JPS6230085Y2 - - Google Patents

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JPS6230085Y2
JPS6230085Y2 JP9971081U JP9971081U JPS6230085Y2 JP S6230085 Y2 JPS6230085 Y2 JP S6230085Y2 JP 9971081 U JP9971081 U JP 9971081U JP 9971081 U JP9971081 U JP 9971081U JP S6230085 Y2 JPS6230085 Y2 JP S6230085Y2
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JP
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shaft
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JP9971081U
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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、エンジンのガバナ軸をガバナウエイ
トの遠心揺動力でガバナスプリングに抗して押進
める遠心揺動錘式ガバナ装置に関し、ガバナ性能
及び耐久性を向上させることを目的とする。
従来のものでは、第6図に示すように、ガバナ
ウエイト25の出力腕25aの半円形の接当部2
5bがピン29を支点として揺動しながら、ガバ
ナ軸26の首鍔部27を図上、下向きに押出すよ
うに構成されている。
この構造では、接当部25bが首鍔27に高い
面圧で当りながら擦れるため、その接当面が傷つ
いて粗面になり易いうえ、大きな摺動抵抗が発生
し、ガバナウエイト25がガバナ軸26をスムー
ズに作動できず、ガバナの応答感度が悪い。
しかも、その接当面の磨耗も早く、耐久性に劣
る。
本考案は、上記欠点を解決するために提案され
たもので、ガバナウエイトの出力腕に伝動具をガ
バナ軸の鍔部に平面接当させるようにするもので
ある。
以下、本考案の実施例を図面に基き説明する。
第1図は横形デイーゼルエンジンのガバナ装置
部分の構造を示す横断平面図である。
このエンジンEのガバナ装置1は、遠心式ガバ
ナ2と、これに連動して燃料噴射ポンプ3のコン
トロールラツク4を制御するガバナレバー5及び
ガバナスプリング6で構成される。
遠心式ガバナ2は、クランクケース7に回転自
在に枢支した回転軸(回転体)8のポンプ室9側
に形成した円板状鍔部10の軸受10aに、ガバ
ナウエイト11を揺動可能に枢支させ、回転軸8
及び円板状鍔部10の中央に明けた摺動孔12に
ガバナ軸13の脚部13aを摺動自在に支持さ
せ、ガバナ軸13の首部に設けた円板状の鍔部1
6をガバナウエイト11の出力腕11aで押上げ
るようになつている。
そして、出力腕11aの、ガバナ軸13に接当
して押し上げ操作する部分は、第1図乃至第3図
に示すように、矩形状の伝動具14をピン15で
揺動自在に枢支してある。そして、この伝動具1
4の前面(平面)14aがガバナ軸13の円板状
の首鍔部16に接当し、ガバナ軸13をガバナス
プリング6の張力に抗して、このガバナスプリン
グ6の張力に釣合う状態になるまでガバナ軸13
を押し上げるようになつている。また、出力腕1
1aには伝動具14の過剰揺動を阻止する斜面状
のストツパー17が形成してある。
こうして、ガバナ力Fと設定されたガバナスプ
リング6の張力とが常に釣合うようにガバナレバ
ー5が制御されて燃料噴射ポンプ3の吐出量を制
御し、エンジン回転数が設定回転数を保つように
なる。
このとき、ガバナウエイト11の出力腕11a
に設けた伝動具14がガバナ軸13の首鍔部16
に平面14aで接当しており、接当部分での磨擦
力が大きいことから、伝動具14と首鍔部16と
の間で相対回転せず、ガバナ軸13が伝動具14
と一体回動するので接当部分での磨耗が防止され
る。
そして、ガバナ軸13とガバナレバー5との連
動は、ガバナ軸13の頭部13bにベアリングか
らなるころがり軸受18を嵌着し、ガバナレバー
5の先端部5aに揺動可能に枢支したキヤツプ1
9をころがり軸受18に外嵌させ、ガバナ軸の回
転をころがり軸受18で吸収し、軸心方向の進退
性分だけをガバナレバー5に伝えるようになつて
いる。
尚、第4図及び第5図に示すものは、図外の始
動操作レバーをエンジン停止位置から急に始動位
置に操作されたときに、出力腕11aに揺動自在
に枢支された矩形の伝動具14が第2図中想像線
で示すように、回転軸8の円板状鍔部10とガバ
ナ軸13の首鍔部16との間で傾斜した状態で挾
圧固定されるおそれがあるのを無くすものであ
る。
即ち、第4図に示すものは、出力腕11aに揺
動自在に枢支した伝動具14のストツパー17及
び接当平面14aから遠い隅部20を円弧面24
に形成したものであり、伝動具14が回転軸8の
円板状鍔部10とガバナ軸13の首鍔部16との
間に挾まれようとするときに、伝動具14に形成
した円弧面24が回転軸8の円板状鍔部10を滑
