JPS624880A - 亜鉛めつきまたは合金化亜鉛めつき鋼板の表面処理方法 - Google Patents

亜鉛めつきまたは合金化亜鉛めつき鋼板の表面処理方法

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JPS624880A
JPS624880A JP14043685A JP14043685A JPS624880A JP S624880 A JPS624880 A JP S624880A JP 14043685 A JP14043685 A JP 14043685A JP 14043685 A JP14043685 A JP 14043685A JP S624880 A JPS624880 A JP S624880A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、裸耐食性、塗膜密着性および塗装後の耐食
性に優れた、亜鉛めっきまたは合金化亜鉛めっき鋼板の
表面処理方法に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
近時、ユーザーから、亜鉛めっき鋼板、合金化亜鉛めっ
き鋼板、アルミニウムー亜鉛めっき鋼板等の表面処理鋼
板に関し、裸耐食性、塗膜密着性および塗装後の耐食性
の向上が、下記のような理由から強く要求されている。
(a)  表面処理鋼板は、その用途によって一方の面
の塗装を省略する場合がある。
(b)  コストダウンのために、表面処理鋼板の表面
上に塗装する塗料のグレードを下げる場合がある。
(c)  表面処理鋼板の表面に施す化成処理を省略す
る場合がある。
上述した要求に応える方法として、例えば下記のような
表面処理鋼板の製造方法が知られている。
(1,1表面処理鋼板の表面上に、有機樹脂中にクロム
化合物を含有せしめた水溶液を塗布し次いで乾燥するこ
とにより皮膜を形成する方法(例えば特開昭59−20
0768号)。
(2)表面処理鋼板の表面上に、有機樹脂中にクロム化
合物を含有せしめた水溶液を塗布し次いで乾燥すること
により第1層の皮膜を形成し、次いで前記第1層の皮膜
の表面上に更に水溶性有機樹脂を塗布することにより第
2層の皮膜を形成する方法(例えば特公昭59−145
52号)。
(3)表面処理鋼板の表面上に、クロム化合物と無機酸
とからなる水溶液を塗布し次いで乾燥することにより第
1層の皮膜を形成し、次いで前記第1層の皮膜の表面上
に更に水溶性有機樹脂を塗布することにより第2層の皮
膜を形成する方法(例えば特開昭59−166678号
、特開昭59−162278号、特開昭59−1622
79号)。
(4)表面処理鋼板の表面上に、いわゆる反応型クロメ
ート処理により第1層のクロメート皮膜を形成し、次い
で前記第1層の皮膜の表面上にクロム化合物と水溶性メ
ラミン樹脂とを含む水溶液を塗布し次いで乾燥すること
により第2層の皮膜を形成する方法(例えば特開昭58
−153785号)。
上記f1)の方法で製造された表面処理鋼板は、塗膜密
着性および塗装後の耐食性に優れてはいるが、無塗装で
の裸耐食性に劣る問題を有している。即ち、上記(1)
の方法で形成された皮膜中には有機物が多いため、無塗
装の場合その官能基が水をよび、その結果皮膜中に水が
侵入して裸耐食性を劣化させる。
上記(2)および(3)の方法で製造された表面処理鋼
板は、無塗装での裸耐食性および塗膜密着性に優れてい
る。しかしながら、第1層の皮膜の表面上べ、第2層の
皮膜としての水溶性有機樹脂を塗布する際に、第1層の
皮膜の乾燥が不十分な場合は、その皮膜成分が、第2層
の皮膜としての水溶性有機樹脂中に溶出し、前記水溶性
有機樹脂をグル化して、第2層の皮膜性能を劣化させる
。このために、第1層の皮膜を乾燥させるだめのインダ
クションヒータや赤外線ヒータのような乾燥装置を設置
するか、または、第1層の皮膜の乾燥のために長時間を
要する問題がある。
更に、第1層の皮膜中のCr(VI)  が、時間の経
過と共に原板である表面処理鋼板のめつき成分と反応し
てCr(ト))の多い皮膜に変化する結果、第1層の皮
膜性能が劣化し、且つ、上記のような皮膜の構造変化の
ために、加工時に皮膜に凝集応力がかがシ、加工後の塗
膜密着性が劣化する問題がある。
