JPS6247554B2 - - Google Patents

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JPS6247554B2
JPS6247554B2 JP54033097A JP3309779A JPS6247554B2 JP S6247554 B2 JPS6247554 B2 JP S6247554B2 JP 54033097 A JP54033097 A JP 54033097A JP 3309779 A JP3309779 A JP 3309779A JP S6247554 B2 JPS6247554 B2 JP S6247554B2
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JP
Japan
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cloth
folding
pocket
sewing
section
Prior art date
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Application number
JP54033097A
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English (en)
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JPS55125893A (en
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Juji Matsunaga
Hisataka Sugyama
Juhei Yamakawa
Kunio Takezawa
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Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS55125893A publication Critical patent/JPS55125893A/ja
Publication of JPS6247554B2 publication Critical patent/JPS6247554B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はジーンズ、ワイシヤツ、ブラウス等の
衣料の身頃布にポケツトを縫い付けるための自動
機に関するものである。
上記衣料には胸ポケツト、両脇ポケツトあるい
はズボンの尻ポケツト等があつてこれらは外周縁
を適当な折り代を以て折り込まれたポケツト布
を、その折り代を内側にして、身頃布の所定の位
置に対し、そのたて方向の2カ所の縁と底縁とを
縫い付けられることにより形成されその基本的な
工程は予め裁断して上縁のみ折り込んである身
頃布にポケツト布をあて両者のガラが合う様に相
互の位置を調整しつつ上記身頃布とポケツト布
とを縁を折り込んで縫い合わせることから成る。
ポケツトの寸法と形態は機能上あるいはフアツシ
ヨン性の観点から多岐に渡つており縫い付け方も
ジーンズ用は通常2列縫いであるが、ワイシヤ
ツ、ブラウス等の場合は1列縫いが普通である。
このポケツト形態と縫い方の多様性がこの種の作
業の自動化を困難なものにしている。一方手動に
よるポケツトの縫い付けはポケツト外縁から縫い
目までの縫い代が1ないし1.5mm程度で極めて短
かいこと、またポケツト材料布の外縁を予め別工
程で折つておくかまたは縫い付け時に手で折り込
みつつ縫う必要があり縫製能率が劣ること、また
熟練作業者を要す等の問題があり自動化の意義が
ある。
従来のこのための自動機はポケツト縁に沿う縫
目パターンの形成は形態と重量の大きい機械的な
カムによるものであり取扱うポケツト形状の変更
に伴う縫目パターンの変換と、更には1列縫いか
ら2列縫いへの変換に際してはその都度カムを交
換する必要があり、労力、時間と費用を費し、現
実には取扱うパターンの種類と交換頻度は要望に
反してごく少数に限られている。かかる観点から
本発明の目的は縫いパターンの変換が容易で縫製
能率の良い安価なポケツト自動縫付機の提供にあ
る。
本発明による装置は材料布セツト部縁折り
込み部縫製部製品取り出し部を主要構成要素
とし、その他駆動装置制御装置テーブルお
よびフレームを含み材料布は上記4つの主要構成
装置を順に経過し製品となる。
上記縫製部はミシンヘツド、布の移動装置およ
び駆動部とから構成され、布は所望のポケツト形
状及び縫目形状に応じて予め定められた動きをす
ることによりミシンヘツドに対し相対的に位置を
変えて縫製される。この場合ミシンヘツドの縫針
と布を移動させる移動装置は駆動部により駆動さ
れるが、その作動は制御装置によりコントロール
される。制御方式は特願昭52−43803に述べてあ
る方法により返し縫いを含む縫製形状、縫目のピ
ツチ長さ、ミシンヘツドの駆動速度に関するデー
タはすべて予め定められた数値に従つて制御装置
に挿入されるPROM記憶素子にインプツトされて
いる。この記憶素子中のデータによりミシンヘツ
ドと布は希望通りの動きをして縫製される。制御
装置にはプログラムカセツト挿入口があつて
PROM記憶素子を含むプログラムカセツトを差し
変えることによつてどのような形のポケツトにも
対応できる。記憶素子中へのデータは特開昭52−
120054、同54−4649等に於て述べた簡便なプログ
ラム装置により自由にインプツト、消去および書
き替えが可能である。従つて本発明の最大の特徴
の1つはいかなる形状のポケツトに対しても縫製
部の布の動きについては布保持具の他は何ら機械
部品を交換する必要がなく返し縫いの形状を含み
即座に対応できることにある。これに伴ない本発
明にては他の構成要素の構造についてもポケツト
