JPS62281827A - インスタント・パツチテスト・アレルゲン - Google Patents

インスタント・パツチテスト・アレルゲン

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JPS62281827A
JPS62281827A JP12193986A JP12193986A JPS62281827A JP S62281827 A JPS62281827 A JP S62281827A JP 12193986 A JP12193986 A JP 12193986A JP 12193986 A JP12193986 A JP 12193986A JP S62281827 A JPS62281827 A JP S62281827A
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allergens
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分!IP) 本発明は、アレルギー性接触皮膚炎の原因感作物質(ア
レルゲン)の検出確認のための、あるいは多くの物質の
中からアレルギー性接触皮膚炎の原因アレルゲンとして
の性質を有する物質をスクリーニングするためのインス
タント・パッチテスト・アレルゲンに関する。本発明は
、特に時代に即応し、高度な専門的知識あるいは熟練を
要することなく、簡便に皮16反応試験(パッチテスト
、貼付試験ともいう)を行えるようにしたインスタント
・パッチテスト・アレルゲンに関する。
(従来技術) アレルギー性接触皮膚炎は、外界の化学物質、vJ植物
由来の物質によってすてに感作を受けた(その物質に対
する過敏状態となった)個体が、その物質に接触するこ
とにより生ずる皮膚炎であり、遅延型アレルギーCIV
型アレルギー)による接触過敏症である。また、光アレ
ルギー性接触皮膚炎は、外界の化学物質、動植物由来の
物質が紫外線の作用を受けて変化した物質によって感作
を受けた個体がその変化物質との接触によって誘発され
る皮膚炎である。これらの皮膚炎は、特定の人にのみ発
症するという点において、誰にでもおこりうる一次刺激
による接触皮膚炎、例えば毒物性皮膚炎、光毒性皮膚炎
、蓄積障害性(慢性刺激性)皮膚炎と相違する。
また、アレルギー性のこれら接触皮膚炎は、多感作を生
じやすいのが特徴であり、感作した物質に接触して誘発
されるばかりでなく、該物質と化学構造上類似した化合
物や免疫化学的に関連性のある物質に接触して誘発され
る場合もある(交叉感作)。従って、該皮膚炎の原因ア
レルゲンが単一であるとは限らない。
また、該皮膚炎の原因アレルゲンは、広範多岐に亘る製
品(製品そのものおよび製品中に含まれる化学物質)、
原料、中間産物、不純物、処理材や天然物に見出されて
おり、かつ化学工業を初めとするあらゆる産業の発達に
伴い、新たに発生し、増加する。
具体的には例えば、ウルシなどの植物物質−食品等の天
然物や、ゴム手袋などのゴム製品;靴などの皮革製品;
セメント:化粧品;石鹸、洗剤、衣料品その他の家庭用
品1医薬品;殺虫防腐剤;金属製時計バンドなどの金属
:塗料;染料;原料、触媒、中間産物、不純物、溶媒な
どの工業用品;その他に用いられる化学物質の一部であ
る。
現在、該皮膚炎の原因アレルゲンとして明らかになって
いるものでも、実に200種以上に及ぶ。
そして、現在一般に使用されている製品でも、その成分
のどれが抗原性を存している力’ TI’! L’2し
ていないものが、まだ存在する。
アレルギー性の接触皮膚炎の治療に当っては、その治療
に先立ち、患者に特有の原因アレルゲンを検出確認する
ことが肝要であり、その検出確認手段としてパンチテス
トを実施することは周知である。
現在市販されているバッチテスト用検出具には、(1)
アルミ箔にポリブテンをコーティングしたシート中央に