また、時間の経過と共に、第2層の皮膜中の有機樹脂が
、第1層の皮膜中のCr(VI)  により酸化して変
質し、第2層の皮膜性能が劣化する問題がある0 上記(4)の方法は、第2層の皮膜が水溶性メラミン樹
脂を含む水溶液を塗布するものであるから、前記水溶液
の塗布後、130℃以上の温度での焼き付は工程を必要
とし、このような焼き付は工程を施さないと耐食効果が
得られない問題がある。
〔発明の目的〕
従って、この発明の目的は、上述のような問題点を解決
し、裸耐食性、塗膜密着性および塗装後の耐食性のすべ
てにおいて優れた亜鉛めっきまたは合金化亜鉛めっき鋼
板の表面処理方法を提供することにある。
本発明者等は、上述した目的を達成し得る亜鉛めっきま
たは合金化亜鉛めっき鋼板の表面処理方法を開発すべく
鋭意研究を重ねた。その結果、本発明者等は、亜鉛めっ
きまたは合金化亜鉛めっき鋼板の表面上に、第1層とし
て、Cr (VI )  化合物と燐酸とを主体とする
いわゆる反応型クロメート処理を施し、Cr換算で3〜
50〜/Rの量の皮膜を形成し、次いで、上記により形
成された第1層の皮膜の表面上に、第2層として、Cr
(VI)  化合物、Cr(1)  および燐酸を主と
する水溶液を塗布し次いで乾燥することにより、Cr換
算で20〜200〜/rr? の量の第2層の皮膜を形
成すれば、裸耐食性、塗膜密着性および塗装後の耐食性
に優れた表面処理鋼板が得られることを知見した。
〔発明の要旨〕
この発明は上記知見に基いてなされたものであって、亜
鉛めっきまたは合金化亜鉛めっき鋼板を、6価のクロム
がCrQ3  換算で10〜60y/l、3価のクロム
が6価のクロム100重量部に対して5〜30重1部、
燐酸が141 X exp (−11/CrO3)±1
0!/l、亜鉛イオンが6価のクロム100重量部に対
して10〜50重1部、ふっ素化合物が0.5〜7 y
alからなる処理液を使用してクロメート処理し、前記
めづき鋼板の表面上に第1層としてCr換算で3〜50
η/−の量の皮膜を形成せしめ、 次いで、上記により形成された第1層の皮膜の表面上に
、6価のクロムを主成分とし、3価のクロムが6価のク
ロム100重量部に対して20〜120重量部、燐酸が
6価のクロム100重量部に対して80〜200重量部
、亜鉛イオンが6価のクロム100重量部に対して5〜
20重量部、二酸化けい素が6価のクロム100重量部
に対して140〜400重・1部、ふっ素化合物がふっ
素換算で6価のクロム100重量部に対して10重量部
以下からなる処理液を塗布し次いで乾燥することにより
、前記第1層の皮膜の表面上に、Cr換算で20〜20
0■/Rの量の第2層の皮膜を形成せしめることに特徴
を有するものである。
〔発明の構成〕
この発明において、亜鉛めっきまたは合金化亜鉛めっき
鋼板の表面上に形成される第1層の皮膜は、反応型のク
ロメート皮膜であるから、前記めっき鋼板に対し、無塗
装での裸耐食性能を付与すると共に、形成された皮膜が
前記めっき鋼板のめつき成分と反応して生ずる前記皮膜
の経時的変化を最少限にとどめる作用を有している。そ
して、第1層の皮膜の表面上に形成される第2層の皮膜
は、裸耐食性を一段と向上させると共に、優れた塗膜密
着性および塗装後の耐食性を付与する作用を有している
次に、第1層の皮膜を形成させるための処理液について
説明する。
6価のクロムは、第1層の皮膜を構成する主たる成分で
あシ、前記めっき鋼板に裸耐食性を付与する作用を有し
ている。6価のクロムの含有量は、CrO3換算で10
〜60 yalの範囲内とすべきである。即ち、6価の
クロムの含有量がCr0a  換算で10y/1未満で
は所定量の皮膜を形成させることができず、一方、Cr
O3換算で601711を超えてもその作用に顕著な向
上が認められない。
燐酸は、前記めっき鋼板の表面上にクロム皮膜を付着さ
せるだめの主エツチング剤であるとともに、第1層の皮
膜と第2層の皮膜とを結合させ、皮膜全体の耐食性能を
向上させる作用を有している。燐酸の含有量は、l 4
1 X exp (−11/C!ro3)±Loy/l
を満足していなければならない。燐酸の含有量が上記式
で求められる値未満では、第2層の皮膜を結合させる作
用が得られず、一方、燐酸の含有量が上記式で求められ
