JPS6249464B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6249464B2 JPS6249464B2 JP54070782A JP7078279A JPS6249464B2 JP S6249464 B2 JPS6249464 B2 JP S6249464B2 JP 54070782 A JP54070782 A JP 54070782A JP 7078279 A JP7078279 A JP 7078279A JP S6249464 B2 JPS6249464 B2 JP S6249464B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cbh
- cylinder block
- cbv
- cylinder
- carburetor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 15
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 15
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 10
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 3
- 238000004880 explosion Methods 0.000 description 3
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 239000006200 vaporizer Substances 0.000 description 2
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 1
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 description 1
- 229910001234 light alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/027—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle four
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B75/22—Multi-cylinder engines with cylinders in V, fan, or star arrangement
Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は自動二輪車、特に一対のシリンダブロ
ツクを車体フレームの前後方向にＶ字状に配置し
たＶ型多気筒内燃機関を車体フレームに支持した
形式の自動二輪車に関する。
ツクを車体フレームの前後方向にＶ字状に配置し
たＶ型多気筒内燃機関を車体フレームに支持した
形式の自動二輪車に関する。
上記形式の自動二輪車は、Ｖ字状に配置される
前後一対のシリンダブロツクを車体左右方向に嵩
張らせることなく車体空間にコンパクトに配置し
得る利点を有しているが、従来では、前、後部シ
リンダブロツクが鉛直線に対しその前後に略等角
度で傾斜しているので、前部シリンダブロツクを
それに走行風を直接当てて効率よく冷却し得る反
面、後部シリンダブロツクには、その前方に大き
く立ち塞がる前部シリンダブロツクのために走行
風を十分に当てることができず、その冷却性が悪
いという問題があり、また両シリンダブロツク間
に形成されるＶ字状空間にも走行風を十分には導
入し得ないため、そこに気化器を配備した場合に
はその冷却性も悪いという問題がある。
前後一対のシリンダブロツクを車体左右方向に嵩
張らせることなく車体空間にコンパクトに配置し
得る利点を有しているが、従来では、前、後部シ
リンダブロツクが鉛直線に対しその前後に略等角
度で傾斜しているので、前部シリンダブロツクを
それに走行風を直接当てて効率よく冷却し得る反
面、後部シリンダブロツクには、その前方に大き
く立ち塞がる前部シリンダブロツクのために走行
風を十分に当てることができず、その冷却性が悪
いという問題があり、また両シリンダブロツク間
に形成されるＶ字状空間にも走行風を十分には導
入し得ないため、そこに気化器を配備した場合に
はその冷却性も悪いという問題がある。
