JPS6246462A - カ−トリツジ集合型大容量記憶装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、磁気テープや光ディスク等の情報記憶媒体の
カートリッジを複数個収納し、選択、移送、収納を自動
的に行うカートリッジ集合型大容量記憶装置に関する。

従来の技術　　′ 従来より、計算機システムにおいて、多数のカートリッ
ジを収納した収納庫と、カートリッジの記録、再生を行
う記録機構と、カートリッジを収納庫から記録装置に及
びその逆に自動的に移送。

収納を行う自動操作機構等を備えたカートリッジ集合型
大容量記憶装置は知られておシ（例えば、特公昭５３−
２３９９号公報、特公昭５８−８０８１号公報）、更に
、カートリッジによって使用頻度の高低が発生するので
、カートリッジの選択、移送等のアクセス時間をできる
だけ短くするために、使用頻度の高いものから、記録機
構に近い位置になるように収納するという提案も出され
ている（例えば、特開昭５９−２１３０６０号公報）。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、これらの装置では、いずれもカートリッ
ジを移送するキャリアの待機位置を最小の移送時間にな
るように考慮して決めてはいない。

通常、カートリッジを選択、移送、収納というアクセス
を終了した後、次の指令が出るまで、最後に収納したセ
ル位置にキャリアを待機させるか。

原点位置に常に戻す方法が取られている０最後に収納し
たセル位置にキャリアを置く場合、セル内のカートリッ
ジの使用頻度が非常に低くかつ使用頻度の非常に高いカ
ートリッジ用セルとの距離が遠い場合、次に予想される
選択、移送、収納の時間は大きいものになってしまう。

また、常に原点位置にキャリアを待機させておく場合、
たとえ使用頻度の高いカートリッジがキャリア及び記録
機構に最も近い位置にあったとしても、キャリアが、原
点待機位置から指定されたカートリ、ツジを取シ出すた
めに移動する時間を考慮すると、必ずしも収納庫から記
録機構へカートリッジを移送する時間を総合的に最短に
する上で最適とは言えない場合が生ずる。このように、
従来のものは、カートリッジ移送用のキャリアがカート
リッジ収納庫内のカートリッジを取り出すまでの時間に
対する考ｉ＜；＊　＜　ａｂｉ″ｒ　′Ｉ；　ｆ・′−
・”−“９′ニジ移送時間が必ずしも十分には短縮され
ていないという問題点があった。

本発明は上記従来装置の欠点に鑑みなされたもので、そ
の目的は、カートリッジ移送用キャリアが収納庫内の所
定のカートリッジの位置まで移動しそれを取り出す時間
を短縮しうるカートリッジ集合型大容量記憶装置を提供
することにある。

問題点を解決するための手段 本発明は、上述の問題点を解決するために、情報記憶媒
体のカートリッジを多数収納するカートリッジ収納庫と
、前記カートリッジの情報記憶媒体の記録、再生を行う
記録機構と、前記カートリッジをカートリッジ収納庫と
記録機構との間で移送するキャリアを有するカートリッ
ジ自動操作機構と、前記カートリッジ自動操作機構を制
御する制御装置とを備えたカートリッジ集合型大容量記
憶装置において、前記制御装置が、待機状態における前
記キャリアのカートリッジ収納庫に対する相対的な位置
関係を、過去の所定のサンプル数におけるカートリッジ
平均取り出し位置もしくはその近傍のカートリッジ収納
位置の前になるように、決定するという構成を備えたも
のである。

作　　用 本発明は上述の構成によって、各カートリッジの収納位
置と使用頻度とから、カートリッジの平均域シ出し位置
を求め、その位置にキャリアを待機させることができ、
キャリアが待機位置からカートリッジを取り出すまでの
時間を総合的に最短にでき、カートリッジの選択指令が
出されてから実際にカートリッジの記録再生動作を開始
するまでの時間を短縮することができる。

実施例 以下、図面に示す本発明の好適な実施例を説明する。

第１図は本発明の一実施例の概略構成を示すブロック図
である。第１図において、１ｏは本発明の一実施例のカ
ートリッジ集合型大容量記憶装置であシ、多数Ｏカート
リッジを収納するカートリッジ収納庫１、カートリッジ
の情報記憶媒体に対する記録、再生を行う記録機構２．
カートリッジをカートリッジ収納庫１から取り出し記録
機構２に供給し、また、逆に記録機構２から取り出しカ
ートリッジ収呵庫１に収納するキャリア３等を有する。