る値を超えると、第1層の皮膜中に燐酸化合物として存
在する量が過剰になって、裸耐食性の劣化を招く。
ふっ素化合物は、めっき鋼板に対する均一なエツチング
作用を有している。ふっ素化合物の含有量は、0.5〜
7 fl/12の範囲内とすべきである。即ち、ふっ素
化合物の含有量が0.51’/1未満では上記作用に所
望の効果が得られず、7 yalを超えると皮膜、の形
成が阻害される問題が生ずる。
3価のクロムおよび亜鉛イオンは、6価のクロムがめつ
き層を形成する亜鉛と激しく反応して、処理液中に亜鉛
が溶出することを防止する緩衝作用を有している。3価
のクロムの含有量は、6価のクロム100重量部に対し
て5〜30重量部とすべきであり、亜鉛イオンの含有量
は、6価のりロム100重量部に対して10〜50重量
部とすべきである。即ち、6価のクロム100重量部に
対して3価のクロムの含有量が5重1部未満および亜鉛
イオンの含有量が10重1部未満では、上記作用に所望
の効果が得られず、一方、6価のクロム100重量部に
対して3価のクロムの含有量が30重量部を超えそして
亜鉛イオンの含有量が50重量部を超えると裸耐食性お
よび塗膜密着性が劣化する問題が生ずる。
第1層の皮膜形成のための処理液中には、上記のほかに
、反応助剤として、硫酸、硝酸その他の鉱酸を含有させ
てもよい。このような反応助剤の含有量は、燐酸100
重1部に対して10重量部以下とすべきである。即ち、
反応助剤の含有量が燐酸100重毒部に対して10重竜
部を超えると塗膜密着性が劣化する問題が生ずる。
上述した処理液によって、前記めっき鋼板の表面上に、
スプレーまた浸漬処理によって第1層の皮膜を形成させ
る。
上述した処理液によって前記めっき鋼板の表面上に形成
される第1層の皮膜の量は、Cr換算で3〜50η/−
とすべきである。即ち、第1層の皮膜の1が3 wUi
/rr?未満では裸耐食性が劣化し、一方、50■/イ
を超えてもその作用に顕著な向上が認められない。
このようにして、前記めっき鋼板の表面上に第1層の皮
膜を形成した後、その表面に付着している余剰の処理液
を、水洗またはロール絞シ、ガスワイピング等によって
除去し、次いで、第1層の皮膜の表面上に第2層の皮膜
を形成する。なお、上記水洗またはロール絞シ、ガスワ
イピング後、その表面を乾燥してもまたは乾燥しなくて
もよい。
次に、第2層の皮膜を形成させるための処理液について
説明する。
6価のクロムは、第2層の皮膜を構成する主たる成分で
あシ、第1層の皮膜と共に前記めっき鋼板に裸耐食性を
付与する作用を有している。しかしながら、通常6価の
クロムは可溶性のため、例えば3価のクロムの水溶物を
そのまま塗布乾燥しただけでは、次の水洗段階で、溶解
してしまう。従つて、これを不溶性にする必要があシ、
その方法として以下に述べるように、3価のクロムおよ
び燐酸の複合物を形成せしめる。
3価のクロムは、第2層中の6価のクロムが溶出するこ
とを防止する作用を有している。3価のクロムの含有量
は、第2層用の6価のクロム100重1部に対して20
〜120重量部とすべきである。即ち、6価のクロム1
00重量部に対して3価のクロムの含有量が20重量部
未満では上記作用に所望の効果が得られず、一方、6価
のクロム100重量部て対して3価のクロムの含有量が
120重量部を超えると、6価のクロムの含有量が相対
的に低下するため、裸耐食性の劣化を招く。
燐酸は、3価のクロムと結合して第2層の皮膜を難溶性
にすると共に塗膜密着性を向上させる作用を有している
。燐酸の含有量は、6価のクロム100重量部に対して
80〜200重量部とすべきである。即ち、6価のクロ
ム100重量部に対して燐酸の含有量が80重世部未満
では上記作用に所望の効果が得られず、一方、6価のク
ロム100重情4部に対して燐酸の含有量が200重量
部を超えると、第2層の皮膜中に燐酸化合物として存在
する竜が過剰になって、塗装後の耐食性の劣化を招く。
亜鉛イオンは、クロム酸イオン、重クロム酸イオンとの
間で塩を形成し、この塩によりバインダーとしての作用
を有している。亜鉛イオンの含有1は、第2層用の6価
のクロム100重量部に対して5〜20重量部とすべき
である。即ち、6価のクロム100重量部に対して亜鉛
イオンの含有量が5重量部未満では上記作用に所望の効
