JPS62298379A - 寸法精度の高いポリアミド製ボ−ル - Google Patents

寸法精度の高いポリアミド製ボ−ル

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JPS62298379A
JPS62298379A JP14014786A JP14014786A JPS62298379A JP S62298379 A JPS62298379 A JP S62298379A JP 14014786 A JP14014786 A JP 14014786A JP 14014786 A JP14014786 A JP 14014786A JP S62298379 A JPS62298379 A JP S62298379A
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JP
Japan
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fibers
nylon
ball
carcass
polyamide
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Pending
Application number
JP14014786A
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English (en)
Inventor
堀田 義臣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1 発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は寸法精度の高いポリアミド製ボールに関する。
更に詳しくは、高い寸法安定性と適度な反撥特性とを備
えた気体展張タイプの各種球技用ポリアミド製ボールに
関するものである。
〔従来の技術〕
バレーボールやノ々スケット〆−ル等に代表すれる各欅
球技用ゲールは、第5図に示す様な製造工程を経て製品
化される。先ず、予じめ撚糸又はRFL等の接着前処理
を施した繊維を気体充填によって展張状態下にあるブチ
ルゴム等のゴム製チューブの外表面に一定長捲付けてカ
ーカスを作製する。次にカーカスの表面層に♂ム等の表
皮材を被覆加硫してI−ルとなるが、表皮材が皮革の場
合には、カーカスと表皮材との間に一体化構造りッショ
ンラノ々−を介在させるケースもある。
これら各種球技に使用されるボールには、特に適度な反
撥弾性と共に真円性・耐久性が要求されるが、それらの
要求特性は展張時のボール寸法を一定に保持す′るカー
カス(捲糸状粗ボール体)に依存するところが大きい。
ここにカーカスは、第1図及び第2図に示す如く高伸長
性ゴム製チューブの外表面上に繊維を網目状に一定の長
さ捲き付けたものであり、展張時のボール寸法を規定す
ると共に、ボールの反度力をも左右する重要な役割りを
持っている。通常この捲糸体にはナイロン−6又はナイ
ロン−66等の脂肪族ポリアミド繊維が主に使われるな
ど、熱可塑性汎用合成繊維が一般に広く用いられている
。しかしながら、これら通常の方法で製造されたポリア
ミド系繊維を用いたボールの性能には種々問題があり、
前記特性を充分に満たすものは末だ得られていないのが
現状である。
即ち、ナイロン−6;・栽維では低ヤング率・高伸度に
加え高い温湿度依存性の為に、カーカス用繊維としての
加工や捲上げ段階で加わる張力などの僅かな外力や雰囲
気条件の変動によっても該繊維の伸長斑が非常に起き易
く、それが乾熱収縮率と熱収縮応力の高さによって一層
増幅されて、出来上りボールの真円度不良をはじめ、個
々の直径ノ々ラツキやカーカスと表皮間の層剥離及びエ
アー空間を誘発したりするなどの品實問題を起こすケー
スが多く、不良率多発を招く主因となっている。
次にナイロン−66繊維のケースでは、前者のナイロン
−6礒維に比較して弾性率の高さがI−ルに浚れた反撥
弾性を与える優位性を備えてはいるものの、それ以外の
部分ではナイロン−6繊維の場合と略、同一の問題点を
有しており、ナイロン−6695維をもってしても充分
満足出来るレベルにはない。
以上述べた如き、これら問題点の主因は、通常の方法で
製造されたポリアミド繊維固有の熱収縮特性に依るとこ
ろが大きく、乾熱収縮率及び熱収縮応力の筒さが問題解
決を困難にしている最大のポイントであり、且つ宿命で
もあった。
この為、これ迄に上記熱収縮特性改善を図らんものと、
低倍率砥坤法や弛緩熱処理法など各種の技術施策が試み
られている。しかしながら、これら方法では原糸製造コ
ストが大幅に高くつく上、得られた繊維の熱収縮特性に
おいて目標と到達レベルの隔たりが大きく、前記問題点
の解決には至っていない。更にまた、これら方法による