本発明は、前記形式の自動二輪車において、前
記利点を生かしつつ前記問題点をすべて解消し得
る自動二輪車を提供することを目的とする。
記利点を生かしつつ前記問題点をすべて解消し得
る自動二輪車を提供することを目的とする。
そしてかかる目的を達成するために本発明は、
一対のシリンダブロツクを車体フレームの前後方
向にＶ字状に配置したＶ型多気筒内燃機関を車体
フレームに支持した自動二輪車において、前記両
シリンダブロツク間に形成されるＶ字状空間にそ
の前方より走行風を直接導入し得るよう、前部シ
リンダブロツクを車体フレームの前方に向つて略
水平に、また後部シリンダブロツクを車体フレー
ムの上方に向つて略鉛直にそれぞれ延出させ、前
記Ｖ字状空間には、前記前部シリンダブロツクの
シリンダに燃料を供給するための下向き通風型気
化器と、前記後部シリンダブロツクのシリンダに
燃料を供給するための横向き通風型気化器とを集
合配置したことを特徴とする。
一対のシリンダブロツクを車体フレームの前後方
向にＶ字状に配置したＶ型多気筒内燃機関を車体
フレームに支持した自動二輪車において、前記両
シリンダブロツク間に形成されるＶ字状空間にそ
の前方より走行風を直接導入し得るよう、前部シ
リンダブロツクを車体フレームの前方に向つて略
水平に、また後部シリンダブロツクを車体フレー
ムの上方に向つて略鉛直にそれぞれ延出させ、前
記Ｖ字状空間には、前記前部シリンダブロツクの
シリンダに燃料を供給するための下向き通風型気
化器と、前記後部シリンダブロツクのシリンダに
燃料を供給するための横向き通風型気化器とを集
合配置したことを特徴とする。
以下、図面により本発明の実施例について説明
すると、自動二輪車は、前端にヘツドパイプ１を
設けた車体フレームＢと、前記ヘツドパイプ１に
操向軸２を介して支承されて前輪Wfを支持する
フロントフオークFfと、前記車体フレームＢ内
に収容支持されるパワーユニツトＰと、そのパワ
ーユニツトＰの後部に上下に揺動可能に枢支され
て後輪Wrを支持するリヤフオークRfとより構成
されている。
すると、自動二輪車は、前端にヘツドパイプ１を
設けた車体フレームＢと、前記ヘツドパイプ１に
操向軸２を介して支承されて前輪Wfを支持する
フロントフオークFfと、前記車体フレームＢ内
に収容支持されるパワーユニツトＰと、そのパワ
ーユニツトＰの後部に上下に揺動可能に枢支され
て後輪Wrを支持するリヤフオークRfとより構成
されている。
車体フロントフオークＢは、ヘツドパイプ１の
前端に固着して後方下向きに延びる薄板製カウリ
ング３とその後端に分離可能に連結されて後輪
Wrの上部を覆う断面チヤンネル形のシートステ
ー４とよりなり、そのカウリング３は中空筒状に
形成され、その前端面に空気導入口５が開口さ
れ、またその後端面に空気排出口６が開口され、
全体として流線形状をなしている。
前端に固着して後方下向きに延びる薄板製カウリ
ング３とその後端に分離可能に連結されて後輪
Wrの上部を覆う断面チヤンネル形のシートステ
ー４とよりなり、そのカウリング３は中空筒状に
形成され、その前端面に空気導入口５が開口さ
れ、またその後端面に空気排出口６が開口され、
全体として流線形状をなしている。
またカウリング３は軽合金、合成樹脂等の軽量
板材により一体に、または適宜に分割して構成さ
れる。
板材により一体に、または適宜に分割して構成さ
れる。
前記カウリング３の上部には燃料タンクＴが跨
架され、その後方へ延出する前記シートステー４
に操縦者が跨いで座乗するシートＳが取付られ
る。
架され、その後方へ延出する前記シートステー４
に操縦者が跨いで座乗するシートＳが取付られ
る。
フロントフオークFfはテレスコピツク型に構
成され、その上端には操向ハンドル７が装備され
る。
成され、その上端には操向ハンドル７が装備され
る。
前記パワーユニツトＰは、前記カウリング３内
に収容されてこれと一体に支持され、その出力軸
９はチエン伝導機構Chを介して後輪Wrに連動さ
れている。
に収容されてこれと一体に支持され、その出力軸
９はチエン伝導機構Chを介して後輪Wrに連動さ
れている。
前記リヤフオークRfは緩衝器１０を備えた懸
架機構Suを介して前記カウリング３の上部に懸
架されている。
架機構Suを介して前記カウリング３の上部に懸
架されている。
次に前記パワーユニツトＰの主体部を構成する
Ｖ型多気筒内燃機関Ｅの構成について以下に説明
すると、これはＶ型４気筒の４サイクル機関であ
