JPS6245106A - 中間タツプ付負荷時タツプ切換変圧器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特許請求の範囲第１項の前段部分に記載の構
成を有する負荷時タップ切換変圧器に関するものである
。

この種のタップ切換変圧器は良く知られているように、
通電していない変圧器の状態で操作出来る中間タップ切
換器を保有している。それ放電源を入れるのにこの変圧
器では必ず電源を切らなくてはならない。エネルギー密
度を高め、内部結線を強める電力供給網の近代化の過程
にあって、現状の供給網に負荷時タップ切換変圧器、つ
まり負荷に電力を供給しながら電圧調整が可能な変圧器
をさらに多く設置する必要性がある。切換タップのある
変圧器を負荷時においても制御可能な変圧器に交換する
ことは非常に有益なことである。それ故この種の変圧器
では既存の無負荷じタップ切換を負荷時タップ切換選択
器に取り替える努力がなされている。それにもかかわら
ず中間タップのある変圧器では別である。なぜなら各相
ごとに２個の個別タップその都度接続しているからであ
る。この場合、各相ごとに２個の負荷選択器又は１個の
２極負荷選択器を挿入する必要がある。このことは大変
有用であるが、往々にして負荷選択器を収納させる容積
上の余裕がないため失敗することがある。

それ故、改造の可能性、殊に中間タップ切換器のある変
圧器で製造費と収納スペースに関して著しい改良するこ
とが本発明の課題である。

この課題は特許請求の範囲第１項の特徴部分に記載の負
荷時タップ切換変圧器により独創的に解決出来る。

本発明の主要部は中間タップ付負荷時タップ変圧器を改
造するために既存の方式の選択器に手を加えることが出
来ることを示している。各相ごとに２個の負荷選択器な
いしは１個の２極負荷選択器を設置することはそれ程必
要なことではない。本来のタップ切換器に代えて、変圧
器の中に余り大きな改造を入れないで負荷選択器を設置
出来る。又増設形の負荷選択器を導入することも可能で
ある。

１　　　　　　　　特許請求の範囲第２項は負荷選択器
を役立てるため実用的な発展を与えている。

本発明の実施例を模式的な回路である第１図および第２
図に示す。

明らかなようにタップ切換変圧器は２個の分割巻線と中
間Ｍに対して各々、３個のタップ１．２．３及び４．５
．６を保有している。これ等のタップは負荷選択器の固
定されているタップ接触子Ｋｌ　、Ｋ２　、Ｋ３ないし
はに４　、Ｋ５、Ｋ６にそれぞれ接続されている。タッ
プ接触子に１からに６はよく行われているように環状に
配置されている。負荷選択器は１個の可動接触子装置１
０を保有し、この装置は円の中心に対してタップ接触子
を旋回可能にしている。この可動接触子装置は主接触子
１１と２個の抵抗接触子１２と１個の摺動接触子１３が
ら成っている。この摺動接触子は２分割環状案内接触子
１４．１５に接続されている。この場合、主接触子１１
は摺動接触子１３に直接接続されていて、他方抵抗接触
子１２はそれぞれ保護抵抗１６を中間結線しである摺動
接触子１３に接続されている。環状案内接触子は先述の
ように２個より成り、この場合一番目の部分１４はタッ
プ接触子に１からに３に付属していて、分割巻線Ｗ２の
中心よりずれているタップ４に接続されている。一方案
内接触子の二番目の部分１５はタップ接触子に４　、Ｋ
５　、Ｋ６に接続されていて、第１分割巻線Ｗ１の中心
に近いタップ３に接続されている。

第１図に示した結線では、低電圧導入時のものである。

電流の流れはタップ１からタップ接触子に１、主接触子
１１、摺動接触子１３、案内接触子１４を経由してタッ
プ４に至る。これ等のタップ間にある分割巻線は全て短
絡される。

次に高電圧に切換えるのには、可動接触子装置１０をタ
ップ接触子に１からに２に動かす。かくして公知の方法
で両タップ接触子に１とに２の間を瞬時に橋絡すること
になる。このとき抵抗接触子１２はタップ接触子に１に
留まっていて、他方の抵抗接触子１２はタップ接触子に
２にすでに達している（第２図参照）。可動接触子装置
１０は夕・７ブ接触子に２の動作位置来るやいなや、タ
ップ１と２の間にある分割巻線を短絡し、それに応じて
負荷時タップ切換変圧器の電圧は上昇する。更にタップ
接触子に３に切換えるとタップ接触子２と３の間分割巻
線が短絡され、更に高い電圧上昇となる。第２図により
可動接触子１０はタップ接触子に３からに４への切換を
示している。この切換により摺動接触子１３は案内接触
子１４から１５に切換ねる。