果が得られず、一方、6価のクロム100重量部に対し
て亜鉛イオンの含有量が20重量部を超えると塗膜密着
性を阻害する問題が生ずる。
二酸化けい素は、第2層の皮膜上に塗装された塗膜の剥
離を防止するためのスクラッチ作用を有している。二酸
化けい素の含有量は、第2層用の6価のクロム100重
量部に対して150〜400重量部とすべきである。即
ち、6価のクロム100重量部に対して二酸化けい素の
含有量が150重毒部未満では上記作用に所望の効果が
得られず、一方、6価のクロム100重量部に対して二
酸化けい素の含有量が400重量部を超えると塗膜密着
性を阻害する問題が生ずる。
ふっ素化合物は、めっき鋼板に対する均一なエツチング
作用を有している。ふっ素化合物の含有量は、ふっ素換
算で第2層用の6価のクロム100重量部に対し10重
重量以下とすべきである。ふっ素化合物の含有量が10
重量部を超えると塗装後の耐食性の劣化を招く。
第2層の皮膜形成のだめの処理液中には、上記のほかに
、反応助剤として、硫酸、硝酸その他の鉱酸を含有させ
てもよい。このような反応助剤の含有量は、第2層用の
6価のクロム100重量部に対して5重量部以下とすべ
きである。反応助剤の含有量が5重量部を超えると塗膜
密着性の劣化を招く。
上述した処理液を適宜水で希釈し、第1層の皮膜の表面
上にスプレーで吹き付け、または、前記処理液中に第1
層の皮膜が形成されためつき鋼板を浸漬す乙。次いで、
ロール絞9、ガスワイピング等によって余剰の処理液を
除去した後、乾燥することにより、第1層の皮膜上に第
2層の皮膜を形成する。
次に、第2層の皮膜量の限定理由について述べる。合金
化溶融亜鉛めっき鋼板の表面上に、前述した方法によっ
て、第1層としてCr換算で3.5゜15.30および
50η/W?の量の皮膜を形成し、次いで、第1層の皮
膜の表面上に、上述した方法によって、第2層としてC
r換算で5.20,50゜100.150および200
 ’I?f/−の量の皮膜を形成した。このようにして
、2層の皮膜が形成された試験片に対し、JIS Z 
2137に準拠した塩水噴霧試験を施し、白錆発生まで
の時間を調べた。
図面は、その試験結果を示すグラフである。
図面に示すように、第2層の皮膜がCr換算で20mg
/m2未満では、第1層の皮膜がCr換算で50〜/r
??であっても、白錆発生までの時間は200時間以下
であシ、裸耐食性に劣る。
従って、この発明においては、第2層の皮膜の号の下限
を、Cr換算で20η/rr?に限定した。一方、第2
層の皮膜の量が、Cr換算で200〜/rr?を超える
と、皮膜の凝集応力が大になるため、加工後の塗膜密着
性が劣化する。従って、第2層の皮膜の1は、20〜2
00 H7/rrlの範囲に限定すべきである。
〔発明の実施例〕
次に、この発明を実施例により説明する。第1層の皮膜
形成のための処理液として、第1表に示すように、本発
明の範囲内の組成のA−Fの6種類の処理液と、比較例
として本発明の範囲外の組成のGおよびHの2種類の処
理液とを調製した。
比較例GおよびHは、燐酸の儀が本発明の範囲を外れて
いる。
そして、第2層の皮膜形成のだめの処理液として、第2
表に示すように、本発明の範囲内の組成のa −dの4
種類の処理液と、比較例として本発明の範囲外の組成の
eの1種類の処理液とを調製した。比較例の処理液eは
、5i02  およびF−の量が本発明の範囲を外れて
いる。
各種めっき鋼板を、市販のアルカリ脱脂剤(日本・ε−
カライソング社製pc 364 S )を使用して脱脂
し次いで水洗した後、前述した第1表の組成の処理液を
使用して、スプレー法によ多処理し、次いでロール絞シ
により余剰の処理液を除去することによって第1層の皮
膜を形成した。次いで、第1層の皮膜の表面上に、前述
した第2表の組成の処理液を使用して、浸漬法によ多処
理し、次いでロール絞シにより余剰の処理液を除去した
後、熱風で乾燥することによって、第2層の皮膜を形成
した。
このようにして製造した本発明の供試体点1からA 1
8および比較用供試体屋19から屋22について、裸耐
食性、塗膜密着性および塗装後の耐食性を以下に述べる
性能試験によって評価した。
(1)裸耐食性 JIS Z 2137に基づく塩水噴霧試験を300時
間実施した後の白錆発生状態を次の基準で評価した。
