JPS6240127B2 - - Google Patents

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JPS6240127B2
JPS6240127B2 JP57157963A JP15796382A JPS6240127B2 JP S6240127 B2 JPS6240127 B2 JP S6240127B2 JP 57157963 A JP57157963 A JP 57157963A JP 15796382 A JP15796382 A JP 15796382A JP S6240127 B2 JPS6240127 B2 JP S6240127B2
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JP
Japan
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wire
cylindrical member
discharge machining
electrode wire
machining apparatus
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JP57157963A
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JPS5856734A (ja
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Ibo Bonga Benno
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SHARUMIIYU TEKUNOROJII SA
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SHARUMIIYU TEKUNOROJII SA
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Publication date
Application filed by SHARUMIIYU TEKUNOROJII SA filed Critical SHARUMIIYU TEKUNOROJII SA
Publication of JPS5856734A publication Critical patent/JPS5856734A/ja
Publication of JPS6240127B2 publication Critical patent/JPS6240127B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/02Wire-cutting
    • B23H7/06Control of the travel curve of the relative movement between electrode and workpiece

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は走行ワイヤーEDM装置、特に走行ワ
イヤーEDM装置のための新らしいワイヤー案内
及び保持構造に係るものである。
走行ワイヤーEDM装置が、1対の保持及び案
内部材間に張力を加えて保持された金属ワイヤー
の形状の電極工具を用いていることは公知であ
る。ワイヤーは比較的高速度で長手方向に連続的
に送給され、電極ワイヤーと加工片との間の加工
ゾーンに絶えずワイヤーの新らしい部分を露呈す
るようになつている。EDM装置には電極ワイヤ
ーと加工片とにまたがつて接続されているパルス
発生器、及び電極ワイヤー表面と加工片表面との
間の加工ゾーンに発生する放電によつて所定の形
状に従つて加工片を切断するように電極ワイヤー
の長手軸を加工片に対して予めプログラムされた
通路に従つて変位させるための1対のサーボモー
タ即ちX軸及びY軸サーブモータに指令する数値
制御装置が設けられている。
都合よいように、加工片は水平面に沿つて保持
され、電極ワイヤーは保持及び案内部材によつて
垂直に保持されている。保持及び案内部材の一方
は加工片の上方に配置され、他方は加工片の下方
に配置されている。各保持及び案内部材は保持腕
の端に取付けられている。若干の切断動作中に、
電極ワイヤーの長手軸を加工片に対して直角以外
のある角度に傾斜させたいことがある。これを達
