JPS6229660B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6229660B2
JPS6229660B2 JP58137420A JP13742083A JPS6229660B2 JP S6229660 B2 JPS6229660 B2 JP S6229660B2 JP 58137420 A JP58137420 A JP 58137420A JP 13742083 A JP13742083 A JP 13742083A JP S6229660 B2 JPS6229660 B2 JP S6229660B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
planetary gear
motor
slide
planetary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP58137420A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6030845A (ja
Inventor
Daijiro Nakamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DAIKYO ENG
Original Assignee
DAIKYO ENG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DAIKYO ENG filed Critical DAIKYO ENG
Priority to JP58137420A priority Critical patent/JPS6030845A/ja
Publication of JPS6030845A publication Critical patent/JPS6030845A/ja
Publication of JPS6229660B2 publication Critical patent/JPS6229660B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structure Of Transmissions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 発明の技術分野 この発明は、遊星歯車機構を介して変速出力を
自動的に取出すようにした電動ドライバーの変速
装置に関する。
(ロ) 発明の背景 従来、使用されている小型の電動ドライバー
は、主に高速低トルク回転の比較的軽負荷の回動
操作に利用されているが、その使用条件によつて
は小型であつても高トルク出力を発揮するものが
望まれることから、近年、低速高トルク回転を兼
備した電動ドライバーが提供されている。
しかし、この場合は小型であるが故に、その構
成上トルクの出力に限界が生じ、所望の高トルク
出力が得られなかつた。そのため、幅広い回動作
業に適用できないばかりか、変速するときはいち
いち変速切換操作を要するなど作業能率が著しく
低下していた。また、その構造にあつては、多く
の歯車を要した変速機構およびその変速切換機構
のために、構造が複雑かつ大型化してコスト高と
なる問題を有していた。
(ハ) 発明の目的 そこでこの発明は、変速切換操作を要すること
なく、また構造が複雑になることのない高速と低
速との異種伝導出力を負荷に応じて自動的に切換
えることができる電動ドライバーの変速装置の提
供を目的とする。
(ニ) 発明の要約 この発明は、高速伝導出力と低速伝導出力との
両伝導出力を小型で高出力を発揮する遊星歯車機
構を介して取出し可能にかつその使用負荷に応じ
て適宜自動的に高低速の伝導出力に切換えれるよ
うにした電動ドライバーの変速装置であることを
特徴とする。
(ホ) 発明の効果 そしてこの発明によれば、インターナルギヤと
噛合するスライドギヤを介してプラネタリギヤの
軸に対し係合離脱自在に設け、このスライドギヤ
に永久磁石の磁気反発作用を行なわせることによ
り、スライドギヤを一方に磁気付勢してインター
ナルギヤとプラネタリギヤとを固定し、これらギ
ヤの一体的な回転により、プラネタリギヤは高速
公転して高速伝導出力を得ることができる。ま
た、モータの負荷が高まり、モータに大電流が流
れると、自然に補助コイルを励磁し、このコイル
の励磁作用によりスライドギヤは永久磁石の磁力
に抗した他方向にスライドされ、プラネタリギヤ
の軸との係合を解いてプラネタリギヤの自転を許
容する。これによりプラネタリギヤは低速公転の
遊星歯車減速機構となつて低速伝動出力を得るこ
とができる。
したがつて、電動ドライバーの使用時にあつて
は、比較的軽負荷の回動操作のときはモータに定
圧電流が流れて高速の低トルク伝導出力のもとで
比較的高速の被回転体に適した回動操作を行なう
ことができる。またモータに高負荷がかかつたと
きはモータに大電流が流れ、これに基づいてスラ
イドギヤが自動的にスライドして変速する低速の
