JPS6234619A - 内面溝付管の製造システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、冷凍、空調用熱交換器等に用いられる内面溝
付管の製造システムに関するものである。

「従来技術」 従来使用されている内面溝付管の製造方法を第３図に示
す。

図示のように、従来の装置では素材１を収納して水平軸
のまわりに回転する素材ドラム２の素材走行方向下流側
に、溝付加工を施す転造ヘッド３、横型プルブロック４
．洗浄説脂槽５．渦流探傷機６．２プレーン矯整機７．
測長装置８．ベンディングロール９および巻き取りリー
ル１０が、順次設けられている。

このような構成の下では、内面溝付管１１の素材１は、
巻き取りリール１０の巻き取り力によりて牽引されて素
材ドラム２から引き出され、転造ヘッド３において内面
に骨付は加工がなされる。

このようにして転造された内面溝付管１１は、−立積型
プルブロック４によって巻き取られた後、洗浄、脱脂、
渦流探傷、２プレーン矯整がなされ、測長およびベンデ
ィングロールの後に、巻き取りリールｌＯによって整列
巻きがなされる。

「発明が解決しようとする問題点」 以上のようにして内面溝付管が製造されるが、転造にお
ける作業スピードは極めて低速度で、３０ｍ／分〜５０
ｍ／分が限界である。

一方、巻き取りリール１０による巻き取りスピードは３
００ｍ／分程度は可能であるが、上記転造における作業
スピードに規制されて、そのスピードに合わせた低速度
の巻き取りを余儀なくされていた。すなわち、巻き取り
リールが極めて低能率で運転されていた。

また、内面溝付管の生産量を高めるために、このような
ラインと同様なラインを増設することは、余分な巻き取
り部分が作られることになって、その設備場所にロスを
生じるのみならず、不−な設備費用を要するという欠点
があった。

更に、巻き取りリールの台数の増加によって、作業人員
の増加が必要となって、コストが不要に上昇していた。

「発明の目的」 本発明は、かがる従来の欠点を解消するためになされた
もので、複数の転造設備を有する内面溝付管の製造設備
において、必要以上に巻き取りリール設備を設置すると
いう不経済を排して、合理的存内面溝付管の製造システ
ムを提供することを目的とする。

「問題点を解決するための手段」 上記目的を達成するために、本発明が採用する主たる手
段は、一端に素材受入ヤードを有し、他端に巻き取りラ
インを有する内面溝付管の製造システムにおいて、上記
素材受入ヤードに連絡され、内面溝付管の素材を収納す
る素材ドラムの移送路と、上記巻き取りラインに連絡さ
れ、管の内面に溝付は加工がなされた内面溝付管を収納
する製品ドラムの移送路と、上記素材ドラムの移送路と
製品ドラムの移送路との間に設けられ、溝付は加工ヘッ
ドを有する複数の転造プルと、を設けてなる点を要旨と
する内面溝付管の製造システムである。

「発明の作用」 上記のように構成したので、本発明によれば転造作業と
整列巻きの巻き取り作業とは無関係の別個のラインとな
る。したがって、整列巻きのスピードは、転造後の巻き
取りスピードによって規制されることがない。

「実施例」 以下、本発明の実施例を第１図および第２図にしたがっ
て説明し、本発明の理解に供する。尚以下の実施例は本
発明の具体的−例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定
する性格のものではない。

ここに、第１図は本発明の一実施例に係る内面溝付管の
製造システムの平面図、第２図は転造プルの斜視図で・
ある。

第２ｖｌＪに示すように、転造プル２１は、内部に素材
２２を収納して、垂直軸のまわりに回転するペイオフド
ラム２３から供給された素材２２の管内面に、溝付は加
工を施す転造ヘッド２４を有して構成されている。

この転造ヘッド２４の下流側には垂直軸のまわりに回転
して、転造された内面溝付管２５を巻き取る竪型プルブ
ロック２６　（Ｓき取りドラム）が設けられている。

竪型プルブロック２６には、傾斜したつば状のシェダリ
ング２７が取り付けられており、竪型プルブロック２６
の外周に巻きついた内面溝付管２５はスナバロール２８
により把持されている。

