JPS6236304A - 化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は豆乳が配合された化粧料に関するものである。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　グリシン　　
　マフク　　メリル大豆はマメ科の植物ダイズＧｌｙｃ
ｉｎｅ　ｍａｘ、ＭＥＲＲＩＬＬの種子である。純植物
性タンパク源としての重要であり、またその加工品であ
る（とうふ）豊富は美容的効果のある食品であることは
万人の認めるところである。

本発明者は大豆が食品としてのみならず、外用としても
美容に関し諸処の効能のあることを実験的に見出した。

ところでこれを含有する製品を商品化するに当り、その
エキスは水抽出で以って乳液状としたいわゆる「豆乳」
であることから、豆乳を原料として用いる化粧品を提供
するものであって、化粧品業界・理美容業界に広く利用
し得る。

（従来の技術） 本発明は、大豆の種子を水浸して膨澗後磨研し、水を加
えて加熱し、不溶残渣を濾別して得た乳液「豆乳」を対
象とする。一般に豆乳はＰＨ７，０〜７．５で固形分約
９％含み、白色〜帯黄白色の乳液状であり、塩類また酸
類を加えて加熱すると蛋白がゲル化したチーズ状のいわ
ゆる豊富を析出する性質がある。豆乳にはタンパク質３
〜５％、脂！３〜５％含有する。このタンパクはアミノ
酸バランスに優れリジンが高く、脂肪分はリノール酸含
有が高い。その他サポニン、リン脂質、ビタミンＥ等美
容に関係ある物質が多く含まれ化粧料として効果がある
であろうと推察されるにか＼わらず、外的施用されたと
の幅分はない。僅に類似する例として、小豆含有サポニ
ン効果を狙ったシャンプー剤、黒色の色素を利用した染
毛剤、溶媒抽出したレシチンを含有する頭髪化粧品が知
られている。

伝説的興味から牛乳風呂を仕立てたり、豊富の残粕（雪
花菜）で洗顔すると白くなるといった民間での使用例は
聞いたことがある。

（作　用） 本発明者が豆乳を化粧料として使用してみたところ、予
想し得ない数々の効果が認められた。

■）水分を付加する効用 カサカサに乾いた皮膚は老化を通道するといわれるが、
豆乳はその含有成分により、水分を與えかつ適度の水分
を保持する作用を有する。皮膚の水分を測定するモイス
チャーメーターにより、２０名の施用者に施用したデー
ターを第１表に示す。

第１表 ■）光沢惑を與える効果 皮膚また頭髪に豆乳を塗布し、しかる入浴するかシャワ
ーにより除去した後はしっとりとした光沢感を賦與する
。塗布処理を行わないものと同時に比較すると明らかに
異なった感触であった。この感触は科学的データーにて
表現出来ない面があるが、施用者のアンケートにより把
握し得る。第２表は家庭用１８０１浴槽で豆乳を１．８
２加え入浴させた際の結果である。

また、頭髪のシャンプ一時に豆乳を配合して行うと、後
に整髪料を附したときギラギラした妄直な感じでなく、
落着いた艶になる。

■）汚れを落す作用 豆乳には油脂分、サポニン、レシチン等がミックスされ
、之等が親水性ならびにリポイド性汚れを除去するに役
立つ。本発明者が石鹸と併用配合して実使用したところ
、泡立ち・汚れの遊離共によく、洗水を顕ｖ１．鏡下で
観察すると豆乳の微粒子が汚れ粒子をとり囲んでいるの
が見られる。この作用について考えてみると毛髪・皮膚
共生体ではＰＩ（３’、５〜５．０と酸性側にあり、ｑ
れに対してＰ）１７．ｃ〜８．０で安定な豆乳のコロイ
ドが酸性物質に相遇すると、豆乳コロイド粒子はこれを
取込みつ＼粗大化する。酸性物質が多量でバランスが崩
れたとき豊富状スカムに凝縮するに至るが、活性剤で分
散されるのでその前段階で汚れを取去ると考えられる。

実験Ａ：オシロイ　〔顔料配合物８０．０％、ソルビト
ール４．Ｑ！、　　ソルビタンセスキオレエート１０．
ＯＸ。

ワセリン０．５％、流動パラフィン２．０χ、プロピレ
ングリコール２．５χ、ヒマシ油１．０χ〕をスリガラ
スに一定に塗り試験片とする。実施例１の処方品（甲）
とそれから豆乳を除き残余１００．０χとした処方品（
乙）との１０倍希釈液に試験を浸漬し、３０分間揺動し
試験片を取出し５回水洗する。試験実施前のスリガラス
を基準として光の透過度の比率を測定したところ次の通
りであった。