本実施例に用いるカートリッジ収納庫１は、第２図、第
３図に示すように多数のカートリッジ４を収納するセル
が直線状に配置されたもので、かつその収納庫１に対し
て記録機構２も直列に配置されている。キャリア３には
カートリッジ収納庫及び記録機構２に沿って走行するよ
う適当な駆動機構（図示せず）が設けられている。これ
らは公知のものを適宜使用可能であるので、詳細な説明
は省略する。

第１図において、本実施例の記憶装置１ｏは更にインタ
ーフェース回路６、キャリア３の駆動機構を制御する駆
動制御回路７、カートリッジ選択制御回路８、待機位置
指令回路９等からなる制御装置を備えている。６は上位
検索装置で、記憶装置１０に対し、インターフェース回
路６を介して、カートリッジの移動、記録機構へのマウ
ント、デマウントの指令及び記録、再生の制御信号等を
発する。待機位置指令回路９はマイクロコンピュータを
含む演算回路を有し、後述するように各カートリッジの
使用頻度２位置に応じてキャリア待機位置を演算し、指
令を発するものである。

次に、本発明の原理及び上記装置の作動を説明する。

今、第３図に示したように、収納庫のセル数をＮとし、
各セルの番号を、記録機構２に近い方から１．２．３・
・−・・・Ｎとする。また、次表に示すように、各セル
内のカートリッジの過去の成る時間内の使用回数をｘｌ
　、　Ｘ２　ｙ　Ｘ３・・・・・・ＸＮｔ各セルの基準
位置１例えば記録機構２からの距離（座標）をｙｌ、ｙ
２．ｙ３　　””…ｙＮとする。

カートリッジ移送用のキャリア３の待機位置の座標をｙ
とすると、平均カートリッジマウント時間Ｔ（但し、カ
ートリッジの抜き取シ及び装着時間は０とし、且つキャ
リアの速度を単に１とする）は次式で表される。

・・・・・・（１） 従って、上記時間Ｔを最小にするｙの値の所に常時キャ
リア３を待機させておけば、カートリッジの平均マウン
ト時間を最小とすることができる。

ところで、上記（１）式において、第１項はキャリア待
機位置に関係のない数値であるので、結局、第２項即ち
。

・・・・・・（２） を最小値とすればよい。このＴ１は、各カー）　ＩＪッ
ジの収納位置とキャリア待機位置との距離に使用頻度を
乗じた数値の総和を、その使用頻度の総数で除した数値
であり、つまシ、キャリアがカートリッジを受は取りに
行くに必要な時間の平均値である。この平均値（Ｔ１）
を最小にする位置は、結局２次式 で決まるカートリッジの平均数シ出し位置（ｙ）に他な
らない。従って、本発明は過去の適当なサンプル数にお
ける上記平均値（Ｔ１）が最小になるように、キャリア
位置（ｙ）を演算するか、又はカートリッジ平均取り出
し位置（ｙ）を演算し、その位置をキャリア待機位置と
して設定することを特徴とするものである。

ところで、上記（２）式の時間Ｔ１を最小にするｙの値
、即ち（３）式で求めたカートリッジの平均取り出し位
置（ｙ）は必ずしもセルのどれかの座標に一致するとは
限らない。即ち、上記平均数シ出し位置（７）は、必ず
しもセルの真前になるとは限らない。一方、キャリア待
機位置は、いずれかのセルの真前に設定することが望ま
しい場合がある。その場合には、キャリア待機位置は、
上記平均数シ出し位置（ｙ）のすぐ近傍のセル真前とす
ればよい。

一般にカートリッジ収納庫の複数個のセルは互いに等間
隔に配置されておシ、前記したように、各セルに一連の
通し番号１〜Ｎを付けた場合、各番号の数値で、基準位
置からの距離に代用することができる。従って、各セル
番号に使用頻度を乗じた値の総和を、使用頻度総数Ｘ＝
”ｒ”ｚ＋・・・十−で除した数値ａ１即ち。

は過去Ｘ回のカートリッジ取シ出しにおける平均カート
リッジ取り出しセル位置く但し、通常整数ではないので
、セル間の位置）を示すこととなる。

この位置をキャリア待機位置とすると、上記の時間Ｔ１
を最小とすることができる。また、キャリアの待機位置
はセルの直前が良い場合には、上記ａのすぐ２近くのセ
ル位置をキャリア待機位置とすればよい。この条件での
キャリア待機位置（セル番号）をＡとすると、Ａは、次
式で算出できる。

即ちＡは、総すンプル数Ｘ＝ｚ、十〜＋・・・十ＩＮ又
は過去Ｘ回のカートリッジの使用において、各セル番号
とそのカートリッジの使用回数を乗じたものを平均し、
整数化したものである。

