JPS6229109A - 止具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は永久磁石を使用し、この永久磁石からの漏洩
磁力線が磁気記録カード等に悪影響を及ぼすことを防止
するための磁気シールドを施した止具に係り、この磁気
シールドのために少しく離れた位置へ及す吸引力迄失う
ことのないようにした止具に関するものである。

（従来技術） 永久磁石によって強磁性体が吸着されることを利用した
止具においては、永久磁石の吸着面である磁極面に強磁
性体が吸着されていない場合には、核部から出る磁力線
が近接するキャッシュカード、カセットテープ等の磁気
記録体の記録を破壊したり、乱したりする等の悪影響を
及ぼすので、これを防止するために、従来例えば止具の
磁極面に強磁性板よりなる磁気シールド板を添接し、非
磁性金属ケースで覆って永久磁石と一体に抱持させ、該
磁極面から磁力線が漏洩しないようにしたものがあった
。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら上記のように磁気シールドをしたものは漏
洩磁力線が大幅に減少し、例えば１２００ガウスの永久
磁石において、磁気シールド板から漏洩する磁力線は３
５０ガウス程度となるので、止具としての吸着力は減少
していなく共、磁極面に吸引される強磁性体との距離が
ケースの厚み分だけ大となるので少しく離れた位置へ及
す吸引力が低下し、吸着面に当接させて始めて吸、ｎす
る状態となる。

ヌ、永久磁石と吸着された強磁性体とを通る磁力線はケ
ースによりその厚み分の抵抗を受けるため、その−部は
強磁性体を通らず外部を通って他の磁極面に至る磁気漏
洩を起すので、実際に強磁性体を吸着する力はその分減
少する等の問題点があった。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上記の問題点を解決するために永久磁石１の一
方の磁極面ａには強磁性部材２が添設され、他方の磁極
面すには磁気シールド板５が添装されており、該磁気シ
ールド板５を介して磁極面すに当接される強磁性部材３
が前記強磁性部材２と着脱自在に吸着するようにした止
具において、少く共融極面すと両磁極面ａ、　　ｂ間の
周側面とが１５／　ｔｏｏ　ａｍ以下の厚みの非磁性金
属ケース４で覆われて、永久磁石１と強磁性部材２と磁
気シールド板５とが一体に抱持されているようにしたも
のである。

（作用） 通常、磁気シールド板５を添装された磁極面すからの磁
力線は永久磁石が１２００ガウス程度の場合に、磁気シ
ールド板５から３５０ガウス程度が漏洩しており、ケー
ス４の厚みが大であるとケース外面に飛び出る磁力線は
殆ど無くなるが、ケース４の厚みが１５／　１００　ａ
ｍ以下と薄いため、ケース４の外面にも約１００ガウス
程度が漏洩するので強磁性部材３を磁極面すに吸引する
だけの力が確保され、強磁性部材３を磁極面すに近づけ
れば吸引されて吸着される。

（実施例） 第１図は本発明にがかる止具の一実施例であり、１は永
久磁石であって、フェライト、アルニコ、コバルト希土
類又はこれらの硬質磁性粉末を含有した合成樹脂よりな
るものであって。

一方の磁極面ａから他方の磁極面すに向けて孔１ａを有
する１板状をなしており、その磁極面ａには永久磁石１
の外径と同径の板部２ｂと、中心部の突起部２ａとより
なる強磁性部材２が、突起部２ａを孔ｌａ内にその内周
壁と適宜の間隙を設けて挿入され、板部２ｂを吸着させ
て添設されている。又５は永久磁石１の磁極面すに添装
された頂板状の強磁性板よりなる磁気シールド板である
。４は１５／　１００　ａｍ以下の厚みとした非磁性金
属ケースであり、底部に永久磁石ｌの孔１ａに連通する
孔４ｂと周側端に係止爪４ａとを口する皿状をなし、底
部を磁極面す側として磁気シールド板５と永久磁石ｌと
強磁性部材２とを一体に被覆し、係止爪４ａを強磁性部
材２の板部２ｂ上に折付は磁気シールド板５、永久磁石
１、強磁性部材２を一体に抱持している。

強磁性部材２の突部２ａは板部２ｂと別箇に作成して板
部２ｂの中心部にカシメ付けされており、同時に止具の
取付基板等に取付けするための脚片付座金状の止着部材
６が板部２ｂの背面にカシメ付けられている。又３は強
磁性部材で、強磁性部材２と略同様に形成されており、
止着部材７も同様にカシメ付けされており、強磁性部材
３はその突起部３ａを永久磁石ｌの孔ｌａ内に挿入し２
強磁性部材２の突部２ａと突合せると共に、板部３ｂは
永久磁石１の磁極面すにケース４の底面、磁気シールド
板５を介して当接し、板部３ｂ、突部３ａ、突部２ａ、
板部２ｂを永久磁石１との磁力線通路として吸着するよ
うになっている。

