JPS6240269A - 無菌油脂組成物の製造法 - Google Patents
無菌油脂組成物の製造法Info
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- JPS6240269A JPS6240269A JP60178320A JP17832085A JPS6240269A JP S6240269 A JPS6240269 A JP S6240269A JP 60178320 A JP60178320 A JP 60178320A JP 17832085 A JP17832085 A JP 17832085A JP S6240269 A JPS6240269 A JP S6240269A
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- Japan
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- oil
- fat composition
- fat
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- fatty acid
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- Edible Oils And Fats (AREA)
- Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、多価不飽和脂肪酸を含有している無菌油脂組
成物の製造法に関する。
成物の製造法に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〕多価
不飽和脂肪酸は、酸化されやすく、食品分野での取り扱
いが難しかった。そのような多価不飽和脂肪酸のなかで
も特にγ−リノレン酸は、人体内で合成できない必須脂
肪酸であり、食物栄養素として摂取しなければならない
ものである。
不飽和脂肪酸は、酸化されやすく、食品分野での取り扱
いが難しかった。そのような多価不飽和脂肪酸のなかで
も特にγ−リノレン酸は、人体内で合成できない必須脂
肪酸であり、食物栄養素として摂取しなければならない
ものである。
また、γ−リノレン酸は、最近注目を集めているプロス
タグランジンの前駆物質であるが、このプロスタグラン
ジンは、人体内の脂肪代謝等に極めて重要な役割を果た
し、成人病の予防や治療に効果があると言われている。
タグランジンの前駆物質であるが、このプロスタグラン
ジンは、人体内の脂肪代謝等に極めて重要な役割を果た
し、成人病の予防や治療に効果があると言われている。
γ−リノレン酸は人体内で容易にプロスタグランジンに
変化するので、栄養食品として、一般消費者が摂取する
ことが奨励されている。
変化するので、栄養食品として、一般消費者が摂取する
ことが奨励されている。
しかしながら、先に述べたように、γ−リノレン酸等を
含む多価不飽和脂肪酸は、容易に酸化され、特有の不快
臭を有するため、食品としての取り扱いが難しかった。
含む多価不飽和脂肪酸は、容易に酸化され、特有の不快
臭を有するため、食品としての取り扱いが難しかった。
このため、多価不飽和脂肪酸をカプセル化する等して、
取り扱いを容易にするような方法も提案されているが、
このようなカプセル化物は、通常の食品とともに自然に
消費者が摂取するには問題があった。
取り扱いを容易にするような方法も提案されているが、
このようなカプセル化物は、通常の食品とともに自然に
消費者が摂取するには問題があった。
本発明者らは、上記問題点に鑑み、γ−リノレン酸を始
めとする多価不飽和脂肪酸を油脂組成物中に含ませ、し
かもその酸化を防ぎ、不快な臭いを抑えろことのできる
方法について鋭怠検討の結果、本発明を完成させた。
めとする多価不飽和脂肪酸を油脂組成物中に含ませ、し
かもその酸化を防ぎ、不快な臭いを抑えろことのできる
方法について鋭怠検討の結果、本発明を完成させた。
即ち、本発明の無菌油脂組成物の製造法は、多価不飽和
脂肪酸を含むA11相を2〜20重量%含む油脂組成物
を、U l(T滅菌処理し、次いで液面下シール方式に
よるj鴫菌充填包装することを特徴とする。
脂肪酸を含むA11相を2〜20重量%含む油脂組成物
を、U l(T滅菌処理し、次いで液面下シール方式に
よるj鴫菌充填包装することを特徴とする。
以下に本発明の無菌油脂組成物の!!I造法について詳
述する。
述する。
本発明で用いられる多価不飽和脂肪酸としては、オレイ
ン酸、リノール酸、リルン酸、アラキドン酸等が挙げら
れるが、特にγ−リルン酸を用いるのが効果的である。
ン酸、リノール酸、リルン酸、アラキドン酸等が挙げら
れるが、特にγ−リルン酸を用いるのが効果的である。
このような多価不飽和脂肪酸j酸は、油脂x、■成物中
に、油脂の構成脂肪酸として、王たは遊21を脂肪酸と
して含有される。γ−リルン酸を多く含有する油脂とし
てはオオマツヨグサ浦、月見草油等がある他、カビやラ
ン藻より抽出された油脂がcJ)る。
に、油脂の構成脂肪酸として、王たは遊21を脂肪酸と
して含有される。γ−リルン酸を多く含有する油脂とし
てはオオマツヨグサ浦、月見草油等がある他、カビやラ
ン藻より抽出された油脂がcJ)る。
