JPS6229640A - 簡易建築構造体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この出願の発明は、建設現場で直接の 製造を可能とする軽量円筒状構造体によって形成してな
る建築構造体に関する。

従来、木造建築物であれ、コンクリート構造物であれ、
あるいはブロック材料の煉瓦、石等の材料、その他の材
料を用いた構造物であれ、とにかく比較的遠方からかな
り重たい材料を建設現場まで運ばなければならないため
、その材料の運搬費用がきわめて高くなるため、建設費
用が高くなる欠点があった。

特に最近は、観測技術、あるいは通信技術の進歩の結果
、きわめて高い山の頂上に気象観測所を設けたり、通信
機器を設 置したりする必要が生じ、従来の建築様式に従った材料
の調達などは経済的に も技術的にも不可能となり、なるだけ軽量ではあるが、
きわめて強靭な構造材によって建造物を築造することが
研究開発されるようになってきた。しかしいまだ実用性
の高いものの開発はなされていない。またダムの建設な
どのためには、ダムの地質調査とか、測量とかから始ま
って長年月かけて、ダムなどの土木建造物を築造 するためには、長時間にわたり、多数の人々が現場で働
かねばならないため、それ らの人々の生活のための建物とか、機械器具格納庫とか
食料とかその他の必需 物資の保管用の倉庫など、種々の建造物を築造する必要
があったが、そこで種々研究を重ねてきたのではあるが
、未だ決定的なものが開発されていない。また山の家、
海の家等の限られたシーズンだけ使用する建物について
の研究成果があがっておらず、比較的高価な建物かある
いはきわめて 粗末な建物であって、経済性、有用性 を加味した丁度よい建物の研究を必要とする状況である
。しかし、その打開策はいまだ打ち出されていない。

この出願の発明は、上記欠点を排除すると共に、上記問
題点を解消することを目的とするものである。

次に、上記目的を達成するための具体 的構成を図面に従い説明すると、所定 巾の金属薄板の互いに隣接する薄板本体の辺縁部を接合
しながら螺旋状に巻回して筒状体を形成するスパイラル
管状構造体（１）を、その建築構造体本体の壁面構造体
（２）、および屋根構造体（３）或いは、その他の建築
構造部分に使用して、前記管状構造体により建築構造体
本■の主要部分を形成 してなる軽量円筒状構造体によってなる．簡易建築構造
体である。

次に、上記構成から生じる作用効果を 述べると、金属薄板を螺旋状に巻回して形成したスパイ
ラル管状構造体によって建築構造体の主要部分となる壁
構造と か屋根構造とかの部分を、格別経験 がない人々でも　きわめて迅速に築造し得る効果がある
。

また金属薄板によって形成されたスパ イラル管を建築構造体の素材にするので、一般建築物の
ように平面状建築構造部材ばかりでなく、曲面構造等の
種々の外観の構造体にすることができるので、例えば、
屋根をかまぼこ型に形成したり、壁面 を屈曲させたり或いは弯曲させたりすることができ、全
体的構造を円筒状建築構造体にして上下方向へみて円形
・楕円形、或いは小判型などの断面にすることができる
ので、比較的狭い土地にきわめて高い構造物 を築造することに適しているなどの効果がある。

また、螺旋管内に空気を充填して断 熱層を形成したり、螺旋管内に温水を 通して暖房用にしたり或いは貯水槽として利用したりす
ることができる効果がある。

また、屋根に本願発明の螺旋管を 使用することにより、螺旋管を隣接した部分によって形
成される溝の部分に雨水を流下させる樋の代りとして活
用しうる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの出願の発明を施した、簡易建築構造体の断
面図であり、第２図は他の 実施例である。図中１、はスパイラス管状構造体、２は
壁面構造体、３は屋根構 造体を示す■

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 所定巾の金属薄板の互いに隣接する薄 板本体の辺縁部を接合しながら螺旋状 に巻回して筒状体を形成するスパイラル管 状構造体を壁面部および屋根部等の 建築構造体の主要部分に配設することに より、その建築構造体の全体的形状を 形成し得るようにしたことを特徴とする 軽量円筒状構造体によって成る簡易建築構 造体。