形状変更に対する隔通性を増し交換部品の数を少
なくし交換部品費ならびに交換時間の低減が可能
であることも特徴の1つである。本発明の他の特
徴は既述主要構成要素をして夫々の布に対する作
動が時間的に極力オーバーラツプするように配置
せしめて単位時間当りの縫製処理枚数を高めたこ
とである。具体的には上面のほゞ平坦な共通な水
平台上に材料布セツト部、縁折り込み部、縫製部
および縫製品取り出し部を夫々接近して、且つ縁
折り込み部を該台上のほゞ中央部にまた縁折り込
み部の片側の台上とそれに対して反対側の台上に
夫々材料布セツト部と縫製部とを載置し、且つ縫
製部の手前の操作側の該台の前側面部に縫製品取
出し部を配置せしめた4ステージ構成を採用した
ことである。
添付第1,2,3図に本発明の全般に関する実
施態様を示す。第1図は装置を俯瞰した全体平面
図、第2図は同装置の操作側より見た正面図(第
1図のZ矢視図)、第3図は同装置の右側面図
(第2図のY矢視図)である。共通な台6上に材
料布セツト部1、縁折り込み部2、縫製部3を、
また台6の操作側前側面部に縫製品取り出し部4
を設置する。台6の右側の内部の制御装置5によ
り本装置の作動をコントロールする。操作者は操
作箱7により操作をおこなう。8は移動ならびに
高さ調整用脚部である。10は材料布セツト部1
を構成する折り型板搬送部で第4および5図にこ
の詳細を示し、夫々第1図のA−AならびにB−
B矢視を水平面を水平に転回して表わしたもので
ある。
第1,2,3ならびに4図にて操作者は材料布
セツト部1の手前側の共通な台6の前面に位置し
台6に設置されている身頃布載置棒9上に一定数
分まとめて重ね合わせられて引掛けて載置せしめ
られて予め適当な寸法に裁断されている身頃布の
最も上層部にある1枚の身頃布を取り上げ台6上
の上記折り型板搬送部10の手前側の予め定めら
れた位置に広げて載置した後操作箱7の盤面上の
スイツチを操作して折り型板搬送部10の2本の
フオーク状身頃把持具11ならびに折り型板12
を一括して既に台6上に広げて位置決め載置せし
められている身頃布の上側を適当な間隙を以つて
離間した状態で、第1図の“イ”位置まで移動せ
しめると自動的にフオーク状身頃把持具11なら
びに折り型板12が下降し身頃布に対し接触し適
当な圧力を以つて押圧される。しかる後別に予め
折り代を含む定められた寸法に裁断され上側縁を
既に折られているポケツ布を別な載置部(図示し
ない)より取り上げるかまたは裁断されたままの
ポケツト材料布を載置部から取り上げた後定めら
れた寸法の折り代を以つて上側縁を折つて折り型
板12の上側に設定し第1および5図のクランプ
13により固定する。縫製品の商品価値を高める
ため布に模様がある場合には身頃布の模様に対し
ポケツト布の模様が合致するようポケツト部を若
干上下および左右に移動し位置を調整する。しか
る後第1、および3図に示す如く台6の前面下方
に設置されたひざスイツチ14を操作すると身頃
布とポケツト布とは一体のまま相対位置を変える
ことなく折り型板搬送部10によつて台6の上水
平面を摺動し第1図に示す縁折り込み部2の直下
の点“ロ”にまで移動した後ポケツト布は縁折り
込み部2により、折り型板12の外形を基準にし
た形状でしかも身頃布に対し相対位置を変えるこ
となくそのたて方向2ケ所ならびに底縁を折り込
まれる。
第1,2および3図に於て15は縁の折り込み
操作を終了したポケツト布と身頃布とを台6の上
水平面上に対し上方から加圧し押圧して一体で摺
動させるための布保持具であつて台6の上水平面
に対し接近または離間せしめることが可能に配設
されている。16は布保持具15をX軸方向に移
動せしめるためのガイドレールであり17および
18はこのガイドレール16はY軸方向に移動さ
せる結果として布保持具15をY軸方向に移動せ
しめるためのガイド装置であり、布保持具15と
ガイドレール16は図示しないが台6の内部に配
設されたパルスモータを使用した駆動装置により
駆動せしめられる。布保持具15には縫製部3の
ミシンヘツド19の上下に揺動する縫針の通過す
るポケツト縫製形状に対応した溝20が加工され
ている。縁折り込み部2によりポケツト布の縁折
り込み操作が終了すると既述の布保持具15は台
6の上水平面に対して離間した状態でミシンヘツ
ド19の近傍から縁折り込み部直下の点“ロ”に
まで移動し移動終了と共に下降しポケツト布と身
頃布とを上方から押圧した状態でこれら布群をミ
シンヘツド19の縫針部に移送し、所定の縫形状
に従つて予めプログラムされた動きを布群に与え
ると共にミシンの縫針は上下動し布群を縫い合わ
せて一体とする。縫製が終了すると布保持具15
は手前側に後退し上昇し布群の台6に対する押圧
状態を解除すると製品取り出し部4が作動を開始
し最終的には縫製品は布積載レバー21上にたい
積される。一方既述の如く縁折り込み部2でのポ
ケツト布に対する縁折り込み操作が終了すると縁
折り込み部2の点“ロ”部にある折り型板搬送部
10の折り型板12ならびにフオーク状身頃布保
持具11は上昇し布群に対する押圧を解除し、布
保持具15による布群の縫製部3への移送に伴い
台6上面を反操作側の点“ハ”に向けて移動した
後右方に向つて点“ニ”まで移動する。
以上が供給された布群に対する装置の構成要素
による作動の態様であるが、これら各作動のシー
ケンスおよび縫製における縫針と布の相対的な動
きはすべて第3図に示す制御装置5によりコント
ロールさら、シーケンスのタイミングは制御装置
5のマイコンに対するソフトウエアの変更によ
り、変化させることが可能である。特に縫製に関
する動きのプログラムは制御装置のプログラムカ
セツト22に含まれる記憶素子に与えられカセツ
ト22の差し替えにより縫製仕様は簡単に変更が
可能である。以上が本発明による実施態様である
が、図示した配置の他、これを左右対称に反転し
ても効果は同じである。既述の如く本発明による