◎ 白錆の発生なし ○ 極めて微量の白錆が発生した Δ 若干白錆が発生した × 多量の白錆が発生した (2)塗膜密着性 供試体の表面に、市販のエポキシメラミン系溶剤塗料を
30μmの厚さで塗装し、次いでl’40°Cの温度で
40分間焼き付けた。このようにして塗装された供試体
に対し、基盤目エリクセン試験(5m1B押出し)を行
ない、塗膜の剥離状態を次の基準で評価した。
◎ 剥離なし ○ 極めて微量の剥離が発生した △ 若干剥離が発生した × 多量の剥離が発生した (3)塗装後の耐食性 上記(2)により塗装された供試体に対しクロスカット
を施した後、JIS Z 2137に基づく塩水噴霧試
験を200時間施した。このようにして塩水噴霧試験が
施された供試体の塗膜の表面上に接着テープを貼シ次い
でこれを剥がし、クロスカット部における塗膜の剥離幅
を、次の基準で評価した。
◎ O〜0.5 m ○ 0.5〜1,5語 △  1.5〜2.Om X  2.01m超 第3表に上記試験結果を、第1層および第2層の皮膜量
(Cr換算)と共に示す。
第3表から明らかなように、本発明の実施例である供試
体屋1〜18は、裸耐食性、塗膜密着性および塗装後の
耐食性のすべてにおいて優れていたO これに対して、比較例である供試体Al 9は、裸耐食
性は良好であるが、第1層の皮膜の形成のための処理液
中における燐酸の量が本発明の範囲外のため、塗膜密着
性および塗装後の耐食性に劣り、供試体& 20および
21ば、第1層の皮膜の形成のための処理液中における
燐酸の量が本発明の範囲外であり、第2層の皮膜の形成
のための処理液中における硫酸量も多いため、裸耐食性
、塗膜密着性および塗装後の耐食性のすべてにおいて劣
り、そして、供試体115.22は、供試体Al 9と
同様の理由で、裸耐食性は良好であるが、塗膜密着性お
よび塗装後の耐食性に劣っていた。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、この発明によれば、無塗装での裸
耐食性、塗膜密着性および塗装後の耐食性のすべてにお
いて優れた亜鉛めっきまたは合金化亜鉛めっき鋼板が得
られる工業上優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
図面は、第1層および第2層の皮膜のCr付着量と、塩
水噴霧試験における白錆発生までの時間との関係を示す
グラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 亜鉛めつきまたは合金化亜鉛めつき鋼板を、6価のクロ
    ムがCrO_3換算で10〜60g/l、3価のクロム
    が6価のクロム100重量部に対して5〜30重量部、
    燐酸が141×exp(−11/CrO_3)±10g
    /l、亜鉛イオンが6価のクロム100重量部に対して
    10〜50重量部、ふつ素化合物が0.5〜7g/lか
    らなる処理液によつてクロメート処理し、前記めつき鋼
    板の表面上に第1層としてCr換算で3〜50mg/m
    ^2の量の皮膜を形成せしめ、次いで、上記により形成
    された第1層の皮膜の表面上に、6価のクロムを主成分
    とし、3価のクロムが6価のクロム100重量部に対し
    て20〜120重量部、燐酸が6価のクロム100重量
    部に対して80〜200重量部、亜鉛イオンが6価のク
    ロム100重量部に対して5〜20重量部、二酸化けい
    素が6価のクロム100重量部に対して140〜400
    重量部、ふつ素化合物がふつ素換算で6価のクロム10
    0重量部に対して10重量部以下からなる処理液を塗布
    し次いで乾燥することにより、前記第1層の皮膜の表面
    上に、Cr換算で20〜200mg/m^2の量の第2
    層の皮膜を形成せしめることを特徴とする、亜鉛めつき
    または合金化亜鉛めつき鋼板の表面処理方法。
JP14043685A 1985-06-28 1985-06-28 亜鉛めつきまたは合金化亜鉛めつき鋼板の表面処理方法 Granted JPS624880A (ja)

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