Ａ：９７．７％ Ｂ：８２．１％ ■）その他の効能 前述の通り豆乳には必須アミノ酸、脂肪酸、レシチン、
ビタミン類を多く含有するから、之が生体に外部から與
えられたとしても頭皮、＠髪、皮膚をすこやかに保つ効
能効果は充分推量出来るところである。

■）毒性 豆乳は飲食したとき毒性は全く認められない。

８人の女性に毎朝１０倍希釈の豆乳で洗顔させ、９２日
間経過したが異常は全く認められていない。

以上説明により豆乳の効能効果は判ったが、これを含有
する化粧品類の実際使用に当って第一の問題は腐敗変質
に関することであり、これは適切な化学薬剤の添加、滅
菌処理の実施等の対応により解決出来る。

第二の問題は粕状（豊富状に軟かく固まったもの−・・
−・・・−以下スカムと云う）の発生することである。

即ち豆乳は電解質の存在で加熱時に凝固する性質のある
ことは前衛のとおりである。−これが凝固迄に至らず単
に粒子が粗大結合゛する程度において汚れ分をインクル
ーズして除去することが特徴であるが、この程度が著し
く変化した状況下、例えば汗等の酸敗物質が多く残存す
る場合、メーキャソプ類が多く耐着している場合、硬水
・海水を使用した場合、では凝固状態となりいわゆるス
カムとなって皮膚また頭髪に残留する。スカム自体は美
容効果に対し生理士別に悪影響はないとじても、スカム
が洗去されないで耐着した状態で人前に出るわけにゆか
ない、従って化粧品においては、このスカムが凝固発生
しないように工夫されねばならない。

本発明者はこの解決方法として具体的に界面活性剤の添
加することを見出した。

実験Ｂ：市販豆乳〔無添加：蒸発残分９．１４χ（１０
５°、　２ｇ、　３ｈｒ））　　１抛ｌをビーカーにと
り、水２０＋ａ　ｌｔと界面活性剤の各段階量を加え、
次にＣａＣｊ！ｚ　Ｈ２ＨｚＯＮ／１０液ＬｏＩＩＩＩ
ｔを加え全体を５０ｍ　ｌとし、湯浴上で３０分加熱す
る。濾布を以って濾過し、５分間水切りの後濾布上に残
ったスカム（含水のま＼）を秤量する。結果は図面に示
す。

本図において（Ａ）は界面活性剤を加えない場合１０ｇ
以上のスカムの発生がみられ（Ｂ）はＣａＣｌ　ｔを加
えない場合である。界面活性剤（Ｗ。

Ｘ、Ｙ、Ｚ）を加えた場合成る量にてスカムの発生を抑
えることが可能であることを示す。

図においての記号について使用した原料は次の通りであ
る。

Ｗ　：　ノ　ニオン型　（ｌりオキシエチレンノニルフ
ェノ−）ｔエーテル）Ｘ：カチオン型（テトラデシルア
ミン　・酢酸塩）Ｙ　：　ビイ　オン型（ジメチルアル
キルベタイン）Ｚ　：　アニオン型　（ステアリン酸カ
リ石鹸）最も効果の認められるのはノニオン型であり、
豆乳に対し、０．２ｗ％以上で効果が認められ即ち豆乳
の固形分当り２＆４χに相当する。

しかし更にＣａＣｌ　ｚが多くなるとスカムは沈澱する
ので、界面活性剤を増量する必要があり、またコンブレ
キソン剤の併用がを効である。

本発明になる界面活性剤と豆乳とを含む化粧品を分析す
るには、界面活性剤は通常法で行い、豆乳はＢａＣｊ！
　２を含有していると思われる豆乳量と等量以上に加え
煮沸し沈澱物の乾燥量とその灰化景の差を秤り、同時に
豆乳について同様操作を行ったものと比較することによ
って定量し得るし、更にＮ分を分析することによっても
より適格となる。

実施例１ シャンプーの処方 ａ　豆乳（固形分８．７４χ含有）　　　　　１０．０
ｍ％ｂ　　ポリオキシエチレンラウリルエーテル　硫酸
ナトリウム　　　　　３０．０Ｃポリオキシエチレンｆ
りオキシプロピレンラノリン　　　　　　　　　　２．
Ｏｄ　　ジステアリン酸エチレングリプール　　　　　
　　　　　　　　　　　１．５ｅ　　グリセリン　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
４．Ｏｆ　　　パラベン　（メチル、　エチル　）０．
３ｇ　　ラウリ＋Ｌｆｌｉジェタノールアミド　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　５．Ｏｈ　　塩酸ベン
ザ）シコニラム　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　０・１１　　エデト　酸ニナトリウム　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　０．１ｊ　　　ｈル
ポキシルメチルセルトズ　Ｎａ　　　　　　　　　　　
　　　　　　　１．Ｏｋ　香料及び色素　　　　　　　
　　　ｇ、ｓｌ　精製水　　　　　　　　　　　　　４
５．９予めｊは２０倍量の精製水に加え、加温しつ撹拌
し溶解させる。次いでｂ　−＝　ｅを加え、別にａ、ｇ
。