また、竪型プルブロック２６の下方に、転造された内面
溝付管２５を収納するレシービングドラム２９が垂直軸
のまわりに回転するように設けられている。

転造プル２１は以上のように構成されているので、素材
ドラム２３から供給された素材２２は、竪型プルブロッ
ク２６の巻き取り力によって牽引されて、転造ヘッド２
４に入り、管内面に溝付は加工がなされる。

溝付は加工がなされた内面溝付管２５は、竪型プルブロ
ック２６に巻き取られるが、該竪型プルブロック２６の
外面に設けられたシェダリング２７によって押し下げら
れるので、シェダリング２７の下方に甥旋状に密に巻き
取られる。

巻き取られた内面溝付管２５は、スナバロール２８によ
って竪型プルブロック２６に押し付けられるので、落下
することがない、しかし、スナバロール２８の押し付は
長さよりも下方へ押し下げられて、スナバロール２８を
外れると、内面溝付管２５は落下して、レシービングド
ラム２９内に収納されて荒巻きがなされる。

以上の転造作業によって管内面に溝付は加工がなされる
が、本発明に係る製造システムでは上記転造プル２１を
第１図に示すように複数組み合わせ、これらの複数の転
造プル２１．２１・・・に対して１台の巻き取りリール
を対応させたものである。

すなわち、第１図示のように内面溝付管２５の製造シス
テム３１は、その一端に素材受入ヤード３２が設けられ
、他端に巻き取りライン３３が設けられている。

第１図中に一点鎖線で示す転造ライン３４の最上流側に
、素材の入った素材ドラム３５を置く素材ドラム設置場
所３６が設けられ、最下流側に転造された内面溝付管２
５の入ったレシービングドラム２９を置く製品ドラム設
置場所３８が設けられている。

転造ライン３４には、複数（本実施例では４ライン）の
転造プル２１　（第２図）が設けられ、上記素材ドラム
設置場所３６から素材ドラム３５を移送するために、ロ
ーラ式コンベアからなる素材ドラム移送路３９が設けら
れており、転造プル２１におけるレシービングドラム２
９を製品ドラム設置場所３８へ移送するためにローラ式
コンベアからなる製品ドラム移送路４０が設けられてい
る。

また、各素材ドラム３５の素材ドラム移送方向の下流側
から、方向転換機４１を経て、製品ドラム３７の上流側
の製品ドラム移送路４０へ連絡するために、ローラ式コ
ンベアからなるバイパス通路４２が設けられている。

転造場所３４の周囲には、無人搬送台車４３が周回する
搬送通路４４が設けられている。

前記巻き取りライン３３は、製品ドラム３７から引き出
された内面溝付管２５が、洗浄説脂槽５、渦流探傷機６
．２プレ一ン矯整機７．洗浄説脂槽５．測長装置８およ
びベンディングロール９を介して駆動源４５によって駆
動される巻き取りリール１０によって整列巻きされるも
のである。

巻き取りライン３３の上流側には、ローラ式コンベヤか
らなるストレージコンベヤ４６が設けられ、巻き取りラ
イン３３の下流側には、空のドラム４日を搬出するロー
ラ式コンベヤから゛なる搬出コンベヤ４７が設けられて
いる。

又、搬送通路４４の外側であって、巻き取りライン３３
の下流側に製品ドラム３７のストックヤード４９が設け
られており、搬送通路４４から素材ドラム設置場所３６
までの間に素材側移送路５０が設けられている。一方、
製品ドラム設置場所３８から搬送通路４４までの間に製
品側移送路５１が設けられている。

以上のように構成されているので、素材受入ヤード３２
から無人搬送台車４３によって運ばれた素材ドラム３５
は５、素材側移送路５０を経て素材ドラム設置場所３６
に置かれる。

素材ドラム設置場所３６に置かれた素材ドラム３５は、
素材ドラム移送路３９に沿って移送されて、転造プル２
１（第２図）のペイオフドラム２３となる。この場合、
４ライン分の素材ドラム３５が次々に送られる。

ペイオフドラム２３内にコイル状に収納された素材２２
は、竪型プルブロック２６の巻き取り力によって、ペイ
オフドラム２３から引き出され、転造ヘッド２４によっ
て管内面に溝付は加工がなされた後、荒巻きされてレシ
ービングドラム２９に収納される。

転造作業が終了すると、４個のレシービングド１こ ラム２９は製品ドラム移送路４０に沿って次へ製品ドラ
ム設置場所３８へ搬送され、更に製品側移送路５１に沿
って搬送通路４４上の無人搬送台車４３へ乗り移る。