つて、第１，３図に示すように全体として車体の
側面よりみてＶ字状をなす前、後部シリンダブロ
ツクCBh，CBvを有しており、前部シリンダブロ
ツクCBhは車体フレームＢの前方に向つて略水平
に延びており、そのシリンダ中心線L1―L1は水
平面に対して若干上方に傾斜している。また前記
後部シリンダブロツクCBvは車体フレームＢの上
方に向つて略鉛直に延びており、そのシリンダ中
心線L2―L2は鉛直面に対して若干後方に傾斜し
ている。そして、前、後部シリンダブロツク
CBh，CBv間には、前方より走行風を直接導入し
得るＶ字状の空間Ｃが形成される。
Ｖ型多気筒内燃機関Ｅの構成について以下に説明
すると、これはＶ型４気筒の４サイクル機関であ
つて、第１，３図に示すように全体として車体の
側面よりみてＶ字状をなす前、後部シリンダブロ
ツクCBh，CBvを有しており、前部シリンダブロ
ツクCBhは車体フレームＢの前方に向つて略水平
に延びており、そのシリンダ中心線L1―L1は水
平面に対して若干上方に傾斜している。また前記
後部シリンダブロツクCBvは車体フレームＢの上
方に向つて略鉛直に延びており、そのシリンダ中
心線L2―L2は鉛直面に対して若干後方に傾斜し
ている。そして、前、後部シリンダブロツク
CBh，CBv間には、前方より走行風を直接導入し
得るＶ字状の空間Ｃが形成される。
前記前、後部シリンダブロツクCBh，CBvは何
れも車体フレームＢの横方向に並列される２つの
シリンダ１２を備えており、それらはすべて同一
構造を有するものであつて、各々のシリンダ孔１
３は、横断面が小判型、即ち長円形をなしてお
り、そこに摺動自在に嵌合されるピストン１４も
また当然に横断面長円形に形成される。
れも車体フレームＢの横方向に並列される２つの
シリンダ１２を備えており、それらはすべて同一
構造を有するものであつて、各々のシリンダ孔１
３は、横断面が小判型、即ち長円形をなしてお
り、そこに摺動自在に嵌合されるピストン１４も
また当然に横断面長円形に形成される。
各ピストン１４は通常の多気筒内燃機関と同じ
くそれぞれコンロツド１５を介して１本のクラン
ク軸１６に連結されるが、この場合、前、後部シ
リンダブロツクCBh，CBvの各並列シリンダ１２
内の２つのピストン１４はそれぞれクランク軸１
６に互いに360゜のクランク位相角を以て連結さ
れており、それら２つのピストン１４はシリンダ
孔１３内を同調往復摺動する。
くそれぞれコンロツド１５を介して１本のクラン
ク軸１６に連結されるが、この場合、前、後部シ
リンダブロツクCBh，CBvの各並列シリンダ１２
内の２つのピストン１４はそれぞれクランク軸１
６に互いに360゜のクランク位相角を以て連結さ
れており、それら２つのピストン１４はシリンダ
孔１３内を同調往復摺動する。
第４図に明瞭に示すように各平面長円形状のシ
リンダ孔１３上方の燃焼室１７上壁には４個の吸
気弁口１８と、４個の排気弁口１９とが相対向し
て並設され、各吸気弁口１８には、そこを開閉す
る吸気弁２０が、また各排気弁口１９には、そこ
を開閉する排気弁２１がそれぞれ設けられる。
リンダ孔１３上方の燃焼室１７上壁には４個の吸
気弁口１８と、４個の排気弁口１９とが相対向し
て並設され、各吸気弁口１８には、そこを開閉す
る吸気弁２０が、また各排気弁口１９には、そこ
を開閉する排気弁２１がそれぞれ設けられる。
吸気弁２０および排気弁２１はそれぞれ動弁機
構Ｖを介して連動されており、それら動弁機構Ｖ
の作動により吸気弁口１８および排気弁口１９は
所定のタイミングを以て開閉される。
構Ｖを介して連動されており、それら動弁機構Ｖ
の作動により吸気弁口１８および排気弁口１９は
所定のタイミングを以て開閉される。
第１、３図に最も明瞭に示すように、前部シリ
ンダブロツクCBhと後部シリンダブロツクCBv間
のＶ字状空間Ｃ内には、下向き通風型気化器Cad
と横向き通風型気化器Cahが互いに相対向して配
設されており、下向き通風型気化器CadはＶ字状
空間Ｃの中間を通る中間線Ｎ―Ｎの前半部、即ち
前部シリンダブロツクCBh側に収められ、また横
向き通風型気化器CahはＶ字状空間Ｃの後半部、
即ち後部シリンダブロツクCBv側に収められる。
ンダブロツクCBhと後部シリンダブロツクCBv間
のＶ字状空間Ｃ内には、下向き通風型気化器Cad
と横向き通風型気化器Cahが互いに相対向して配
設されており、下向き通風型気化器CadはＶ字状
空間Ｃの中間を通る中間線Ｎ―Ｎの前半部、即ち
前部シリンダブロツクCBh側に収められ、また横
