JPS6228332A - 多層ガスバリヤーポリエステル容器の製造法 - Google Patents

多層ガスバリヤーポリエステル容器の製造法

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JPS6228332A
JPS6228332A JP60167703A JP16770385A JPS6228332A JP S6228332 A JPS6228332 A JP S6228332A JP 60167703 A JP60167703 A JP 60167703A JP 16770385 A JP16770385 A JP 16770385A JP S6228332 A JPS6228332 A JP S6228332A
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polyester
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gas barrier
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野原 繁三
眞一 宮崎
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 L1上立且且分工 本発明は、延伸多層プラスチック容器及びその製法に関
するもので、より詳細には、優れたガスバリヤ−性と落
下衝撃等に対して極めて優れた耐性をを有すると共に耐
湿性にも優れた積層構造の二軸延伸プラスチック容器及
びその製法に関する。
更に本発明は容器製造の際副性するスクラップの再利用
にも関する。
従来の 術及び 明の 術w課 延伸ブロー成形法によるポリエステル容器は、優れた透
明性、適度の剛性を有し、液体洗剤。
シャンプー、化粧品、醤油、ソース等の他に。
ビール、コーラ、サイダー等の炭m飲料や、果汁、ミネ
ラルウォーターなどの清涼飲料用容器にも広く使用され
るに至っている。
この延伸ポリエステル容器は、ポリエチレンやポリプロ
ピレン等の汎用樹脂容器に比べれば、ガス八リヤー性に
優れていると[7ても、金属躍やガラスびんがガス透過
性が殆んどゼロであるのに対して、無視し得ない酸素や
炭醜ガスの透過性を有L2ており、内容物の保存期間は
比較的短かい期間に限られている。
この欠点を改善するため、ポリエステルに対して、エチ
レン−ビニルアルコール共重合体の如きガスバリヤ−性
樹脂を組合せ、多層構造とすることにより、容器のガス
バリヤ−性を向上させることが種々提案されている。
延伸多層プラスチック容器を製造するには先ず、多層構
造のプリフォームを製造する必要があり、この多層プリ
フォームを製造するために、共押出成形法、多段射出成
形法、共射出成形法等の種々の手法を用いることができ
るが、これら何れの手法を用いる場合にも、エチレン−
ビニルフルフール共重合体等のガスバリヤ−性樹脂とポ
リエステル層との間には#I接着性が得られないため、
延伸成形に際して居間剥離を生じたり、或いはそうでな
い場合にも落下衝撃等により居間剥離を生じたり、更に
はガス八リヤ一層にピンホール、クチツク、破断等のト
ラブルを発生する傾向がある。
他の問題は、エチレン−ビニルアルコール共重合体の如
きガス・ヘリャー性樹脂を容器の実質上の部分に連続し
た形でしかも容器内外表面に露出することなく完全に封
入することが困難であり、エチレン−ビニルアルコール
共重合体が表面に露出するときには、この共重合体が吸
湿してガスバリヤ−性能が著しく低丁する。
また、プリフォームの製造やその延伸成形工程では、成
る比率でf良品が生成し、これら不良品のスクラップを
容器に再利用することが望ましい。
発明の要旨 本発明名等は、ポリエステル樹脂の内外表面層とエチレ
ン−ビニルアルコール共重合体の如きガスバリヤ−性樹
脂から成る中011層とから成る多層プリフォームを延
伸ブロー成形して容器奢製造するに際し、ポリエステル
、ガスバリヤ−性樹脂及びポリエステルしとガスバリヤ
−性樹脂との混合物であるスクラップ樹脂を、ポリニス
分ルが内外層、ガスバリヤ−性樹脂が中間層及び両肘の
間にスクラップ樹脂が介在層として夫々存在するように
共射出して多層プリフォームとするときには、スクラッ
プの容器への再利用が可能となるばかりではなく、ポリ
エステルとガスバリヤ一層との層間剥離性が向上すると
共に、このスクラップ層が湿度蔽断層として有効に作用
することを見出l。
た。
発明の目的 即ち、本発明の目的は、前述した諸問題が解決、された
ポリエステル−ガス八リヤ一層の多層延伸プラスチック
容器及びその製法を提供するにあり。
