JPS6239546Y2 - - Google Patents
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- JPS6239546Y2 JPS6239546Y2 JP1982106147U JP10614782U JPS6239546Y2 JP S6239546 Y2 JPS6239546 Y2 JP S6239546Y2 JP 1982106147 U JP1982106147 U JP 1982106147U JP 10614782 U JP10614782 U JP 10614782U JP S6239546 Y2 JPS6239546 Y2 JP S6239546Y2
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- Japan
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- conductor
- flat cable
- insulator
- cores
- wire cores
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Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は電子機器の内部配線として使用される
フラツトケーブルの改良に係わるものである。従
来より周知の通り、中心導体に絶縁体を施し、さ
らにその外周に外部導体を施した同軸線心は、電
気特性が優れている反面、端末処理加工が容易で
はなく、しかも可撓性が悪い欠点があつた。
フラツトケーブルの改良に係わるものである。従
来より周知の通り、中心導体に絶縁体を施し、さ
らにその外周に外部導体を施した同軸線心は、電
気特性が優れている反面、端末処理加工が容易で
はなく、しかも可撓性が悪い欠点があつた。
このため電気特性をそれほど低下させずに端末
処理加工及び可撓性を改善した線心として、信号
導体の両側方にアース導体を配置し、これらを断
面長方形状の絶縁体により一体に被覆して成る構
造の三導体線心が提案実用化されている。
処理加工及び可撓性を改善した線心として、信号
導体の両側方にアース導体を配置し、これらを断
面長方形状の絶縁体により一体に被覆して成る構
造の三導体線心が提案実用化されている。
一方絶縁線心を複数本並列配置して一体化して
なるフラツトケーブルは、スペースフアクターが
良いことから、電子機器の内部配線材として多用
されている。
なるフラツトケーブルは、スペースフアクターが
良いことから、電子機器の内部配線材として多用
されている。
従つて前記した三導体線心も電子機器内で配線
する場合、複数本を並列配置して一体化したフラ
ツトケーブル化するのが好ましい。
する場合、複数本を並列配置して一体化したフラ
ツトケーブル化するのが好ましい。
ところで従来この三導体線心をフラツトケーブ
ル化する場合、三導体線心を密着並列配置し、そ
の上から熱を加え、三導体線心の絶縁体を溶融さ
せ線心同志を融着させていた。
ル化する場合、三導体線心を密着並列配置し、そ
の上から熱を加え、三導体線心の絶縁体を溶融さ
せ線心同志を融着させていた。
しかしこの場合、三導体線心の寸法精度をいく
ら向上させても、フラツトケーブルでの導体間の
寸法精度が悪くなる欠点があつた。
ら向上させても、フラツトケーブルでの導体間の
寸法精度が悪くなる欠点があつた。
即ち三導体線心をフラツトケーブル化する場
合、絶縁体を融着させるために融点以上の温度に
加熱するがこの際絶縁体の体積が大幅に変化する
ためである。
合、絶縁体を融着させるために融点以上の温度に
加熱するがこの際絶縁体の体積が大幅に変化する
ためである。
この絶縁体の体積変化は特にふつ素樹脂
（PFA，FEP，Ｅ−TFE，Ｅ−CTFE等）の場
合、大きく、融点以上の熱を加えることにより、
三導体線心での寸法精度は変化してしまい、フラ
ツトケーブル化しても寸法精度は出ないものであ
る。
（PFA，FEP，Ｅ−TFE，Ｅ−CTFE等）の場
合、大きく、融点以上の熱を加えることにより、
三導体線心での寸法精度は変化してしまい、フラ
ツトケーブル化しても寸法精度は出ないものであ
る。
さらに三導体線心に融着させるために融点以上
の熱を加えると、絶縁体が再結晶し、導体との密
着強度が上昇し、導体のストリツプ性にも悪影響
を及ぼす欠点もあつた。
の熱を加えると、絶縁体が再結晶し、導体との密
着強度が上昇し、導体のストリツプ性にも悪影響
を及ぼす欠点もあつた。
本考案の目的は、前記した従来技術の欠点を解
消し、端末処理作業が必要な端末部分での寸法精
度を大幅に向上させたフラツトケーブルを提供す
ることにある。
消し、端末処理作業が必要な端末部分での寸法精
度を大幅に向上させたフラツトケーブルを提供す
ることにある。
即ち本考案の要旨は、導体の外周に断面長方形
状の絶縁体を施して成る線心を、複数本並列に接
触配置し、長さ方向の所定位置で表面のみ隣接線
心を熱融着させて構成されることを特徴とするフ
ラツトケーブルにある。
状の絶縁体を施して成る線心を、複数本並列に接
触配置し、長さ方向の所定位置で表面のみ隣接線
心を熱融着させて構成されることを特徴とするフ
ラツトケーブルにある。
上記に於て、隣接線心同志の熱融着は表面のみ
に限定され、隣接線心同志の接触部分は非融着で
あることが重要なことであり、その結果隣接線心