成するための通常の構成では、上側の電極ワイヤ
ー保持及び案内部材を保持腕に直接取付けるので
はなく中間可動部材上に取付けることによつて、
上側の保持及び案内部材をその保持腕から離れる
ように変位させるべく1つの水平軸或は2つの直
交水平軸に沿つて限定された量だけ走行するよう
にしてる。電極ワイヤーを傾斜させ得るようにす
る機構は、直交座標に従つてワイヤー保持及び案
内部材を変位させるための一般にはUVテーブル
と呼ばれている小さいクロススライドテーブル、
或は保持及び案内部材を極座標に従つて変位させ
るための一般にはR〓と呼ばれている偏心部材か
らなつている。加工動作の途中で電極ワイヤーを
任意の角度に傾斜させ、任意の方向にワイヤーを
配向したければ、クロススライドテーブルを用い
る場合には、U軸及びY軸と呼ぶ軸毎に1つずつ
計2つの附加的なサーボモータが必要となる。
上側保持腕に1つのスライドを取付け、下側保
持腕にも1つのスライドを取付け、両スライドを
水平面内で変位できるようにしてこれらのスライ
ドの一方が他方の変位軸に直角な軸に沿つて変位
するような構造が知られている。
スライド機構は重大な不都合を呈するものであ
る。即ち、回転運動を線形運動に変換するため
に、これれらに多くの運動部分を設けなければな
らない。例えば、リードスクリユー・ナツト組立
体は機構内に若干量の遊びとバツクラツシユを招
き、リードスクリユー用のナツトを設けたスライ
ドは通路から保持されているために別の遊び及び
バツクラツシユが導入される。クロススライドテ
ーブルからなる機構ではU軸及びV軸に沿う運動
の重畳が遊び及びバツクラツシユの量を倍加さ
せ、勿論、支え表面の加工公差及び幾何学的な不
完全性に起因する附加的な誤差も加えなければな
らない。
スライドを排除することによつてこれらの累積
的誤差を減少させようとする試みがなされてい
る。例えば、加工片をユニバーサル継手によつて
取付けて加工片に対してワイヤーをどの方向にも
傾斜させ得るようにした解決法が提案されてい
る。またドイツ国特許2644369号に示されている
全保持腕組立体は、円筒形表面上に配列された支
え表面によつて全方向に旋回できるようになつて
いる。このように、これらの解決策では線形運動
を排除しているが、重くて厄介な組立体を精密に
旋回させるためには電極ワイヤー案内及び保持部
材のための機構をやや堅固で強力にする必要があ
るという欠陥がある。更に、重いEDM装置で
は、現状ではサーボモータと重い可動組立体との
間のシステムに減速歯車機構を組込む必要があ
り、そのためには先ず第1に排除すべき遊び及び
バツクラツシユの因である一連の運動部分が必要
となる。
本発明の主目的は走行ワイヤーEDM装置の電
極ワイヤーを保持して案内し、そして傾斜させる
機構を提供することであり、この機構は運動部分
を最小に抑え、電極ワイヤーの案内を高精度に保
ち、その結果として寄生的な遊びその他の幾何学
的誤差が生ずる恐れを積極的に減少させている。
本発明によれば、重くて厄介な機構に伴なう問題
に対する前記の解決策によらずに、スライドを排
除することが可能である。
本発明によれば、EDM装置のワイヤー電極の
少なくとも一方の保持及び案内部材がモータによ
つて駆動される回転可能な部材からなつており、
この部材にらせんみぞが設けてあつてみぞの表面
が電極ワイヤーのための案内表面として働らくよ
うにした機構が提供される。好ましくは、この回
転可能部材を円筒形とし、リードが一定のらせん
Vみぞを設ける。この部材は極めて硬い耐摩耗性
の材料で作り、らせんVみぞを切つた後に表面を
研磨する。例えば、この保持及び案内部材をサフ
アイア製とする。
本発明は、サーボモータの出力シヤフトの回転
をワイヤーが係合せしめられる接触表面の線形変
位に直接変換するという長所を有している。運動
部分は1つ、即ちサーボモータのロータしか存在
せず、これは本発明によるらせん付き、或はねじ
を切つた保持及び案内部材に直接結合されてい
る。このため運動部分の数が最大限に減少され、
そのために誤差の累加が排除される。従つて本発
明の新らしい構造によれば、極めて僅かな価格で
高い精度が得られる。
更に、本発明によれば直交座標を用いた位置ぎ
めシステムによつて与えられる特定の長所を保つ
ことができる(直交座標は、基準点に対して決定
される極座標を用いたシステムに特有の複雑さを
避けることができる)。本発明の配列は加工片の
最初の設定を容易にするもので、この設定は加工
