JPS623502A - 自動車用アンテナ装置 - Google Patents

自動車用アンテナ装置

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JPS623502A
JPS623502A JP60143089A JP14308985A JPS623502A JP S623502 A JPS623502 A JP S623502A JP 60143089 A JP60143089 A JP 60143089A JP 14308985 A JP14308985 A JP 14308985A JP S623502 A JPS623502 A JP S623502A
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JP
Japan
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pickup
high frequency
frequency
frequency pickup
antenna
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JP60143089A
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Junzo Oe
準三 大江
Hiroshi Kondo
近藤 弘志
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Priority to DK525285A priority patent/DK525285A/da
Priority to DE8585308293T priority patent/DE3581502D1/de
Priority to AT85308293T priority patent/ATE60467T1/de
Priority to US06/798,024 priority patent/US4811330A/en
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は自動車用アンテナ装d、特に自動車の車体で受
信した放送波を効果的に検出して車載された各種受信機
に検出信号を供給する改良された自動車用アンテナ装置
に関するものである。
[従来の技術1 各種の放送波例えばラジオ、テレビあるいは電話等の放
送通信波を自動車内に設けられた受信様にて確実に受信
するために自動車にはアンテナ装置が不可欠であり、ま
た自動車と他局との通信を行う例えば市民バンド電波の
送受信にもこの種のアンテナ装置が極めて重要であり、
今後の自動車における標準装備された通信機能に対して
主要な役割を果す。
従来にお1)る一般的なアンテナ装置はボールアンテナ
として知られており、車体から突出しteアンテナはそ
の受信特性の上では好ましい性能を示すが、車体デザイ
ンの而においては常に邪魔もの扱いされるという宿命を
有していた。
また、このようなボールアンテナは実際の使用状態にお
いても折れ、曲り等の破損を受けやすく、またいたずら
あるいは盗難の対象となり、更に高速走行時において不
快な風切り音を発生する等種々の問題を有しており、従
来において、なんとかこれを除去したいという要望が多
かった。
特に、近年のごとく、自動車の内部で受信する放送波あ
るいは通信波の周波数帯域が拡大すると、各周波数帯域
に応じた多数本のアンテナを設置する必要があり、自D
¥1の外観に対する美的コンセプトを熱外に破壊してし
まい、またこれら各種のアンテナ間における電気的な相
互干渉によってそれらの受信性能を著しく劣化させると
いう問題があった。
従来において、前述したボールアンテナを除去しあるい
は外から見えないように隠蔽する幾つかの努力がなされ
ており、例えばリセウインドシールドにアンテナ細線を
貼付けること等が実用化されている。
従来にお番ノる他の解決手段として、放送波によって車
体自体に誘起する表面電流を検出づることが提案されて
きた。このような車体に流れる電流を利用することは一
見最も確実でありまた効率も良い手段であると考えられ
るが、従来における実験はこのような期待を完全に裏切
る結果を示し続けた。
一般的な車体の放送波による表面電流が利用できなかっ