向き通風型気化器CahはＶ字状空間Ｃの後半部、
即ち後部シリンダブロツクCBv側に収められる。
下向き通風型気化器Cadの吸気通路２３は、前
部シリンダブロツクCBhの各シリンダ１２に連な
る吸気ポート２２に連通され、また横向き通風型
気化器Cahの吸気通路２４は、後部シリンダブロ
ツクCBvの各シリンダ１２に連なる吸気ポート２
２に連通される。
部シリンダブロツクCBhの各シリンダ１２に連な
る吸気ポート２２に連通され、また横向き通風型
気化器Cahの吸気通路２４は、後部シリンダブロ
ツクCBvの各シリンダ１２に連なる吸気ポート２
２に連通される。
第３図に示すように下向き通風型気化器Cadの
吸気通路２３は車体フレームＢの上方に向つて延
びており、また横向き通風型気化器Cahの吸気通
路２４に車体フレームＢの前方上向きに延びてお
り、それら吸気通路２３，２４は前記中間線Ｎ―
Ｎに対して略対称に配設され、それらの吸気口２
５，２６は、吸気の吸入が容易になるように前方
および上方が開放されたところまで延び、そこで
互いに近接されている。尚、本実施例ではエアク
リーナのないものが示されているが、前記吸気口
２５，２６にエアクリーナを取付けるものではそ
れらに共通なものを取付ることができる。また第
４図に明らかなように、前記吸気通路２３，２４
の縦軸線は車体フレームＢの横方向に互いに齟齬
されている。
吸気通路２３は車体フレームＢの上方に向つて延
びており、また横向き通風型気化器Cahの吸気通
路２４に車体フレームＢの前方上向きに延びてお
り、それら吸気通路２３，２４は前記中間線Ｎ―
Ｎに対して略対称に配設され、それらの吸気口２
５，２６は、吸気の吸入が容易になるように前方
および上方が開放されたところまで延び、そこで
互いに近接されている。尚、本実施例ではエアク
リーナのないものが示されているが、前記吸気口
２５，２６にエアクリーナを取付けるものではそ
れらに共通なものを取付ることができる。また第
４図に明らかなように、前記吸気通路２３，２４
の縦軸線は車体フレームＢの横方向に互いに齟齬
されている。
なお、図中３４，３５はそれぞれ前記気化器
Cad，Cahのそれぞれのフロツト室を示す。
Cad，Cahのそれぞれのフロツト室を示す。
前部シリンダブロツクCBhの互いに並列されて
360゜クランク角の爆発間隔を有する２つのシリ
ンダ１２に連通する排気ポート２７はそれぞれ排
気管２８に連通され、それらの排気管２８は互い
に集合されて１本の第１集合排気管２９に連通さ
れ、同じように後部シリンダブロツクCBvの互い
に並列されて360゜クランク角の爆発間隔を有す
る２つのシリンダ１２に連通する排気ポート２７
もまたそれぞれ排気管３０に連通され、それらの
排気管３０は互いに集合されて１本の第２集合排
気管３１に連通されている。
360゜クランク角の爆発間隔を有する２つのシリ
ンダ１２に連通する排気ポート２７はそれぞれ排
気管２８に連通され、それらの排気管２８は互い
に集合されて１本の第１集合排気管２９に連通さ
れ、同じように後部シリンダブロツクCBvの互い
に並列されて360゜クランク角の爆発間隔を有す
る２つのシリンダ１２に連通する排気ポート２７
もまたそれぞれ排気管３０に連通され、それらの
排気管３０は互いに集合されて１本の第２集合排
気管３１に連通されている。
前部シリンダブロツクCBhに連なる前記第１集
合排気管２９は車体フレームＢの底面に沿い、そ
の車体フレームＢを斜めに横切り、後輪Wrの右
側に沿つて後方に延びておりその後端に排気マフ
ラ３２が接続される。
合排気管２９は車体フレームＢの底面に沿い、そ
の車体フレームＢを斜めに横切り、後輪Wrの右
側に沿つて後方に延びておりその後端に排気マフ
ラ３２が接続される。
また後部シリンダブロツクCBvに連なる第２集
合排気管３１はパワーユニツトＰの上方を、その
パワーユニツトＰを横切るように前記第１集合排
気管２９と交叉し、前記シートステー４内を通つ
てその端部がそのシートステー４の左側より外部
に突出し、そこに排気マフラ３３が接続される。
合排気管３１はパワーユニツトＰの上方を、その
パワーユニツトＰを横切るように前記第１集合排
気管２９と交叉し、前記シートステー４内を通つ
てその端部がそのシートステー４の左側より外部
に突出し、そこに排気マフラ３３が接続される。
いま内燃機関Ｅを駆動すると、内燃機関Ｅが作
動され、その出力は出力軸９よりチエン伝導機構
Chを介して後輪Wrに伝達される。