本発明の他の目的は、ポリエステルとガス・−リヤー性
樹脂との混合物から成るスクラップ(リグ2イントンを
容器の製造に41効に利用できる多層延伸プラスチック
容器及びその製法を提供するにある。
本発明の更に他の目的は、ガスバリヤ−性、酎湿性及び
層間剥離性に優れた多層延伸プラスチ、。
り容器及びその製法を提供するにある。
発明の構成 本発明によれば、共射出による多層プラスチックプリフ
ォームの延伸ブロー成形で形成され、口部1分子配向さ
れた胴部及び閉塞底部を有する多層プラスチック容器で
あって、この容器はエチレンテレフタレート単位を主体
とするポリエステルの内外層、ガスバリヤ−性樹脂中間
層並びに内層と中11J1層との間及び中間層と外層と
の間に設けられた。ポリエステルとガスバリヤ−性樹脂
との混合物から成るメクラ−2プ層を備え、該ガスバリ
ヤー性樹脂中間層及びスクラップ層は、内外層間に完全
に封入されていることを特徴とする容器が提供される。
本発明によればまた、エチレンテレフタレー ト中Cヶ
を主体どするポリエステル及びガスバリヤ−性樹脂を共
射出して多層プリフォームを製造し、この多層プリフォ
ームをブロー金型内で且つ延伸可能な温度でブロー延伸
成形することから成る多層プラスチック容器の製法にお
いて、プリフォームに対応するキャビティを備え且つプ
リフォーム底部に対応する位首にゲートを有する射出金
型に、所要のポリエステル樹脂の一部を射出して、該キ
ャビティの途中迄該樹脂を充満させ;該一次射出の途中
、終了後、或いは終了後微少時間をおいて、ガスバリヤ
−性樹脂と、ガスバリヤ−性樹脂をサンドイッチする複
層に配置されたポリエステルとガスバリヤ−性樹脂との
混合物から成るスクラップ樹脂とを共射出して1ガス八
リヤー性樹脂とスクラップ樹脂とをキャビティ先端に向
けて展延させ;キャビティが樹脂で充満される前にスク
ラップ樹脂及びガスバリヤ−性樹脂の射出を停止すると
共に、ポリエステルを二次射出して、ガスバリヤー性中
間層及びスクラップ樹脂層をポリエステル中に封入し、
これにより多層プリフォームを形成させること全特徴と
する方法が提供される。
発明の実施の態淋 本発明を、添付図面に示す具体例に基づき以下に詳細に
説ψノする。
容器の構゛′及び作用効果 本発明の延伸多層プラスチック容器の全体の配置を示す
第1図及びその部分断面図構造を示す第2図において、
この容器lは厚肉の口部(ノズル部)?、薄肉の胴部3
及び閉塞底部4を有しており、IH部3と口部2との間
にはこれらを接続する台錐状の肩部5が存在する。
この容器は、配向性と耐クリープ性とを有するポリエス
テル樹脂から成る内層6及び外層7と、これらの間に完
全に封入されたエチレン−ビニルアルコール共重合体の
如きガスバリヤ−性樹脂の中間層8及び該中間層8と外
層7との間に挿入されたスクラップ樹脂層9a、9bと
の組合ゼから成っている。この中間層8及びスクラップ
樹脂層9a、9bは、底部断面A、胴部断面B、B部断
面C及び口部付根部断面りを共通にして示す第2図(簡
略化のため、厚さは上記各部分においても一様なものど
して示しである)からも明らかな通り=壁のどの部分に
おいても表面に露出することなく、しかも底部、洞部、
肩部の全てにわたって中間層及びスクラップ層として存
在している。
第1図に示す通り、口部2の先端には中間層8は存在し
ないが、口部(ノズル部)2の先端近く迄中間層8が介
在するようにしてもよいし、口部2には中間層8が介在
しないようにしてもよい。
本発明においては、耐クリープ性や他の機械的性質に優
れたポリエステル内外層や、ガスバリヤー性中間層との
間に、スクラップ層を設けることにより、内外層や中間
層の上記特性に悪影響を及ぼすことなしに、スクラップ
を容器素材として有効に利用し得ることになる。
しかも、このスクラップ層は、ポリエステルを主体とし
て、ガスバリヤ一層として使用されたエチレン−ビニル
アルコール共重合体を含有する組成物から成っている。
しかして、本発明によれば、この樹脂組成物を、ポリエ
ステル内又は外層とガスバリヤ−作中間層との間に介在
させることにより、この樹脂組成物はポリエステル層と
ガスバリヤ−作中間層との両名に対1.て強い接i7性
を示し、両相脂層間の耐層間剥離性が顕著に向上すると
いう効果が得られる。また、エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体は、高吸湿条件五では、酸素、炭酸ガス等に
対するガス透過度が1桁のオーダーで高くなることが知
られている。このために、エチレン−ビニルアルコール
共重合体層を含む多層容器では、このエチレン−ビニル
