JPS6246037Y2 - - Google Patents

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JPS6246037Y2
JPS6246037Y2 JP1982149800U JP14980082U JPS6246037Y2 JP S6246037 Y2 JPS6246037 Y2 JP S6246037Y2 JP 1982149800 U JP1982149800 U JP 1982149800U JP 14980082 U JP14980082 U JP 14980082U JP S6246037 Y2 JPS6246037 Y2 JP S6246037Y2
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JP
Japan
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bevel gear
reel
gear
slip torque
slip
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JP1982149800U
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JPS5954249U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテープレコーダ等のスリツプトルク自
動調節機構に関するもので、駆動源と摩擦結合さ
れた回転体に加わる負荷の大きさに応じて駆動源
との摩擦結合の度合を自動調節できるようにした
ものである。
従来のカセツト式テープレコーダのリール台駆
動装置は、カセツトの種類(C−30〜C−120)
よつてリールハブに巻かれるテープ量及びカセツ
トテープの巻き初めと巻き終わりとではリールハ
ブに巻かれる巻径が異なるため、一定速度でテー
プを巻取るにはリールハブの回転数が変わります
ので駆動回転部材と披回転部材との間にスリツプ
トルク機構が設定する必要があり、その一例を第
1図に示す。
第1図において、シヤーシ1上に植立された軸
2にリールベース3の軸受部3aを回転自在に挿
入し、その軸受部3aの外周にはリールギヤ4が
その軸受部4aをもつて挿入され、リールベース
3上面とリールギヤ4下面との間にはフエルト等
の摩擦部材5が配設されている。そしてリールギ
ヤ4の軸受部4aのまわりにスプリングS1が装着
された後、カセツトのハブと係合しててれを回転
するためのスリーブ6がリールベース3の軸受部
3aと一体に回転するように挿入されEリング7
等で抜け止めが行なわれている。
これにより、リールギヤ4はスプリングS1によ
つてリールベース3上にフエルト5を介して圧接
されることとなり、リールギヤ4を図示しない駆
動源によつて回転させると、摩擦結合によつてリ
ールベース3が回転され、スリーブ6を介してカ
セツトのハブ(図示せず)を回転する。
上記の構成を有するリール台駆動装置をみます
と、この装置のこのスリツプトルク機構の駆動回
転体の回転数は披回転体の回転数(必要最大テー
プ巻取回転数)より高めに設定されており、又回
転負荷が異常に高いカセツトテープに対応し得る
だけの最大伝達トルクを設定する必要がありま
す。
上記スリツプトルク機構において、空転しない
限りスリツプ運動が行なわれており、その際の仕
事量はほぼ最大伝達トルクに比例され、したがつ
て、伝達トルクを高く設定すれば仕事量も高くな
り、それに伴つて消費電力も高くなります。特に
乾電池を使用する機器等にとつては重大な問題点
となつていた。
本願考案は上記の欠点を改善したもので、スリ
ツプトルク機構の最大伝達トルクを通常は回転負
荷が異常に高いカセツトテープより低い値に設定
し、一般に使用されていますカセツトテープ〔設
定伝達トルク以内〕を使用した場合は常に低めに
設定したトルクで働くため仕事量が少なく、設定
伝達トルク以上例えば回転負荷(大)な規格以外
のカセツトテープを使用した時のみ、第2のカサ
歯状歯車が駆動回転体側へ移動して、回転負荷
(大)の量に対応してバネとのバランスがくず
れ、バネから得られる垂直荷重を大にして上記カ
セツトテープのテープを駆動し得る伝達トルクが
得られるようした新規なスリツプトルク自動調節
機構を提供するものである。
以下、第2図、第3図a、第3図bを参照し
て、本考案をその一実施例について詳述する。
第2図は本考案のスリツプトルク自動調節機構
の原理を示すもので、互いにカサ歯状歯車8,9
が噛合した状態で配されており、歯車8はその軸
方向すなわち矢印A方向へと移動できるようにな
され、歯車9は図示しないモータとベルト10
(ギヤでも可)で連結されて回転駆動されるよう
になされている。
ここで、歯車8,9が回転している状態で、歯
車8側にその回転を妨げるように負荷を与える
と、歯車8はその負荷の大きさに比例して矢印A
方向へと逃げようとする力が発生する。
本考案はこの原理をリール台等の回転体のスリ
ツプ機構に応用したもので、第3図a,bを用い
て説明すると以下のとおりである。
同図において、従来例と同一部分については同
一符号を付すものであるが、シヤーシ1上に植立
された軸11に、カセツトのハブ(図示せず)と
係合するスリーブ12aと下面にカサ歯状歯車1
2bを形成したリール台12が回転自在に取り付
けられ、軸11上方にEリング7等を装着して抜
け止めを行なう。
一方、リール台12近傍には図示しないモータ
あるいは駆動源となる回転体とベルト13で連結
されて回転するプーリ14が回転自在に配されて
おり(その支持手段は図示せず)、そのプーリ1
4の回転軸方向にには大径の軸部14aと小径の
軸部14bが一体に成形されている。
大径の軸部14aには回転板15がプーリ14
と一体に回転するように且つ軸方向にすなわち矢
印B方向に移動できるように配され、プーリ14
と回転板15との間にはスプリングS2が配されて
いる。
小径の軸部14bにはリール台12のカサ歯状
歯車12bと常時噛合するカサ歯状歯車16が回
転板15との間にフエルト等の摩擦部材17を介
在した関係で回転自在且つ軸方向に移動できるよ