装置構成の特徴の1つは4つの主要構成要素すな
わち材料布セツト部、縁折り込み部、縫製部およ
び製品取り出し部を接近して別個に設けたことに
ある。
単位時間当りの縫製処理数を上昇させ能率化を
計るには各構成要素の作動速度を上昇させること
が重要であるが、これには限度があり、そのため
実行される布に対する動作内容を時間的に重ね合
わせることにより同時に複数の処理を実行させる
ことが効果が大きい。これに反し例えば材料布セ
ツト工程と縫折り込み工程とを、あるいは材料布
セツト工程、縁折り込み工程および縫製工程とを
兼ね備えた要素から全体が構成されるように配設
した場合には縁折り込み工程中あるいは1組の布
群が供給から縫製と取出しが終了する迄の1サイ
クルの諸工程が完結する迄は次に操作を受ける新
たな布群を供給およびセツトすることが不可能で
あつて布の供給とセツトに際する操作性が問題が
あるだけでなく縫製能率向上に対する重大な支障
となる。一方本発明にては縁折り込み部に先立
ち、この側方に材料布セツト部を、これを反対側
の側方に縫製部とを夫々接近させて配接せしめた
ことにより、縁折り込み部において未だ布群が存
在して縁折り込み中でありしかもたて方向に長い
身頃布が存在して縁折り込み部手前側の台上面の
スペースを占拠しても無関係に次の処理を受ける
新たな身頃布の供給とセツトとを可能とし次いで
適当なタイミングを以つてその身頃布の上側に折
り型板が出現してポケツト布を供給し、且つ特に
ジーンズ用2列縫い等の場合縫製部に於て先行す
る布群が縫製操作を受けている際に予め次の製品
となる布群の縁折り込み処理の実施を可能とし
た。
第23図に本発明による自動縫付機での、経過
時間と各作業工程との関係のダイヤフラムの例
を、また第24図には上試験機と異なる配置例え
ば縁折り込み部の手前側に材料布セツト部が設置
され、縁折り込み作業中はたて方向に長い身頃布
が台手前側のスペースを占め布群が縫製部に向つ
て搬送されてはじめて次の新たな布群がセツト可
能となる場合の経過時間と作業工程との関係のダ
イヤグラムを示す。双方の比較により本発明によ
る配置により1作業サイクルの長さが短縮され従
つて縫製能率がよいことがわかる。両者の比較テ
ストの結果第24図の装置配置の場合の1作業サ
イクルはワイシヤツの胸ポケツトの縫製の場合17
〜20秒で、一方本発明による装置配置によれば1
作業サイクルは12〜15秒にすることが可能であ
る。
次に本発明による各構成要素の実施態様の例を
述べる。第1,3,4および5図において折り型
搬送部10は台6の反操作側の内部に水平に固定
され作動軸の先端が第5図に示す下ブラケツト2
8の片側端面に固定されている(図示しない)エ
ヤーシリンダ23の作動により、台6に固定され
た2本のガイド軸24に沿つて左右に摺動せしめ
られる。第5図に示すように該ガイド軸24は該
下ブラケツト28に対し貫通し相互に摺動可能で
ある。
25および26は該ガイド軸24を止ネジ27
により支持するためのブラケツトで夫々台6に固
定せしめられている。一方第1,4および5図に
おいて操作側からみて左右方向に伸びる一部L型
断面を有するホルダ29の両端部の水平面部には
夫々各1個のアームホルダ30(第4図斜線部)
が対象とする身頃布の幅に応じて相互の間隔が調
整可能にねじ止めされ、且つ該アームホルダ30
には夫々フオーク状身頃把持具11が第4図に於
ける点“ホ”を中心に旋回可能に取付けられ、一
方一端を該フオーク状身頃把持具11の点“ヘ”
と反対側の一端を該アームホルダ30の点“ト”
に固定されたエヤーシリンダ31の作動によつて
旋回往復運動を行なう。該身頃把持具11の各先
端部下面には押圧板32が該身頃把持具11本体
に対し平行して接近もしくは離間するように摺動
可能に取りつけられ圧縮スプリング33により離
間する方向の力が付与されている。また該ホルダ
29の中央部には、第5図に示すように折り型板
12(斜線部)がねじ34により固定され対象と
するポケツトの形状が変更される場合には異なつ
た形状を有するものと交換される。該折り型板1
2の上面にはクランプ13がねじ35によつて固
定されて折り型板12の上面に供給されるポケツ
ト材料布を保持する。第4および5図の上ブラケ
ツト36の左右の中心部には別なエアーシリンダ
37が固定されその左右には2本のガイド軸38
が該上ブラケツト36に対し摺動可能に取り付け
られた該エアーシリンダ37の作動軸の先端およ
び該ガイド軸38の先端部は共に該ホルダ29の
垂直端面部に固定されているため該エアーシリン
ダ37の作動により該身頃把持具11を該折り型
板12とは第1図において操作側に対し接近もし
くは離間する。また42は該ガイド軸38端部に
設けられたストツパーならびに軸端保持具であ
る。第4および5図に示すように該下ブラケツト
28の中央部下面には別なエアーシリンダー39
が垂直に固定されその作動軸の上端は該上ブラケ
ツト36の下面の突起部に連結されている。40
は下端を夫々該下ブラケツト28に固定されて垂
直方向に設置された4本のガイド棒であり上端は
該上ブラケツト36を貫通し摺動可能になつてい
るため該エアーシリンダ39の作動によつて該上
ブラケツト36は該下ブラケツト28に対し上下
に接近もしくは離間する。41は該ガイド棒40
に取り付けられた該上ブラケツト36の上昇に対
するストツパである。かかる構造の採用により先
ず身頃布を台6上に広げた後、既述の如く操作者
が操作箱7を操作することにより2本のフオーク
状身頃把持具11の操作側の先端がエヤーシリン
ダ31により旋回上昇せしめられた状態で且つエ
アーシリンダ39の作動軸が突出せしめられた上
ブラケツト36、フオーク状身頃把持具11、折
り型板12が上昇し台6上に位置せしめられた身
頃布から離間している状態に於てエアーシリンダ
37の作動軸を突出せしめ、これらを該身頃布の
上側に位置せしめた後エアーシリンダ39の作動