た第1の理由は予期したほど表面゛電流値が大きくない
ということであり、従来の表面電流は車体のフロントル
ーフを主として対象としていたが、これによっても、充
分に利用するに足るレベルの検出出力を得ることはでき
なかった。
従来の第2の問題は表面電流内に極めて大きな割合いで
ノイズが混入することであり、このようなノイズは主と
してエンジンの点火系及びバッテリ充電用のレギュレー
タ系統から発生し、エンジンが活動している限りこれら
のノイズが車体に漏れ出し、側底実用できる鮮明な放送
波受信作用を行うことができなかった。
このような不利な条+′1の中でも、従来において幾つ
かの提案がなされた。放送波によって車体に誘起された
電流を利用する従来のアンテナ装置どして特公昭5.3
−22418が知られており、車体の電流集中部に電気
的な絶縁部を形成し、この絶縁部両端間における電流が
直接センサによって検出される。確かに、この従来装置
によれば、SN比の優れた実用可能な検出信号を得るこ
とが示唆されたが、そのピックアップ構造は車体の一部
に切欠を設けることを必要とする等側底通常の計度され
る自動車に適用することは不可能であった。
従来の他の装置として実公昭53−34826が知られ
ており、車両のピラーに流れる電流をピックアップコイ
ルで検出するアンテナが提案された。この従来装置はア
ンテナを車体内に内蔵してしまうという開発方向を示す
ために有益であったが、実際上、ピラーの近傍にその艮
手力向に直交するピックアップコイルを設けることは実
際的でなく、またこのようなピックアップ配置では実用
的なアンテナ出力を得ることができず、単なる思いつき
に過ぎないしのと考えられていた。
[発明が解決しようとする問題点] 従来技術の問題点 以上のように、従来において、放送波によって車体に誘
起される電流を検出するアンテナ装置は必ずしも成功し
ていなかった。
特に、従来においては、前述した従来の主要な課題であ
る、車体に流れる電流を効果的に検出するためのピック
アップ構造及び実用可能なSN比を得るためのピックア
ップ配置とが正しく解決されておらず、むしろ各種の実
験結果は車体電流を利用したアンテナ装置が原理的に使
用できないのではないかという方向を指し示していた。
発明の目的 本発明は上記従来の課題に鑑み為されたものであり、そ
の目的は、放送波によって車体に誘起される電流を効果
的に検出して車載された受信線に伝達することのできる
改良された小型自動車用アンテナ装置を提供することに
ある。
E問題点を解決するための手段] 従来におけるアンテナ装置は、その時代的な背景から主
としてAM波の受信を意図していたが、このために、車
体電流を検出するアンテナは対象とする放送波の波長が
人きずぎることによって良好な受信特性が得られないと
いう結果になっており、本発明者らはこの周波数依存性
に着目し、本発明において受信の対象とする放送波をF
M周波数帯域以上の通常の場合50H1lZ以上とする
ことによって、従来不可能とされていた車体電流からの
受信を極めて効果的に行うことを可能とした。
また、本発明においては、このような高周波車体電流も
その電流値が車体各部で著しく異なる分布特性を有する
ことを看目し、ノイズを拾いにくくかつ放送波により誘
起された電流の密度が高い部分に高周波ピックアップを
設けたことを特徴とし、本発明においては、このような
条件を満足づるff1i!1llj所として車体のトラ
ンクリッド及びフロントピラーが選ばれている。
すなわち、本発明においては、前述した周波数特性の高
周波を流を確実に検出するために、第1の高周波ピック
アップを自動車のトランクリッドの車両側中央部に周縁
長手方向に沿って近接配置し、また第2の高周波ピック
アップを自動車のフロントピラーにその長手方向に沿っ
て近接配置し、これら第1及び第2の高周波ピックアッ
プの受信信号を切替え使用するという空間ダイバシティ
方式のアンテナ装置を構成していたことを特徴とするも
のである。
ここにおいて、前記第1の高周波ピックアップのFMW
l域指向特性は車両の前後方向に強い感度を示し、また
第2の高周波ピックアップは、車両の左右方向に強い感
度を示す。
このように、前記2つの高周波ピックアップのFM帯域
指向特性は、互いに相手方の感度の弱い方向を補完し合
い、しかもこれら両ピックアップは互いに空間的に前後
に隔って設置されているため、これら各高周波ピックア