場合はボールの耐火度に影響の大きいタフネス値の低下
を起こすなどのマイナス効果が出るケースもあって現実
に採用されていないのが実情である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者は、前記従来技術上の問題点を抜本的に改善す
べく、ナイロン−6及び優れた弾性率を持つナイロン−
66両礒維の熱収縮挙動に焦点を当て\紡糸条件と熱収
縮特性との関係について鋭意検討を加えた結果、ボール
用原糸として浚れた特性を示す原糸製造条件を見い出す
ことに成功し本発明に到達したものである。
すなわち、本発明の目的は熱収縮特性改善効果による、
真円性に優n、且つ適度な反撥弾性と耐久性とを備えた
浚nfcメールを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、気体展張タイプのボールにおけるカーカス捲
糸体が毎分4.000m以上の紡糸速度で直接引取られ
た脂肪族ポリアミド繊維により構成さnてなることを特
徴とする寸法精度の高いポリアミド製ボールである。
本発明で百う、気体展張タイプのぎ−ルとは、ゴム製チ
ューブ内に気体を充填することKよって展張成型さnる
ボールを指し、この充填用気体としては空気をはじめと
して、水素ガス・ヘリウムガス等の各種気体の使用が可
能であるがJ本発明の球技用ボールにおいては、ボール
の反撥性能や内部充填気体の引火危険性、更にはコスト
面で優位な空気を用いるのが最も一般的である。
本発明で言う、毎分4,000m以上の紡糸速度で直接
引取られた脂肪族ポリアミド繊維とは、ラクタムの開市
重合によって得られるナイロン−6及びアジピン酸とへ
キサメチレンジアミンに代表される二塩基酸とジアミン
との縮重合反応によって得られる弾性と耐熱特性に優れ
たナイロン−66の両f#雄のことであり、延伸工程を
経ずに毎分4.000m以上のスピードで直接引取られ
た紡糸繊維である。該繊維は非晶部分の高配向性に特徴
があり、通常の方法で得られるナイロン−6やナイロン
−66轍維の持つ一般的物性特性に加え、乾熱収縮率・
熱収縮応力・沸水収縮率等が著しく低減化された熱収縮
特性の抜本的改良糸である。
本発明で言う、カーカスとはブチルゴム等の高伸長性ゴ
ム製チューブの外表面上に繊維を網目状に一定長捲付け
たものであり、展張時のぜ一層寸法を規定すると共に、
ボールの反撥力をも左右する重畳な役割りを担っている
ものでちる。ここで、ザム製チューブ外表面上への繊維
の捲付けは通常一般には機械装置により、撚糸又はRF
L等の接着前処理を施こされた4乃至5本の糸の同時給
糸によって、I−ルの自己回転運動で網目状に捲付けら
れ、倦糸層を形成するようになっているが、・々スケッ
トセールのケースでとの捲糸量は7o及至a o g8
度が最も一般的である。
ここで、毎分4,000m以上の高速紡糸繊維としてい
る点はタフネス及び乾熱収縮率を適正範囲にする為の原
糸製造上の必須条件である為であるが、該紡糸速度Vi
線繊維機械的%性をより向上させる上からも高い方がよ
く、望ましくは毎分5,000m以上、更に望ましくは
毎分6,000m以上を確保することである。
〔実施例〕
次に本発明を実施例および比較例により具体的に説明す
る。
実施例1 毎分4,000mで紡糸し、延伸工程を経ることなく直
接引取って、70d/34fのナイロン−6及びナイロ
ン−66両繊維を得た。
次いで両繊維について、それぞれ下撚5sOT/M(S
撚)を掛け、この下撚糸を2本合わせて更K、上撚35
0T/M(Z撚ンを加えて合撚糸を作製した。
次に1該合撚糸を糸捲き装置に5本同時に給糸しなから
展張状態にあるブチルゴムチューブ表面上に約1g/d
の張力で、重t 80 gを捲付け・々スケットゼール
用カーカスとした。次いで該カーカス表面にネ加硫のゴ
ム製表皮材を被横後18o℃X30分ゴム加硫を行って
)々スヶット用メールを得た。上記方法によって作製し
た各、1,000個の完成品ボールについて検査し、寸
法規格外れとなったボールの発生率を第1表に示す。そ
の結果、本発明品は倒れも極めて高い歩留りと優れた反
撥特性を備えていることが確認された。
実施例2 毎分5.000mで紡糸し、延伸工程を経ることなく直
接引取って得た、高タフネス低収縮率を示す70 d/
34 fのナイロン−6及びナイロン−66両繊維を用
いた以外は実施例1と全く同様に作製したボールの検査
結果を第1表に示す。その結果、本発明品は倒れも実施
例1同様に優れた特性を備えていることが確認さnた。
実施例3 毎分6,000mで紡糸し、延伸工程を経ることなく直
接引取って得た、高タフネス低収縮率を示す70 d/
34 fのナイロン−6及びナイロン−66両繊維を用
いた以外は実施例1と全く同様に作製したボールの検査
結果を第1表に示す。その結果、不発明品は倒れも実施