軸を下方に移動せしめて上ブラケツト36を下降
せしめまたエアーシリンダ31を作動させフオー
ク状布把持具11の先端を下降せしめることによ
りフオーク状布把持具11の先端部の押圧板32
の下面が身頃布を台6の上面に対し押圧し且つ折
り型板12の下面が身頃布の上面に接近する。し
かる後折り型板12の上面にポケツト布を置き身
頃布との模様を合わせるように位置を若干調整の
後クランプ13により固定し、次いで第2図のひ
ざスイツチ14を操作することによりエアーシリ
ンダ23が作動しフオーク状身頃把持具11が身
頃布を上方から台6の上面に対し押圧した状態で
第1図の点“ロ”にまで移動させ後述する方法に
てポケツト布を該折り型板12の外形に沿つて折
り込み、次いで折り込み終了と該フオーク状身頃
布把持具の先端をエアーシリンダ31の作動によ
り上昇せしめ次いでエアーシリンダ37を作動せ
しめて該折り型板12を反操作側に移動せしめる
と共にエアーシリンダ39を作動させフオーク状
身頃布把持具11と折り型板12とを上昇せしめ
次いでエアーシリンダ23を作動させ第1図の点
“ニ”に迄復帰させ停止させる。既述した如くこ
れらの作動により布群が第1図に示す点“イ”か
ら点“ロ”にまで移動した後は直ちに次の新しい
身頃布を取り上げ台6上に広げ操作箱の操作によ
り再び同サイクルを操り返す。上述した各機械要
素の動きのシーケンスは制御装置5によつてコン
トロールされ操作者は単に身頃布の供給位置決め
後に於てフオーク状身頃布保持具11と折り型1
2とを操作側に移動せしめるための操作箱7の押
ボタン操作と、ポケツト布をクランプした後第1
図の点“イ”より点“ロ”に向つて布群を移動さ
せるためのひざスイツチ14とを操作するのみで
よい。
第12図に第1,2および3図に於て述べた縁
折り込み部2の前側面図第13図に同部の右側面
図、16図に上方から俯瞰した平面図(第12図
のX矢視)、第14図は第13図のC−C断面
図、第15図は第12図のD−D断面図、第17
図は第12図のE−E断面図、第18図は第12
図のF−F断面、第19図は第12図のF−F断
面の変形、第20図は第12図のF−F断面図の
更に異なつた図、第21図は12図のG−G断面
の変形を夫々示す。縁折り込み部は大別してフレ
ーム43と折り込み操作部44とから構成され、
該折り込み操作部は該フレーム43により既述の
台6に固定され、台6の上平面に対し接近もしく
は離間する様上下に往復動を行い、離間した際に
既述材料布セツト部より移送されてくる身頃布、
折り型板、および上縁のみを折り込まれ、たて方
向と底縁の折り込み代を含む寸法に裁断されたポ
ケツト布とがその下部に位置した後下降し接触し
て折り型板の外形に沿つて、たて方向部と底部を
折り込み、折り込み終了と共に上昇する動作を繰
返す。第12,13,16および17図に於て4
3はフレームで図示しない他端部にて台6に固定
され台6の上平面に平行で離間して伸びるアーム
部を有してこの先端部に折り込み操作部を設置す
る。フレーム43の上面に垂直に設置されたエア
ーシリンダ45の作動軸は下方に伸び支え板(1)4
8上面のボスに設けられたねじ穴にねじ込まれナ
ツト49によつて固定され上下運動を行う。2本
のガイド軸46はフレーム43に取り付けられた
案内部材47に対し摺動可能に貫通しその下端は
夫々支え板(1)48に対し固定されているためエア
ーシリンダ45の作動軸の往復により支え板(1)4
8およびこれに連結される下部構成要素は案内部
材48およびガイド軸46にガイドされて上下運
動する。第12,13,15,17、および18
図に示すように支え板(1)18にはそれより下部に
伸びる4本の支柱50がその上端を固定され、支
柱50の下端は支え板(2)51に固定されている。
第13,14,15および18図の如く該支え板
(2)51の下面には支え板(2)52が設けられる。該
支え板(3)52は第14図の如く中央部から2つの
分割された左右対称形をなし、その片側は第18
図の斜線部の如き形状をなす。第19図の如く支
え板(2)51には4個の長穴53があつて、支え板
(3)52のメネジにねじ込まれるねじ54が貫通
し、このねじをゆるめることにより斜線で示す如
く支え板(3)52の位置の調整ならびに固定が可能
である。第12,14,15,18および19図
の如く左右各1個の支え板(3)52の下面には夫々
支え板(4)55が各3本のねじ56によつて固定さ
れ、且つ第18,19図に示すように支え板(3)5
2の該ねじ56の貫通する穴は長穴加工をされて
いるため支え板(3)52に対する支え板(4)55の相
対位置は第18,19図の如き場合の他、第20
図の如き扇形配置にすることが可能であつてその
取付角度も長穴の寸法範囲内で任意に調整可能で
ある。
第12,13,15,18,19および20図
の如く支え板(2)51の操作側の上面には支え板(5)
57がねじ58により固定され支え板(5)57のね
じ58の貫通する穴は長穴であつて、支え板(2)5
1に対する支え板(5)57の相対位置は第18図の
如き位置から第19図の如き位置まで前後に調整
が可能である。
第13,20および21図の如く支工板(4)55
の下側には左右各2個計4個のスイングレバー5
9があつて支え板(4)55上に固定された回転中心
点“チ”を中心として一定の角度だけ往復回転運
動をなしスイングレバー59上の点“リ”は点
“ヌ”または点“ル”は点“ヲ”にまで移動し復
帰する任復動を行う。第13,20図の如く片側
2ケ所の点“ル”は相互に連結バー60によつて
連結され、連結バー60とスイングレバー59の
点“ル”は夫々に対して回動可能なたて方向の軸
によつて連結されているため2個のスイングレバ
ー59は同じ位相角度で運動する。一方第13,
14,15,18,19および20の如く左右2
個の支え板(4)55には夫々エアーシリンダ61が
一端を軸“ワ”を中心に回動可能に水平に設置さ