直径IQmmの円板状濾紙片を接着したストリップタイ
プのアルテスト〔商品名、Al−Lest;スウェーデ
ン、イメコ・アストラ・エンジエンシー(I meco
  AstraAgency )社製〕や、 (2)柔軟な支持体と感圧接着剤層とからなる粘着テー
プと、該粘着テープの感圧接着剤層に貼着された複数個
(il常5〜6個)のディスクと、これらを被覆する剥
離フィルムとからなる。!%居パッチ絆(商品名、鳥居
薬品社製)やツマ − がある。
パッチテストは、これらの検出具のディスクに、原因ア
レルゲンの検出用試薬、すなわちアレルゲンの一定濃度
試薬を、用時付着させ、これを患者の背中に貼着して支
店反応を観察することによって行なわれている。
この原因アレルゲン検出用試薬は、従来各製品分野のコ
モン センシタイザ−(common  5enSi−
tizer )であるアレルゲンを数種ずつ合計20〜
30種程集め、それぞれ一定Y;度の溶液又は軟膏とし
て容器に収容し、これらの20〜30個の容器の集合体
として包装されたスタンダード トレイ (stand
ard tray)というアレグゲン セントとして販
売され、使用に供されている。
このようなアレルゲン セントとしては、ヨーロッパ標
準系列が知られており、本邦においても制定7レグゲン
標準系列が鳥居薬品より市販されている。
(解決すべき問題点) しかしながら、従来のパッチテスト用検出具はいずれも
、パッチテストに際して、実施の都度アレルゲンの一定
濃度試薬をディスクに含浸又は塗布して調製しなければ
ならない。パッチテストにとって最も肝要なことは、−
次刺激を与えないこと、感作させないこと、偽陽性反応
を与えずに原因アレルゲンを検出しうろことである。そ
れ故、従来アレルゲン試薬は、ひとつずつ、しかも多数
の試薬についてディスクに一定のis 3でかつ接触面
積がほぼ一定となるようにほぼ一定量で含浸、塗布する
必要があった。従って、従来の検出具は、その調製作業
に極めて煩雑かつ長時間を要するばかりでなく、相当の
熟練が必要であり、簡便さに欠ける難点があった。
一方、前記アレルゲン標準系列は、強い感作性が知られ
て、その使用が禁止、制謬あるいは自粛された結果、原
因アレルゲンの検出確認としては・もはや無意味になっ
たものが含まれていたり、新たに見出されたアレルゲン
、殊に強い怒作性を示すことが見出されたコモン セン
シタイザ−すら網羅されてはいない。例えば、化粧品を
例にとれば、この製品分野でアレルギーの抗原性の確認
されたものが60種を下らず、コモン コスメテイック
 センシタイザ−(。0□on’ cosmetic 
 5en−sitizer )だけでも約30種に及ぶ
。他の製品分野においてもその傾向は同様である。
すなわち、従来市販のアレルゲン標準系列は、種々の化
学物質に接触する機会が著しく増大した現在では、極め
て不充分な皮膚反応試験結果しか得られず、時代の要請
に対応できないという難点がある。この問題の解決のた
めには、全てのアレルゲンについてその一定濃度試薬を
臨床医自ら製作、保管管理し、該疾患の症状、患者のお
かれている環境条件を検討し、適切なアレルゲンを選択
してパンチテストを実施しなければならない。しかし、
極めて煩雑な検出具の調製に加えて、アレルゲン試薬の
製作、保管管理まで行うことは、臨床医にとって煩に過
ぎるばかりでなく、種々のアレルゲンについてかなり熟
知していない限り、適切なアレルゲンの選択に非常に手
間どり、かつ皮膚反応の判断に際しても混乱を招きかね
ない。
かかる問題点の故に、該アレルギー性の接触皮膚炎の臨
床においては、原因療法がなおざりにされ、専らステロ
イド剤などによる対症療法にたよっているためステロイ
ド皮虜症の如き薬害がふえているのが現状であり、原因
アレルゲンの追求を簡便かつ正確に実施しうる手段の開
発が切望されている。
〔問題点を解決するための手段〕
このような技術水準下に、本発明者は上記問題点を克服