アルコール共重合体層を可及的に吸湿させない工夫が必
要となる。本発明においては、エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体層とポリエステル層との間に。
ポリエステルとエチレン−ビニルアルコール共重合体と
を含有する組成物のスクラップ層を介在させることによ
り、ポリエステル層を透過して侵入する水蒸気が先ずス
クラップ組成物中に分散しているエチレン−ビニルアル
コール共重合体成分により有効に捕捉され、ガスバリヤ
−性中間層の吸湿による劣化傾向が有効に抑制されるの
である。
本発明の容器においては更に、中間層8及びスクラップ
層9a、9bが内外層6,7間に完全に封入されている
ことにも関連して、エチレン−ビニルアルコール共重合
体等の中間層8とポリエステル等の内外層6.7との密
着状態が、通常の接着からは予想外な程に、完全に維持
されるという全く予想外且つ新規な事実がある。即ち、
この容器は一体化した状態に保たれる限り、両樹脂層が
完全に密着した外観及び挙動を示し、容器に落下衝撃を
加え、或いは軽度の変形を加えた場合にも、全く剥離現
象を示さず、完全な密着状態が維持されることがわかっ
た。この理由は、未だ解明されるに至っていないが、ポ
リエステル等の耐クリープ性樹脂内外層の間にエチレン
−ビニルアルコール共重合体等の中間層が完全に封入さ
れて、両相脂層間の気密性が保たれていること、にも関
連シテ、エチレン−ビニルアルコール共重合体等の中間
層に、ポリエステル内層及び/又は外層のタガ締力が作
用していること、ポリエステルの内層及び外層と中間層
との間には接着剤ともなるスクラップ層による接合が行
われていること、及び両樹脂層の分子配向による密着効
果があることに原因があると思われる。
更に、本発明の容器におけるエチレン−ビニルフルコー
ル共重合体等のガスバリヤ−性樹脂層は、ポリエステル
内外層と共に有効に延伸されて1面方向に分子配向され
ている。この分子配向により、エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体のガスバリヤ−は顕著に向上し、例えば酸
素に対する気体透過係数(PO2)は未配向のものの2
分の17T7至5分の1という小さい値となる。エチレ
ン−ビニルフル」・ル共玉合体は延伸の困難な樹脂の一
つであり、単独の層の形で延伸を行うと、即ち、通常の
成形条件′c’4伸すると破断を生じることが知られて
いる(特公昭57−42493号公報)、、tf、エチ
レン−ビニルアルコール共重合体を延伸可能な樹脂層で
サンドイッチした積層体とし、積層体の形で延伸すれば
エチレン−ビニルアルコール共重合体層の分子配向を付
与し得ることが知られ−Cいるが、この場合には、エチ
レン−ビニルアルコール共重合体と延伸可能樹脂層とを
強固に接合することが必須不可欠であり、さもなくば、
1チし・ンービー:;ルアルコール共重合体層の破断が
生じると言われている(特開昭52−103.481号
公報)、これに対して、本発明においては、エチレン−
ビニルアルコール共重合体層とポリエステル層との間に
は内表面側のみが接着されている場合でさえ、エチレン
−ビニルアルコール共重合体層にも有効に分子配向が付
与されるのであって、これは本発明による驚くへき作用
効果であった。一般には、胴部中間層を構成するエチレ
ン−ビニルアルコール共重合体は、螢光偏光法による面
内配向係数(/!+m)が0.4以上となるように分子
配向されている。
本発明において、エチレン−ビニルアルコール共重合体
層が欠陥のない連続したフィルム層として存在する事実
は、容器III弓部を厚みh向に裁断し、ポリエステル
外層から共重合体層を′iqgt+ることにより確認さ
れる。また、この剥離により、各層の分布乃至分配構造
や所定の分子配向の有無も確認される。
本発明において、第2図に示す具体例では、内、杼6及
び外層7と中間層8との間にスクラップ層9a、9bが
設けられた3種5層の構造となる。
素材 内外層としてはポリエチレンテレフタレート(PET)
が好適に使用されるが、ポリエチレンテレフタレートの
木質を損わない限り、エチレンテレフタレート単位を主
体とし、他のポリエステル単位を含むコポリエステルを
も使用し得る。このようなコポリエステル形成用の共重
合成分としては、インフタル#・P−β−オキジエトキ
シ安息香酸・ナフタレン2,6−ジカルボン酸伊ジフェ
ノキシエタン−4,4′−ジカルボン酸・5−ナトリウ
ムスルホイソフタル酸・アジピン酸争セバシン酸または
これらのアルキルエステル誘導体などのジカルボン酸成
分、プロピレングリコール・1,4−ブタンジオール・