れ、またその作動軸の先端にブロツク62が取付
けられ、このブロツク62から下方に向つて伸び
連結バー60の手前側の点と回動可能に連結して
いる。一方第21図に於てスイングレバー59の
点“リ”に垂直に回動可能で上下方向には固定さ
れて取り付けられた軸の下端は第13,14,2
1図の左右各1本計2本の角棒(1)63に固定せし
められてている。左右の角棒(1)63の下面には
夫々折り刃(1)64が下方からねじ止めされてい
る。従つて上述の機構によりエアーシリンダ61
の作動軸の往復動により折り方(1)64も揺動しエ
アーシリンダ61の制御軸が引き込まれると、折
り刃(1)64は第21図における鎖線の位置にまで
移動する。第12,13,15,18,19、及
び20図に於て支え板(5)57の2ケ所のボスには
ガイド軸65が夫々固定され角棒(2)66の2カ所
の穴に挿入されて、角棒(2)66はガイド軸65上
を前後に摺動が可能である。エアーシリンダ67
が支え板(5)57の上方に水平に固定せしめられそ
の作動軸の先端部には垂直に連結板68が固定せ
しめられこの下端部は角棒(2)66の前面に固定せ
しめられている。角棒(2)66の下水平面には第2
1図に示す様に6個のねじ穴が加工されており、
左右各3個づつのれじ穴に対し左右対称の折り刃
(2)69、および70の各1個が取り付けられてい
る。この取付方法に関し折り刃(2)69および70
の角棒(2)66に対する取付方法に関し折り刃69
および70の各3個のねじの貫通用穴は第21図
で破線にて示す如く長穴加工されているためねじ
をゆるめることにより折り刃(2)69および70は
長穴の寸法の許す範囲で夫々点“カ”および
“ヨ”を中心に旋回可能であつて第21図に於て
折り刃(2)69および70のポケツト布折り込みの
ための作用縁“H”および“J”はその取付角度
が可変となり従つて角度“θ”は調整可能であ
る。旋回とねじの締め付けにより所望の角度
“θ”に調整せしめられたこの折り刃(2)69およ
び70はエアーシリンダ67の往復作動により連
結板68および角棒(2)66を介して、且つガイド
軸65に案内されてその夫々の作用縁“H”およ
び“J”の位置は第21図のエアーシリンダ67
の作動軸が突き出した状態と該軸が引き込まれた
鎖線で示す状態との間を往復揺動する。
第14,15および21図に於て71は既述材
料布セツト部より移送されて来た身頃布、ポケツ
ト折り型板およびポケツト布とを上方から適当な
圧力によつて押圧ポケツト布の縁折りに際し、こ
れらが相対的なずれを起さないように固定するた
めの押え板である。材料布セツト部からポケツト
布折り型および身頃布が本縁折り込み部の直下に
移送され、次いで既縁折り込み操作部44が降下
すると第14B図および第15A図の如き状態と
なる。図中72はポケツト布、12は折り型板、
73は身頃布を示す。次いでエアーシリンダー6
1および67の作動により折り刃(1)64および折
り刃(2)69および70が第14A図および第15
B図に示す位置にまで移動しポケツト布72の縁
が折り型板12の外形に沿つて折り込まれる。第
12,14A,13,15A,17,18,19
および20図の如く対象とするポケツト外形状よ
りやゝ大きく作られた押え板72に対しては4本
の垂直な支柱74の下端が固定され該支柱は支え
板(2)51および支え板(3)52に対し遊合状態にて
貫通しその上端は2本づつケタ75により連結さ
れ、夫々のケタ75のほゞ中央部は支え板(1)48
上に固定せしめられた2個のエアーシリンダー7
6の作動軸に連結されている。かかる構造によつ
て押え板72は縁折り込み時の布の相対的なずれ
の発生を防ぐと共に縁折り込み時には押圧力を弱
くし折り刃(1)および(2)の作動を容易ならしめ、折
り刃(1)および(2)が後退して縁の折り込みの終了と
共にエヤーシリンダ76を作動させ、作動軸を下
方に押し押え板72により布および折り型板とを
上方から押圧し折り目に荷重を与え安定させるこ
とが可能である。特に押え板72を発熱体とする
場合はこの効果が大きい。
以上述べた構造により本ポケツト布の縁折り込
み部の作動は、支え板(1)48支え板(2)51、支え
板(3)52、支え板(4)52、押え板71、折り刃(1)
64、折り刃(2)69および70がエアーシリンダ
45により上昇せしめられた状態に於て予め材料
布セツト部にて供給ならびにセツトされたポケツ
ト布72、折り型板12、および身頃布73と
が、下方の台6の水平面に位置せしめられた後エ
アーシリンダー45を作動せしめ上記縁折り込み
部の各構成要素を降下せしめ布群に接触せしめ次
いで2個のエアーシリンダー61を作動せしめ折
り刃(1)を左右よりポケツトの中央に向けて前進せ
しめてポケツトの左右縁を折り代が身頃布に接す
る方向に折り込み次いで折り刃(1)を後退させ原位
置に復帰せしめ、続いてエアーシリンダー67を
作動せしめ折り刃(2)69および70とをポケツト
中心に向つて前進せしめポケツトの底縁を折り代
が身頃布に接する方向に折り込み、再びエアーシ
リンダー67により折り刃(2)69および70を後
退させ原位置に復帰せしめ次いでエアーシリンダ
76を作動せしめ縁折り込みの終了したポケツト
布を押え板71により押圧した後上記縁折り込み
部各構成要素はエアーシリンダー45により上昇
し原位置に復帰する。以下同じ動作を繰り返す。
以上の動きのシーケンスはすべて既述の制御装置
5により予め決められたプログラムに従つてコン
トロールされる。以上述べた縁折り込み部の構成
については各要素の作動のための駆動源はエアー
シリンダーを使用した例を示したがこれらは電磁
ソレノイド等他の駆動源を用いてもよく、また各
折り刃の制御順序を、また縁折り込みが終了した
後、折り型板12を後方に抜き去つた後押え板7
1にて布群を押圧するように作動順序を変えても
よい。
またポケツトの形としてはたて縁が平行もしく
はテーパー型の直線、底縁がV字型の代表的な場