尚、強磁性部材２，３は何れも突起部と板部とが該実施
例のように別体とされて組付けられたものや、一体に形
成された後記する実施例のようなものもある。

更に止具を取付基板等へ取付けするための止着手段とし
ては、該実施例以外に突起部２ａ、３ａの一端に設けた
細径幹部をボルト、木ねじ、ピン状として板部２ｂ、３
ｂの中心部に設けた孔に挿通して、板部２ｂ、３ｂと一
体に組付けると共に、基板に螺着、刺挿して取付けるよ
うにしたものや、強磁性部材２．３の板部２ｂ、３ｂに
−・端が閉鎖されたパイプ状、又は開放されたパイプ状
の止着部材を他端のラッパ状に拡開された端部の溶着等
により、或は端部を周縁に巻込ませた座金のカシメ付げ
により取付け、該止着部材の一端を止具の取付基板に開
設した穴に押入して基板面より突出させ、その突出端を
拡開させてカシメるようにし、又開放端内に筒リポタン
の提体、鍔付の提体等を圧入して１に１着し、或は内孔
に雌ねじを刻設して鍔付きボルトを螺入して止着するよ
うようにし、或は閉鎖バイブ状の止着部材を膨成室を有
する取付部材内に押入被冠させて形成室内で拡開させて
止着するもの等が用いられる。

第２図はケース４の磁極面す側周縁を永久磁石１の軸線
方向に折返し突設して突縁４Ｃとしたものであり、ケー
ス４に強度を持たせると共に、該突縁４Ｃにより磁極面
す側に当接する磁気記録カード等を支持して浮上らせ、
面接触となることを防＋ｈ　して磁気シールド板５と併
せて磁気記録の破壊防止を完全なものとし、更に突縁４
Ｃにより強磁性部材３の当接位置を規制し、該位置から
のズレを無くしたものである。

尚、ケース４の補強としてニッケルメッキで硬度を高め
る場合もある。

又、強磁性部材３には突起部３ａを設けず、強磁性部材
２の突起部２ａが直接強磁性部材３の板部３ｂに吸着す
るようにした実施例である。

第３図は、第２図の実施例とは反対に強磁性部材２の突
起部２ａを設けず強磁性部月３の突起一部３ａを板部２
ｂ迄に達する長さとしたものである。尚強磁性部材３の
突起部３ａの一端が細径押部とされてボルト状に形成さ
れ、上着部材７となっている０強磁性部材２には止着部
材６が溶着されているものである。

第４図は強磁性部材？、３が突起部２ａ、３ａを板部２
ｂ、３ｂと一体に形成した実施例を示し、又、止着部材
６．７は付設せず、強磁性部材２．３の板部２ｂ、３ｂ
に穴２ｅ、３ｃを開設して、鎖、紐等に連結するように
したネックレス等に最適の止具である。第５図も同じく
ネックレス等に用いられる止具の実施例であって永久磁
石１は孔がなく、磁極面すに当接される強磁性部材の永
久磁石１の側面に沿って　ノ屈折させた端部がケースの
孔４ｂを介して板状の強磁性部材２の板面に吸着するよ
うにした実施例である。

（効果） 本発明にかかる１（１具は前記のように構成されている
ので永久磁石の磁気シールド板を添装したｌａ磁極面ら
の磁力線はケースの厚みが１５／　１００　ｍｒｒｒ以
下と薄いためケース面より僅かに飛出し、磁極面に接近
した強磁性部材を吸引して引寄せ吸着係合し、磁石を使
用した止具の長所を保留するものである。

又、ケースを薄くしたため加工において深絞りが可能で
、角部に亀裂等が発生せず加工が容易で、任意形状に加
工可能である。

更に永久磁石、強磁性板も薄くして、例えば永久磁石を
１．５ｍｍ　、強磁性板を０．３■厚等とすれば止具全
体の厚みは０．３　＋０．１５＋１．５　＋０．３＝　
２．２５ｍｍとなり小型化して衣服のボタン代用として
用いることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す断面図、第２図乃至第
５図は他の各種実施例を示す断面図である。 １・・・永久磁石、２．３・・・強磁性部材、４・・・
ケース、５・・・磁気シールド板、６．７・・・止着部
材。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　永久磁石１の一方の磁極面ａには強磁性部材２が添設
   され、他方の磁極面ｂには磁気シールド板５が添装され
   ており、該磁気シールド板５を介して磁極面ｂに当接さ
   れる強磁性部材３が前記強磁性部材２と着脱自在に吸着
   するようにした止具において、 少く共磁極面ｂと両磁極面ａ、ｂ間の周側面とが１５／
   １００ｍｍ以下の厚みの非磁性金属ケース４で覆われて
   、永久磁石１と強磁性部材２と磁気シールド板５とが一
   体に抱持されていることを特徴とする止具。