間の寸法精度が格段に向上するものである。
に限定され、隣接線心同志の接触部分は非融着で
あることが重要なことであり、その結果隣接線心
間の寸法精度が格段に向上するものである。
ちなみに三導体線心の寸法精度は、絶縁体幅
1.27±0.02mm、厚さ0.7mm、信号導体とアース導体
の導体間距離は0.45±0.05、信号導体は絶縁体端
から0.635±0.01mmに各々設定されている。
1.27±0.02mm、厚さ0.7mm、信号導体とアース導体
の導体間距離は0.45±0.05、信号導体は絶縁体端
から0.635±0.01mmに各々設定されている。
またこの三導体線心を50本フラツト化した場合
の寸法精度は両側部の信号導体間距離が62.23±
0.21mm、隣接線心のむかい合うアース導体間距離
は0.37±0.05mmの寸法精度を満足する必要があ
る。
の寸法精度は両側部の信号導体間距離が62.23±
0.21mm、隣接線心のむかい合うアース導体間距離
は0.37±0.05mmの寸法精度を満足する必要があ
る。
本考案に於ける線心の絶縁体としては、融点以
上で体積が大幅に変化する材料のPFA，FEP，
Ｅ−TFE，Ｅ−CTFE等のふつ素樹脂が主目的
であるが、これに限定されず同様の性質を持つポ
リエチレン等にも適用される。
上で体積が大幅に変化する材料のPFA，FEP，
Ｅ−TFE，Ｅ−CTFE等のふつ素樹脂が主目的
であるが、これに限定されず同様の性質を持つポ
リエチレン等にも適用される。
又、本考案の線心導体は三導体に限らず、一導
体、二導体あるいは四導体以上であつても同様に
適用され得るものである。
体、二導体あるいは四導体以上であつても同様に
適用され得るものである。
次に本考案フラツトケーブルの一実施例を添付
図面を参照してさらに説明する。
図面を参照してさらに説明する。
１は三導体線心であり、0.16mm直径の銀メツキ
軟銅線４を三本0.45±0.05mmに配置して、その外
周に絶縁体５としてFEPを断面長方形状に押出
被覆したものである。
軟銅線４を三本0.45±0.05mmに配置して、その外
周に絶縁体５としてFEPを断面長方形状に押出
被覆したものである。
尚絶縁体５の厚さは0.7mm、幅は1.27±0.02mmで
ある。
ある。
この三導体線心１を50本、5mの長さで用意
し、両端部に端末熱融着部１を80mm作成し、その
中間は結束バンド２で結束して、線心束線部分３
とした。
し、両端部に端末熱融着部１を80mm作成し、その
中間は結束バンド２で結束して、線心束線部分３
とした。
端末熱融着部１は第２図に示すように線心の上
下面のみ熱融着６させ、隣接線心間の接触部７は
非融着とした。この端末熱融着部１を製造する方
法としては、線心を50本接触させて並列配置し、
上下より熱電極で熱を加え、温度、時間、圧力を
調整することにより、電極側の表面のみが融着さ
せるようにした。
下面のみ熱融着６させ、隣接線心間の接触部７は
非融着とした。この端末熱融着部１を製造する方
法としては、線心を50本接触させて並列配置し、
上下より熱電極で熱を加え、温度、時間、圧力を
調整することにより、電極側の表面のみが融着さ
せるようにした。
このように50心のフラツトケーブルを製造した
ところ、両側端の線心の中央の導体間距離及び隣
接線心間の導体間距離は、所期の寸法精度を十分
に満足するものが得られ、実使用上、問題のない
ことが確認された。
ところ、両側端の線心の中央の導体間距離及び隣
接線心間の導体間距離は、所期の寸法精度を十分
に満足するものが得られ、実使用上、問題のない
ことが確認された。
また端末の導体ストリツプ性にも問題がないこ
とが確認された。
とが確認された。
尚フラツトケーブルの中間部を束線部としたた
め、全長フラツトのテープ電線に比べ近端クロス
トークが１／２、遠端クロストークが１／４に改善され
、シ ールド効果の大きいことも確認された。
め、全長フラツトのテープ電線に比べ近端クロス
トークが１／２、遠端クロストークが１／４に改善され
、シ ールド効果の大きいことも確認された。
以上説明した通り本考案は絶縁線心の表面のみ
を熱融着させることにより、寸法精度の優れたフ
ラツトケーブルの提供を可能としたものであり、
その実用的価値は大なるものがある。
を熱融着させることにより、寸法精度の優れたフ
ラツトケーブルの提供を可能としたものであり、
その実用的価値は大なるものがある。
第１図は本考案フラツトケーブルの一実施例を
示す平面説明図、第２図はその端末融着部分を示
す横断面説明図である。 １……線心端末融着部分、２……結束バンド、
３……線心束線部分、４……導体、５……絶縁
体、６……融着部分、７……非融着部分。
示す平面説明図、第２図はその端末融着部分を示
す横断面説明図である。 １……線心端末融着部分、２……結束バンド、
３……線心束線部分、４……導体、５……絶縁
体、６……融着部分、７……非融着部分。
Claims (1)
- 導体の外周に断面長方形状の絶縁体を施して成
る線心を複数本並列に接触配置し、長さ方向の所
定位置で表面のみ隣接線心を熱融着させて構成さ