ップの各受信信号を切替え使用することにより、良好な
空間ダイバシティとしての効果を得ることが可能どなる
なお、前記各高周波ピックアップとしては、車体電流に
て生ずる磁束を電磁的に検出するためのループアンテナ
型あるいは車体との間に静電容量を形成して高周波信号
を静電的に検出可能な電極型とし、これらによって効率
の良い検出作用が得られている。
[実施例] 以下、本発明に係る自動車用アンテナ装置の好適な実施
例を図面に基づき説明する。
高周波ピックアップの設置位置 第11〜9図には高周波電流の分布特性を調べて最も効
率の良いアンテナ設置位置を求めるための工程が説明さ
れている。
第4図には放送波等の外来電波Wが金属棚体から成るi
l1体Bを通過する際にその電磁波の強さに応じた表面
電流■が車体各部に誘起されることを示しており、本発
明においては、これらの電波のうち比較的高周波数帯域
に属する50MHz以上のFM波、テレビ波等に用いら
れる周波数帯域のみを対象とする。
そして、本発明においては、このような特定の高周波帯
域において、車体の誘起電流分布を測定し、表面電流密
度が高くかつノイズの少ない部分にピックアップを設置
することを特徴とする。
表面電流分布を知るために計算機によるシュミレーショ
ン及び実際のM流強度を各点において測定することが行
なわれ、本発明においては、後述する所望の車体部分に
設けられる高周波ピックアップと同様の原理に基づくプ
ローブが使われ、このプローブを車体の表面全域にわた
って各点毎に方向を変えながら全域に動かして表面電流
の測定が行なわれた。
第5図にはこのような後述する高周波ピックアップとほ
ぼ同様の原理に基づいて作成されたプローブPの概略構
成が示されており、外部からの電波の混入を避けるため
に導電体からなるケース10の内部にループコイル12
が固定され、前記ケース10の一部には開口10aが設
けられ、ループコイル12の一部をこの開口10aから
外部に露出させ、このループコイル12の露出部を車体
Bの表面に近接させて車体表面電流から生じる磁束をル
ープコイル12で検出する構成からなる。
ループコイル12の一部は短絡線14によってケース1
0に接続されており、また出力fa16が同軸ケーブル
18の芯線20に接続されている。またループコイル1
2の一部にはコンデンサ22が設けられており、ループ
コイル12の周波数を所望の被測定周波数に共振させピ
ックアップ効率を上昇させることができる。
以上のようにして、プローブPを車体Bの表面に沿って
移動させ、また各測定点においてその角度を回転させる
ことにより車体表面の表面電流分布及びその方向を正確
に求めることが可能となり、第5図において、プローブ
Pの出力は高周波電圧増幅器24にて増幅され、高周波
電圧測定器26によって出力電圧が測定される。このコ
イル出力電圧は測定426のメータ指示値で読取られる
とともに、このメータ指示値に対応した電圧はXYレコ
ーダ28にて車体各部における表面電流分布として記録
される。XYレコーダ28にはポテンショメータ3oか
ら車体の各位置を示す信号が入力されており、各位置に
おける高周波表面電流を知ることが可能となる。
第6図には、高周波表面電流Iと前記ピックアップのル
ープコイル12との偏角θを示し、図示のごとく、電流
Iによる磁束φはループコイル12と鎖交することによ
ってループコイル12に検出電圧Vを発生させ、第7図
で示すごとく、θが0すなわち表面電流Iとピックアッ
プのループコイル12とが平行なときに最大電圧が得ら
れ、各測定点においてプローブPを回転させ最大電圧が
得られるときの表面TI流Iの向きを知ることができる
第8図及び9図には、前述したプローブPによる測定結
果及び計算機によるシュミレーションの両者から求めら
れた80H1lzの周波数における車体各部に生じる高
周波表面電流の大きざとその向きを示しており、第8図
から明らかなように、表面電流の大きさは重体平面部分
の端縁に沿った部分で高密度となり平板部分の中央部に
おいて極めて低密度となる分布を示す。
また第9図の電流の方向に示されるように各電流は車体
の端縁部に平行な方向あるいは各平面部の連結部に沿っ
た向きに集中していることが理解される。
第8図において、車体を縦断する鎖線に沿って前述した
車体全屈部に誘起される電流分布を詳細に検討ザると、
第10〜12図に示されるごとき分布特性が得られる。