ネオペンチルグリコール・1.6−ヘキジレ〉゛グリコ
ールφシクロヘキサンジメタツール・ビスフェノールA
のエチレンオキサイド付加物、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコールなどのグリコール成分を挙げる
ことができる。
用いる熱可塑性ポリエステルは、器壁の機械的な性質の
点からは、固有粘度〔η〕が0.5以上。
特に0.6以上であることが望ましい、更にこのポリエ
ステルは顔料・染料等の着色剤、紫外線吸収剤、帯電防
止剤などの添加剤を含有することも出来る。
本発明においては、ガスバリヤ−性樹脂層として、ビニ
ルアルコール含有量が40乃至85モル%、特に50乃
至80モル%のエチレン−ビニルアルコール共重合体を
用いることが特に好適である。即ち、エチレン−ビニル
アルコール共重合体は、ガスバリヤ−性に最も優れた樹
脂の一つであり、そのガスバリヤ−性やa成形性はビニ
ルアルコール単位含有量に依存する。ビニルアルコール
含有量が40モル%よりも小さい場合には、上記範囲内
にある場合に比して、#素や炭酸ガスに対する透過度が
大きく、ガスバリヤ−性を改善するという本発明の目的
には適さず、一方この含有量が85モル%を越えると、
水蒸気に対する透過性が大きくなると共に、溶融成形性
が低下するのでやはり本発明の目的に適さない。
エチレン−ビニルアルコール共重合体は、エチレンと酪
酸ビニル等のビニルエステルとの共重合体を、そのケン
化度が96%以上、特に99%以上となるようにケン化
することにより得られるが、この共重合体は、上記成分
以外に、酸素や炭酸ガス等へのバリヤー性を損わない範
囲内で、例えば3モル%迄の範囲内で、プロピレン、ブ
チレン−1、インブチレン等の炭素数3以上のオレフィ
ンを共学量体成分として含有していてもよい。
エチレン−ビニルアルコール共重合体の分子mは、フィ
ルムを形成し得るに足る分子量であれば特に制限はない
が、一般には、フェノール85重量%と水15重量%と
の混合溶媒中、30”Oの温度で測定して、固有粘度〔
η〕が0.07乃至o、171agの範囲にあるのがよ
い。
ガスバリヤ−性伺脂の他の例としては、脂肪族ポリアミ
ド、芳香族ポリアミド、不悠和ニトリル系樹脂、ポリ塩
化ビニリデン、ガスバリヤー性ポリエステル等を挙げる
ことができる。
本発明においては、後に詳述する通り、射出金型のキャ
ビティ内で、ポリエステルとエチレン−ビニルアルコー
ル共重合体との明確に区別された層状の流れを形成させ
ることが容器のガスバリヤ−性の点でfEWとなる。こ
のためには、ポリエステル及びエチレン−ビニルアルコ
ール共重合体として、構造粘性指数の差が0.01乃至
lOl特に0.05乃至5の範囲にある組合せを使用す
るのがよい。
本明細書において、構造粘性指数とは、両方の樹脂の内
の高い方の融点よりも5℃高い温度において、  10
0sec−1以上のズリ速度で溶融体の流動曲線から求
められる値であり、より詳細には。
ズリ応力で(Kg/cm2)のlog値を縦軸、及びズ
リ速度γ(5ec−1)の log値を横軸として値を
プロットし、この曲線に近似させた直線から、式log
τ=−’−−1o g ?  のαとして求められる値
α である。
この構造粘性指数の差が前記範囲よりも小さい場合には
、後述する共射出に際して、両横脂層の混じり合いを生
ずるようになり、プリフォーム中に明確に区別されたエ
チレン−ビニルアルコール共重合体の連続した完全な層
を形成させることが困難となる。また、この構造粘性指
数の差が上記範囲よりも大きくなると、共射出そのもの
が困難となる傾向がある。
溶融体の構造粘性指数は、樹脂の分子量、分子量分布及
び化学構造に依存する0本発明においては、用いるポリ
エステル及びエチレン−ビニルアルコール共重合体の分
子量及び分子量分布を選ぶことにより、構造粘性指数の
差を前述した範囲とすることができる。
スクラップ樹脂(リグラインド)としては、多層プリフ
ォームの製造過程や、多層プリフォームの延伸ブロー成
形工程で生ずる不良品やクズ等が使用される。このスク
ラップ樹脂は、ポリエステルとエチレン−ビニルアルコ
ール共重合体との層構成に応じて、一定の組成比を有し
ており、その組成比は、一般にポリエステルとエチレン
−ビニルアルコール共重合体とのit比が99:l乃至
50 : 50、特にあ20:1乃至30:1の範囲内
にある。
スクラップ樹脂を再利用するには、スクラップを粉砕し
、得られるチップを乾燥する。即ち、スクラップ中のエ
チレン−ビニルアルコール共重合体が吸湿している条件
下では、該樹脂の溶融射出に際して該共重合体の著しい
劣化を生じる。これを防止するために、スクラップ樹脂