さて、第１図の実施例は上記（６）式を用いて演算する
場合のものである。待機位置指令回路９は、カートリッ
ジ収納庫の各セルに対応して使用頻度を書き込むテーブ
ルを持っており、カウント開始指令によシ、各セルのカ
ートリッジがアクセスされる度にテーブル内の使用回数
データをインクリメントする。カウント終了指令によシ
直ちにテーブル内の使用回数と、総カウント回数から前
記Ａの値を、上記（５）式に基づいて、マイクロプロセ
ッサにより計算し、結果を制御回路８に伝え、待機位置
を指示する。制御回路８は待機位置指令回路９からの待
機位置指令に基づき、カー）　ＩＪッジ移動用キャリア
３をカートリッジ移送後その待機位置に戻す。

ここで、カウント開始終了の指令は種々の取りがたが可
能である。例えば、前日１日の使用開始終了により行っ
てもよい。即ち、前日１日のデータにより、待機位置を
演算し、当日はその待機位置に設定する。また、この代
わりに総サンプル数をある値Ｘに固定し、その総サンプ
ル数Ｘによるデータによシ演算した待機位置を、次のサ
ンプル数Ｘを取る間の待機位置に設定してもよい。更に
は、総サンプル数をある値Ｘに固定しておき、１回アク
セスが行われる度に過去のデータを書き換え計算し、待
機位置も時々刻々変化させることも可能である。また、
セルと収納カートリッジが変化した場合も前記テーブル
をリセットし、セル番号と使用回数とを一致させること
によシ計算を再度行う。

第４図は本発明の他の実施例である。１１は放射状にカ
ートリッジ収納セルを配置した回転式カートリッジ収納
庫、１２は記録機構、１３はキャリアである。本実施例
ではキャリア１３がカートリッジ収納庫に沿って走行す
る代わりに、カートリッジ収納庫１１が回転し、取シ出
すべきカートリッジを収納したセルをキャリア１３に対
向する位置に移動させるものであるが、この場合も、前
記（５）式のＡを計算することにより、カートリッジ収
納庫１１の回転位置を、セル番号Ａがキャリア１３に対
向する位置に待機させるよう構成されている。かくして
、第１図〜第３図の実施例で説明したと同様の効果が得
られる。

なお、上記実施例ではキャリーアとカートリッジ収納庫
との相対的な待機位置を、過去のデータにより最適な位
置に設定することにより、キャリアがカートリッジを取
り出すまでの時間を短縮するものであシ、カートリッジ
の収納位置については特に限定されていない。カートリ
ッジ収納位置は、本発明にとって特に限定されるもので
はないが、使用頻度の高いカートリッジを記録機構に接
近させて配置すると、カートリッジ取シ出しから記録機
構装着までの′時間も短縮しうるので、一層効果的であ
ることは言うまでもない。

発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明は、過去の各カ
ートリッジの使用頻度から、カートリッジの平均域シ出
し位置を演算し、その位置にカートリッジキャリアを待
機させるため、キャリアがカートリッジを取シ出すまで
に要する時間を短縮でき、結局カートリッジのマウント
に要する時間を短縮できるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図、第
２図は上記実施例に用いたカートリッジ収納庫、記録機
構及びキャリアを概略的に示す斜視図、第３図はその収
納庫の各セル番号、キャリア、記録機構の配置を説明す
る図、第４図は本発明の他の実施例に用いるカートリッ
ジ収納庫、記録機構及びキャリアを概略的に示す平面図
である。 １・・・・・・カートリッジ収納庫、２・・・・・・記
録機構、３・・・・・・キャリア、４・・・・・・カー
トリッジ、５・・・・・・上位検索装置、６・・・・・
・インターフェース回路、７・・・・・・カートリッジ
キャリア駆動回路、８・・・・・・カートリッジキャリ
ア制御回路、９・・・・・・待機位置指令回路、１ｏ・
・・・・・カートリッジ集合型大容量記憶装置、１１・
・・・・・回転式カートリッジ収納庫、１２・・・・・
・記録機構、１３・・・・・・キャリア。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 べ 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 情報記憶媒体のカートリッジを多数収納するカートリッ
   ジ収納庫と、前記カートリッジの情報記憶媒体の記録、
   再生を行う記録機構と、前記カートリッジを前記カート
   リッジ収納庫と前記記録機構との間で移送するキャリア
   を有するカートリッジ自動操作機構と、前記カートリッ
   ジ自動操作機構を制御する制御装置とを備え、前記制御
   装置は、待機状態における前記キャリアのカートリッジ
   収納庫に対する相対的な位置関係を、過去の所定のサン
   プル数におけるカートリッジ平均取り出し位置もしくは
   その近傍のカートリッジ収納位置の前になるように、決
   定することを特徴とするカートリッジ集合型大容量記憶
   装置。