し、簡便かつ正確に原因アレルゲンの検出確認手段の提
供を目的として鋭意研究した結果、(1)該アレルギー
性接触皮膚炎の原因アレルゲンは、家庭、職業環核疾患
患者のおかれている環境条件によってほぼ定まること、
そしてパンチテスト・アレルゲンを、 (al化粧品シリーズ (b)家庭工業用品シリーズ (C1衣料品シリーズ (d)金属シリーズ fe)ゴムシリーズ ff)化粧品補助シリーズ (i)香料シリーズ (ii)色素シリーズ (gl医薬品シリーズ fh)殺虫・防腐剤シリーズ (1)その他のセンシタイザ−シリーズの9種に分け、
これらの全てを実施することなく、あるシリーズのみ、
場合により更に他のシリーズを若干追加したアレルゲン
だけで、該疾患の原因アレルゲンの追求が可能であるこ
と、 (2)アレルゲンに対する皮膚反応強度は、むしろ接触
面積当りの一定分子数の供給アレルゲン量に比例するも
のであること、従って一定の厚さと一定の接触面積を有
するディスクであれば一定の濃度の試薬を担持させれば
、例えば乾燥等によってその濃度が変化しても供給アレ
ルゲン量に変化はないので反応強度に変化がないこと、 (3)アレルゲンが固体相で分散された状態でも皮膚反
応が生じ、その反応強度も溶液のものと変化がないこと
、 (4)従って、一定の厚さと、一定の接触表面積を有す
るアレルゲン含有ディスクを備えたプラスター形式のイ
ンスタント・バッチテスト・アレルゲンとすることが可
能であり、これにより従来の問題点の解決を図ることが
でき、かつ再現性の問題もないこと を知見して本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、柔軟な支持体と感圧接触剤層とか
らなる粘着テープと、その上に設けられた複数個のディ
スクと、これらを被覆する剥離フィルムとからなり、該
複数個のディスクは、それぞれ一定の厚さと接触表面積
を有し、かつ複数の系列別アレルゲンの各々が、皮膚に
接触する単位表面積当り一定分子数となる量で固体相、
液相、または軟膏ベースで予め担持されたディスクであ
ることを特徴とするインスタント・パッチテスト・アレ
ルゲンに関する。
本発明において、インスタント・パッチテスト・アレル
ゲンとは、アレルギー性接触皮膚炎の原因アレルゲンを
検出するための、あるいはこれら皮膚炎の原因アレルゲ
ンとしての抗原性を有する物質をスクリーニングするた
めの簡易型のパッチテストやフォトパンチテスト用検出
具であり、ディスクに系列別アレルゲンを固体相、液相
又は軟膏ベースで予め担持させた製品とすること、ある
いは被験物質を固体相、液相、又は軟膏ベースで予め担
持させておき、スクリーニングする手段に、最も重要な
特徴を有する。
本発明のこの特徴は、前記(11,(2)、 (31及
び(4)の新知見を組合せることによって始めて達成で
きたものである。すなわち、前記した如く、粘着テープ
にディスクを貼着し、剥離フィルムを被覆したパッチテ
ストプラスターで複数個のディスクを一定の表面積とし
たものは公知である。しかしながら、系列別アレルゲン
を一定の厚さで、一定の接触表面積を有するディスクに
、皮膚に接触する単位表面積当り一定分子数となる量で
固体相、液相または軟膏ベースで予め担持させておくプ
ラスター形式のパッチテスト・アレルゲンについては従
来全く知られていない。また、このインスタント・パッ
チテスト・アレルゲ/に被験物質を予めI担持させて、
スクリーニングする手段も従来知られていない。
なお、他のアレルギーの分野においては、アレルゲンの
一つを固体相で担持させた一つの濾紙片を、患者の粘膜
部に付着させてアレルゲンを検出確認する方法について
示唆が与えられているが、プラスター形態となっていな
いこと、複数個のディスクでないことから、到底原因ア
レルゲンの数が極めて多いアレルギー性接触皮膚炎に適
用できないことは勿論、少な(ともアレルギー性の接触
皮膚炎の分野においては、皮膚表面で固体状のアレルゲ