電流はタップ３からタップ接触子に３と案内接触子１４
を経由しタップ４に流れる。更に上記の切換操作により
電流はタップ３から案内接触子１５とタップ接触子に４
を経由してタップ４に流れる。この開閉手順により負荷
時タップ切換変圧器には電圧変動を与えていない。引き
続く開閉手順により可動接触子装置はタップ接触子に４
からに５に切換わる。この間タップ４と５の間にある分
割巻線を短絡し更に電圧上昇を得ることになる。最後に
可動接触子装置１０がタップ接触子６に達すると最高電
圧が得られる。

可動接触子装置をタップ接触子に３からに４に切換える
と、１部の電流が両案内接触子１４．１５にも流れるた
め、摺動接触子１３が案内接触子１４から１５に同時に
切換ねっても、電流損失は生じない。したがって、案内
接触子１４．１５の対応する端部１７と慴動接触子１３
の端部１８にも耐弧性材料が使用される。

ここに示した模式図では、全ての接触子が同一平面にあ
るが、実際の施工ではこの状況にある必要はないことは
明らかである。例えば、案内接触子１４．１５を環状に
固定して配置したタップ接触子に１からに６の上部又は
下部の同一平面に置くこともできる。又可動接触子を環
状にすることもできる。更にこの配置は決して図示した
タップ数に制限されることはない。

【図面の簡単な説明】

第１図は操作位置がタップ１にあるときの結線図（最低
電圧投入時）、第２図はタップ３からタップ４に切換え
る途中の結線図である。 図中符号の対応 Ｗｌ　、Ｗ２　　：分割巻線 Ｍ：巻線の中央位置 に１、Ｋ２）Ｋ３、Ｋ４、Ｋ５、Ｋ６ ：固定接触子 １、２．３．４．５．６：巻線のタップ１０：可動接触
子装置　　１１：主接触子１２：抵抗接触子　　　　１
３：摺動接触子１６：保護抵抗 １４．１５：環状案内接触子 １７：案内接触子の端部 １８：摺動接触子の端部

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）相の中心において各相ごとに巻線を分割し、各分
   割巻線ごとにその中心に対して複数のタップを備え、環
   状に固定されているタップ接触子を前記タップに接続し
   、可動接触子が円の中心点のまわりに接触子から接触子
   へ旋回可能である１個の切換開閉器を介して直列巻線を
   接続しあるいは切ることのできるように構成された負荷
   時タップ切換変圧器において、 前記切換開閉器は負荷時においても操作可能な１個の負
   荷選択器であって、該選択器により両分割巻線（Ｗ１、
   Ｗ２）のタップ（１、２、３；６、５、４）は固定接触
   子（Ｋ１、Ｋ２、Ｋ３；Ｋ６、Ｋ５、Ｋ４）に接続され
   ていて、可動接触子（１０）が環状案内接触子（１４、
   １５）に連結され、該環状案内接触子が２分割されてい
   て、その第１の部分（１４）は第１の分割巻線（Ｗ１）
   のタップ接触子（Ｋ１、Ｋ２、Ｋ３）に、そして第２の
   部分（１５）は第２の分割巻線（Ｗ２）のタップ接触子
   （Ｋ４、Ｋ５、Ｋ６）にそれぞれ接続され、前記環状案
   内接触子の第１の部分（１４）は第２の分割巻線（Ｗ２
   ）の中心（Ｍ）よりみて最後のタップ（４）に、そして
   前記環状案内接触子の第２の部分（１５）は前記第１の
   分割巻線（Ｗ１）の中心（Ｍ）よりみて最初のタップ（
   ３）に、それぞれ電気的に接続され、前記可動接触子（
   １０）によって前記第１の分割巻線（Ｗ１）の最初のタ
   ップ（３）のタップ接触子から前記第２の分割巻線（Ｗ
   ２）の最後のタップのタップ接触子（Ｋ４）に切り換え
   るとき、同時に前記環状案内接触子の第１の部分（１４
   ）から第２の部分（１５）へ通電状態のまま切り換え可
   能であることを特徴とする負荷時タップ切換変圧器。
2. （２）特許請求の範囲第１項記載の負荷時タップ切換変
   圧器において、 前記案内接触子の第１及び第２の部分（１４、１５）に
   対して切り換え操作時に橋絡される両端部（１７）、及
   び可動接触子装置（１０）で該接触子の連結される部分
   （１３）の両端部が、それぞれ耐弧性の接点材料（１７
   、１８）を備えている負荷時タップ切換変圧器。