高トルク伝導出力の回動操作を得ることができ
る。このように、適宜その使用条件に応じた所要
のトルク出力で回動操作を行なうことができ、特
に随時トルク変換を要する場合等に有効であり、
1つの電動ドライバーで終始一連の回動操作を行
なう作業効率のよい高能力のドライバーとなる。
しかも、変速切換機構が自動であるばかりか、
その切換機構はスライドギヤのスライド操作のみ
で行なうため、簡単な構成にて設けることができ
る。
(ヘ) 発明の実施例 この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述
する。
図面は電動ドライバーを示し、第1図におい
て、電動ドライバー1は先端にチヤツク2を有
し、このチヤツク2は各種の回転工具(図面省
略)を挾持する。
ケーシング3は筒状に形成され、その先端には
トルクリミツタの負荷を設定するための操作筒4
を備え、この操作筒4を目盛に対応させて回転さ
せることにより、出力軸の負荷を設定する。ケー
シング3の中間下部には把持部5を連設し、この
把持部5の基部前面にはトリガ6を有し、このト
リガ6は電源のON、OFFを操作する。
前述のケーシング3の中間部側面には正逆転モ
ータの正逆転切換えスイツチ7を備え、これを上
下方向に操作することによつてモータは正転・停
止・逆転が切換えられる。なお、このスイツチ7
は内部でリング状に構成されているため、ケーシ
ング3の反対側の側面にもスイツチ7は設けられ
る。
そして、この電動ドライバー1は電源に電池を
使用し、この電池はケーシング3の後端部に適宜
収納されるように設けられている。
第2図において、ケーシング3内に固定された
正逆転モータ8の出力は、高速と低速との異種変
速出力を備えた第1遊星歯車減速機構9と、その
後段に順次連設される一定速度に減速する第2、
第3…の遊星歯車減速機構10…を介して出力軸
11に動力伝導され、その結果、チヤツク2が回
動される。
これら各々の減速機構9,10…はケーシング
3に内嵌された外ギヤケース12内に収納される
ものであり、上述の第1遊星歯車減速機構9は、
外ギヤケース12の内側に固定した内ギヤケース
13内にモータ8と対設して内蔵される。
この第1遊星歯車減速機構9は、モータ8の主
軸14端部に軸着した第1サンギヤ15に第1プ
ラネタリギヤ16を周方向に3個等配して噛合
し、これら第1プラネタリギヤ16は第1インタ
ーナルギヤ17と噛合して公転が許容される。
上述の第1プラネタリギヤ16は、その各ギヤ
軸が第1キヤリヤ18に固定され、これらギヤ1
6の公転出力がこの第1キヤリヤ18と一体の中
間出力軸19を介して後段の第2遊星歯車減速機
構10に動力伝導される。
前述のモータ8の主軸14にはその軸方向にス
ライドするスライドギヤ20が外嵌され、このス
ライドギヤ20は第1インターナルギヤ17と噛
合し、一端面には第1プラネタリ軸22の突出部
21を嵌合するための凹部23を備え、他端面に
は永久磁石24と係止突起25とを備えている。
上述の突出部21は、先端を錐状体に形成して
これと対応する凹部23に対し、軽く嵌合させて
容易に離脱するようなすべり作用を生じさせる役
目をする。
上述の永久磁石24は、スライドギヤ20の中
央部端面に露出した状態に一体に嵌込んで設けて
おり、これと対向するモータ8側のボス部8a端
面にも同様に永久磁石26を露出した状態で一体
に嵌込んで設けており、これら双方の永久磁石2
4,26の磁気反発作用で離間し、この磁気反発
作用と後述する磁気回路の作用とによつてスライ
ドギヤ20は主軸14に沿つて任意方向へスライ
ド操作される。
上述の相対向する永久磁石24,26は互いに
同磁極どうしを対向させた磁気反発状態に設定し
ており、そのため通常はスライドギヤ20がモー
タ8側と離反する方向に磁気付勢され、スライド
ギヤ20の反対側の端面凹部23で第1プラネタ
リ軸22の突出部21を嵌合してロツクし、第1
プラネタリギヤ16の自転をロツクした状態にあ
る。したがつて、この状態で動力伝導すれば、こ
の第1プラネタリギヤ16の高速公転のみが許容
された高速伝導出力となる。
そして、低速電導出力を得る場合は、スライド
ギヤ20がスライドして双方の永久磁石24,2
6が対接した状態のとき設けられるものであり、
この場合はスライドギヤ20の係止突起25が、
モータ8側の端面に刻設された係止部27に係止
されてスライドギヤ20は回転停止された固定状
態に設けられ、またこのときスライドギヤ20は
第1プラネタリ軸22に対するロツクが解除さ
れ、第1プラネタリギヤ16の自転が許容され、
この状態で動力伝導することにより比較的低速の
伝導出力が得られる。
上述の係止突起25は、バネを備えてその対応
側に進退可能に設け、これと対応する係止部27
との係止時に安定した衝撃吸収作用を促すように
構成している。
上述のスライドギヤ20のスライド操作は、主
軸14のボス部8a外周囲に環状枠体28を介し
て巻着したスライドギヤ誘導用の補助コイル29