空になったペイオフドラ・ム２３は、下流側の素材ドラ
ム移送路３９．方向転換機４１．バイパス通路４２およ
び製品ドラム移送路４０を経て竪型プルブロック２６（
第２図）の下流側に設置されて、レシービングドラム２
９として使用される。

このようにして各転造プル２１において転造作業がなさ
れ、転造された内面溝付管２５は、製品ドラム設置場所
３８を介して無人搬送台車４３によってストレージコン
ベア４６の入口部４６′へ搬送される。

搬送された製品ドラム３７は、ストレージコンベヤ４６
に沿って下流側へ移送され、巻き取りライン３３の送出
側に搬送される。

ここで内面溝付管２５は、駆動源４５によって駆動され
る巻き取りリール１０の巻き取り力によって製品ドラム
３７から引き出され、洗浄脱脂槽ｓ、ｉｉ流探傷機６，
２プレーン矯整機７．洗浄脱脂槽５．測長装置８および
ベンディングロール９を経て巻き取りリール１ｏに整列
巻きされる。

内面溝付管２５が巻き取られて空になったドラム４８は
、搬出コンベヤ４７を経て無人搬送台車４３によって素
材受入ヤード３２へ搬送されて素材２２が収納され、無
人搬送台車４３および素材側移送路５０を経て素材ドラ
ム設置場所３６に置かれる。

巻き取りライン３３に支障を生じたりして巻き取りがで
きないときは、製品ドラム３７をストックヤード４９に
ストックする。

上記無人搬送台車４３の運転はマイクロコンピュータ等
によって制御される。

第１図に示した例では４ラインの転造プル２１．２１・
・・・・・に対して１個の素材４Ｆ移送路５０と製品側
移送路５１とが備えられているが、各転造プル２１毎に
これらの移送路を設けて、各転造プル２１毎にドラムの
搬入、ｍ出を可能となせば、転造プルの故障等による製
造能率の低下を最低限に抑えることができる。

「発明の効果」 以上説明したように、本発明は一端に素材受入ヤードを
有し、他端に巻き取りラインを有する内面溝付管の製造
システムにおいて、上記素材受入ヤードに連絡され、内
面溝付管の素材を収納する素材ドラムの移送路と、上記
巻き取りラインに連絡され、管の内面に溝付は加工がな
された内面溝付管を収容する製品ドラムの移送路と、上
記素材ドラムの移送路と製品ドラムの移送路との間に設
けられ、溝付加工ヘッドを有する複数の転造プルと、を
設けてなることを特徴とする内面溝付管の製造システム
であるから、巻き取り機の台数が減少する。

したがって製造設備の設置スペースが少なくて済み、設
備費用が低減される上、稼働時における作業人員が半減
する等の著しい効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１１！ｌは本発明の一実施例に係る内面溝付管の一製
造システムの平面図、第２図は転造プルの斜視図、第３
図は従来の内面溝付管の製造方法を示す斜視図である。 （符号の説明） ２１・・・転造プル　　　　２３・・・ペイオフドラム
２４・・・転造ヘッド　　　２６・・・竪型プルブロッ
ク２９・・・レシービングドラム ３２・・・素材受入ヤード　３３・・・巻き取りライン
３４・・・転造ライン ３６・・・素材ドラム設置場所 ３８・・・製品ドラム設置場所 ３９・・・素材ドラム移送路 ４０・・・製品ドラム移送路 ４２・・・バイパス通路　　４３・・・無人搬送台車４
４・・・搬送通路 ４６・・・ストレージコンベヤ ４７・・・搬出コンベヤ　　４９・・・ストックヤード
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）一端に素材受入ヤードを有し、他端に巻き取りラ
   インを有する内面溝付管の製造システムにおいて、 上記素材受入ヤードに連絡され、内面溝付管の素材を収
   納する素材ドラムの移送路と、 上記巻き取りラインに連絡され、管の内面に溝付け加工
   がなされた内面溝付管を収納する製品ドラムの移送路と
   、 上記素材ドラムの移送路と製品ドラムの移送路との間に
   設けられ、溝付け加工ヘッドを有する複数の転造プルと
   、 を設けてなることを特徴とする内面溝付管の製造システ
   ム。