JPS6243789Y2 - - Google Patents

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JPS6243789Y2
JPS6243789Y2 JP4602082U JP4602082U JPS6243789Y2 JP S6243789 Y2 JPS6243789 Y2 JP S6243789Y2 JP 4602082 U JP4602082 U JP 4602082U JP 4602082 U JP4602082 U JP 4602082U JP S6243789 Y2 JPS6243789 Y2 JP S6243789Y2
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JP
Japan
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honeycomb layer
magnesia cement
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cement paste
magnesia
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JP4602082U
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JPS58147730U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は軽量構造材料に関し、詳しくはペーパ
ーハニカム構造体からなる軽量構造材料に関す
る。 ペーパーハニカム構造体からなる軽量構造材料
は、第1図及び第2図に示すようにハニカム層1
の上下両面に表面材2が積層接着されて構成され
ているが、材料の特性から圧縮強度がなお十分で
ないうえに、ハニカム層と表面材との間の接着力
が小さく、曲げ等の応力下で容易に層間剥離する
傾向がある。 本考案は上記した問題を解決するためになされ
たものであつて、圧縮強度にすぐれると共に、ハ
ニカム層と表面材とが強固に接着されて曲げ強度
にもすぐれ、さらに難燃性を付与したペーパーハ
ニカム構造体からなる軽量構造材料を提供するこ
とを目的とする。 本考案の軽量構造材料は、マグネシアセメント
により含浸被覆されたペーパーハニカム層と、こ
のペーパーハニカム層の上下両面にハニカム層に
一体に硬化接着されたガラス繊維を含有するマグ
ネシアセメントよりなる表面材とから構成されて
いることを特徴とするものである。 本考案の軽量構造材料は、ペーパーハニカム層
にマグネシアセメントペーストを含浸被覆し、次
に、ガラス繊維を含有するマグネシアセメントペ
ーストを上記ペーパーハニカム層の上下両面に積
層した後、同時に加熱硬化させて得ることがで
き、このようにしてペーパーハニカム層とマグネ
シアセメントからなる表面材とが一体に接着され
た構造材料を得ることができる。 ペーパーハニカム層はマグネシアセメントペー
ストの含浸性にすぐれるが、これを含浸被覆する
前に、好ましくは用いるマグネシアセメントペー
ストに含まれるものと同じマグネシウム塩の飽和
水溶液にペーパーハニカム層を含浸させることに
より、ハニカム層と表面材との接着性を一層高め
ることができる。従つて、硫酸マグネシウム水溶
液をペーパーハニカム層に含浸させた後、好まし
くは活性マグネシア100重量部について無水硫酸
マグネシウム15〜100重量部と水60〜150重量部と
からなるマグネシアセメントペーストをハニカム
層に含浸させ、又は塩化アンモニウム水溶液をハ
ニカム層に含浸させた後、好ましくは活性マグネ
シア100重量部について無水塩化マグネシウム20
〜60重量部と水60〜150重量部とからなるマグネ
シアセメントペーストを含浸させる。上記したマ
グネシアセメントペーストが好ましい理由は、硫
酸マグネシウムが活性マグネシア100重量部につ
いて100重量部を越えると水に溶解しがたくな
り、均一なペーストが得られないからであり、一
方、15重量部より少ないときはいわゆる白華現象
が顕著となるからであり、一方、マグネシアセメ
ントペーストがマグネシウム塩として塩化マグネ
シウムを含有する場合、塩化マグネシウムが活性
マグネシア100重量部について60重量部を越える
と硬化体が発汗現象を示すようになり、20重量部
より少ないときは前記同様に白華現象が顕著とな
るからである。また、マグネシアセメントペース
トがいずれのマグネシウム塩を含有するにして
も、活性マグネシア100重量部について水の量が
60重量部より少ないときは、ペースト調製時の混
練りが不十分となつて、硬化不良が起ることがあ
り、また、150重量部より多いときは硬化体の比