を励磁することにより行なうものであり、これは
モータ8内部の主コイルと電気的に接続すべくモ
ータ内部より発生した電流は、導電体であるモー
タケース8b、内ギヤケース13環状枠体28、
第1インターナルギヤ17、スライドギヤ20、
両永久磁石24,26、ボス部8aのそれぞれを
流通するいわゆる補助コイル29を周回する磁気
回路が構成され、この磁気回路の発生により補助
コイル29は励磁される。
ところで、補助コイル29が励磁されるとき
は、電動ドライバー1の使用時において、被回転
体の負荷が高まり、これに伴つてモータ8に大電
流が発生したとき、永久磁石の磁気反発力より大
なる磁気回路を発生して補助コイル29を励磁
し、この磁気回路の励磁作用によりスライドギヤ
20はスライドされる。
なお、スライドギヤ20とボス部8aとの離間
動作にあつては、永久磁石に代えてバネを介在さ
せて利用することも考えられるが、この場合はバ
ネ両端の支持接触面における摩擦抵抗が高くなる
ので好ましくなく、永久磁石の利用が適してい
る。
上述の第2遊星歯車減速機構10は、中間出力
軸19に軸着された第2サンギヤ30と、このギ
ヤと噛合して周方向に3個等配した第2プラネタ
リギヤ31と、第2プラネタリギヤ31と噛合す
る第2インターナルギヤ32と、第2プラネタリ
軸33と一体の第2キヤリヤ34とから構成され
る。
そして、中間出力軸19からの減速回転力をこ
れら各ギヤを介してさらに減速して第2キヤリヤ
34に動力伝導し、この第2キヤリヤ34を介し
て第3の遊星歯車減速機構(図面省略)を連設
し、出力軸11が所定の減速回転数になるよう設
ける。
上述の第2インターナルギヤ32のモータ8と
対向する側面周囲にはボール係止突部35が形成
され、これら突部35間にはボール支持プレート
36で支持されたボール37が接当し、このボー
ル37は受板38を介してスプリング39でボー
ル係止突部35側に付勢されて、ボールクラツチ
40が構成されている。
上述のボールクラツチ40は、スプリング39
の付勢力を調節することにより、トルクリミツタ
設定ができ、スプリング39の付勢力の調節は第
2インターナルギヤ32をボール側へ移動させる
量の調節によつて行なわれる。
図中41,42,43はスペーサ、44は軸受
けである。
第3図は電気回路であつて、正逆転切換えスイ
ツチ7は正逆転モータ8の極性を切換えることに
よつて正逆転制御する。補助コイル29は電池4
5のプラス側とトリガ6との間に介挿されてい
る。
このように構成した電動ドライバーを使用して
ボルトまたはナツト等の締結操作を行なう場合、
正逆転切換えスイツチを中立の停止位置から正ま
たは逆の所望の回転方向に操作し、その後トリガ
6をONする。トリガ6の操作によりモータ8が
正転または逆転方向に回動すると、モータ8から
の出力は順次第1、第2…の遊星歯車減速機構
9,10…を介して出力軸11に動力伝導され
る。
このとき、第1遊星歯車減速機構9において、
スライドギヤ20は磁気付勢されて第1プラネタ
リギヤ16の自転をロツクした高速伝導出力の状
態にあり、軽負荷の回動を許容したいわゆるボル
ト等の初期締結に適した高速回動の条件下で締付
操作し、一気に締結する。
そして、しだいに締結負荷が高まると、自動的
に補助コイル29が励磁され、これに伴い、スラ
イドギヤ20は磁気回路の発生に基づいてスライ
ドし、このスライドギヤ20に係止されていた第
1プラネタリギヤ16のロツクが解除されてこの
ギヤ16の自転が許容され、低速公転移動して十
分に減速した低速高トルク伝導出力に切換えられ
る。したがつて、ボルト等の締結操作にあつて
は、締付時の最後に要求される高トルクが自動的
に得られ、1つの電動ドライバーで締結操作に適
した回動操作が得られる。
なお、上述の一実施例においては、ボルト等の
被回転体の締結操作を例にとつて示したが、これ
に限らずボルト等の取外し時はもちろんその他の
トルク交換が望まれるような被回転体の回動操作
に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示し、第1図は電
動ドライバーの側面図。第2図はその変速装置の
要部拡大縦断面図。第3図はその電気回路図であ
る。 1…電動ドライバー、9…第1遊星歯車減速機
構、15…第1サンギヤ、16…第1プラネタリ
ギヤ、17…第1インターナルギヤ、18…第1
キヤリア、20…スライドギヤ、22…第1プラ
ネタリ軸、23…凹部、24,26…永久磁石、
29…補助コイル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 モータの主軸に連結したサンギヤとこれに噛
    合するプラネタリギヤおよびプラネタリギヤに噛
    合するインターナルギヤを備え、プラネタリギヤ
    を軸支するキヤリアから変速出力を取出す遊星歯
    車減速機構を備えた電動ドライバーの変速装置で
    あつて、 前記インターナルギヤと噛合すると共に、この
    噛合を保持した状態で前記プラネタリギヤの軸と