動され、その出力は出力軸９よりチエン伝導機構
Chを介して後輪Wrに伝達される。
ところで内燃機関Ｅの駆動により、前、後部シ
リンダブロツクCBh，CBvにおける互いに並列さ
れる２つのシリンダ１２は、それぞれ360゜のク
ランク位相角の爆発間隔を以て作動される。そし
て前部シリンダブロツクCBhの各シリンダ１２に
は、下向き通風型気化器Cadの吸気通路２３を通
つて空気―燃料混合気が供給され、また後部シリ
ンダブロツクCBvの各シリンダ１２には横向き通
風型気化器Cahの吸気通路２４を通つて空気―燃
料混合気が供給される。この場合吸気通路２３，
２４はＶ字状空間Ｃの中間線Ｎ―Ｎに対して対称
的に配置され略同じ管長を有するので、前記前、
後部シリンダブロツクCBh，CBvの各シリンダ１
２にはそれぞれ吸気慣性、吸気抵抗等が同じ条件
の下で供給されることになり、各シリンダ１２へ
の吸気のバラツキがなくなり、機関の性能向上に
役立つ。
リンダブロツクCBh，CBvにおける互いに並列さ
れる２つのシリンダ１２は、それぞれ360゜のク
ランク位相角の爆発間隔を以て作動される。そし
て前部シリンダブロツクCBhの各シリンダ１２に
は、下向き通風型気化器Cadの吸気通路２３を通
つて空気―燃料混合気が供給され、また後部シリ
ンダブロツクCBvの各シリンダ１２には横向き通
風型気化器Cahの吸気通路２４を通つて空気―燃
料混合気が供給される。この場合吸気通路２３，
２４はＶ字状空間Ｃの中間線Ｎ―Ｎに対して対称
的に配置され略同じ管長を有するので、前記前、
後部シリンダブロツクCBh，CBvの各シリンダ１
２にはそれぞれ吸気慣性、吸気抵抗等が同じ条件
の下で供給されることになり、各シリンダ１２へ
の吸気のバラツキがなくなり、機関の性能向上に
役立つ。
以上のように本発明によれば、一対のシリンダ
ブロツクCBh，CBvを車体フレームＢの前後方向
にＶ字状に配置したＶ型多気筒内燃機関Ｅを車体
フレームＢに支持し自動二輪車において、前記両
シリンダブロツクCBh，CBv間に形成されるＶ字
状空間Ｃにその前方より走行風を直接導入し得る
よう、前部シリンダブロツクCBhを車体フレーム
Ｂの前方に向つて略水平に、また後部シリンダブ
ロツクCBvを車体フレームＢの上方に向つて略鉛
直にそれぞれ延出させ、前記Ｖ字状空間Ｃには、
前記前部シリンダブロツクCBhのシリンダに燃料
を供給するための下向き通風型気化器Cadと、前
記後部シリンダブロツクCBvのシリンダに燃料を
供給するための横向き通風型気化器Cahとを集合
配置したので、前記内燃機関Ｅに必然的に形成さ
れるＶ字状空間Ｃを有効に利用して前記２形態の
気化器Cad，Cahの集合配置が可能となり、嵩の
張るＶ型多気筒内燃機関Ｅの全体を可及的にコン
パクトに形成することができ、同機関Ｅを自動二
輪車の狭小な車体空間に配備する上で有利であ
る。
ブロツクCBh，CBvを車体フレームＢの前後方向
にＶ字状に配置したＶ型多気筒内燃機関Ｅを車体
フレームＢに支持し自動二輪車において、前記両
シリンダブロツクCBh，CBv間に形成されるＶ字
状空間Ｃにその前方より走行風を直接導入し得る
よう、前部シリンダブロツクCBhを車体フレーム
Ｂの前方に向つて略水平に、また後部シリンダブ
ロツクCBvを車体フレームＢの上方に向つて略鉛
直にそれぞれ延出させ、前記Ｖ字状空間Ｃには、
前記前部シリンダブロツクCBhのシリンダに燃料
を供給するための下向き通風型気化器Cadと、前
記後部シリンダブロツクCBvのシリンダに燃料を
供給するための横向き通風型気化器Cahとを集合
配置したので、前記内燃機関Ｅに必然的に形成さ
れるＶ字状空間Ｃを有効に利用して前記２形態の
気化器Cad，Cahの集合配置が可能となり、嵩の
張るＶ型多気筒内燃機関Ｅの全体を可及的にコン
パクトに形成することができ、同機関Ｅを自動二
輪車の狭小な車体空間に配備する上で有利であ
る。
また、Ｖ型内燃機関Ｅを車幅方向にコンパクト
化すべくそのＶ字状をなす一対のシリンダブロツ
クCBh，CBvを車体前後方向に配置したにも拘ら
ず、その前部シリンダブロツクCBhが後部シリン
ダブロツクCBvの前方へ大きく立ち塞がることは
ないから、前、後部シリンダブロツクCBh，CBv
にその前方より走行風をそれぞれ十分に当てるこ
とができて、それらブロツクをそれぞれ十分に冷
却することができる。しかもその両ブロツク
CBh，CBv間に形成されるＶ字状空間Ｃにもその
前方より走行風を、前記シリンダブロツクCBhに