ｉと残余の精製水を混合した液を加え７０℃附近に加熱
し晒布を以って濾過し、ｆ、ｈ、に、を混合して製品を
得た。本島は淡黄色バール状微粒子光沢を有する頭髪用
シャンプーである。髪質を損うことなく整髪油類は完全
に洗去され、水洗後ドライブローしたときしっとりした
感触であった。また固まったスカムは全く発生せずした
がって洗髪後その様な汚片は耐着することはない。

実施例２ コールドクリームの例 ａ　豆乳（固形分９．０７χ含有”）　　　　　　５．
０ｍ％ｂ　　パラフィン　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　５・ＯＣラノリン　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　３．Ｏｄ　　イソプロピルミリステート　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　６．Ｏｅ　　スクワ
ラン　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　３．Ｏｆ　　　ミネラルオイル　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２５．０
ｇ　　ヒマシ　油　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　５．Ｏｈ　　ポリオキシエチレン
ソルビタンモノステアレート　　　　　　　　　　　２
．０ｉ　　　ソルビタンモノステアレート　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　５・Ｏｊ　　　パラベ
ン　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　０．２ｋ　　９ルチル６変７：すＦ　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｏ，３
１ホウ酸　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　０．３ｍ　香料　　　　　　　　　　
　　　　　０．２ｎ　精製水　　　　　　　　　　　　
　４０．０ｂ−ｈを混合しＡとし、ａ−ｉ−１−ｍを混
合しＢとし、両者５０℃に加温してＢの中へＡを投入す
る。次いでｍを加えよく混練しクリームとする。

本島は皮膚に塗布したとき清涼感があり、クリームのき
めは細かく感触がよく、分離することはない。顕微鏡下
観察で各粒子は均一に整っており、保存中にスカムを生
ずることはない。

実施例３ ０−シヨン（乾性皮膚用）の例 ａ　豆乳（固形分９．０７χ）　　　　　　　　３．５
ｍ％ｂ　　ステアリン　酸　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　２．ＯＣ流動パラフィン　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　０・５ｄ
　　ソルビトール　（７０χ）２．０ｅ　　グリセリン
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　２・Ｏｆ　　　ポリオキシＩチレンソルビトール
モノラウレー）　　　　　　　　　　　１．５ｇ　　　
トリエタノールアミン　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　０．２ｈ　　フェノールスルフオン
酸亜鉛ｏ、ｓｉ　　　ヘキ亨りＵフェン　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　０・２ｊｚダト
　酸Ｎａ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　Ｑ、５ｋ　香料　　　　　　　　　　　
　　　適宜ｌ　精製水　　　　　　　　　加えて１００
とするａ　ｚ　ｌを混合し、瓶に充填密栓し製品とする
。本島は豆乳を含むバニシング系ハンドローションであ
る。主婦や職業上水を扱う家政婦は、皮膚の角質層に含
まれている水溶性水分が失われ皮膚が荒れ易い。本島は
豆乳含有成分によってそれを補うを目的とするが、豆乳
乳化粒子が粗大スカムとなってはその効果を失うのでｆ
、その他の配合により微粒に分散を保つ工夫がされてい
る。

実施例４ ヘアローション（リンス）の例 処方 ａ　豆乳（固形分９２ｗχ）　　　　　　　　　５．０
Ｗ９ｂ　　ポリオキシエチレンノニ）ｔフェノール　　
　　　　　　　　　　　　　　１．ＯＣレシチン　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　０．２ｄ　　ヒマシ　油　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　２．Ｏｅ　　オリープ
ン由　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　２．Ｏｆ　　アルギン酸Ｎａ　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｏ，１ｇ　　ア
ルコール　（９０χ　）　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　４０．Ｏｈ　　　トウガラシシチンキ　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１
．Ｏ４Ｔ字油　　　　　　　　　　　　　０．２ｊ　　
　パラベシ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　０．２ｋ　精製水　　　　　
　　　　　　　　４８．３先づｒをｇ、にの順に５０℃
に加熱しよく溶解し、ａ、ｂ＋　　Ｃ＋　　Ｊ　＋　　
ｈ　＋　　１　＋　　ｄ　＋　　６の順に調合して成る
。一般にこの様なアルコール水をベースとした場合ｃ、
ｄ、ｅの多量配合は分離を生ずるが、ａ、ｂの配合によ
り乳化状になって安定である。