中の含有水分率が0.5重量%以下、0.05瓜量%以
下となるように乾燥する。
このスクラップ樹脂を、チップの形で或いは必要により
ペレタイズした後、共射出に使用する。
製法 多層プリフォームの製造に用いる共射出装置を示す第3
図において、射出金型11とコア金型12との間にはプ
リフォームに対応するキャビティ13が形成されている
。金型11のプリフォーム底部に対応する位置にはゲー
)14があり、ホットランナ−ノズル15及びホットラ
ンナ−ブロック16を経て口金の射出機17.18及び
29A、29Bに接続されている。主射出機エフはポリ
エステル射出用のもので、バレルエ9及びその内部のス
クリュー20を備えており、第一の副射出機18はエチ
レン−ビニルアルコール共重合体射出用のもので、バレ
ル21及びその内部のスクリュー22を備えている。第
二の副射出機29Aは外層側スクラップ樹脂射出用のも
ので、バレル30A及びその内部のスクリュー31Aを
備えている。さらに、第三の副射出機29Bは内層側ス
クラップ樹脂射出用のもので、バレル30B及びその内
部のスクリュー31Bを備えている。ブロック16及び
ノズル15には、エチレン−ビニルアルコール共重合体
射出用の断面が環状のホットランナ−23と、その中心
に位置するポリエステル(スクラップ樹脂)射出用のホ
ットランナ−24(32B)と、最外周に位置し、断面
が大径の環状のスクラップ樹脂射出用のホットランナ−
′32Aとがあり、これらは同軸で且つノズル15の先
端近傍で合流するように設けられている。主射出機は、
スプルブツシュ26及びスプル26Aを介してホットラ
ンナ−24に接続され、一方第二の副射出機18スプル
ブツシユ28及びスプル27を介してホットランナ−2
3に接続され、スクラップ樹脂射出機29A、29Bは
スプルブシュ33A、33B及びスプル34A。
34Bを介してホットランナ−32A、32Bに接続さ
れている。さらに、主射出機17から射出されるポリエ
ステルの流路と第三副射出fi29Bから射出されるス
クラップ樹脂の流路の合流点にはロータリーバルブ45
が設けられて両樹脂を適宜切換え可能にしている。射出
すべき樹脂をバレル19(21又は3OA、30B)内
に溶融し。
スクリュー20(22又は31A、31B)の回転によ
りバアレル19(21又は30A、30B)内に貯留し
た後、スクリュー20(22又は31A、31B)を前
進させて、溶融樹脂をスプル26a(28又は34A、
34B)、ホットランナ−23(24又は32A、32
B)及びゲート14を介してキャビティ13内に射出す
るが、本発明によれば、ポリエステル、エチレン−ビニ
ルアルコール共重合体及びスクラップ樹脂の射出を次の
条件で行なう。
ポリエステル(PET)エチレン−ビニルアルコール共
重合体(E V OH)及びスクラップ樹脂の射出時間
と射出圧力との関係を示す第4図において、図中のアル
ファベット記号A−Gは。
第5−A乃至5−G図の説明図に対応するものである。
先ず、ポリエステル射出用スクリュー20を前進させ、
キャビティ13内に一定圧力下で一次射出させる。第7
−A図はポリエステルが射出直前の状態であり、ポリエ
ステル35がノズル15の先端部にあるが、エチレン−
ビニルアルコール共重合体36はホットランナ−24の
先端に、またスクラップ樹脂37Aはホットランナ−3
2Aの先端に夫々留まっている。ポリエステルの射出に
伴なって、第5−D図に示す通り、キャビエイ13の途
中迄が一次射出ポリエステル35で充満される。
ポリエステルの所定の量の射出が終った段階(ポリエス
テルの射出途中でも、射出終了直後でも、或いは射出終
了後微少時間をおいてもよい)で、スクラップ樹脂射出
用のスクリュー32Bを前進させ引続いてエチレン−ビ
ニルアルコール共重合体射出用のスクリュー22及びス
クラップ樹脂用のスクリュー32Aをも前進させ、キャ
ビティ13内にエチレン−ビニルアルコール共重合体3
6及びスクラップ樹脂37A、37Bを射出させる。こ
の場合、第5−0図に示す通り、キャビティ13の表面
の部分では、一次射出ポリエステル35が金型との接触
より固化されているか、或いは固化されていないとして
も粘度の極めて高い状態となっており、従って、射出さ
れたエチレン−ビニルアルコール共重合体36及びスク
ラップ樹脂37A、37Bは、ポリエステル充満層のほ
ぼ中心面に沿ってキャビティ先端部へ向けて流動し、該
共重合体の中間層を形成する。
この場合、エチレン−ビニルアルコール共重合体をスク
ラップ樹脂と同時に射出することが好ましく、これによ
りエチレン−ビニルアルコール共重合体を中間層として