片を保持するテーブルに直角に電極ワイヤーを位
置ぎめするだけなのである。
以下に添付図面を参照して本発明の実施例を説
明するが、当業者ならば、この説明から本発明が
より一層明白になるであろう。
際附図面、特に第1図に示す走行ワイヤー
EDM装置10は、加工片14の切断を行なう電
極ワイヤー12を備えている。例えば加工片14
を浸漬してある誘電液を満たしたタンク、電極ワ
イヤー12と加工片14との間の加工ゾーン内の
間隙にまたがつて電食放電を生じさせるための電
圧パルス発生器、種々のサーボモータへ適切な接
続を有している数値制御装置のように、公知で且
つ本発明の一部をなしていないEDM装置の種々
の成分は図示してない。加工片14はクランプ1
9或は他の適当な締付け手段によつてテーブル1
6上に片持ち式に取付けられる。テーブル16に
は、サーボモータ18によつてX軸に沿つて、ま
たサーボモータ20によつてX軸と直交するY軸
に沿つてテーブル16を変位させることができる
クロススライドが設けてある。電極12と加工片
14との間の相対変位を遂行させる他の機構、例
えばテーブル16をX軸に沿つてだけ変位させ、
一方電極ワイヤー12のための1対の保持腕22
及び24をY軸に沿つて変位させて電極ワイラヤ
ー12をY軸に沿つて変位させるようなありふれ
た機構も用いられている。
電極ワイヤー12は、本発明による1対のらせ
んみぞ付き保持及び案内部材26及び28の間に
張られている。らせんみぞ付き保持及び案内部材
26は加工片14の下方の保持腕22の端に、ま
たらせんみぞ付き部材28は加工片14の上方の
保持腕24の端に取付けられている。らせんみぞ
付き保持及び案内部材26及び28は、極めて硬
い耐摩耗性の材料製の円筒形ボデーとすることが
好好ましく、らせんみぞ即ちねじ30を壁面に切
り、高度に研磨した表面仕上げを施す。材料はサ
フアイア或はセラミツクとすることが好ましく、
らせんみぞ即ちねじ30はリードが一定のらせん
Vみぞとすることが好ましい。
1対の接触部材32及び34は、それぞれ電極
ワイヤー12に電流を供給することと、電極ワイ
ヤー12をらせんVみぞ30の一部の底に押付け
るという二重の機能を有している。電極ワイヤー
12は供給スプール(図示せず)から送給され、
1対の滑車35及び36の周縁を巻いて走行す
る。滑車35は加工片14の下方の下側電極ワイ
ヤー保持及び案内部材26及び下側接触部材32
を含む組立体より離れて配置され、滑車36は加
工片14、上側保持及び案内部材28及び接触部
材34の上方に配置されている。適当な動力手段
(図示せず)によつてワイヤー12を送給し矢印
の方向に変位させる。
第1図では接触部材32及び34の構造が単な
る静止円筒の形であるように極めて簡略化されて
いる。後述するように、接触部材を静止させてお
くと急速に摩耗してしまうので、このような簡単
な構造は実際的ではない。
保持及び案内部材26はサーボモータ38によ
つて回転駆動され、同様に保持及び案内部材28
はサーボモータ40によつて回転駆動される。好
ましくは、サーボモータ38及び40をステツピ
ングモータ或は高トルク直流モータとし、保持及
び案内部材26及び28をモータの出力シヤフト
に直結する。例えばサーボモータ38を付勢する
と、らせんVみぞ30の底の部分に係合している
電極ワイヤー12は、ありふれた電極ワイヤー保
持及び案内部材の変位によつて変位するのと同様
に、回転する保持及び案内部材26の長手軸に平
行な方向に直線的に変位し、その方向に傾斜し始
める。らせんみぞ付き保持及び案内部材28の長
手軸がらせんみぞ付き保持及び案内部材26の長
手軸に垂直であるので、電極ワイヤー12はどの
ような方向にも傾斜させることができる。もし加
工片14を通る切断通路が(例えば加工片14の
上面によつて形成される面に対して)限定されて
いれば、電極ワイヤー12を傾斜させることによ
つてオフセツトを生ずることになり、このオフセ
ツトはテーブル16をX軸或はY軸に沿つて、或
はX軸及びY軸の両方に沿つて同時に相応変位さ
せることによつて補償しなければならない。
サーボモータ38が下側保持腕22の垂直では
ない端面42に取付けられていることに注意され
たい。同様に、サーボモータ40も上側保持腕2
4の垂直ではない側面44に取付けられている。
表面42及び44の垂直に対する傾斜は、保持及
び案内部材26及び28のVみぞ30の活性部分