例1及び実施例2同様に優れた特性を備えていることが
確認された。
比較例1 毎分1,500mで紡糸した後、延伸倍率3.3倍で延
伸して得た70d/34fの高い収縮率を示すレギュラ
ータイプナイロン−6及びナイロン−66両繊維を用い
た以外は実施例1〜3と全く同様に作製したボールの恢
食結果を第1表に示す。その結果、本比較品は何nも真
円度不良やl−ル間寸法−々ラツキ等に代表さnる寸法
規格外れ発生率(不良率)が極めて高い上に、カーカス
とゴム表皮材の層剥離が一部で発生するなど問題の大き
い結果となつた。
比較例2 毎分3,500mで紡糸し、直接引取って得た、70 
d/34 fのナイロン−6及びナイロン−66両繊維
を用いた以外は実施例1〜3と全く同様に作製したボー
ルの検査結果を第1表に示す。
その結果、本比較品は何れも比較例1対比ではや々良好
な傾向にはあるものの、実施例1〜3との比較では相当
見劣りのする結果となった。又、不良率も許容し得る範
囲にはなかった。
(以下余白) 第1表 ◆ 評価基準(寸法規格外れ発生率(チ)◎二θ〜1.
2%  ○:1.3〜1.8%Δ:1.9〜5.0% 
X:5.1チ以上〔発明の効果〕 本発明のポリアミド製I−ルは真円度やI−ル間寸法の
均一性において極めて優れた性能を有するのに、加えて
高速条件で原糸が製造出来ることから低コストでのゼー
ル製造をも可能とする優れた効果が得られるものである
。同、本発明はノ々スケットゼールの外、/Sレーデー
ル・71ンドゼール・ドツジゼール・水球用l−ル・新
体操用ゼール等の空気展張タイプのゼール製造に有効に
活用することが可能である。更にこれ等ゼール以外の用
途でも熱収縮挙動が小さく、且つ高タフネスの必要な用
途などへの活用が可能で、その応用範囲は極めて広いも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図はカーカスの模写図、第2図は第1図に示すカー
カスのx−x’線断面図、第3図はぎ−ル中のカーカス
の部分展開図、第4図はぎ一ルの部分展開図、第5図は
ぎ−ル製造工程70−シートを示す図である。 l・・・ゴム製チューブ、2・・・捲糸体、3・・・表
皮材、4・・・一体化構造ラノ々−15・・・カーカス
。 特許出願人  旭化成工業株式会社 第1図     第2ffl 第3図       第4図 第51!1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 気体展張タイプのボールにおけるカーカスの捲糸体が、
    毎分4,000m以上の紡糸速度で直接引取られた脂肪
    族ポリアミド繊維により構成されてなることを特徴とす
    る寸法精度の高いポリアミド製ボール
JP14014786A 1986-06-18 1986-06-18 寸法精度の高いポリアミド製ボ−ル Pending JPS62298379A (ja)

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JP14014786A JPS62298379A (ja) 1986-06-18 1986-06-18 寸法精度の高いポリアミド製ボ−ル

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JP14014786A JPS62298379A (ja) 1986-06-18 1986-06-18 寸法精度の高いポリアミド製ボ−ル

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JPS62298379A true JPS62298379A (ja) 1987-12-25

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ID=15261964

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JP14014786A Pending JPS62298379A (ja) 1986-06-18 1986-06-18 寸法精度の高いポリアミド製ボ−ル

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019082685A1 (ja) * 2017-10-26 2019-05-02 株式会社ミカサ 運動用ボールの製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019082685A1 (ja) * 2017-10-26 2019-05-02 株式会社ミカサ 運動用ボールの製造方法
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