JPS62281974A - 自動消火装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は火災を感知して自動的に火源に向って消火剤を
噴射することにより、火災をその初期段階にて自動消火
する自動消火装置に関する。

（従来の技術） 従来の自動消火装置は例えば特公昭５８−１９３０５号
公報に開示されているように、炎の紫外線を感知する固
定型で全指向性の第１炎感知器と、その指向方向を変え
られる指向型の第２炎感知器とを備え、室内における火
災の発生を第１炎感知器によって感知した後、第２災感
知器がその指向方向を変えながら火源位置を検出し、第
２炎感知器を一体的に配設したノズルから火源位置に消
火剤を噴射し、火災をその初期段階にて自動消火する自
動消火装置が知られている。この自動消火装置によれば
、縦方向に広く横方向に狭い範囲で光を通過する縦方向
スリットと、横方向に広く縦方向に狭い範囲で光を通過
する横方向スリットとを穿設した遮蔽板を第２炎感知器
の前面に回動自在に設けて、縦方向スリット又は横方向
スリットによって絞られて通過した特定方向の光のみ感
知するようにして第２炎感知ぎ；に指向性を持たせ正確
に火源位置を検出するようにしている。

（発明が解決しようとする問題点） しかし、前記従来例は横方向の指向性と縦方向の指向性
を順次得るために、第２炎感知器の前面に遮蔽板を回動
自在に設けて、順次縦方向スリット及び横方向スリット
を配置させているが、この遮蔽板の移動が機械的である
ため、正確な位置に縦方向スリット又は横方向スリット
を配置できないことがある。特に、スリットは細長であ
るため、第２炎感知器前面の正確な位置に配置されてい
ないと、斜め方向からの光が炎感知器へ進入することに
なって、火源位置を正確に検出できず、かつ外乱光等も
感知して誤動作を引き起こすと言う問題点があった。

本発明は前記問題点に基づいてなされたものであり、指
向性を持たせるためのスリットを常時炎感知器に正確に
配置させ、誤動作を低減できると共に、火源位置を正確
に検出できる自動消火装置の提供を目的とするものであ
る。

〔発明の構成〕 （問題点を解決するための手段） 本発明は指向性の炎感知器を駆動走査して火源位置を検
出し、この火源位置に向けてノズルから消火剤を噴射す
る自動消火装置において、前記指向性の炎感知器は、縦
方向に広く横方向に狭い範囲のスリットを形成したスリ
ット部材を感知窓側に設けた第１炎感知器と、横方向に
広く縦方向に狭い範囲のスリットを形成したスリット部
材を感知窓側に設けた第２炎感知器とから構成されるも
のである。

（作用） 火源位置を検出するために２個の炎感知器を備えて、各
炎感知器に異なる指向性を有するスリット部材を各々一
体に固設して、各々他方向への駆動走査により火源位置
を検出する。

（実施例） 以下、図面に基づいて本発明の一実施例を詳述する。

１は室内もしくは室外に設けられた液体、気体、粉体な
どの消火剤を収納している消火剤容器であり、この消火
剤容器１は後述するように所定消火プログラムを組み込
んだＣＰＵを含む制御回路によって作動杆２が作動され
起動レバー３を押し上げることにより送出管４先端のノ
ズル５から消火剤を噴射する。

ノズル５０室内の天井等比較的高い箇所に設けられてお
り、このノズル５の噴射方向を室内の略全範囲に設定で
きるように駆動機構６を介在して送出管４に連結されて
いる。駆動機構６は送出管４とノズル５とを固執自在に
連結する回転体７と、この回転体７を歯車８，８Ａを介
して水平方向に３６０°回転させる水平モータ９と、回
転体７を歯車１０．１ＯＡを介して垂直方向に９０回転
させる垂直モータ１１とから構成される。

前記ノズル５の先端側にはノズル５と共に駆動走査され
、炎の赤外線又は紫外線を感知して火源位置を検出し位
置信号を出力する２個の可動型の指向性炎感知器１２．
１３が並設して固着されている。

第２図及び第３図において、一方の炎感知器１２の感知
窓１２Ａ前面には縦方向に広く横方向に狭い範囲で炎を
感知するための縦方向スリット１４を形成したスリット
部材１５が配設されている。また、他方の炎感知器１３
の感知窓１３Ａ前面には横方向に広く縦方向に狭い範囲
で炎を感知するための横方向スリット１６を形成したス
リット部材１７が配設されている。このよう炎感知器１
２．１３を後述する制御回路によって駆動走査すること
により火源位置が検出される。

１８は煙を感知する煙感知器、１９は前記指向性炎感知
器１２．１３と同様に炎を感知する炎感知器である。こ
れら煙感知器１８及び炎感知器１９は室内の天井等比較
的高い箇所に固定して設けられており、炎感知器１９は
室内の略全範囲における火災の初期段階における炎の発
生を検出できるように特定の方向の指向性を有していな
い。また、これら煙感知器１８と炎感知器１９とによっ
て室内の火災の初期段階を感知する固定型の感知器群２
０が構成されている。

２１は感知器群２０からの火災感知信号を入力する制御
回路であり、前記感知器１８．１９がともに火災感知信
号を出力したときに火災が発生したと判断する。制御回
路２１は火災の発生を判断すると書報器２２を作動させ
ると共に、駆動回路２３を介して前記駆動機構６を水平
及び垂直方向に回転させて室内の全方向に駆動走査させ
、炎感知器１２．１３によって火；原位置を検出させる
。