完全に連続したものとすることができる。
第5−D図及び第5−E図は、エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体36及びスクラップ樹脂37A、37Bを
継続して射出している状態を示している。第5−F図に
示される通り、キャビティ13が樹脂で充満される前に
先ずスクラップ樹脂37A、37Bの射出を停止し、続
いてエチレン−ビニルアルコール共重合体36の射出す
ると共に、ポリエステル38の二次射出を行う、この二
次射出により、第5−G図に示す通り、エチレン−ビニ
ルアルコール共重合体中間層36及びスクラップ樹脂層
37A、37Bのプリフォーム先端近傍比の引伸しが有
効に行われると共に、ゲート近傍及びノズル先端が八−
ジンのポリエステル38で充満され、プリフォーム内の
エチレン−ビニルアルコール共重合体中間層36及びス
クラップ層3.7A、37Bの完全な封じ込めが行われ
ると共に、次回の射出サイクルのためのバージンのポリ
エステルがノズル15内に用意されることになる。
また、スクラップ樹脂37Bと二次射出ポリエステル3
8との切換えは任意のタイミングで行われ、この切換タ
イミングが早い場合には、二次射出ポリエステルによっ
ても、エチレン−ビニルアルコール共重合体36の先端
へ向けての引伸しが行われることになる。
本発明によれば、一次射出ポリエステルの内外層とエチ
レン−ビニルアルコール共重合体層の間に、スクラップ
樹脂を射出し、最後にポリエステルを二次射出すること
によりエチレン−ビニルアルコールをプリフォーム先端
近傍迄展延させることが可能となる。この際、エチレン
−ビニルアルコール共重合体の中間層は延伸作業に適す
るように十分に薄肉でしかも器壁の中心面よりも内表面
側に偏よった好ましい分布構造となる。またエチレン−
ビニルアルコール共重合体中間層及びスクラップ層をポ
リエステル間に完全に封じ込めることが可能となる。
本発明において、ポリエステルの一次射出圧をPI エ
チレン−ビニルアルコール共重合体の射出圧をP2 、
スクラップ樹脂の射出圧をP3 、ポリエステルの二次
射出圧をPlとしたとき、これらの圧力条件はかなり大
巾に変化させ得る。
一般的に言って、エチレン−ビニルアルコール共重合体
の射出圧P2は、ポリエステルの一次射出容量I より
も高いことがエチレン−ビニルアルコール共重合体を完
全な連続相として形成させる上で有利であり、一方スク
ラップ樹脂射出圧P3及びポリエステルの二次射出圧P
4はポリエステルの一次射出容量2 よりもかなり低く
することが明確でしかも連続した中間層を形成させるた
めに有利である。
PI、  P2.  P3.  Plは次の関係にある
ことが望ましい。
P+  =80乃至80Kg/cm2 (ゲージ圧)。
Pン=80乃至110Kg/c+w2  (ゲージ圧)
で且つPl の1.2乃至1.8倍の圧力。
P3 *Pa =20乃至50Kg/cm2 (ゲージ
圧)で肛つPI の0.3乃至0.8倍の圧力。
本発明において、スクラップ樹脂の射出及びポリエステ
ルの二次射出が一次射出よりも小さい圧力で円滑に進行
することは特に驚くべき新規知見であった。この理由は
正確には不明であるが、スクラップ樹脂や二次射出ポリ
エステルが抵抗の小さい溶融樹脂間を通過すること及び
スクラップ樹脂及び二次射出ポリエステルと接触するエ
チレン−ビニルアルコール共重合体の溶融物が二次射出
ポリエステルの流動を容易にする滑剤的作用を行なうこ
とが考えられる。
本発明に用いる共射出成形法において、エチレン−ビニ
ルアルコール共重合体の射出量がエチレン−ビニルアル
コール共重合体の中間層の厚みに関係することは当然で
あるが、ポリエステルの一次射出量はポリエステル内表
面層の厚みに関係し、またスクラップ樹脂射出量及びポ
リエステルの二次射出量はエチレン−ビニルアルコール
共重合体の中間層のプリフォームの厚み方向中心から内
表面側への偏りの程度と密接に関連する。
本発明においては、エチレン−ビニルアルコール共重合
体中間層は全体の厚みに比して、かなり薄いものである
ことから、キャビティ容積をV、ポリエステルの一次射
出容量をvl、ポリエステルの二次射出容量をV2 、
エチレン−ビニルアルコール共重合体の射出容量をV3
 、スクラップ樹脂の射出容量をv4としたとき、v3
をVの1乃至20%、特に5乃至10%とし、VIを5
乃至30%、特に10乃至20%とし、v3を1乃至5
0%、特に4乃至8%、V4を10乃至70%、特に2
0乃至40%とすることが望ましい。
即ち、V3 の値が前記範囲よりも小さくなると、容器
のガス・バリヤー性を顕著に改善することが困難となる