り、伝動具14が傾斜状に挾圧固定されるおそれ
はなくなる。
第5図に示すものは、出力腕11aに揺動自在
に枢支した伝動具14の、ガバナ軸13の首鍔部
16に接当する平面14aとは反対側の隅部2
0,21の仮想揺動面22より外側にまで当り部
23を出力腕11aから突設形成した当り部23
が回転軸8の円板状鍔部10に接当した状態でも
伝動具14が回動可能になるようにしたものであ
る。
本考案は、以上に述べたように構成され作用す
ることから、次の効果を奏する。
即ち、ガバナウエイトの出力腕に揺動自在に枢
支した伝動具がガバナ軸の首鍔部に低い面圧で平
面接当して滑らかに摺動するのでガバナウエイト
がガバナ軸をスムーズに作動させ、ガバナの応答
感度が高く、ガバナ性能を高め、エンジンを高精
度に安定よく回転制御することができる。
しかも、伝動具と首鍔部とが広い面で低い面圧
で滑らかに摺動するため、その摺動面が長期に亘
つても殆んど魔耗せず、その耐久性が格段に向上
する。これにより、例えば1万時間という無点検
連続運転も可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は横形デイーゼルエンジンのガバナ装置
を示す横断平面図、第2図は要部の拡大図、第3
図はガバナウエイトの分解斜視図、第4図及び第
5図はそれぞれの別の実施例を示す第2図相当図
であり、第6図は、従来例を示す要部の平面図で
ある。 E……エンジン、5……ガバナレバー、6……
ガバナスプリング、8……回転体(回転軸)、1
0a……軸受、11……ガバナウエイト、11a
……出力腕、12……摺動孔、13……ガバナ
軸、13a……13の脚部、13b……13の頭
部、14……伝動具、14a……14の平面、1
6……首鍔部、17……ストツパー、20,21
……隅部、22……仮想揺動面、23……当り
部、24……円弧面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 エンジンEの回転体8の端面に摺動孔12を
    形成し、摺動孔12にガバナ軸13の脚部13
    aを進退摺動自在に挿入し、ガバナ軸13の首
    鍔部16及び頭部13bを摺動孔12外に突出
    し、頭部13bにガバナレバー5をガバナスプ
    リング6の張力で後退側に押圧するのに対し、
    首鍔部16にガバナウエイト11を進出側に押
    圧するように構成し、ガバナウエイト11は回
    転体8に固設した軸受10aに遠心揺動自在に
    枢支し、ガバナウエイト11の出力腕11aに
    伝動具14を揺動自在に枢支し、伝動具14を
    首鍔部16に平面14aで接当した事を特徴と
    するエンジンの遠心揺動錘式ガバナ装置。 2 実用新案登録請求の範囲第1項に記載したエ
    ンジンの遠心揺動錘式ガバナ装置において、伝
    動具14を4角形に形成し、接当平面14aと
    は反対側の隅部20,21の仮想揺動面22よ
    り外側にまで、当り部23を出力腕11aから
    突設したもの。
JP9971081U 1981-07-03 1981-07-03 エンジンの遠心揺動錘式ガバナ装置 Granted JPS586930U (ja)

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JP9971081U JPS586930U (ja) 1981-07-03 1981-07-03 エンジンの遠心揺動錘式ガバナ装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9971081U JPS586930U (ja) 1981-07-03 1981-07-03 エンジンの遠心揺動錘式ガバナ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS586930U JPS586930U (ja) 1983-01-17
JPS6230085Y2 true JPS6230085Y2 (ja) 1987-08-03

Family

ID=29894436

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JP9971081U Granted JPS586930U (ja) 1981-07-03 1981-07-03 エンジンの遠心揺動錘式ガバナ装置

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JP (1) JPS586930U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59180037A (ja) * 1983-03-30 1984-10-12 Kubota Ltd エンジンのガバナ装置
JPS59192834A (ja) * 1983-04-15 1984-11-01 Kubota Ltd エンジンのガバナ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS586930U (ja) 1983-01-17

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