(即ちVみぞの側壁が電極ワイヤー12の周縁表
面の部分と係合する部分)がそれぞれ垂直となる
ようにしてある。
電極ワイヤー12への電流を供給する接触部材
32及び34を単に導電円筒部材で作ると、好ま
しくは銅、ブロンズ或は他の導電性金属或は合金
で作られている急速に運動する電極ワイヤー12
と常に摩擦係合している周縁表面の部分が急激に
摩耗し、接触部材の表面にみぞが形成されるため
電極ワイヤー12はこのみぞの底に捕えられたま
まとなりがちで、電極ワイヤー12は横方向に自
由に変位できなくなる。第2図及び第3図は、例
として下側保持腕22の端に取付けられた本発明
による構造の詳細を示すものである。サーボモー
タ38は保持腕22の傾斜した端面42上に取付
けられており、その出力シヤフト46は継手48
を介してらせんみぞ付き回転可能電極ワイヤー保
持及び案内部材26を駆動する。この目的のため
に、らせんみぞ付き部材26はその一端に一体に
作られているスタブシヤフト50を有しており、
このシヤフト50はボールベアリング52のよう
なありふれたベアリング手段によつて保持されて
いる。このベアリング手段は保持腕22の端に設
けられている円筒形の孔54の内側に保持されて
おり、孔54の中にサーボモータ38の出力シヤ
フト46及びこのシヤフト46を保持及び案内部
材のスタブシヤフト50に結合する継手48が収
容されている。保持腕22の上部には可動キヤリ
ツジ56が滑り可能なように取付けられており、
保持腕22の中に設けられている凹み60内に突
出ている部分58を有している。キヤリツジ56
の下側の部分58には回転可能な保持及び案内部
材26のらせんみぞ30と同一寸法、同一リード
の内ねじ64を切つた孔62が設けてあるので、
電極ワイヤー保持及び案内部材26がサーボモー
タ38によつて回転させられると、キヤリツジ5
6はらせんみぞ30がキヤリツジ56のねじ付き
孔62内に係合している部材26によつて、らせ
んみぞ30の一部分の底に係合している電極ワイ
ヤー12と同時に線形に変位する。電気接触部材
32は、例えば炭化タングステンのような導電性
の硬い金属或は合金のブロツクの形状をなしてい
て、適当な導体(図示せず)によつてパルス発生
器の端子に接続されている。接触部材32を形成
している導電性金属或は合金のブロツクには部分
的に円筒形の面66が設けてあり、この面66は
第3図に示してあるようにワイヤー12と係合し
てそれを適切な方向に偏向させ、ワイヤー12を
保持及び案内部材26上のらせんみぞ30の一部
の底、即ち第3a図に示すようにらせんみぞ30
の対向側壁面30aと30bとの間に係合させる
ようになる。
このようにすると接触部材32の部分的に円筒
形の面66は電極ワイヤー12との摩擦係合によ
つて若干量の摩耗を生ずるようになり、遂には接
触部材32の面にみぞが切られるようになる。し
かし、接触部材32がキヤリツジ56によつて電
極ワイヤー12の変位と一致して変位することか
ら、らせんみぞ付き保持及び案内部材26の一端
から他端まで走行中の電極ワイヤー12の変位或
は偏向の邪魔になるようなことはない。第2図及
び第3図の構造の別の長所はノズル68を設けた
ことであり、ノズル68には可撓性のホース(図
示せず)が接続された管状の器具70から水平通
路72及び電極ワイヤー12と同軸状にキヤリツ
ジ56を通して設けられた垂直通路74を介して
誘電流体が供給されるようになつている。通路7
4及びノズル68は、電極ワイヤー12がワイヤ
ー保持及び案内部材26に沿つて走行する際に、
キヤリツジ56もワイヤー12の線形走行と同期
して走行するために、実質的にワイヤー12と同
軸に保たれる。キヤリツジ56内には小直径のチ
ヤンネル76が設けてあつて電極ワイヤー12が
キヤリツジ56を垂直に通過できるようにしてあ
る。小直径チヤンネル76と遥かに大きい直径の
通路74との間にこのような直径差のために誘電
流体の流れの大部分はノズル68を通つて電極ワ
イヤー12と加工片14との間の加工ゾーンに向
かうようになる。
電極ワイヤーが加工片の上方から下方に向つて
長手方向に変位するようになつている(これが一
般的であるが)走行ワイヤーEDM装置では、ノ
ズル68は、第2図に示すように、下方に向つて
収縮している壁を有する漏斗即ち円錐の形状とす
ることが好ましい。電極ワイヤー12をキヤリツ
ジ56、狭いチヤンネル76の上部を通して保持
及び案内部材26内のらせんみぞ30の底に直接