邪魔されることなく十分に導入できるから、その
空間Ｃに収容される前記各気化器Cad，Cahに対
する冷却性能も良好である。
化すべくそのＶ字状をなす一対のシリンダブロツ
クCBh，CBvを車体前後方向に配置したにも拘ら
ず、その前部シリンダブロツクCBhが後部シリン
ダブロツクCBvの前方へ大きく立ち塞がることは
ないから、前、後部シリンダブロツクCBh，CBv
にその前方より走行風をそれぞれ十分に当てるこ
とができて、それらブロツクをそれぞれ十分に冷
却することができる。しかもその両ブロツク
CBh，CBv間に形成されるＶ字状空間Ｃにもその
前方より走行風を、前記シリンダブロツクCBhに
邪魔されることなく十分に導入できるから、その
空間Ｃに収容される前記各気化器Cad，Cahに対
する冷却性能も良好である。
尚、前記下向き、および横向き通風型気化器
Cad，Cahのそれぞれの吸気通路２３，２４を、
前記Ｖ字状空間Ｃの中間線Ｎに対して対称的に配
置すれば、従来のように複数個の気化器を同一傾
斜に配置しなくてもそれらの吸気通路の管長を略
等しく配置することができ、各シリンダには吸気
慣性や吸気抵抗等が等しい条件下で混合気が供給
され、機関性能の向上に役立つものである。
Cad，Cahのそれぞれの吸気通路２３，２４を、
前記Ｖ字状空間Ｃの中間線Ｎに対して対称的に配
置すれば、従来のように複数個の気化器を同一傾
斜に配置しなくてもそれらの吸気通路の管長を略
等しく配置することができ、各シリンダには吸気
慣性や吸気抵抗等が等しい条件下で混合気が供給
され、機関性能の向上に役立つものである。
第１図は本発明装置を備えた自動二輪車の側面
図、第２図はその一部破断平面図、第３図は本発
明装置を備えたＶ型多気筒内燃機関の要部の一部
破断側面図、第４図はその要部の一部破断平面図
である。 Ｂ……車体フレーム、Ｃ……空間、Cad，Cah
……下向きおよび横向き通風型気化器、CBh，
CBv……前、後部シリンダブロツク、Ｅ……内燃
機関、１２……シリンダ、２３，２４……吸気通
路。
図、第２図はその一部破断平面図、第３図は本発
明装置を備えたＶ型多気筒内燃機関の要部の一部
破断側面図、第４図はその要部の一部破断平面図
である。 Ｂ……車体フレーム、Ｃ……空間、Cad，Cah
……下向きおよび横向き通風型気化器、CBh，
CBv……前、後部シリンダブロツク、Ｅ……内燃
機関、１２……シリンダ、２３，２４……吸気通
路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 一対のシリンダブロツクCBh，CBvを車体フ
レームＢの前後方向にＶ字状に配置したＶ型多気
筒内燃機関Ｅを車体フレームＢに支持した自動二
輪車において、前記両シリンダブロツクCBh，
CBv間に形成されるＶ字状空間Ｃにその前方より
走行風を直接導入し得るよう、前部シリンダブロ
ツクCBhを車体フレームＢの前方に向つて略水平
に、また後部シリンダブロツクCBvを車体フレー
ムＢの上方に向つて略鉛直にそれぞれ延出させ、
前記Ｖ字状空間Ｃには、前記前部シリンダブロツ
クCBhのシリンダに燃料を供給するための下向き
通風型気化器Cadと、前記後部シリンダブロツク
CBvのシリンダに燃料を供給するための横向き通
風型気化器Cahとを集合配置してなる、自動二輪
車。 ２ 前記特許請求の範囲第１項記載の自動二輪車
において、前記Ｖ字状空間Ｃの、前記前部シリン
ダブロツクCBh側半部に下向き通風型気化器Cad
を、また前記後部シリンダブロツクCBv側半部に
横向き通風型気化器Cahをそれぞれ配置してな
る、自動二輪車。 ３ 前記特許請求の範囲第１項記載の自動二輪車
において、前記前部シリンダブロツクCBhを水平
線に対して上方に傾斜させ、また前記後部シリン
ダブロツクCBvを鉛直線に対して車体フレームＢ
の後方に傾斜させてなる、自動二輪車。 ４ 前記特許請求の範囲第１項記載の自動二輪車
において、前記下向き通風型気化器Cadの吸気通
路２３と横向き通風型気化器Cahの吸気通路２４
とを、前記Ｖ字状空間Ｃの中間を通る中間線Ｎに
対して対称的に配置してなる、自動二輪車。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7078279A JPS55161948A (en) | 1979-06-06 | 1979-06-06 | Carbureter for v-type multicylinder internal combustion engine |