合について述べたが、その他のポケツトの形につ
いても夫々折り型の配置をかえ且つ押え板71を
交換することにより広範囲なポケツト形状に対応
が可能である。以上述べたとおり本発明の縁折り
込み部の特徴はポケツトの横巾方法およびたて縁
の傾斜角度、ポケツトの深さ、ポケツトの底の角
度の変更に対して調整範囲が広く部品交換の頻度
が極めて少ないこと。またポケツト底部の形状が
異る場合には折り刃のみ交換すればよくポケツト
の形状の変更に際する主な交換部品は押え板71
のみであることである。
第6ないし11図に本発明による縫製部の布保
持部の実施例を示す。第6図は布保持部の俯瞰平
面図、第7図は第6図のL−L断面図、第8図は
第6図のM−M断面図、第9図は第8図のV矢視
図、第10および第11図は夫々第8図のNおよ
びP部の拡大図である。布保持具15はガイドレ
ール16に沿つてX方向に移動可能であり、ガイ
ドレール16は図示しない別のガイドレールに沿
つてY方向に移動可能である。XおよびY方向へ
の布保持具15の駆動は制御装置5によりコント
ロールされた図示しないパルスモータにより行わ
れる。ガイドレール16に沿つてX方向に移動す
るブラケツト(1)74に対しブラケツト(2)75がね
じ76により固定せしめられる。一方該ブラケツ
ト(2)75の下方にブラケツト(3)77が設置されこ
れに対し2本のガイド軸78の下端が固定せしめ
られ上端はブラケツト(2)75の穴に摺動可能に挿
入される。ブラケツト(2)75上面に固定されたブ
ラケツト(3)79によりエアーシリンダ80が水平
に配置され、その作動軸先端に配置されたリンク
81はブラケツト(2)75上にブラケツト(4)82に
よつて固定された点“カ”を中心に旋回往復運動
をして点“ヨ”を揺動せしめブラケツト(5)83に
連結されたブラケツト(3)73をガイド軸78に案
内されて上下に揺動せしめる。ブラケツト(3)77
の下面には第9図の如く突起84が設置され該突
起84が設置され該突起84の内面により取付位
置を規制されて布保持具15がねじ85により水
平に取り付けられる。かかる構造によりエアーシ
リンダー80の作動により布保持具15を下降せ
しめ既に縁折り込み部に於て3カ所の折り込まれ
たポケツト布72と身頃布73とを上方から台6
の上水平面に対し押圧しつつ所望のプログラムに
従つてXおよびY方向に移動せしめることによつ
て上記布群を台6上水平面上を移動せしめる。尚
布の移動を確実にするため、もしくは布のずれの
発生を防止するため布保持具15の布群に接する
下面に薄い弾性体もしくは摩擦係数の大きいシー
トを貼り付けてもよい。
一方布保持具15はエアーシリンダー80の作
動によつて上昇し台6の上水平面に対し離間する
場合には布群に対し何ら接触せず移動もさせな
い。
保持された布群を縫い合わせるため布保持部1
5には、ミシンヘツドの上下運動する縫針の通過
程路のための細い溝20が加工されている。溝2
0の2カ所の先端部の幅が広いのはこの部分で返
し縫いを行わせるためである。第6,8,10お
よび11図に示す如く布保持具15にはポケツト
のたての2カ所の縁部の縫付けに対応する縫針経
路溝の延長線上に板バネ86をねじ87にて固定
する。各バネ86の無負荷自由状態に於る形状は
第10および11図に鎖線にて示すが、その先端
部は夫々布保持具15の端面もしくは角穴より下
方に突出している。いま布保持具15が下降し布
群を台6の上水平面に対し押圧する場合板バネ8
6の先端は先ず身頃布73に接触し最終的には第
10および11図の実線で示す形状にまで変形す
る。この際板バネの先端部は水平方向にδの変位
をする結果身頃布73のポケツトたて縁方向には
2δ分の板バネ86の変位量に対する張力が発生
する。
身頃布のポケツトたて縁方向に張力を発生せし
めることによつて、縫製によるポケツトたて縁方
向にひだひだが生じるパツカリング現象の発生を
防止することが可能となり製品の不良率発生の低
滅が可能となる。本方式により極めて簡単な方法
で身頃布に張力を与えることが可能である。かか
る構造による布保持具は、上昇して台6の上水平
面に対し離間した状態で前記縁折り込み部の直下
まで移行し折り込み終了の布を上方から押圧し、
縁折り込み部の折り型板が後方へ抜き去られた後
再びミシンヘツド部まで復帰し予めプログラムさ
れた動きに従つて布を移送し縫付を終了する。縫
付を終了すると布保持具15は若干操作側へ移動
しミシンヘツドの縫針部より離れ上昇し布の押圧
をとく。異なつた形状のポケツトを縫う場合に
は、それに対応した別な縫針通路経路の溝を有す
る布保持具のみをねじ85をゆるめることによつ
て交換する。
前述の如く縫製部にて縫製が終了し布保持具が
上昇すると第2図の縫製品取り出し部4が作動し
製品を取り出し布積載レバー21上にたい積す
る。
第22図に右側面図を示す。88はゴムロール
で平素は実線で示す位置にあり、台6の枠に固定
された点“タ”を中心に旋回可能で1端を台6の
枠に固定されたエアーシリンダー89の作動によ
り鎖線で示す如く台6の上面テーブルの側面に押
圧されることも可能に配設されている。この時ゴ
ムロール88は図示されていない駆動装置により
第22図に於て時計方向に回転する。布積載レバ
ー21は平素は実線で示す位置にあるが一端を台
6に固定された作動軸端を布積載レバーの下部に
固定されたエアーシリンダー90により、点
“チ”を中心に鎖線で示す位置にまで旋回が可能
である。布積載レバー21の上方には別に水平軸
91が台6に固定されている。縫製が終了し布保
持具15が上昇すると布は波線で示すように下端
が台6の端面から垂下する。次いでゴムロール8
8が鎖線で示す位置に旋回し台6のテーブル端面
に対し布を押圧しつつ回転を始めると布は下方に
引き出され水平軸91の手前側を通過するように
垂直に移動する。次いで布積載レバー21を鎖線
に示す位置にまで旋回させれば布積載レバーから