第10図は前記t11断線AからBまでのトランクリッ
ドに沿った表面電流分布を示し、図から明らかなごとく
、その両端位置にて最も大きな電流が流れ、この両端か
らトランクリッドの中央に向かって電流値が低下する分
布特性を示す。
従って、第10図から、トランクリッドに関し、その周
縁部近傍に高周波ピックアップを配置すれば、この周縁
部近傍での集中的に流れる電流を検出することが可能と
なる。
ところで、第10図に示す分布特性は、808 HZの
FM放送周波数に対する車体の電流であり、トランクリ
ッドの端部あるいは縁部からの離隔距離に従って、前述
したように表面電流は低下し、実際に良好な感度を得る
ことができる6デシベル以下の電流定価範囲を考えると
、各特性において、縁部から4.5cm以内であれば極
めて良好な感度を得ることが理解される。
従って、本発明において、808H2の搬送周波数に対
し高周波ピックアップをトランクリッドの周縁部から4
.5CI以内に配置すれば、実用上十分なアンテナ装置
骨ることができる。
そして、この実用可能な離隔距離はコンピュータによる
シミュレーション結果及び各種実験結果によって搬送周
波数に依存することが明らかとなり、周波数の増加とと
もに実用可能な離隔距離が減少することが認められた。
従って、前述した808H2の搬送周波数における実用
可能な離隔距離4.5CIと周波数に逆比例するという
ことから、本発明において、トランクリッドの金属平面
縁部から高周波ピックアップの設置範囲を、 12X 10−3 C/f(1) 以内に設ければ、各搬送周波数に応じて良好な受信作用
が得られることとなる(上式において、C=光速、f=
搬送周波数である)。
以上のごとく、本発明によれば、高周波ピックアップは
トランクリッドの縁部に近接して設けられ、また好まし
くは縁部から前述した離隔距離以内に設けられ、これに
よって良好な受信作用が得られる。
本発明において、実際上前記離隔距離は周波数に依存す
るので、例えば搬送周波数100HH71,:おいては
、1〜ランクリツドの縁部から3.6c+a以内に高周
波ピックアップを設ければよいこととなり、搬送周波数
fが増加するに従い、高周波ピックアップの設置位置は
縁部に極めて近接した狭い領域に限定されるこことなる
また、ここにおいてトランクリッド内に発生づるノイズ
電流の分布について検討してみると、第8図の横断面G
−1」上においてはその両端位置及び中央位置にてノイ
ズ電流値が相対的に低いことが判明し、またその縦断面
A−8においてはその両端位置においてノイズ電流分布
が低下することが判明した。
従って、本発明によれば、高周波ピックアップをこのよ
うなノイズ電流が低い位置、例えばトランクリッドの車
室側中央部にその長手方向に沿って近接配@することに
より、前記ノイズ電流の影響を受けることなく、放送波
を良好に受信することが可能となる。
また、第11図には車体の天井板に沿った電流分布がま
た第12図には車体のエンジン蓋体に沿った電流分布が
示され、この電流分布と前記第8図及び第9図に示す高
周波表面電流の大きざとその方向とを突合せて検討して
みると、各高周波電流は車体の端縁部に平行な方向ある
いは各平面部の連結部に沿った向き集中して流れること
が理解される。
特に、このような電流密度分布は天井板を支えるピラ一
部にて表面電流が高密度で集中していることを示し、例
えばFM周波数帯域においては、前記ピラ一部には他の
部分と同等もしくはそれ以上の高密度の表面電流が流れ
、この傾向は周波数が上昇するに従い著しくなり、従来
のAM帯では実際上アンテナ出力を得ることができなか
ったピラ一部からの電流検出を可能としている。
従って、このピラ一部にその長手方向に沿って高周波ピ
ックアップを配置すれば、このピラ一部に集中的に流れ
る高周波電流を検出することが可能となる。
ところで、このように車体各部に43いて高周波ピック
アップを近接配置し放送波を受信すると、各高周波ピッ
クアップのアンテナとして指向特性はそれぞれ異なる。
本発明の特徴的事項は、このような指向特性の異なる高
周波ピックアップを組合せてダイバシティ受信方式を採
用し、常に良好な状態で放送波の受信を行うことを可能
としたことにあり、このため、本発明においては、自動
車の1−ランクリッドの車室側中央部にその周縁長手方
向に沿って近接配置された第1の高周波ピックアップと