| DE19803021180 DE3021180A1 (de) | 1979-06-06 | 1980-06-04 | Kraftrad mit mehrzylinder-brennkraftmaschine |
| FR8012520A FR2458446B1 (fr) | 1979-06-06 | 1980-06-05 | Motocyclette |
| GB8018479A GB2052412B (en) | 1979-06-06 | 1980-06-05 | Motorcycle |
| CA000353542A CA1140055A (en) | 1979-06-06 | 1980-06-06 | Motorcycle |
| US06/343,725 US4474144A (en) | 1979-06-06 | 1982-01-29 | Motorcycle engine |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7078279A JPS55161948A (en) | 1979-06-06 | 1979-06-06 | Carbureter for v-type multicylinder internal combustion engine |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55161948A JPS55161948A (en) | 1980-12-16 |
| JPS6249464B2 true JPS6249464B2 (ja) | 1987-10-20 |
Family
ID=13441429
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7078279A Granted JPS55161948A (en) | 1979-06-06 | 1979-06-06 | Carbureter for v-type multicylinder internal combustion engine |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS55161948A (ja) |
Families Citing this family (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4445466A (en) * | 1981-07-10 | 1984-05-01 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Carburetion system for V-type internal combustion engines |
| JPS5815269U (ja) * | 1981-07-17 | 1983-01-31 | 三洋電機株式会社 | 自動販売機の商品搬送装置 |
| JPS5825515A (ja) * | 1981-08-06 | 1983-02-15 | Yamaha Motor Co Ltd | 自動二輪車用エンジン |
| JPS5830461A (ja) * | 1981-08-19 | 1983-02-22 | Honda Motor Co Ltd | Ｖ型内燃機関用気化器装置 |
| JPS5830463A (ja) * | 1981-08-19 | 1983-02-22 | Honda Motor Co Ltd | Ｖ型内燃機関用気化器装置 |
| JPS5848977U (ja) * | 1981-09-29 | 1983-04-02 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車の気化器配列構造 |
| JPS58104353A (ja) * | 1981-12-16 | 1983-06-21 | Honda Motor Co Ltd | Ｖ型内燃機関用気化器装置 |
| JPS5985465A (ja) * | 1982-11-04 | 1984-05-17 | Honda Motor Co Ltd | 摺動絞り弁型気化器 |
| JPS5997907U (ja) * | 1982-12-20 | 1984-07-03 | 杉山 三男 | 原木搬出用シユ−トに於ける減速装置 |
| JPS6041559U (ja) * | 1983-08-31 | 1985-03-23 | 三國工業株式会社 | ピストン型気化器 |