本発明の油脂ill成物中2〜20重量%を占める浦和
としては、上記の多価不飽和脂肪酸を含有する油脂に、
他の動植物油脂またはそれらの硬化油、分別油、エステ
ル交換浦等の加工油を混合して用いることができる。こ
のとき、多価不飽和脂肪酸は、全油脂組成物中10重量
%を越えないことが口あたりのよさから望ましく、また
全油脂組成物中0.001重量%でも摂取効果が見られ
る。
としては、上記の多価不飽和脂肪酸を含有する油脂に、
他の動植物油脂またはそれらの硬化油、分別油、エステ
ル交換浦等の加工油を混合して用いることができる。こ
のとき、多価不飽和脂肪酸は、全油脂組成物中10重量
%を越えないことが口あたりのよさから望ましく、また
全油脂組成物中0.001重量%でも摂取効果が見られ
る。
浦和の量が20重量%超であると口あたりが重くなるた
め、また2重量%未満であると油脂が不足するため、ス
ープとしての用途に不適なものとなる。
め、また2重量%未満であると油脂が不足するため、ス
ープとしての用途に不適なものとなる。
本発明の油脂組成物の好ましい実施態様の一つは、浦和
2〜20重量%、小麦粉1−10重量%乳製品3〜30
重量%、野菜5〜60屯量%、だしtl−20〜60市
量%、水0〜50重量%からなるスープである。
2〜20重量%、小麦粉1−10重量%乳製品3〜30
重量%、野菜5〜60屯量%、だしtl−20〜60市
量%、水0〜50重量%からなるスープである。
上記乳製品としては、牛乳、生クリーム、脱脂
1乳、脱脂粉乳、全脂粉乳、脱脂練乳、
凍結濃縮脱脂乳、バターミルク、粉末バターミルク、粉
末ホエー、練乳、粉乳、ナトリウムカゼイネート等を挙
げることができる。
1乳、脱脂粉乳、全脂粉乳、脱脂練乳、
凍結濃縮脱脂乳、バターミルク、粉末バターミルク、粉
末ホエー、練乳、粉乳、ナトリウムカゼイネート等を挙
げることができる。
上記野菜としては、生鮮野菜、加工凍結野菜、加工凍結
野菜、凍結野菜、粉末野菜、さらには、小麦蛋白、大豆
蛋白等を用いることができる。
野菜、凍結野菜、粉末野菜、さらには、小麦蛋白、大豆
蛋白等を用いることができる。
上記だし汁としては、肉骨類の煮出し汁またはこれに、
風味調味料、香辛料、香料、食塩、砂糖等を添加したも
のが用いられる。
風味調味料、香辛料、香料、食塩、砂糖等を添加したも
のが用いられる。
さらにこの他に、目的に応じて、乳化剤、安定剤等を添
加してもよい。
加してもよい。
これらの成分を、80℃以下で混合してスープ原液を調
製し、これに剪断作用を与え、均質化処理を施す。
製し、これに剪断作用を与え、均質化処理を施す。
次に、tJl(T滅菌装置で、好ましくは直接加熱方式
で、滅菌処理を行う、かかる滅菌処理 は、130〜1
50℃で数秒間行う、使用に通した滅菌装置としては、
コーベリゼーション滅菌装置(APV社製)、アルファ
ラバルVTIS滅菌装置(アルファラバル社製)、C,
P、Vac−)1eaLUIIT滅菌装置(クリーメリ
イパッケージ社製)、パラリゼーター(パラシュ・アン
ド・シルケボーグ社奨)等が挙げられる。
で、滅菌処理を行う、かかる滅菌処理 は、130〜1
50℃で数秒間行う、使用に通した滅菌装置としては、
コーベリゼーション滅菌装置(APV社製)、アルファ
ラバルVTIS滅菌装置(アルファラバル社製)、C,
P、Vac−)1eaLUIIT滅菌装置(クリーメリ
イパッケージ社製)、パラリゼーター(パラシュ・アン
ド・シルケボーグ社奨)等が挙げられる。
滅菌処理された油脂組成物は、0〜40℃に急冷した後
、液面下シール方式による無菌充填包装を行う、このよ
うな液面−下シール方式による無菌充填包装を行う無菌
充填機としては、テトラパックが代表的で、これは、ヘ
ッドスペースがない密閉式であるため、無菌油脂組成物
は外気から遮断され酸化を防げる。
、液面下シール方式による無菌充填包装を行う、このよ
うな液面−下シール方式による無菌充填包装を行う無菌
充填機としては、テトラパックが代表的で、これは、ヘ
ッドスペースがない密閉式であるため、無菌油脂組成物
は外気から遮断され酸化を防げる。
以下実施例によってさらに詳しく本発明を説明する・
i〔実施例〕 実見■ 下記の配合でスープ原液を調製した。
i〔実施例〕 実見■ 下記の配合でスープ原液を調製した。
バター 4重量部
小麦粉 5重量部
牛乳 14重量部
生クリーム 5重量部
スィートコーン 30重量部
(注1)
チキンブイヨン 40重量部
(注2)
月見草油 2重量部
(tt3)
塩 少々
砂糖 少々
(注1)クリームスタイルの罐詰物、ミキづ−でわ)砕
後うらごしをして固形物を除いたもの (注2)トリガラと少量の野菜から者出し冷却したもの (注3)γ−リルン酸8%含有 上記原料成分を50℃で混合した後、ホモミキサー(特
殊機加工業社!i!l IIV−0型)にて30QQ
rpmの剪断作用を30分間与え、次いでアルファラハ
ル社製VTIS滅菌装置によって、14Q’Cで3秒間
滅菌処理し、ただちに20℃に冷却後、液面下ンールで
テトラパックに充處した。
後うらごしをして固形物を除いたもの (注2)トリガラと少量の野菜から者出し冷却したもの (注3)γ−リルン酸8%含有 上記原料成分を50℃で混合した後、ホモミキサー(特
殊機加工業社!i!l IIV−0型)にて30QQ