重が小さくなつて、硬化体が満足すべき物性を有
しない。 本考案においては、マグネシアセメントペース
トは硬化調整剤を含有していることが望ましい。 硬化調整剤としては例えばリン酸、縮合リン
酸、ホウ酸、クエン酸又はこれらのナトリウム塩
やカリウム塩が用いられ、通常、活性マグネシア
100重量部について0.1〜10重量部が配合される。 硬化調整剤の配合量が0.1重量部より少ないと
きは、混練中に硬化が一部進行して、マグネシア
セメントペーストの可使時間が制限され、また、
10重量部より多量に配合すると、硬化体の硬度ほ
か物性が劣るようになる。 このようにしてマグネシウム塩水溶液とマグネ
シアセメントペーストを含浸させたハニカム層に
次いでその上下両面に表面材を積層形成する。本
考案においては、ガラス繊維を含有させたマグネ
シアセメントペーストをハニカム層の上下両面に
積層し、硬化させることによつて表面材を形成す
る。ガラス繊維としては、得られる軽量構造材料
が全方向に強度をすることが必要である場合、チ
ヨツプドストランドマツト、ガラスペーパー、ガ
ラスクロス等が好ましく用いられ、また、一方向
にのみ強度を与えればよい場合にはガラスロービ
ング等が使用される。マグネシアセメントペース
トのガラス繊維含有量はマグネシアセメントペー
ストの5〜30容量%程度が適当であり、ガラス繊
維を多量に用いることにより、表面材の厚みを小
さくして、曲げ強度を大きくすることができる。 ハニカム層の上下両面へのマグネシアセメント
ペーストの積層成形はプレス法や引抜き成形等に
よることができるが、マグネシアセメントペース
トのたれ落ちを防止すると共に、ハニカム層との
接着性を高めるために60〜90℃の温度に加熱して
急速硬化させるのがよい。また、このような加熱
硬化時に硬化体が過度に発熱するのを防止するた
め、冷却するのが望ましい。 なお、本考案の軽量構造材料においては、ハニ
カム層にマグネシウム塩水溶液及びマグネシアセ
メントペーストを含浸させた後、ハニカム層の空
孔内にガラス綿や岩綿等の断熱材を充填して保温
性を向上させることができ、また、ハニカム層空
孔内にマグネシアセメント発泡体を充填、硬化さ
せて、圧縮強度を一層向上させることもできる。 表面材の成形時に模様を備えた型を用いれば、
表面材に所望の化粧模様を付することもできる。 このようにしてハニカム層の上下両面に表面材
を積層成形することにより、ハニカム構造体から
なる軽量構造材料が得られる。 本考案の軽量構造材料においては、以上のよう
にペーパーハニカム層にマグネシアセメントペー
ストを含浸させた後、このハニカム層の上下両面
にガラス繊維を含有させたマグネシアセメントペ
ーストを積層し、これらを同時に加熱硬化させて
表面材を形成するから、得られる軽量構造材料は
第3図及び第4図に示すように、ハニカム層1
は、マグネシアセメント硬化体3によつて含浸被
覆されて圧縮強度が改善されていると共に、ハニ
カム層に含浸したマグネシアセメントペーストと
同時に熱硬化した表面材2のマグネシアセメント
硬化体4と一体に強固に接合され、さらに表面材
はガラス繊維5により補強されているので、曲げ
強度においてもすぐれ、この結果、従来のセメン
トや石コウ等の複合材料に比べて著しく薄肉であ
りながら、FRPと同等のすぐれた強度を有する
のである 以下に本考案の実施例を挙げるが、本考案はこ
れら実施例により限定されるものではない。な
お、部及び%は重量部及び容量%を意味する。 実施例 1 ペーパーハニカム層を塩化マグネシウム飽和水
溶液に浸漬後、活性マグネシア100部について無
水塩化マグネシウム35部、トリポリリン酸カリウ
ム1.5部及び水97部を含有するマグネシアセメン
トペーストに浸漬した。 次に、チヨツプドストランドマツト8%含有す
る上記と同じマグネシアセメントペーストを上記
ペーパーハニカム層の上下両面に積層し、0.5
Kg/cm2の加圧下に80℃に加熱して硬化させ、ハニ
カム層厚さ14mm、表面材厚さ合計3.5mmの硬化体
を得た。この硬化体を室温で28日間養生後、
JISZー2113に準じて曲げ強度を測定し、また、
JISZー2111に準じて圧縮強度を測定した。結果
を第1表に示す。 実施例 2 実施例1と同様にしてペーパーハニカム層を塩
化マグネシウム水溶液、次いでマグネシアセメン
トペーストに浸漬後、マグネシアセメントペース
トに15%のガラスロービングを含浸させ、これを
ペーパーハニカム層の上下両面に積層し、加熱金
型にて80℃の温度で連続的に硬化成形した。 得られた硬化体はハニカム層厚さ14mm、全体厚
さ18mmであつた。28日間室温で養生後、実施例1
と同様にして曲げ強度(ロービング方向)及び圧
縮強度を測定した。結果を表に示す。 実施例 3 実施例1において、表面材を形成するために9