本島は頭髪のバサッキを防ぎ柔軟性を與え、かつフケ、
カユミの発生を抑える。

また、とくにパーマネントウェーブ、染毛処理を行った
毛髪の保護に有効である。即ちこれらの６　処理薬剤は
洗髪後とはいえ微量存在し毛質を傷めるが、本島でロー
ションをすることにより処理薬剤は豆乳と作用するので
髪は保全される。

実施例５ 浴用剤の例 ａ　豆乳（固形分１４．７χ）　　　　　　　６０．０
Ｗ％ｂ　　　Ｎａラウリルサルフェート　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　５．０Ｃポリオキシエチ
レンノニルフェノール　　　　　　　　　　　　　　　
　　５．Ｏｄ　　ヘキサミシ　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　０．５ｅｘヂト　酸
４Ｎａ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
Ｑ、５ｆ　　ゲンチアナバイオレフト（他の色素で代用
１り　　　　　０．２ｇ　香料　　　　　　　　　　　
　　　０．５ｈ　精製水　　　　　　　　　　　　　２
８．８３ａ　ｙ　ｈを混合し瓶詰して製品とする。本島
１８０ｍ　ｊ！を家庭用浴槽１８０１に１回分として使
用する。使用量を多くすれば著しく発泡し洋式また特殊
向浴用剤となり、浴場中に湯垢が生じない。

（効　果） 本発明は化粧料として即ちシャンプー　リンス　。

等の洗髪・頭髪化粧品、アフターシェービングローショ
ン、ハンドローション等の一般化粧水Ｗ４゜クレンジン
グクリーム・シェービングクリーム・コールドクリーム
等のクリーム乳液類、パンク用化粧料、ファンデーショ
ン類、浴用化粧品類、洗顔料類２石鹸類等広範囲に法用
し得、使用後皮膚・頭髪清浄にしかつうるおい與えすこ
やかに保つ効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は豆乳のスカムの形成を抑静するために、界面活性
剤の添加が効果のあることを示す実験値をグラフ化した
ものであり、横軸に界面活性剤の添加量をとり、縦軸に
スカムの発生量をとって表した。 実験条件は詳細な説明中に記載の通りである。 Ａ：界面活性剤を加えないでＣａＣ１，を加えた場合Ｂ
：界面活性剤を加えないでＣａＣｌ　ｚも加えない場合
Ｗ：ノニオン型界面活性剤を加えた場合Ｘ：カチオン型
界面活性剤を加えた場合Ｙ二両性型界面活性剤を加えた
場合 ２：アニオン型界面活性剤を加えた場合（１）明細書第
２頁第１８行中「幅分」を決起のとおり訂正する。 手続補正書（昧 昭和６１年　７月１６日 特許庁長官　　　　　　　　　殿 １、事件の表示 特許願　　昭和６０年１２２１３４号 ３、補正をする者 事件との関係　　　特許出願人 。ヶ、オシ鍜謀欝偏翁。４ツ ４、補正の対象 明細書の一部 ５、補正の内容 手続補正書 幅大 （２）明細書第７頁第１０行、第１１行のｒＡ＋　、　
Ｂ＋　４を決起のとおり訂正する。 記 甲： 乙： （３）明細書第９頁第６行と第７行との間に決起の文章
を挿入する。 記 原豆乳は前記の様に水分が高いので、取扱上の便と変質
の点を併考して、乾燥品を用いてよい。豆乳乾燥粉の分
析例として、蛋白質４０〜４５％、脂肪１５〜１８％、
炭水化物３０〜３５％、灰分４〜５％、水分２〜ｌＯ％
が普通である。 （４］明綱書第１４頁第１行中「水分」を決起のとおり
訂正する。 記 成分 （５）明細書第１４頁第９行に決起のごとく１字加入す
る。 記 ａ、豆乳粕（固形分９ＺＷ％）　　　　　　５．０Ｗ％
以上 ２、発明の名称　　化１１１料 ３、補正する者 事件との関係　　　特許出願人 住　　所　　　　　東京都中央区日本橋小絹町８番４号
４、補正命令の日付　　　昭和６１年　８月１９日５、
補正により増加する発明の数　　　　なし６、補正の対
象　　「昭和６１年　７月１６日付提出の手続補正書の
補正の対象の欄」 手続補正書 昭和６１年　７月１６日

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 化粧料成分と、特定成分として豆乳が配合されており、
   かつ豆乳中の固形分に対し２ｗ％以上の界面活性剤が配
   合されていることを特徴とする化粧料。