れることを特徴とするフラツトケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10614782U JPS5912413U (ja) | 1982-07-13 | 1982-07-13 | フラツトケ−ブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10614782U JPS5912413U (ja) | 1982-07-13 | 1982-07-13 | フラツトケ−ブル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5912413U JPS5912413U (ja) | 1984-01-25 |
| JPS6239546Y2 true JPS6239546Y2 (ja) | 1987-10-08 |
Family
ID=30248518
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10614782U Granted JPS5912413U (ja) | 1982-07-13 | 1982-07-13 | フラツトケ−ブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5912413U (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0715050Y2 (ja) * | 1985-06-06 | 1995-04-10 | 日立電線株式会社 | フラツトケ−ブル |
| JPH0715049Y2 (ja) * | 1985-06-06 | 1995-04-10 | 日立電線株式会社 | フラツトケ−ブル |
| US7989701B2 (en) * | 2007-11-27 | 2011-08-02 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | Multiconductor cable assembly and fabrication method therefor |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3735022A (en) * | 1971-09-22 | 1973-05-22 | A Estep | Interference controlled communications cable |
| US3836415A (en) * | 1972-11-03 | 1974-09-17 | Ford Motor Co | Method of fabricating a precontoured unitized electrical wiring harness |
| JPS5386484A (en) * | 1977-10-21 | 1978-07-29 | Sumitomo Electric Ind Ltd | Plastic parallel electrical wires |
| US4220807A (en) * | 1978-06-12 | 1980-09-02 | Akzona Incorporated | Transmission cable |
| JPS5721089A (en) * | 1980-07-14 | 1982-02-03 | Matsushita Electric Works Ltd | Illuminator |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6031125Y2 (ja) * | 1978-12-26 | 1985-09-18 | 日立電線株式会社 | フラツトケ−ブル |
| JPS55102708U (ja) * | 1979-01-12 | 1980-07-17 |
-
1982
- 1982-07-13 JP JP10614782U patent/JPS5912413U/ja active Granted
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3735022A (en) * | 1971-09-22 | 1973-05-22 | A Estep | Interference controlled communications cable |
| US3836415A (en) * | 1972-11-03 | 1974-09-17 | Ford Motor Co | Method of fabricating a precontoured unitized electrical wiring harness |
| JPS5386484A (en) * | 1977-10-21 | 1978-07-29 | Sumitomo Electric Ind Ltd | Plastic parallel electrical wires |
| US4220807A (en) * | 1978-06-12 | 1980-09-02 | Akzona Incorporated | Transmission cable |
| JPS5721089A (en) * | 1980-07-14 | 1982-02-03 | Matsushita Electric Works Ltd | Illuminator |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5912413U (ja) | 1984-01-25 |
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