滑り落ちることなく表裏を反転して布積載レバー
21の水平部上にたい積される。本構造の特徴は
可動部分の数が極めて少なく、構成が簡単であつ
て且つ圧縮空気等の補助手段も使用せずしかも作
動が確実なことである。この場合水平軸91の代
わりに鎖線で示す様に台6の端面に垂直方向に板
92を設けても効果は同じである。布保持具15
の上昇時点に引続くゴムロールの旋回と回転開始
および布積載レバー21の旋回またはこれらの原
状況への復帰のタイミングは制御装置ならびに台
操作側に取り付けられたタイマーによりコントロ
ールならびに微調整が行われるがこれ以外に布保
持具の上昇ならびに布端の垂下等をリミツトスイ
ツチあるいは光電管等の他の手段に検知してコン
トロールしてもよい。
尚本自動機のミシンヘツドは本縫自動糸切り装
置付ミシンヘツドを使用しているが、使用される
上糸が何らかの障害により切断した場合不良品の
発生を防止する意味で、これを検知して運転を自
動的に停止させるため、上糸切れ自動検出装置を
備えている。
これまで述べたことから本発明の自動機による
利点は (1) 縫製時に於る布の移動およびミシンヘツドの
針の運動は電子式コントロール方式によりプロ
グラムカセツトの交換により可変であるためポ
ケツト形状変更に伴う縫経路の変更が極めて容
易である。
(2) (1)頂に付随して同一縫経路であつても縫いピ
ツチの変更あるいは縫始めおよび縫終り部の返
し縫いのピツチおよび形状も選択が自由で特殊
なミシンヘツドを必要としない。
(3) ポケツト形状変更に伴う交換を要する機械部
品の数が少なく且つその重量が軽いので交換部
品費ならびに交換時間が短かい。
(4) 各動作のオーバーラツプ率が高く縫製能率が
高い。
(5) 縫製品にはパツカリング現象が無く不良率が
低い。
(6) マイコン式制御装置によるため、各動作の順
序、タイミング、速度等の変更が容易である。
(7) 機構が簡素である。
等があげられる。
【図面の簡単な説明】
図は何れも本発明の実施例を示し、第1図は全
体の平面図、第2図は操作側から見た正面図、第
3図は右側面図、第4図は第1図のA−A線断面
図、第5図は第1図のB−B線断面図、第6図は
布保持部の平面図、第7図は第6図のL−L線断
面図、第8図は第6図のM−M線断面図、第9図
は第8図のV矢視図、第10図は第8図のN部拡
大図、第11図は第8図のP部拡大図、第12図
は縁折り込み部の前側面図、第13図は縁折り込
み部の右側面図、第14図A図は第13図のC−
C線断面図で折り刃(1)64がポケツト縁を折つた
状態、第14B図は第13図のC−C線断面図で
折り刃(1)64がポケツト縁を折り前の状態、第1
5A図は第12図のD−D線断面図で折り刃(2)6
9,70がポケツト縁折り込み前の状態、第15
B図は第12図のD−D線断面図で折り刃(2)6
9,70がポケツト縁を折つた状態、第16図は
第12図のX矢視図、第17図は第12図のE−
E線断面図、第18図は第12図のF−F線断面
図、第19図および第20図は第12図のF−F
線断面の変形例、第21図は第12図のG−G線
断面の変形例、第22図は縫製品取出し部の右側
面図、第23図は本発明による縫製態様のダイヤ
グラムの一例、第24図は本発明によらない縫製
態様のダイヤグラムである。 1……材料布セツト部、2……縁折り込み部、
3……縫製部、4……製品取出し部、5……制御
装置、6……共通台、7……操作箱、10……折
り型板搬送部、12……折り型板、15……布保
持具、16……ガイドレール、17,18……ガ
イド装置、19……ミシンヘツド、64……折り
刃(1)、69,70……折り刃(2)、72……ポケツ
ト布、73……身頃布。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 材料布セツト部、縁折り込み部、縫製部およ
    び縫製品取り出し部の夫々独立した主要セクシヨ
    ンから成り、材料布セツト部、縁折り込み部およ
    び縫製部は上面が平坦な共通の台上に夫々近接し
    て設置され且つ縁折り込み部を該台上のほゞ中央
    部に、また縁折り込み部の片側の台上とそれに対
    して反対側の台上に夫々材料布セツト部と縫製部
    とを設置し且つ縫製部の手前の走査側の該台の前
    側面部に縫製品取出部を設置し、供給された布群
    が材料布セツト部より縁折り込み部に自動搬送さ
    れポケツト材料布の縁が身頃布側に所定の寸法形
    状に自動的に折込まれた後、縫製部に自動搬送さ
    れ所定のプログラムに従つて縫い付けられ最終的
    に縫製品取出し部により自動的に取出されること
    を特徴とすると共に、該縁折り込み部に該布群が
    自動搬送され折り込みされたあと布群位置決め搬
    送装置は材料布セツト部に後退して新たな材料布
    群のセツトを可能ならしめると共に、折り込みさ
    れた布群を縫製部へ自動搬送することを特徴とす
    るポケツト自動縫付機。 2 特許請求の範囲第1項において、材料布セツ
    ト部は台上の布群載置面と布群位置決め搬送装置
    とから構成され、該布群位置決め搬送装置は外形
    を所望のポケツト外形状に仕上げられたポケツト
    折り型板と2本のフオーク状把持具およびこれら
    を移動させるための要素とから構成されポケツト
    折り型板とフオーク状把持具とは台に対し前後、
    左右ならびに上下に移動可能で且つポケツト折り
    型板は必要に応じその取付けねじをゆるめること
    により交換容易であると共に2本のフオーク状把
    持具はポケツト型板の形状に合わせてその取付ね
    じをゆるめ相手部品に対する取付位置を変えるこ
    とによつて相互の間隔を調整容易である様に構成
    したことを特徴とするポケツト自動縫付機。 3 特許請求の範囲第1項において、縁折り込み
