2の容器
11に掘られた泥状の溝13にはGa131とG a 
A s 132が用意され、熱処理時にはAsで飽和し
たGa溶液14となるものである(第2図)。さらに溝
13にはB20315が入れられており、熱処理時には
このB20315も溶融し、比重差の関係でGa溶液1
4を覆ってGa溶液14の上に位置するものである。蓋
容器12には被熱処理GaAs基板16を設置するサセ
プタ一部17が作られている。いま、500℃以上のあ
る温度に上げられた状態にあり、第2の容器11に蓋容
器12が被さった状態の断面図は第2図のようになる。
溝13中のGa131には温度のみで決まる溶解度に見
合ったGaAs132が溶融し、Ga溶液14となり、
820315がその上を覆っている。蓋容器12が第2
の容器11に被さった状態では蓋容器12につけられた
テーパー状の嵌合部18が上記溶融状態の820315
に少なくともつきささった状態をつくるように設定され
ている。第2図の状態をつくることで容器11内部は外
部と遮断された構造となっている。容器と蓋容器との結
合部は、溶融したGa溶液14とB20315で密封さ
れた状態になる。容器内空間はAsの飽和溶液であるG
a溶液と容器11の溝13の内壁に作られたたくさんの
細孔19で接しているので熱平衡にある気相でみたされ
、当然のことながらこの気相はGaAs基板16とも熱
平衡になる。また、Ga溶液14は封入容器外の雰囲気
とはB20315で遮断されているため、Ga溶液から
のAsの気相への解離飛散もきわめて少ない。なお、B
2O3はGaAs結晶引き上げ時に溶液からのAsの気
相への解離飛散を防ぐための溶液表面封止用の溶融素材
として極めて有名な材料であり、B20315を通して
母材構成元素の解離飛散を極めて有効に阻止するもので
ある。すなわち、GaAs基板16を取り巻く封入容器
内部の気相は該GaAs基板16とは熱平衡にあり、か
つ、気相の組成は温度のみで自動的に定まるために表面
の化学量論的比も常に温度のみで決まり、安定した熱処
理ができる。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明の一実施例を詳細に説明する
。第3図を参照して本発明の実施例に使用される装置を
説明する。図に示すように、反応管20の底面には、炭
素製の有底円筒状容器11が載置されている。この容器
11は、内面がテーパー状に形成された円筒状外壁11
Aと、この外壁11Aと同心状に形成されかつ外壁11
Aより低くされた円筒状内←IIBを備えている。円筒
状内壁11Bには、周方向に沿って複数の細孔19が等
間隔に穿設され、この細孔19によって内壁11Bの内
側空間と、内壁11Bと外壁11Aとの間の空間とが連
通されている。
蓋容器12は、軸方向に移動自在の石英片封じ管22の
一端に連結された状態で反応管20内に収納される。蓋
容器12の底面側外周には、外面が容器11の外壁11
Aと同様にテーパー状にされた嵌合部18が形成されて
いる。嵌合部18に囲まれた円柱状部には、化合物半導
体ウェーハを収納する開放したサセプタ一部17が形成
されている。そして、反応管20の底面側外周には、熱
処理を行なうための高周波コイル21が配置されている
以下、GaAs材料のイオン注入後の熱処理を例にとっ
て、上記装置を使用した本発明の実施例について説明す
る。
実際に熱処理を行なうには、先ず第3図のように反応管
20中に容器11と蓋容器12を別々に配置した後、反
応管20中にH2ガス100mf/minの割合で流し
て十分に反応管20中をH2で置換する。
この後、高周波コイル21に電流を通じ、容器11を8
00℃に加熱する。この時蓋容器12はGaAs基板1
6の温度を100℃以下に保つべく 十分に容器11か
らはなしておく。容器11を800℃に加熱して30分
間保つことでGa溶液14が十分にAsで飽和される。
この後、高周波コイル21の電流を減少して容器11の
温度を800℃に下げる。その後、石英片封じ管22を
反応管外部より動かして速やかに蓋容器12を容器11
に被せる。この状態は第4図で示してあり、発明の作用