、自動車のフロントピラーにその長手方向に沿って近接
配置された第2の高周波ピックアップと、を含み、これ
ら第1及び第2の高周波ピックアップを用いてダイバシ
ティ型自動車アンテナ装置を形成している。
第1実施例 第1図には本発明のアンテナ装置の好適な実施例が示さ
れており、本実施例の特徴的事項は、第1の高周波ピッ
クアップ32を車両のトランクリッド34の車室側中央
部にその周縁長手方向に沿って近接配置するとともに、
第2の高周波ピックアップ36を車両の右側フロントピ
ラー38に沿って近接配置したことにある。
第2図には、トランクリッド34の車室側中央部に近接
配置された第1の高周波ピックアップ32のFM帯域指
向指向特性が示されており、同図からも明らかなように
、この第1の高周波ピックアップ32は車両の前後方向
に強い感度を示すことが理解される。
また、第3図には、右側フロントピラー38に近接配置
された第2の高周波ピックアップ36のFM帯域指向特
性が示されており、同図からも明らかなように、この第
2の高周波ピックアップ36は41両の左右両方向に対
し強い感度を示すことが理解される。
従って、前記第1の高周波ピックアップ32及び第2の
高周波ピックアップ36を組合せ、ダイバシティ受信シ
ステムを採用することにより、指向特性をUいに補完し
合い、良好なFM波の受信を行うことが可能となる。
更に、これら第1の高周波ピックアップ32及び第2の
高周波ピックアップ36は、車体の前後方向に対し約2
1程度間隔を置いて設置されており、FM波の波長が4
1程度である点から、FM帯域での空間ダイバシティと
しての効果が極めて優れており、しかもSN特性の良い
受信を行うことが可能となる。
なお、前記第1図に示す実施例においては、第2の高周
波ピックアップ36を車体の右側フロントピラー38に
配置した場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限
らず、この第2の高周波ピックアップ36を車両の左側
フロンミルピラーに同様にして配置することも可能であ
り、この場合にJ3いても、前記実施例の場合と同様良
好な受信特性を発揮することが可能となる。
次に、第1図に基づき、第1の高周波ピックアップ32
と第2の高周波ピックアップ36の内、受信感度の良好
な方を自動的に選択して放送波を受信する回路構成を説
明する。
第1図において、山鳥周波ピックアップ32及び36の
各出力を導く同軸ケーブルはスイッチ回路40を介して
高周波増幅回路42へ入力される。
ここで、前記スイッチ回路40は後述するT型フリップ
フロップ44からの出力により切替わり、スイッチ回路
40の切替えで高周波ピックアップ32又は36の出力
のいずれかが選択的に高周波増幅回路42へ入力され、
該受信波の出力は局部発振回路46が接続される中間周
波増幅回路48を経て検波回路50により音声信号だけ
が取出される。
その後、この音声信号は、マルチプレクサ52を介して
右出力と左出力とに分離され、左右の増幅111ff5
4L及び54Rを経てそれぞれ左右のスピーカ56m及
び56Rから再生される。
ところで、中間周波増幅回路48からの出力信号は比較
器58でその信号の閾値と比較されるものであり、該比
較器58には、山高周波ピックアップ32及び36によ
る受信感度が所定値以下に下がったときに、T型フリッ
プ70ツブを反転させるトリガ出力を出すための、中間
周波増幅回路48から出力される信号の同値が設定され
ている。
該比較器58は、この閾値と、山高周波ピックアップ3
2及び36のいずれかで放送波を受信しているときに中
間周波増幅回路48から出力される信号とを比較し、閾
値以下となった場合にT型フリップフロップ44にトリ
ガ信号が送られ、該T型フリップフ〔1ツブ44の出力
を反転させる。
この出力反転により、スイッチ回路40が切替わり受信
状態が良好な方の高周波ピックアップ32又は36のい
ずれかに切替られる。
従って、車両のトランクリッド34に設けられた第1の
高周波ピックアップ32とフロンl−ピラーに設けられ
た第2の高周波ピックアップ36とで指向特性が互いに
補完し合う空間ダイバシティ受信アンテナ装置を構成し
、常に受信感度の良好なアンテナに自動的に切替えられ
るようになっている。
第1の高周波ピックアップ 第13図〜第16図には、本実施例において第1の高周