導きやすいように、通路72とチヤンネル76と
の間に漏斗型の入口78が設けられている。
キヤリツジ56は可動部分を代表するものであ
るが、高精度に製造する必要はなく、また硬質プ
ラスチツクモールデイングで作ることさえもで
き、凹み60内における適切なはめあいのために
部分的に、及び保持腕22の端に極く僅かな加工
を必要とするだけであることに注目されたい。
上側保持腕24の端に取付けられている上側電
極ワイヤー保持及び案内部材28及び上側電気接
触部材34の組合せは以上に説明したものと同一
の構造とすることができ、当業者ならば説明を繰
返さなくとも本発明を正しく理解できよう。
本発明による構造の変形例を第4図に示す。第
4図の構造では保持腕22の端に取付けられてい
るらせんみぞ付き保持及び案内部材26は、第2
図及び第3図で説明した構造と同じようにしてサ
ーボモータ38によつて回転駆動される。電気接
触部材32は一端にスタブシヤフト82を有する
円筒形部材80の形状であり、シヤフト82はボ
ールベアリング86のようなベアリング構造によ
つて孔84に対して回転するように保持されてい
る。円筒形接触部材32は一体の或は楔止された
歯車88を有しており、この歯車88は同一直
径、同一歯数の同じような歯車90とかみ合つて
いる。歯車90は、らせんみぞ付きワイヤー保持
及び案内部材26とそのスタブシヤフト50との
間に、これらと一体に作られているか或はこれら
に楔止されている。このようにすると、円筒形接
触部材80は、サーボモータ38によつて駆動さ
れると保持及び案内部材26の回転方向とは逆の
方向に回転駆動させられることになる。接触部材
32を形成している円筒形部材材80の周縁表面
と係合する電極ワイヤー12のこすり作用による
摩耗のために、円筒形部材80の周縁表面には9
2で示すように保持及び案内部材26のらせんみ
ぞ30と同じリードの、しかし保持及び案内部材
26上のらせんみぞ30とは逆方向のらせんみぞ
が切られるようになる。このようにして円筒形部
材80の周縁表面に作られたらせんみぞ92によ
つて、電極ワイヤー12は、保持及び案内部材2
6の周縁表面のらせんみぞ30の底と係合するこ
とによつて生ずる変位と同じ方向に且つ同じ距離
だけ円筒形接触部材80の長手軸に平行な通路上
で変位できるようになる。電流は、スタブシヤフ
ト82の端と通電係合するようにばね94によつ
て押付けられている回転接触片93によつて接触
部材32に導びかれる。
第2図及び第4図の両図共、電極ワイヤー12
が係合しているらせんみぞ30がほぼ垂直軸に沿
うように、回転可能な保持及び案内部材26の軸
を傾斜させてあることを明白に示している。
第5図は、直交座標に従つて制御できる他に極
座標に従つて制御できるようにした、電極ワイヤ
ー12を加工片14に対して傾斜させるための配
列を斜視図で示すものである。例えば、上側保持
腕24内の円錐形の孔の中にはめ込まれた円錐形
部材96によつて保持腕24に取付けられている
ブラケツト98は、保持腕24上に取付けられて
いるサーボモータ(図示せず)によつて歯車97
を介して垂直軸に沿つて回転駆動される。ブラケ
ツト98は、サーボモータ100によつて水平軸
の周囲を回転駆動されているらせんみぞ付き電極
ワイヤー保持及び案内部材28を保持している。
この組立体は、ありふれた電極ワイヤー保持及び
案内部材をラジアルスライドに沿つて偏心的に変
位させることによつて電極ワイヤー12を傾斜さ
せるような配列と等価である。下側の保持腕に静
止した電極ワイヤー保持及び案内腕を設けておく
と、このEDM装置は単一のらせんみぞ付き電極
ワイヤー保持及び案内部材を備えていることにな
り、精密加工を要する運動部分の数を最少限に抑
えつつ電極ワイヤーを全方向に傾斜させることが
可能となる。
本発明は、複数の平行電極ワイヤーを有する
EDM装置にも有利に用いることが可能である。
各電極ワイヤーは保持及び案内部材のらせんみぞ
の底部分の1つずつによつて保持されて案内さ
れ、らせんみぞ付き保持及び案内部材を回転させ
ることによつて全電極ワイヤーは極めて高い精度
で同時に変位する。
以上に本発明を特に本発明の目的を満すような
その構造例によつて説明したが、当業者ならば多
くの変更が可能であろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は直交座標に従つて制御されるようにし
た本発明による電極ワイヤー保持及び案内機構を