傾向があり、v3の値が上記範囲よりも大きくなると、
プリフォームの延伸ブロー特性が低下し、また容器のコ
ストが高くなるという欠点を生ずるeVl の比率が上
記範囲よりも小さい場合には、エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体がプリフォーム表面に露出するという致命
的な欠点が生じる場合があり、一方Vl の比率が上記
範囲よりも大きい場合には、エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体をプリフォームの実質ト犬部分の面積にわた
って中間層として展延させることが困難となる。v2の
値が上記範囲よりも小さいと、エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体層及びスクラップ樹脂層の封じ込めが困難
となり易い。
本発明方法によれば、かくして得られた第5−G図に示
す構造の多層プリフォームを延伸ブロー成形に付する。
この延伸ブロー成形に先立って、多層プリフォームを先
ずポリエステルの延伸可能温度、一般に80乃至135
℃、特に90乃至125℃の温度に維持する。この調温
工程は、多層プリフォームのポリエステル層が実質上非
結品状ff1f (アモルファス状態)に維持されるよ
うに過冷却した後、熱風、赤外線ヒーター、高周波誘電
加熱等のそれ自体公知の加熱機構により。
多層プリフォームを上記温度に加熱することによって行
うこともできるし、また前記射出金型内戚いは前記金型
内で、多層プリフォームの温度が前記温度に達する迄冷
却乃至は放冷することによっても行うことができる。
延伸ブロー成形操作を説明するための第6図及び第7図
において、有底多層プリフォーム40の口部にマンドレ
ル41を挿入すると共に、その口部を−・対の割合型4
2a、42bで挟持する。マンドレル41と同軸に垂直
移動可能な延伸棒43が設けられており、この延伸棒4
3とマンドレル41との間には、流体吹込用の環状通路
44がある。
延伸棒43の先端39をプリフォーム45の底部の内側
に当てがい、この延伸棒43を下方に移動させることに
より軸方向に引張延伸を行うと共に、前記通路44を経
てプリフォーム40内に流体を吸込み、この流体圧によ
り金型内でプリフォームを膨張延伸させる。
プリフォームの延伸の程度は、後に詳述する分子配向を
付与するに足るものであるが、そのためには、容器軸方
向への延伸倍率を1.2乃至10倍、特に1.5乃至5
倍とすることが望ましい。
ポリエステル層の分子配向は、螢光偏光法、複屈折法及
び密度法等で容易に確認されるが、簡弔には密度法で評
価できる。一般的に1って、胴部最薄内部におけるポリ
エステルの20℃における密度が1.34乃至1.39
g/c+m3.特に1.35乃至1.38g/c+m3
 の範囲内となっていれば、有効に分子配向が行われて
いると言える。
及」の用途 本発明の容器は、前述した債れた特性を有することから
、種々の内容物に対する容器、特に酸素や炭酸ガス或い
は香り成分の透過を遮断する軽量容器として有用であり
、例えばビール、コーラ、サイダー、炭酸入り果汁飲料
、炭酸入り酒精飲料等の容器として、公知の容器に比し
てカーポネーションロスが著しく少ないという利点を有
する。
衷−漣−3 本発明を次の例で説明する。
実施例1 第3図に示す射出成形機を使用し、第4図及び第5−A
乃至5−G図に示す射出タイミングで多層プリフォーム
の共射出成形を行った。
先ず、主射出fi17に、固有粘度が1.0の乾燥済み
のバージンのポリエチレンテレフタレート(PET)を
供給し、第一の副射出機18に、やはり乾燥済みでエチ
レン含有量が70モル%のエチレン−ビニルアルコール
共1合体(EVOH)のペレフトを供給した。
平均で97重量%のポリエチレンテレフタレートと3f
fii%のエチレン−ビニルアルコール共重合体とをか
含有する、多層プリフォーム及び延伸ボトルからのスク
ラップ品を、平均チップサイズが2■となるようにチッ
プ化し、このチップを含有水分率が0.01%以下とな
るように乾燥した後。
第二及び第三の副射出成形機に供給した。
射出圧及び射出時間を下記の如くして、肉厚3.5 m
mの3種5層の多層構造を有する有底プリフォームを製
造した。
時間     7秒 スクラップ樹脂射出圧    L OOKg/cm2時
間     6.5秒 PET二次射出圧       60 Kg/cm2時
間     0.5秒。
得られた多層プリフォームを約110℃の温度に予備加
熱し、縦2倍、周方向4倍に二軸延伸ブロー成形して内
容積1500c、c、の多層ボトルを製造した。