波ピックアップ32のトランクリッド34への設置状態
の具体例が示されている。
第14図において、高周波ピックアップ32は電磁結合
型ピックアップからなり、前述した車体の表面電流分布
を知るために用いたループコイルを含むプローブと類似
した構成からなる。
トランクリッド34は、−辺がトランクヒンジ60を介
して回動自在に本体に支持されている。
第13図には、トランクリッドへ高周波ピックアップを
固定した状態の詳細構造が示されている。
同図において、トランクリッド34とリアトレイパネル
62との間に水密用のウェザ−ストリップ64が設けら
れており、リアガラス66からの雨水等の浸入を防止し
ている。
リアガラス66とリアトレイパネル62との間tよダム
68で気密化されており、山水、音等の浸入を防止し、
またリアガラス66の下端外界側には周知のようにモー
ル70が設けられている。
本実施例において特徴的なことは高周波ピックアップ3
2がトランクリッド34の車室側辺中央部のリアトレイ
パネル62対向面に固定されていることであり、その内
部に設けれているループアンテナ72はその長手方向が
トランクリッド34の長手方向と一致するように配設さ
れている。
ここで、高周波ピックアップ32は、1〜ランクリツド
34の車室側辺中央部に設けられているので、ノイズの
少ない表面電流をループアンテナ72によって検出する
ことができる。
また、ループアンテナ72は、トランクリッド34の縁
部より12x 10’c/f(m)すなわち80Hll
zのFM放送波を受信する場合には4.5ca+以内に
配置されており、本発明においてトランクリッド34周
縁部に集中して流れる表面電流を確実にかつ高効率でル
ープアンテナ72によって捕捉することができる。
更に、車体表面電流の向きは第9図から明らかなごとく
、その周縁部に沿って流れているので、本実施例におい
ては前記ループアンテナ72をその長手方向がトランク
リッド34の周縁部に沿って配置されている。
高周波ピックアップ32は導電体からなるケース48を
有し、このケース74内に前述したループアンテナ72
及びプリアンプ等を含む回路部76を内蔵し、その間ロ
ア4aがトランクリッド34に向って対向している。
従って、ケース74の内部にはトランクリッド74周縁
部に流れる高周波表面電流から誘起された磁束のみが捕
捉され、外部からの磁束はケース74によって確実にシ
ールドされる。
ここで、前記ループアンテナ72はトランクリッド34
周縁近曲げ部に沿って設番ノられた単巻きアンテナから
なり、トランクリッド34と電気的に絶縁された状態で
かつ密着して設置されるようにコイルに絶縁被覆を施し
、これをトランクリッド34に押し付ける構造を有し、
表面電流から生じる磁束を効率良くループアンテナ72
に鎖交させることができる。
また、前述した回路部76には回路を制御するための電
源及び信号がケーブル78から供給され、またループア
ンテナ72によって取出された高周波検出信号が同軸ケ
ーブル80から外部に取出され前述した表面電流分布で
用いたと同様の回路によって処理される。
以上のようにして、実施例によれば、トランクリッドの
内側から高周波ピックアップによって高周波表面電流を
検出づることとしたので、アンテナ装置を全く外部に露
出することがなく、高周波帯域での受信を確実に行うこ
とが可能となり、自動!lXT用アンテナとして極めて
有益である。
第15図には実施例に係る高周波ピックアップ32のト
ランクリッド34への取付は構造が示されており、前記
第13図と同一部分には同一符号を付して説明を省略す
る。
同図にJ3いて、高周波ピックアップ32のケース74
両側面にはボルト等により取付は金具82が設けられ、
該取付は金具82とトランクリッド34と内板がネジ8
4により固定されることで高周波ピックアップ32はト
ランクリッド34内側へ設置されている。
従って、高周波ピックアップ32は第16図に示される
ごとく構成されるのが好適である。
第2の高周波ピックアップ 次に、車体のフロントピラーにその長手方向に沿って近
接配置された第2の高周波ピックアップ36の具体的な
構成を以下に詳述する。
第17図〜第19図には本実施例にかかる第2の高周波
ピックアップ34の具体的構造が示されており、実施例
において、この高周波ピックアップ36は天井板を支え
るフロントピラー38内に内蔵されており、しかもこの