設置した走行ワイヤーEDM装置の概要斜視図で
あり、第2図は電極ワイヤーに電流を同時に供給
できるようにした本発明による機構の第1図の2
―2矢視断面図であり、第3図は第2図の3―3
矢視断面図であり、第3a図は第2図の3a―3
a矢視断面図であり、第4図は第2図及び第3図
の構造の変形であり、そして第5図は電極ワイヤ
ーの傾斜を極座標に従つて制御するようにした本
発明の概要斜視図である。 10……走行ワイヤーEDM装置、12……電
極ワイヤー、14……加工片、16……テーブ
ル、18,20,38,40,100……サーボ
モータ、19……クランプ、22,24……電極
ワイヤー保持腕、26,28……らせんみぞ付電
極ワイヤー保持及び案内部材、30,92……ら
せんみぞ、32,34,80……接触部材、3
5,36……滑車、42,44……非垂直面、4
6……出力シヤフト、48……継手、50,82
……スタブシヤフト、52,86……ボールベア
リング、54,62,84……孔、56……可変
キヤリツジ、58……突出部分、60……凹み、
64……内ねじ、66……円筒形の面、68……
ノズル、70……管状器具、72……水平通路、
74……垂直通路、76……チヤンネル、78…
…漏斗型入口、88,90,97……歯車、93
……回転接触片、94……ばね、96……円錐形
部材、98……ブラケツト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 加工片と導電性ワイヤーの形状の電極工具と
    の間の加工ゾーンの両側に1つずつ配置されてい
    る1対の保持腕; 少なくとも一方の保持腕に取付けられ、らせん
    形のみぞを有する回転可能な円筒形部材を含む電
    極ワイヤー案内手段; 前記の円筒形部材を回転駆動するモータ;及
    び、 所定の通路に従つて前記の保持腕及び加工片を
    相対的に変位させるサーボモータを備え、それに
    よりワイヤーをらせんみぞの表面の一部によつて
    保持、案内し、加工片に対するワイヤーの角度を
    円筒形部材の回転につれて変化させるようにした
    ことを特徴とする放電加工装置。 2 前記のらせんみぞ付き円筒形部材がサフアイ
    アである特許請求の範囲1に記載の放電加工装
    置。 3 前記の回転可能な円筒形部材が前記のモータ
    に直結されている特許請求の範囲1に記載の放電
    加工装置。 4 前記の電極ワイヤー案内手段が前記のワイヤ
    ーを偏向させて前記のらせんみぞの底においてら
    せんみぞの側壁部分と係合させる接触部材を含ん
    でいる特許請求の範囲1に記載の放電加工装置。 5 前記の接触部材が導電性であり、前記のワイ
    ヤーに電流を供給するための滑り接触手段になつ
    ている特許請求の範囲4に記載の放電加工装置。 6 前記の電極ワイヤー案内手段が前記のワイヤ
    ーが前記の接触部材とその所定領域において常に
    係合するように、接触部材をワイヤーの横方向変
    位と一致して横方向に変位させる接触部材変位手
    段を含む特許請求の範囲4或は5に記載の放電加
    工装置。 7 前記の接触部材変位手段が、前記の接触部材
    を取付けた可動キヤリツジであり、このキヤリツ
    ジに前記の加工ゾーン内に加工流体を導入するた
    めのノズルを設けてある特許請求の範囲6に記載
    の放電加工装置。 8 前記の接触部材が前記のらせんみぞ付き円筒
    形部材に平行な長手軸を有する円筒形部材であ
    り、この円筒形部材をらせんみぞ付き円筒形部材
    と共に回転駆動するよう前記のモータに機械的に
    結合している特許請求の範囲6に記載の放電加工
    装置。 9 前記の電極ワイヤーが係合する前記のらせん
    みぞの部分がワイヤーとほぼ平行に配向されるよ
    うに、前記のらせんみぞ付き円筒形部材の長手軸
    をワイヤーの長手軸に対して適切な角度に配置し
    た特許請求の範囲1に記載の放電加工装置。 10 前記の円筒形部材に設けてあるらせんみぞ
    がねじである特許請求の範囲1乃至9の何れかに
    記載の放電加工装置。
JP57157963A 1981-09-14 1982-09-10 放電加工装置 Granted JPS5856734A (ja)

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