%のガラスペーパーを含有するマグネシアセメン
トペーストを用いた以外は実施例1と全く同様に
して、ハニカム層厚さ14mm、全体厚さ17.5mmの硬
化体を得た。この硬化体を室温で28日間養生後、
曲げ強度及び圧縮強度を実施例1と同様に測定し
た。結果を表に示す。 実施例 4 ペーパーハニカム層を硫酸マグネシウム飽和水
溶液に浸漬後、活性マグネシア100部について無
水硫酸マグネシウム25部、トリポリリン酸カリウ
ム1部及び水95部を含有するマグネシアセメント
ペーストに浸漬した。 次にチヨツプドストランドマツト8%含有する
上記と同じマグネシアセメントペーストを上記ペ
ーパーハニカム層の上下両面に積層し、0.7Kg/
cm2の加圧下に70℃に加熱して硬化させ、ハニカム
層厚さ14mm、全体厚さ17.5mmの硬化体を得た。こ
の硬化体を室温で28日間養生後、実施例1と同様
にして曲げ強度及び圧縮強度を測定した。結果を
表に示す。 比較例 1 ペーパーハニカム層を塩化マグネシウム水溶液
及びマグネシアセメントペーストに含浸すること
なく、その上下両面に実施例1と同じチヨツプド
ストランドマツト9%を含有するマグネシアセメ
ントペーストを積層し、0.5Kg/cm2の加圧下に80
℃に加熱して硬化させ、実施例1と同寸法の硬化
体を得た。室温で28日間養生後、実施例1と同様
にして曲げ強度及び圧縮強度を測定した。結果を
表に示す。 比較例 2 ペーパーハニカム層を焼石コウ100部、水60
部、硬化調整剤としてクエン酸ナトリウム0.05部
とからなる石コウペーストに含浸させた後、9%
のチヨツプドストランドマツトを含有させた同じ
石コウペーストをハニカム層の上下両面に積層
し、硬化させて、ハニカム層厚さ14mm、全体厚さ
18.5mmの硬化体を得た。この硬化体の曲げ強度及
び圧縮強度を実施例1と同様にして測定した。結
果を表に示す。 比較例 3 ペーパーハニカム層に水ガラス1号を含浸被覆
した後、このハニカム層の上下両面にチヨツプド
ストランドマツト10%を含有する実施例4と同じ
マグネシアセメントペーストを積層し、0.5Kg/
cm2の加圧下に75℃に加熱して硬化させ、ハニカム
層厚さ14mm、全体厚さ18.2mmの硬化体を得た。室
温で28日間養生後、実施例1と同様にして曲げ強
度及び圧縮強度を測定した。結果を表に示す。 【表】
た。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来のハニカム構造体から
なる構造材料の要部縦断面図及び要部横断面図、
第3図及び第4図は本考案の構造材料の要部縦断
面図及び要部横断面図である。 1……ハニカム層、2……表面材、3,4……
マグネシアセメント硬化体、5……ガラス繊維。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. マグネシアセメントにより含浸被覆されたペー
    パーハニカム層と、このペーパーハニカム層の上
    下両面にハニカム層に一体に硬化接着されたガラ
    ス繊維を含有するマグネシアセメントよりなる表
    面材とから構成されていることを特徴とする軽量
    構造材料。
JP4602082U 1982-03-30 1982-03-30 軽量構造材料 Granted JPS58147730U (ja)

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JP4602082U JPS58147730U (ja) 1982-03-30 1982-03-30 軽量構造材料

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JP4602082U JPS58147730U (ja) 1982-03-30 1982-03-30 軽量構造材料

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JPS58147730U JPS58147730U (ja) 1983-10-04
JPS6243789Y2 true JPS6243789Y2 (ja) 1987-11-16

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JP4602082U Granted JPS58147730U (ja) 1982-03-30 1982-03-30 軽量構造材料

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JPS58147730U (ja) 1983-10-04

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