| JPS6041558U (ja) * | 1983-08-31 | 1985-03-23 | 三國工業株式会社 | ピストン型気化器 |
| JPS6045849U (ja) * | 1983-09-07 | 1985-03-30 | スズキ株式会社 | Ｖ型エンジンの気化器 |
| JPH089356B2 (ja) * | 1986-12-03 | 1996-01-31 | ヤマハ発動機株式会社 | 自動二輪車の排気制御装置 |
| JPS62247163A (ja) * | 1987-04-03 | 1987-10-28 | Honda Motor Co Ltd | 摺動絞り弁型気化器 |
| JPH02169826A (ja) * | 1989-10-20 | 1990-06-29 | Yamaha Motor Co Ltd | 自動二輪車のｖ型２サイクルエンジン |
| JPH02291428A (ja) * | 1990-01-12 | 1990-12-03 | Honda Motor Co Ltd | 自動二輪車用２サイクルエンジン |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51146639A (en) * | 1975-06-02 | 1976-12-16 | Eichi Piikiyuizu Jiyun Uiriamu | Fuel supply system and carburetor*and method of vaporisation |
-
1979
- 1979-06-06 JP JP7078279A patent/JPS55161948A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51146639A (en) * | 1975-06-02 | 1976-12-16 | Eichi Piikiyuizu Jiyun Uiriamu | Fuel supply system and carburetor*and method of vaporisation |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55161948A (en) | 1980-12-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS6249464B2 (ja) | ||
| CA1140055A (en) | Motorcycle | |
| JP4550018B2 (ja) | 車両用内燃機関 | |
| US7156066B2 (en) | Air intake device for engine | |
| EP3428433B1 (en) | Internal combustion engine intake structure | |
| JPH01117920A (ja) | Ｖ型エンジンの吸気装置 | |
| JPS6330198B2 (ja) | ||
| JPH0377380B2 (ja) | ||
| JPH0323393B2 (ja) | ||
| JPH05179971A (ja) | ２サイクルエンジンのリード弁 | |
| JPH0375394B2 (ja) | ||
| JPH02216379A (ja) | 自動二輪車 | |
| JPH02216383A (ja) | 自動二輪車 | |
| JP2687406B2 (ja) | ４サイクルエンジン | |
| JPH0243887B2 (ja) | ||
| JPH0214968B2 (ja) | ||
| JP3010053B2 (ja) | Ｖ形２サイクルエンジン | |
| JP3117770B2 (ja) | リード弁付２サイクルエンジンの吸気通路構造 | |
| JPH09324650A (ja) | クランク室過給式ｖ型エンジン搭載ウォータビークル | |
| JPH0335153B2 (ja) | ||
| JPH06280583A (ja) | 自動二輪車用エンジンの吸気装置 | |
| JP3021157B2 (ja) | ２サイクルエンジン | |
| JPH03145520A (ja) | Ｖ型２サイクルエンジンを搭載した自動二輪車 | |
| JPH0437249B2 (ja) | ||
| JPH0619435Y2 (ja) | 鞍乗型車両における排気管構造 |