高周波ピックアップ36はループアンテナを含む電磁結
合型ピックアップからなる。
第18図の横断面図から明らかなように、フロントピラ
ー38はその主柱となる中空四角柱に形成されたピラー
脚板136を含む。そして、このピラー脚板136の車
体外面側にはウィンドシールドモール138が固定され
ており、このモール138にフロントガラス140が保
持されている。
また、前記ピラー脚板136の車体後面側にはウェザ−
ストリップゴム142が固定されており、該ゴム142
によってサイドガラス144との闇の水密性を確保して
いる。
更に、ピラー脚板136はその車室面側にてフロントピ
ラーガーニッシュ146が装着され、ピラー脚板136
の表面を隠蔽して外観上の美観を保っている。
本発明において特徴的なことは、ピラー、実施例におい
てはフロントピラー38に高周波ピックアップがピラー
の長手方向に沿って配設されることであり、実施例にお
いては、前記ピラー脚板136の中空内部に電磁結合型
高周波ピックアップ36が挿入されることを特徴とする
前記高周波ピックアップ36は第18.19図から明ら
かなごとく、導電体からなるケース148内にループア
ンテナ150が設けられた構造からなり、前記ケース1
48は外部からの電磁界をシールドするが、その一方側
に開口148aを有し、この開口148a から前記ル
ープアンテナ150が露出して、高周波表面電流が集中
して流れるピラー、特にピラー脚板136に向って近接
配置される。
実施例において、高周波ピックアップ36をピラー脚板
136の中空角柱内に挿入するために、ピラー脚板13
6の一部には間口部136aが設けられており、フロン
トピラーガーニッシュ146が固定される前に高周波ピ
ックアップ36がピラー中内部に挿入される。
そして、高周波ピックアップ36のケース148をピラ
ー脚板136に固定づるため、ケース148にはその両
端にブラケット152.1514がスポット溶接等で固
定されており、これら両ブラケット152.154を図
示のごとくピラー脚板136に強固にねじ締め固定する
従って、この固定上板において、前記ループアンテナ1
50はピラー脚板136の前記開口部1368反面に近
接した位置に配設され、ピラー脚板136に集中的に流
れる高周波表面電流による磁束が効果的にループアンテ
ナ150に鎖交することとなる。
前記ケース148内には前述したループアンテナ150
の背面側にプリアンプ等を含む回路部156が内蔵され
ており、この回路部156には回路を制6Ilするため
の電源及び信号がケーブル158から供給され、また前
記ループアンテナ150によって取出された高周波検出
信号が同軸ケーブル160から外部に取出され、前述し
た表面電流分布で用いたのと同様の回路によって処理さ
れる。
実施例において、前記ループアンテナ150は単巻きア
ンテナから成り、ピラー脚板136と電気的に絶縁され
た状態でかつ密着されて配置されるように、コイル゛に
絶縁被覆を施し、これをピラー脚板136の端縁に押し
付ける構造が好適であり、ピラーに集中的に流れる高周
波表面Tli流が生じる磁束を効率良くループアンテナ
150に鎖交させることができる。
以上のようにして、フロントピラー38内に高周波ピッ
クアップ36が装着されたのち、ピラー38にはフロン
トピラーガーニッシュ146が被@され、通常のピラー
構造と外観上何ら変りない構造を得ることができる。
以上のようにして、実施例によれば、自動車のフロント
ピラーに集中的に流れる高周波表面電流をピラーの長手
方向に配設したループアンテナにて効果的に検出するこ
とができ、アンテナ装置を全く外部に露出することなく
、高周波帯域での受信を確実に行うことが可能となり、
自#JII用アンテナとして極めて有益である。
他の実施例 以上の実施例においては、高周波ピックアップとして電
磁結合型ピックアップが用いられているが、本発明の特
徴的事項は、°従来において全く考えられていなかった
トランクリッド及びフロントピラー周縁部における表面
電流を検出して外来波を受信するアンテナ装置を得たこ
とにあり、高周波ピックアップとしては、前記電磁結合
型ばかりでなく、静電結合型ピックアップも同様に使用
可能である。
静電結合型ピックアップの場合、前述した各部における
トランクリッド及びフロントピラー周縁の長手方向に沿
って空気層あるいは絶縁板を介して検出電極を配置し、