ンが再現性ある支店反応を呈するとの認識はなく、また
実施の都度複数個のディスクにアレルゲン一定濃度溶液
又は軟膏を含浸又は塗布しない限り、再現性をもって原
因アレルゲン検出は不可能であり、濃度が変化すれば、
−次刺激、感作を与えかねないと認識されていたのであ
る。
本発明において、支持体は、支持体片面全面に亘って悪
玉接触剤層を設ける場合には可撓性で柔軟な裏打ち部(
B acking)として機能を有するものが選択され
、支持体の一部に悪玉接触剤層を設ける場合には、上記
機能の他に−・次刺激及び感作を与えないものを選択す
るか、あるいはその上に一次刺激又は感作を与えないコ
ーティングを施す。
通常支持体はポリエチレンフィルム等各種プラスチック
フィルム、紙、織布、不織布、アルミニウムフィルムな
どの金属フィルム、あるいは金属フィルムとプラスチッ
クフィルムとの積層フィルムが用いられる。
この支持体は、通常通気性を付与することはないが、多
孔性フィルム等通気性を付与する構成とすることもでき
る。
感圧接着剤層は、皮膚にあてがい、支持体側より押圧す
ることにより貼着可能な粘着性を有し、−次刺激を与え
ず、感作しないものが選択される。
このような接着剤としては、具体的にはシリコーン樹脂
系、アクリル樹脂系、スチレン−ブタジェン系、スチレ
ン−イソプレン−スチレンブロックコポリマー系、ポリ
ビニルエーテル系、メチルビニルエーテル無水マレイン
酸コポリマー系、天然ゴム系やこれらの混合物で、ゴム
製品でかつ感作することが知られている特定の老化防止
剤などを加えていないものが挙げられる。
ディスクは、アレルゲン又は被検試薬を担持させ、−次
刺激を与えず、感作せずかつアレルゲンと交叉反応を示
さないものが選択される。具体的にはセルロース、綿等
の不溶性多糖類(やその繊維)、特にペーパーディスク
が好適である。
本発明において系列別アレルゲンとは前記(a+〜(1
)などの各シリーズ別に分けられたアレルゲンの集合体
を意味する。系列別アレルゲンの各シリーズには、患者
がおかれている家庭、職場などの環境条件を考慮し、ア
レルゲンをふり分けたものである。従って、アレルゲン
中には種々の製品分野で見られる場合には各シリーズに
同一アレルゲンが含まれている場合もある。
なお、この系列別アレルゲンとすること、及び系列別ア
レルゲンとして特定のアレルゲンを選択することは、長
年の臨床経験、旧来及び新規に見出されたアレルゲンの
研究に基づいて得られたソフト↑百報である。すなわち
、新アレルゲンについては一次刺激を与えず、感作を与
えない溶媒や基剤の選択および至適濃度の確定、交叉反
応物質の有無などの研究に基づき、患者に共通の環境条
件に共通して認められるアレルゲンを系列化しなければ
ならないからである。
この系列別アレルゲンは、前記(a)〜(1)の製品分
野の抗原性が強いコモン センシタイザ−を全て網羅す
ることを基本的な条件とするのが最も好ましいが、これ
に抗原性の疑しい物質や抗原性の弱いセンシタイザ−を
更に加えるか又は代替して実施することは自由である。
また、この抗原性の弱いセンシタイザ−を別シリーズと
し、前記(al〜(hlで原因アレルゲンが見出されな
かった場合に念のためこのシリーズのパッチテストを行
えるようにすることも自由である。従って、(1)のそ
の他のシリーズは単一であるとは限らない。
以下に特定シリーズにつき系列別アレルゲンを例示する
(al化粧品シリーズ AC3基剤クリーム;ラウリル硫酸ナトリウム、プロピ
レングリコールを含 まない10%局方親水軟膏 なお色素は略号を用いた(以下同じ)。またAC8基剤
クリームは抗原性を持たないものであるが、念のため加
えているものである。
(bl家庭工業用品シリーズ (cl衣料品シリーズ (d)金属シリーズ (fl化粧品補助シリーズ (a医薬品シリーズ (hlゴムシリーズ なお上記表中、「その他」で表示したアレルゲンは抗原
性の疑わしい、あるいはコモン センシタイザ−よりも