うに配され、小径の軸部14b先端には抜け止め
用のEリング7等が取り付けられている。
したがつて、カサ歯状歯車16にスプリングS2
の弾力で摩擦部材17を介して、プーリ14と一
体に回転する回転板15が圧接されることによつ
てカサ歯状歯車16とプーリ14とを摩擦結合す
るように構成されている。
本考案のスリツプトルク自動調節機構は以上の
ような構成となつており、以下にその動作を述べ
る。
第3図aは通常のカセツトのハブ(図示せず)
を回転駆動している状態を示すもので、カサ歯状
歯車16は図で見て最もリール台12に近い最左
方位置にある。すなわちスプリングS2は最も延び
た状態にあるため、カサ歯状歯車16と回転板1
5との圧接力は最も弱く、摩擦結合力も小さい。
この状態において、設定伝達トルク以上の例え
ば回転負荷(大)が規格以外のカセツトと交換す
ると、リール台12には大きな回転負荷がかかる
ことになる。
そうすると、第2図にて説明した原理によつ
て、第3図bに示すようにカサ歯状歯車16がそ
の軸方向矢印Bで示す方向へと力を受けて移動す
る。これによつてカサ歯状歯車16が摩擦部材1
7を介して回転板15を押圧し、スプリングS2
縮む方向に変位する。このスプリングS2の変位に
よりスプリングS2の弾力が強くなり、カサ歯状歯
車16と回転板15との圧接力が高まつて、結局
互いに摩擦結合力が大となり、回転負荷が設定伝
達トルク以上のカセツトでもカサ歯状歯車16が
から回りをすることなく駆動することができる。
以上述べたように、本考案のスリツプトルク自
動調節機構によれば、カサ歯状歯車による回転伝
達機構を有効に利用し、通常は伝達トルクを小と
なして仕事量を小さく設定してモータに不必要な
負担がかからないようにして消費電力の節約をは
かり、上記通常の伝達トルク以上の伝達トルクが
必要なカセツトテープを使用した時のみ必要伝達
トルクが得られる様にして仕事量を大にしたもの
でモータの消費電力は常に必要最小限に抑えるこ
とができ、他の回転機構にも余計な負担をかける
こともなく、さらにその構成も簡単である等の効
果を有するものである。
尚、上述の実施例においては、テープレコーダ
のリール台に本考案のスリツプトルク自動調節機
構を適用した場合について述べたが、これに限定
されることはなく、スリツプ機構を有する回転機
構であればどのようなものでも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のスリツプ機構の一例を示す説明
図、第2図は本考案のスリツプトルク自動調節機
構の原理を示す説明図、第3図a,bは本考案の
スリツプトルク自動調節機構を説明するための構
成及び動作説明図である。 符号の説明、1……シヤーシ、12……リール
台、12a……スリーブ、12b……カサ歯状歯
車、14……プーリ、14a……大径の軸部、1
4b……小径の軸部、15……回転板、16……
カサ歯状歯車、17……摩擦部材、S1,S2……ス
プリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1のカサ歯状歯車を有するリール台等の披回
    転部材と、前記第1のカサ歯状歯車に常時噛合し
    かつ軸方向に移動可能に設けられた第2のカサ歯
    状歯車と、該第2のカサ歯状歯車と駆動回転部材
    との間にフエルト等の摩擦部材及びスプリングを
    介在させたスリツプトルク機構とを具備し、前記
    第1のカサ歯状歯車の回転負荷の大きさに基づい
    て前記第2のカサ歯状歯車を軸方向へ移動させて
    前記スリツプトルク機構の伝達トルクを可変し得
    るようにしたことを特徴とするテープレコーダ等
    のスリツプトルク自動調節機構。
JP14980082U 1982-10-04 1982-10-04 テ−プレコ−ダ等のスリツプトルク自動調節機構 Granted JPS5954249U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14980082U JPS5954249U (ja) 1982-10-04 1982-10-04 テ−プレコ−ダ等のスリツプトルク自動調節機構

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14980082U JPS5954249U (ja) 1982-10-04 1982-10-04 テ−プレコ−ダ等のスリツプトルク自動調節機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5954249U JPS5954249U (ja) 1984-04-09
JPS6246037Y2 true JPS6246037Y2 (ja) 1987-12-10

Family

ID=30332429

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14980082U Granted JPS5954249U (ja) 1982-10-04 1982-10-04 テ−プレコ−ダ等のスリツプトルク自動調節機構

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54546B2 (ja) * 1976-05-07 1979-01-11

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5851457Y2 (ja) * 1977-06-04 1983-11-24 セイレイ工業株式会社 オ−バ−ロ−ドクラツチ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54546B2 (ja) * 1976-05-07 1979-01-11

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Publication number Publication date
JPS5954249U (ja) 1984-04-09

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