と原理で説明したようにGaAs基板16は温度のみで
決まる封入容器内熱平衡雰囲気に置かれるため、表面状
態は変化せず、化学量論的欠陥の発生もない安定した熱
処理を行なうことができる。なお、いうまでもないが、
この発明の熱処理方法はイオン注入後の熱処理のみなら
ず化合物半導体デバイスの殆ど全ての熱処理工程に有効
に適用できる。
以上説明したように本実施例によれば、GaASウェー
ハ内でのFETLきい値電圧の均一化を向上させること
ができる。
Ga溶液14に代わるものとしてはSn溶媒中にAsを
飽和したものでもよいことはGaAsの液相エピタキシ
ャル法がSn溶媒によってもなされることを考えるなら
当然であり、被熱処理母材化合物半導体とはよい熱平衡
系を形成しうるGa溶液14に飽和したAsのごとく少
なくも一種類の母材化合物構成元素を含む溶融液(第1
の溶融液と呼ぶ)であれば材料を限らない。また、B2
0315に代わるものとしてはCa F 2等があるこ
とはGaAs結晶引き上げ時に溶液からのAsの気相へ
の解離飛散を防ぐための溶液表面封止用の溶融素材を考
えれば当然であり、これも材料を限るものでなく、熱処
理条件下で820315のごとく溶融し、かつ前記溶融
液の上を覆い、しかも母材化合物構成元素の透過阻止能
がある溶融液(第2の溶融液と呼ぶ)であればよい。さ
らに、容器11や蓋容器12の構造は実施例で示したも
のに限らず、形状等は問わない。必要な要件は容器11
と蓋容器12の間に前記第1の溶融液、さらに熱処理条
件下で前記第1の溶融液の上を覆う前記第2の溶融液に
て封止できる構造を持てば良い。さらに容器11および
蓋容器12の材質は炭素の例を示したがBN等も採用で
き、本質的に材料を限定するものではない。また、以上
の記述からも明白であるが被熱処理母材化合物半導体の
種類を限定するものではなく、GaP、InPはいうに
およばずInGaAsP等の混晶群に対しても適用でき
る。
〔発明の効果〕
この発明の熱処理方法を適用することにより、化合物半
導体は表面状態も変化せず、化学量論的欠陥の発生もな
い安定した熱処理を行なうことができ、さらに加えて何
時、いかなる状況にあってもこの発明の方法を採用する
ことでほとんど作業者のノウハウといったものが必要の
ない再現性に優れたイオン注入後熱処理プロセスが行な
えるようになる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1および第2図はこの発明の作用原理を説明するため
の横断面図、 第3および第4図は本発明の実施例に使用される熱処理
装置の横断面図である。 11  ・・・・・・ 容器 12  ・・・・・・ 蓋容器 13・・・・・・溝 14  ・・・・・・ Ga溶液 15  ・・・・・・ B20゜ 16  ・・・・・・ GaAs基板 17  ・・・・・・ サセプタ一部 18  ・・・・・・ 嵌合部 19  ・・・・・・ 細孔 代理人 弁理士  岩 佐 義 幸 第1図 第2図 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被熱処理化合物半導体を入れた第1の容器と、第
    1の容器とは別体の第2の容器とを結合し、その結合部
    を、熱処理温度にて、前記被熱処理化合物半導体の構成
    元素の少なくも一部を含む第1の溶液と、その溶液の上
    に位置する被熱処理化合物半導体の構成元素が実質的に
    透過できない第2の溶融液とで封じて、熱処理すること
    を特徴とする化合物半導体の熱処理方法。
JP18854485A 1985-08-29 1985-08-29 熱処理方法 Expired - Lifetime JPH0654766B2 (ja)

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JPS6249621A true JPS6249621A (ja) 1987-03-04
JPH0654766B2 JPH0654766B2 (ja) 1994-07-20

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