    部はフレームと折り込み部とから構成され、該フ
    レームにより共通な台上面に設置せしめられ、該
    折り込み部は共通な台上面に向つて接近もしくは
    離間する様配設され、離間した状態で前記材料布
    セツト部の折り型板とその下方に設定せしめられ
    た身頃布の該折り型板の上方に且つ該折り型板よ
    り折り代分だけ大きめに裁断された外形状を有す
    るポケツト材料布とが一体でその直下に移行した
    後下降し、次いで左右方向から往復動をして該ポ
    ケツト材料布の左右の縁部を該折り型板と該身頃
    布との間に折り曲げるための折り刃1と該ポケツ
    ト材料布の底縁部を該折り型板と該身頃布との間
    に曲げるための折り刃2とを含み、所望のポケツ
    ト形状に応じ該左右の折り刃1の相互の間隔なら
    びに傾斜角とを取付けねじをゆるめそれらの取付
    け位置を摺動調整することによりポケツト材料の
    大きさに合わせて設定することおよびポケツト材
    料布の大小に合わせて折り刃1を交換すること、
    ならびにポケツト底縁折り刃2の取付位置あるい
    は傾斜角度を取付ネジをゆるめて折り刃2の取付
    位置を摺動調整してポケツト材料布の底縁部に合
    わせて設定することおよびポケツト材料布の大小
    に合わせて折り刃2を交換することを容易とする
    ことを特徴とするポケツト自動縫付機。 4 特許請求の範囲第3項において、該ポケツト
    布、折り型板および身頃布とに対しそれらを上方
    から押圧して折り込み工程中にそれらが相対的に
    ずれることを防止するための押え板を供えポケツ
    ト材料布の縁の折り込み工程中は縁折り込み部の
    上下運動シリンダにより折り刃の往復動可能な押
    圧力で押圧し、折り刃の往復動を容易ならしめ折
    り込み工程が終了後、折り型板が抜き去られた後
    は別な押圧源の作動により押圧力を強め得る構造
    とすることならびに該押え板の外形状は対象とす
    るポケツト外形状に一定寸法だけ加えたりんかく
    を有し取付ねじをゆるめることによつて交換可能
    とする縁折り込み部を備えたことを特徴とするポ
    ケツト自動縫付機。 5 特許請求の範囲第1項において、縫製部はミ
    シンヘツドとミシンヘツド駆動モータおよびミシ
    ンヘツド用制御部とから成るミシン本体と縫製さ
    れる布群を縁折り込み部より搬送し且つ所望の縫
    製形状に応じてミシン本体に対し相対的にX・Y
    平面内を移動させるための布保持具と、布保持具
    を駆動させるためのパルスモータを含む駆動機構
    とから構成され、所望の縫製形状に応じた布の動
    きとミシン本体の作動は縫製時の布の動きのプロ
    グラムを予め記憶させた素子を組み込んだカセツ
    トを含むマイコン式制御装置によるものとし、縫
    製の速度ならびに形状の変更に関するミシンヘツ
    ドの動きとミシンヘツドと布保持具との相対運動
    の変更は該制御装置の該カセツトのみの交換によ
    ることを特徴とするポケツト自動縫付機。 6 特許請求の範囲第5項において、マイコン式
    制御装置は縫製に関する制御の他材料布セツト
    部、縁折り込み部および縫製品取り出し部等の他
    のセクシヨン自体およびセクシヨン相互の動作の
    シーケンスをも制御することを特徴とするポケツ
    ト自動縫付機。 7 特許請求の範囲第5項において、ミシンヘツ
    ドは上糸切れ検知装置を有することを特徴とする
    ポケツト自動縫付機。 8 特許請求の範囲第5項において、布保持具は
    縫製形状に応じたミシンヘツドの縫針通過経路用
    の溝を有し、台上水平面に対し接触あるいは離間
    するよう上下動可能であつて接触した時布群を上
    方から押圧するものとし、離間時には下端が布保
    持具下面より突出し下降接触時にはたわんで身頃
    布に対し張力を付与すべく配設せしめられた同一
    形状の複数個の板バネを有し且つ取付けねじをゆ
    るめることにより所望のポケツト形状の変更に応
    じて布保持具自体の交換を容易とすることを特徴
    とするポケツト自動縫付機。 9 特許請求の範囲第1項において、縫製品取り
    出し部は共通台上面に設置せしめられたテーブル
    の前側面部に押圧着もしくは離間し、押圧着した
    場合に回転するゴムロールと該ゴムロールの下方
    に位置し該テーブル端面に接する垂直線を中心に
    旋回するテーブル端面線に平行なアーム部を有す
    る布積載レバーと、該布積載レバーのアームの上
    方に平行して水平軸もしくは下端が該アーム部に
    平行に薄板を台に固定し、布は最初に該テーブル
    端面と回転するゴムロールとの間さらに降下して
    該水平軸もしくは該薄板と該アームとの間を垂下
    し次いで該布積載レバーの水平アームが該水平軸
    もしくは該薄板の下側を越えて旋回して布が表裏
    反転して布積載レバーの水平アーム部にたい積さ
    れることを特徴とするポケツト自動縫付機。
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JPS51134259A (en) * 1974-08-03 1976-11-20 Tokyo Juki Industrial Co Ltd Method and device for stitching clothes

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JPS55125893A (en) 1980-09-29

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