そして、制御回路２１は炎感知器１２．１３からの位置
信号を受けて火源位置にノズル５の噴射方向を同じくす
るべく駆動回路２３を介して駆動機構６を制御し、消火
剤容器１の起動レバー３を押し上げて開栓させ、ノズル
５から消火剤を噴射させるものである。

以上によって構成される本発明の作用を第４図のフロチ
ャートも参照して説明する。

先ず、本発明は案内の比較的高い箇所に設けられ広い範
囲をカバーする固定型の煙感知器１８及び炎感知器１９
から各々火災感知信号が出力され、制御回路２１は両方
の火災感知信号が出力されたときに火災が発生したと判
断して警報器２２を作動させて火災の発生を報知させる
と共に、炎感知５１２．１３によって火源位置及び範囲
を求めるために、駆動回路２３を介して駆動機構６を駆
動させる。

すなわち、制御回路２１け炎感知器１２．１３を水平モ
ータ９にて任意に設定される明期停止位置から水平方向
に駆動される。この場合、火源の両端を求める走査であ
るため、制御回路２１は縦方向スリット１４を有するス
リット部材１５を配設し縦方向に広く横方向に狭い指向
性をもつ炎感知器１２からの信号のみ入力し、炎感知器
１２を用いて炎の一端を感知した位置における第１検出
角度と、次いで炎の他端を感知しなくなった位置におけ
る第２検出角度とを求めて記憶すると共に、これらの角
度から火源中心を演算して求め、この火源中心に向けて
炎感知器１２を駆動走査してこの中心から出ている特定
周波数の赤外線もしくは紫外線を検出し、炎であること
を確認する。

次に、制御回路２１は火源の下端を走査するため、炎感
知器１２からの信号入力を停止し、横方向スリット１６
を有するスリット部材１７を配設し横方向に広く縦方向
に狭まい指向性をもつ炎感知器１３からの信号のみ入力
し、この炎感知器１３を火源中心から下方へ垂直方向に
駆動走査させ、炎を感知しなくなったときの火源の下端
を求めて記憶する。

この水平及び垂直走査により火源の位置及び範囲が特定
され、制御回路２１はノズル５を火源方向に向け、消火
剤容器１を開栓して、火源位置に向けて消火剤を噴射し
、火災をその初期状態にて自動消火する。尚、制御回路
２１は予め火源の範囲内で幅方向及び高さ方向にノズル
５を振りながら消火剤を噴射するように制御プログラム
を設定すれば火源にまんべんなく消火剤を噴射でき、迅
速かつ確実な初期消火が可能となる。

このようにして、火源の位置及び範囲を求める可動型の
炎感知器１２．１３を２個設け、各々の炎感知６１２．
１３に異なる方向の指向性をもたせるように、縦方向ス
リット１４を有するスリット部材１５又は横方向スリッ
ト１６を有するスリット部材１６を固設したことにより
、常時、炎感知器１２．１３の感知窓１２Ａ、　１３Ａ
の定位置に縦方向スリット１４又は横方向スリット１５
が配置されているため、感知精度が良く誤動作が低減さ
れると共に、火源位置も正確に求められる。

以上、本発明の一実施例を詳述したが、本発明の要旨の
範囲内で適宜変形可能である。例えば、室内の火災を感
知するには煙感知器１９゜炎感知器２０の他に熱感知器
、ガス感知器等能の種類の感知器を用いることができる
。

また、スリット部材１５．１７の配設方法は、任意に選
定できるものであって、例えばスリットを形成したシー
ルを感知窓１２Ａ、　　１３Ａに貼付しても良い。さら
に、２個の炎感知器１２．１３はノズル５上に並設する
以外に、第５図に示すように１ノズル５に回転板２４を
用いて回転自在に設けて、水平走査時には炎感知器１２
をノズル５の噴射方向に合わせ、垂直走査時には炎感知
器１３をノズル５の噴射方向に合わせるようにすれば、
噴射方向と検出角度がより正確に一致する。

〔発明の効果〕

以上詳述したように本発明によれば、火源位置を検出す
る炎感知器として、縦方向に広く横方向に狭い範囲の指
向性をもつ第１炎感知器と、横方向に広く縦方向に狭い
範囲の指向性をもつ第２炎感知器との２個を使用したこ
とにより、常に定位置にスリットが配置され、スリット
の位置ズレ等による誤動作が低減され、かつ火源位置を
正確に検出する自動消火装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す概略図、第２図は要部
の斜視図、第３図は同平面図、第４図は制御回路の動作
を示す７０チヤート、第５図は他の実施例を示す平面図
である。 １・・消火剤容器　５・・ノズル １２・・炎感知器（第１炎感知器） １３・・炎感知器（第２炎感知器） １４・・縦方向スリット　１５・・スリット部材　１６
・・横方向スリット　１７・・スリット部材　２１・・
制御回路 特　許　出　願　人　　　　　　日本精枦株式会社代理
人弁理士　　　牛　木　　謹 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 指向性の炎感知器を駆動走査して火源位置を検出し、こ
   の火源位置に向けてノズルから消火剤を噴射する自動消
   火装置において、前記指向性の炎感知器は、縦方向に広
   く横方向に狭まい範囲のスリットを形成したスリット部
   材を感知窓側に設けた第１炎感知器と、横方向に広く縦
   方向に狭い範囲のスリットを形成したスリット部材を感
   知窓側に設けた第２炎感知器とから構成されることを特
   徴とする自動消火装置。