    係合離脱すべくスライドし、離脱時には当該スラ
    イドギヤの回動が停止される停止用係合部と係合
    するスライドギヤと、 前記スライドギヤと前記モータのボス部との相
    互の対向面にそれぞれ同一の磁極で対向させた一
    対の永久磁石と、 前記スライドギヤを含めた磁気回路を形成し、
    モータの負荷が高まりモータに大電流が流れるこ
    とに基づいて磁気回路を励磁し、永久磁石の磁力
    に抗してスライドギヤを、プラネタリギヤの軸と
    の係合を解く方向にスライドさせる補助コイルと
    を備えた電動ドライバーの変速装置。
JP58137420A 1983-07-26 1983-07-26 電動ドライバ−の変速装置 Granted JPS6030845A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58137420A JPS6030845A (ja) 1983-07-26 1983-07-26 電動ドライバ−の変速装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58137420A JPS6030845A (ja) 1983-07-26 1983-07-26 電動ドライバ−の変速装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6030845A JPS6030845A (ja) 1985-02-16
JPS6229660B2 true JPS6229660B2 (ja) 1987-06-27

Family

ID=15198212

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58137420A Granted JPS6030845A (ja) 1983-07-26 1983-07-26 電動ドライバ−の変速装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6030845A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63140496U (ja) * 1987-03-07 1988-09-16
JP5379606B2 (ja) * 2009-08-26 2013-12-25 パナソニック株式会社 回転電動工具の自動変速装置
JP5378964B2 (ja) * 2009-11-27 2013-12-25 株式会社マキタ 動力工具
JP5895211B2 (ja) * 2012-03-13 2016-03-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 電動工具及び電動工具の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6030845A (ja) 1985-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6910540B2 (en) Torque control system for electrically driven rotating tools
US6923268B2 (en) Electric rotational tool driving switch system
KR950008236Y1 (ko) 전동 공구용 변속기구
JPH068151A (ja) 回転電動工具の自動変速装置
JPS63110931A (ja) フエイスコミテ−タ型スタ−タ
JPS6229660B2 (ja)
US20020049111A1 (en) Three-speed gear shifting box for power-driven tools
JPH0425107B2 (ja)
JPS6034275A (ja) 電動ドライバ−の変速装置
CN113858134A (zh) 扭力输出工具
CN113858135A (zh) 扭力输出工具
JPH03221381A (ja) 回転工具のトルク調整装置
JPH03221384A (ja) 回転工具
JPH08326878A (ja) アンチバックラッシュ付ギヤ装置
JPS6349113Y2 (ja)
JPS60255050A (ja) 自動車のリタ−ダ
JPH07148676A (ja) 電動工具の発電制動回路
JPH0226629Y2 (ja)
JPH07205050A (ja) 電動式回転工具
CN217301465U (zh) 两用型电动工具的切换结构
JPH07293583A (ja) 電動工具のクラッチ機構
KR860001079B1 (ko) 전동 스크류 드라이버(screw driver)
JPH06320435A (ja) 電動工具のトルク伝達機構
JPH07107717A (ja) 永久磁石式発電機
SU1660954A1 (ru) Захватное устройство