JPS6237022Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6237022Y2 JPS6237022Y2 JP1980015965U JP1596580U JPS6237022Y2 JP S6237022 Y2 JPS6237022 Y2 JP S6237022Y2 JP 1980015965 U JP1980015965 U JP 1980015965U JP 1596580 U JP1596580 U JP 1596580U JP S6237022 Y2 JPS6237022 Y2 JP S6237022Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil seal
- tension force
- force
- circumferential
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はオイルシールに関し、さらに詳しくは
摩擦損失の小さいオイルシールを提供することを
目的とする。従来、オイルシール1は第1図に示
すようにリツプ部2の摺回動面3の背方外周に周
溝7が形成され、該周溝7に緊締リング4を環合
して緊迫力を得ている。しかし第2図に示すグラ
フのように摺回動面3と軸aとの摩擦力(F)と
緊迫力(Pr)との関係は実験的に第2図に表示
されるごとくなり、 F∝Pr なる関係式をもつて表わされ、摩擦力を低下せし
めるには緊迫力を小さくすることが好ましいこと
がわかる。しかるに緊迫力はシールリツプの軸に
対する締め代による弾性力と緊締リングによつて
生じ、緊締リングの分担比を小さくするとリツプ
部の摩耗およびクリープ等により密封性が不安定
となるため上記緊迫力を小さくするにはシールリ
ツプの緊迫力を低減せしめなければならないもの
で、本考案は密封性を確保するために十分な締め
代を持つたままオイルシールのシールリツプの緊
迫力を低減するものである。
摩擦損失の小さいオイルシールを提供することを
目的とする。従来、オイルシール1は第1図に示
すようにリツプ部2の摺回動面3の背方外周に周
溝7が形成され、該周溝7に緊締リング4を環合
して緊迫力を得ている。しかし第2図に示すグラ
フのように摺回動面3と軸aとの摩擦力(F)と
緊迫力(Pr)との関係は実験的に第2図に表示
されるごとくなり、 F∝Pr なる関係式をもつて表わされ、摩擦力を低下せし
めるには緊迫力を小さくすることが好ましいこと
がわかる。しかるに緊迫力はシールリツプの軸に
対する締め代による弾性力と緊締リングによつて
生じ、緊締リングの分担比を小さくするとリツプ
部の摩耗およびクリープ等により密封性が不安定
となるため上記緊迫力を小さくするにはシールリ
ツプの緊迫力を低減せしめなければならないもの
で、本考案は密封性を確保するために十分な締め
代を持つたままオイルシールのシールリツプの緊
迫力を低減するものである。
すなわち第3図に示す第1の実施例にしたがつ
て本考案を説明すると、オイルシール1のリツプ
部2の緊迫力はリツプ部2の弾性力によるものが
30%〜50%を占めており、該リツプ部2の周縁5
の円周部分に径方向に伸びるスリツト6,6…を
適宜の間隔に配設することにより、このリツプ部
2の弾性力に起因する緊迫力を減少させて適当な
値の緊迫力が得られ、低摩擦力のオイルシールを
構成することができる。
て本考案を説明すると、オイルシール1のリツプ
部2の緊迫力はリツプ部2の弾性力によるものが
30%〜50%を占めており、該リツプ部2の周縁5
の円周部分に径方向に伸びるスリツト6,6…を
適宜の間隔に配設することにより、このリツプ部
2の弾性力に起因する緊迫力を減少させて適当な
値の緊迫力が得られ、低摩擦力のオイルシールを
構成することができる。
また第4図は本考案の他の実施例を示すもの
で、この実施例は周溝7の緊締リング押え側の周
縁5aを該緊締リングを抱え込むように延ばした
ものであるが、周縁5aに対し円周部分に径方向
に伸びる多数のスリツト6,6…を円周方向等間
隔に形成することと相俟つて該オイルシールが軟
質ゴムの弾性体であることから該部の成型が可能
になるもので、延長された周縁5aにより緊締リ
ングを周溝7に確実に保持することができるよう
になるものである。
で、この実施例は周溝7の緊締リング押え側の周
縁5aを該緊締リングを抱え込むように延ばした
ものであるが、周縁5aに対し円周部分に径方向
に伸びる多数のスリツト6,6…を円周方向等間
隔に形成することと相俟つて該オイルシールが軟
質ゴムの弾性体であることから該部の成型が可能
になるもので、延長された周縁5aにより緊締リ
ングを周溝7に確実に保持することができるよう
になるものである。
以上説明したように本考案によればリツプ部に
環合する緊締リング保持のための周縁に対し円周
部分に径方向に伸びるスリツト6を配設したため
該周縁の緊迫力が除却され、シールリツプの緊迫
力を低減せしめるものであるから低摩擦力により
摺回動部の摩擦損失が小さく長期寿命を有するオ
イルシールを得ることができるものであり、本考
案の実用的効果は極めて大きい。
環合する緊締リング保持のための周縁に対し円周
部分に径方向に伸びるスリツト6を配設したため
該周縁の緊迫力が除却され、シールリツプの緊迫
力を低減せしめるものであるから低摩擦力により
摺回動部の摩擦損失が小さく長期寿命を有するオ
イルシールを得ることができるものであり、本考
案の実用的効果は極めて大きい。
図面は本考案オイルシールの実施例を示すもの
で、第1図は従来のオイルシールの要部切欠斜視
図、第2図は摩擦力と緊迫力の関係を示すグラ
フ、第3図は第1の実施例を示す本考案オイルシ
ールの要部切欠斜視図、第4図は第2の実施例を
示す同斜視図である。 1……オイルシール、2……リツプ部、3……
摺回動面、4……緊締リング、5,5a……周
縁、6……スリツト、7……周溝、a……軸。
で、第1図は従来のオイルシールの要部切欠斜視
図、第2図は摩擦力と緊迫力の関係を示すグラ
フ、第3図は第1の実施例を示す本考案オイルシ
ールの要部切欠斜視図、第4図は第2の実施例を
示す同斜視図である。 1……オイルシール、2……リツプ部、3……
摺回動面、4……緊締リング、5,5a……周
縁、6……スリツト、7……周溝、a……軸。
Claims (1)
- シールリツプの周溝の周縁に対し径方向に伸び
摺回動面に達しない複数個のスリツトを円周部分
に等配設し、該シールリツプの緊迫力を低減して
なることを特徴とするオイルシール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980015965U JPS6237022Y2 (ja) | 1980-02-13 | 1980-02-13 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980015965U JPS6237022Y2 (ja) | 1980-02-13 | 1980-02-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56119059U JPS56119059U (ja) | 1981-09-10 |
JPS6237022Y2 true JPS6237022Y2 (ja) | 1987-09-21 |
Family
ID=29612398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980015965U Expired JPS6237022Y2 (ja) | 1980-02-13 | 1980-02-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6237022Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5964120B2 (ja) * | 2012-04-13 | 2016-08-03 | Ntn株式会社 | 車輪用軸受の密封装置 |
-
1980
- 1980-02-13 JP JP1980015965U patent/JPS6237022Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56119059U (ja) | 1981-09-10 |