得られた多層ボトルは、胴部、底部及び肩部が、PET
外層/スクラップ樹脂層/EVOH中間層/スクラップ
樹脂/PET内層の層構成を有しており、ボトル内外面
に対するヨード吸着試験の結果から、EVOH層及びス
クラップ樹脂層は、ボトル内外面に全く露出されていず
、完全に封入されていることが確認された。
また、この多層プリフォーム、従って多層ボトルにおけ
るスクラップ樹脂層の体積分率は40%であり、スクラ
ップ樹脂が多層ボトルの製造に有効に使用可能であるこ
とを示した。
このボトルに水道水を充填し、高さ1.5国から落下衝
撃試験に付した結果、及び圧力4 Kg/am2の炭酸
水を充填し、14日間保存した結果では居間剥離傾向は
全く認められなかった。
比較例1 比較のため、上記実施例1において、スクラップ樹脂の
射出を行わずに、PETを二次射出する以外は実施例1
と同様にして3層の多層ボトルを製造した。
得られた実施例1及び比較例1の多層ボトルにつき、3
7℃、RHO%の条件での酸素透過度、37℃、ioo
%RHの・条件での酸素透過度を測定し、得られた結果
を第1表に示す、また、水道水充填容器の高さ1.5m
からの落下衝撃試験で、破損乃至層間剥離を生じたもの
の本数を比較した。
更に、20名のパネラ−を使用し、外観特性を判定させ
、良いと判断したものの人数で表示した。
結果は下記第1表の通りである。
第1表
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるプラスチック容器の側面断面図で
あり。 第2図は第1図の容器の拡大断面図であり、第3図は本
発明の本発明の製造方法に用いる共射出機の要部断面図
であり、 第4図は共射出のタイムチャートであり、第5−A図、
第5−B図、第5−0図、第5−D図、第5−E図、第
5−F図及び第5−G図、第4図との関連で各樹脂のギ
ヤビティへの射出状態を説明する説明図であり、 fJS6図及び第7図は多層プリフォームの延伸ブロー
成形工程の説明図である。 ■はプラスチック容器、2は首部、3胴部、4は底部、
5層部、6はポリエステル内層、7はポリエステル外層
、8はエチレン−ビニルアルコール共重合体中間層、9
A、9Bはスクラップ樹脂層、11は射出金型、12は
コア金型、17.18.29は射出機、23,24.3
2はホントランナー、35.38はポリエステル、36
はエチレン−ビニルアルコール共重合体、37A、37
Bはスクラップ樹脂、40はプリフォーム、42a、4
2bはブロー金型。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)共射出による多層プラスチックプリフォームの延
    伸ブロー成形で形成され、口部、分子配向された胴部及
    び閉塞底部を有する多層プラスチック容器であって、こ
    の容器ほエチレンテレフタレート単位を主体とするポリ
    エステルの内外層、ガスバリヤー性樹脂中間層並びに内
    層と中間層との間及び中間層と外層との間に設けられた
    、ポリエステルとガスバリヤー性樹脂との混合物から成
    るスクラップ層を備え、該ガスバリヤー性樹脂中間層及
    びスクラップ層は、内外層間に完全に封入されているこ
    とを特徴とする容器。
  2. (2)エチレンテレフタレート単位を主体とするポリエ
    ステル及びガスバリヤー性樹脂を共射出して多層プリフ
    ォームを製造し、この多層プリフォームをブロー金型内
    で且つ延伸可能な温度でブロー延伸成形することから成
    る多層プラスチック容器の製法において、プリフォーム
    に対応するキャビティを備え且つプリフォーム底部に対
    応する位置にゲートを有する射出金型に、所要のポリエ
    ステル樹脂の一部を射出して、該キャビティの途中迄該
    樹脂を充満させ;該一次射出の途中、終了後、或いは終
    了後微少時間をおいて、ガスバリヤー性樹脂と、ガスバ
    リヤー性樹脂をサンドイッチする複層に配置されたポリ
    エステルとガスバリヤー性樹脂との混合物から成るスク
    ラップ樹脂とを共射出して、ガスバリヤー性樹脂とスク
    ラップ樹脂とをキャビティ先端に向けて展延させ;キャ
    ビティが樹脂で充満される前にスクラップ樹脂及びガス
    バリヤー性樹脂の射出を停止すると共に、ポリエステル
    を二次射出して、ガスバリヤー性中間層及びスクラップ
    樹脂層をポリエステル中に封入し、これにより多層プリ
    フォームを形成させることを特徴とする方法。
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