これらトラックリッド及びフロントピラー周縁の表面と
検出電極との間に形成される静電要領を介し【高周波表
面電流は検出電極側に取出され、これによって、所望の
帯域における高周波信号を取出すことが可能となる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、高周波帯域、例
えばFM波周波数帯域以上の放送波に対して車体の特定
側所、特にトランクリッド及びフロントピラー周縁に発
生ずる高周波表面電流を用いてタイバシティ型放送波受
信用アンテナを形成したので、放送波に対して高密度で
かつノイズの少ない良質な検出作用を行うことができ、
従来における外部に露出したボールアンテナその他を必
要とすることなく、小型で性能の良い自動車用アンテナ
装置を(qることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる自動車用アンテナ装置の好適な
実施例を示す説明図、 第2図及び第3図は第1図に示す装置に用いられる高周
波ピックアップのFM指向特性図、第4図は外来波Wに
よって車体Bに生ずる表面電流Iを示す説明図、 第5図は本発明にお、いて(qられる高周波ピックアッ
プと同様のプローブを用いて車体表面電流の分布を知る
ためのプローブ及びその処理回路の説明図、 第6図は表面電流Iとピックアップループアンテナとの
電磁結合状態を示ザ説明図、 第7図は第6図におけるルーブホテナの指向特性を示す
特性図、 第8図は表面電流強度の分布特性を示す説明図、第9図
は表面電流の向きを示す説明図、第10図〜第12図は
それぞれ第8図にお【プる車体の縦所面に沿った車体表
面電流分布を示す特性図、 第13図〜第16図は第1の高周波ピックアップとして
ml結合型ループアンテナを用いたピックアップをトラ
ンクリッドに固定した状態にd3j〕る説明図、 第17図〜19図は第2の高周波ピックアップとして電
磁結合型高周波ピックアップを自動車のフロン1〜に取
付けた状態を示す説明図である。 32 ・・・ 第1の高周波ピックアップ34 ・・・
 1〜ランクリツド 36 ・・・ 第2の高周波ピックアップ38 ・・・
 フロン1〜ビラー 第1図 第2図 痢 後 第3図 泊 イL 第 5 図 第6図 !2 第7図 ↑ 第8図 第14図 第15図 第16図 第17図 第18図 第19図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)自動車のトランクリッドの車室側中央部に周縁長
    手方向に沿って近接配置された第1の高周波ピックアッ
    プと、 自動車のフロントピラーにその長手方向に沿って近接配
    置された第2の高周波ピックアップと、を含み、 放送波によってトランクリッド周縁部及びフロントピラ
    ーに集中して流れる高周波表面電流を前記各高周波ピッ
    クアップで受信し、最適受信状態にある高周波ピックア
    ップの受信信号を切替え使用することを特徴とするダイ
    バシティ型の自動車用アンテナ装置。
  2. (2)特許請求の範囲(1)記載の装置において、第1
    の高周波ピックアップは、トランクリッドの縁部から1
    2×10^−^3c/fメートル(c=光束、f=放送
    波の搬送周波数)以内に設けられていることを特徴とす
    る自動車用アンテナ装置。
  3. (3)特許請求の範囲(1)、(2)のいずれかに記載
    の装置において、 第2の高周波ピックアップは、フロントピラーに沿って
    固定されたループアンテナを含み、ピラーに流れる高周
    波表面電流にて形成される磁界を前記ループアンテンに
    て電磁的に検出することを特徴とする自動車用アンテナ
    装置。
  4. (4)特許請求の範囲(1)(2)のいずれかに記載の
    装置において、 前記第2の高周波ピックアップは、フロントピラーに沿
    って検出電極を近接配置し、ピラーと検出電極との間の
    静電結合によって高周波表面電流を検出することを特徴
    とする自動車用アンテナ装置。
JP60143089A 1984-11-15 1985-06-28 自動車用アンテナ装置 Pending JPS623502A (ja)

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