rpmの剪断作用を30分間与え、次いでアルファラハ
ル社製VTIS滅菌装置によって、14Q’Cで3秒間
滅菌処理し、ただちに20℃に冷却後、液面下ンールで
テトラパックに充處した。
tJられた無菌充填スープを、5℃、15°C130℃
に60口間保存した後、60°Cに加熱し喫食したとこ
ろ、いずれも多価不飽和脂肪酸の劣化した不快な91−
いを感しることがなかった。
に60口間保存した後、60°Cに加熱し喫食したとこ
ろ、いずれも多価不飽和脂肪酸の劣化した不快な91−
いを感しることがなかった。
比敦−医
上記実施例と同様な配合でスープ原液を調製し、同様に
LJ II T処理後、ヘッドスペースのあるピュアー
バックに無菌充處した。これを−上記実施例と同様に保
存したところ、60日後には油脂の劣化臭が強く、食用
に供しi(Iなかった。
LJ II T処理後、ヘッドスペースのあるピュアー
バックに無菌充處した。これを−上記実施例と同様に保
存したところ、60日後には油脂の劣化臭が強く、食用
に供しi(Iなかった。
本発明の第一の効果は、通常の食品形態によって、容易
にγ−リノレン酸等の多価不飽和脂肪酸を摂取できるよ
うにしたことである。
にγ−リノレン酸等の多価不飽和脂肪酸を摂取できるよ
うにしたことである。
また本発明の第二の効果は、跳萌保存しても、不安定な
多価不飽和脂肪酸の劣化の進みにくい油脂組成物の製造
法を提供したことである。
多価不飽和脂肪酸の劣化の進みにくい油脂組成物の製造
法を提供したことである。
Claims (3)
- (1)多価不飽和脂肪酸を含む油相を2〜20重量%含
む油脂組成物を、UHT滅菌処理し、次いで液面下シー
ル方式による無菌充填包装することを特徴とする無菌油
脂組成物の製造法。 - (2)多価不飽和脂肪酸が、γ−リノレン酸である特許
請求の範囲第(1)頃記載の無菌油脂組成物の製造法。 - (3)油脂組成物が、スープである特許請求の範囲第(
1)又は(2)項記載の無菌油脂組成物の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60178320A JPH0648970B2 (ja) | 1985-08-13 | 1985-08-13 | 無菌油脂組成物の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60178320A JPH0648970B2 (ja) | 1985-08-13 | 1985-08-13 | 無菌油脂組成物の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6240269A true JPS6240269A (ja) | 1987-02-21 |
JPH0648970B2 JPH0648970B2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=16046419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60178320A Expired - Lifetime JPH0648970B2 (ja) | 1985-08-13 | 1985-08-13 | 無菌油脂組成物の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0648970B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54138165A (en) * | 1978-04-17 | 1979-10-26 | Miyoujiyou Shiyokuhin Kk | Production of white sauce |
JPS58192828A (ja) * | 1982-04-16 | 1983-11-10 | ソシエテ・デ・プロデユイ・ネツスル・ソシエテ・アノニム | 栄養組成物およびその製造法 |
JPS59152324A (ja) * | 1983-02-01 | 1984-08-31 | エフア−モル・リミテツド | 医薬または健康食品組成物 |
-
1985
- 1985-08-13 JP JP60178320A patent/JPH0648970B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54138165A (en) * | 1978-04-17 | 1979-10-26 | Miyoujiyou Shiyokuhin Kk | Production of white sauce |
JPS58192828A (ja) * | 1982-04-16 | 1983-11-10 | ソシエテ・デ・プロデユイ・ネツスル・ソシエテ・アノニム | 栄養組成物およびその製造法 |
JPS59152324A (ja) * | 1983-02-01 | 1984-08-31 | エフア−モル・リミテツド | 医薬または健康食品組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0648970B2 (ja) | 1994-06-29 |
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