弱い抗原性であるが、その製品分野でアレルギー性接触
皮膚炎のアレルゲンとして時々見出されるアレルゲンを
充当してもよいことを意味する。
また、上記した系列別アレルゲンは時代により一定した
ものではなく、一般に使用されなくなった結果、その物
質による感作すらなくなり、アレルゲン検出確認として
全く無意味になれば、そのアレルゲンを除去する。さら
に、新アレルゲンの発見に伴ない、コモン センシタイ
ザ−であれば勿論、その他のセンシタイザ−でも検出確
認の必要性があれば、系列別のシリーズ中に補充する。
多ければ新たな系列を設ける。従って、本発明の構成は
個々のアレルゲンそのものやシリーズを特定するもので
はなく、上記ia)〜(11のシリーズの種類や数、上
記具体的アレルゲンのみに限定されるべきではなく、改
変したシリーズ、アレルゲンをも包含するものである。
本発明のインスタント・パッチテスト・アレルゲンをス
クリーニングに用いるときは、前記系列別アレルゲンの
代りに、被験物質を含む試薬を担持させる。この場合、
被験物質は、新たな系列別アレルゲンを代替、増加させ
るためあるいは新たな系列別アレルゲンのシリーズを新
設するため、特定の製品分野中から選定してスクリーニ
ングするのが好ましい。
剥離フィルムは、感圧接着剤の老化を防止して粘着性を
保持させ、かつアレルゲンと相互作用を示さずにアレル
ゲンの変質を防ぐ機能を有すると共に、使用時筒便に剥
離できるものが選択される。
具体的には紙、プラスチックフィルム、金属フィルム、
金属フィルムとプラスチックフィルムとの積層フィルム
で、その内面にシリコン加工を施したものが選択される
そして、ディスクは一定の厚さと接触表面積を有してい
なければならない。しかし、別々のアレルゲンを担持す
る複数個のディスクがそれぞれ同一の厚さと接触表面積
を有することを意味するもではない。インスタント・バ
ンチテスト・アレルゲンの各製品の同一アレルゲンにつ
いて接触する単位表面積当り一定分子数となる量で供給
することが肝要であることを意味し、各製品の同一アレ
ルゲンを含有させるディスクを厚さ一定で接触表面積一
定とする。
ディスクには系列別アレルゲンを固体相、液相、または
軟膏ベースで予め担持させる。接触する単位表面積当り
一定分子数となるようなアレルゲン量とは、軟膏、液相
についてはそれぞれ定められた濃度のアレルゲン含有軟
膏又は溶液を一定量塗布又は含浸させることにより達成
され、また固体相については定められた濃度のアレルゲ
ン含有溶液を含浸させた後乾燥することにより達成され
る。
これは厚さ及び接触表面積を一定とする場合に限られ、
こうするごとにより従来行なわれていたパンチテストと
同程度の試験結果が得られ、再現性を確保することがで
きる。本発明においてはディスク表面全体をアレルゲン
接触表面積とすることを可能とするものであり、従来の
方法と構成を異にする。
以下図面に基づいて本発明の詳細な説明する。
(形態) 第1図は15個のアレルゲン含有ディスクを備えた本発
明の一実施例を示す平面図、第2図はそのA−Ai断面
図、第3図は8個のアレルゲン含有ディスクを備えたス
トリップタイプの実施例を示す平面図、第4図はディス
クの周囲にリングを備えた実施例の部分平面図である。
第1図、第2図において、粘着テープ4は、支持体2と
感圧接着剤[3とからなっている。感圧接着剤713は
貼着して脱落しなければ必ずしも支持体1の片面全面に
設ける必要はない。この粘着テープ4の感圧接着剤WJ
3の上面に、複数個の系列別アレルゲン又は被験物質含
有ディスク5が貼着されている。ディスク5は皮膚反応
を明確に観察しうる程度に適当な間隔をおいて貼着され
ている。またこのディスク5は図においては、いずれも
厚さ0.2mm、直径3mmで、かつその全面がアレル
ゲンを支店に接触させる構成の円板となっている。しか
し、本発明においてはディスク接触面として一定であれ
ばよく、ディスク50面内に一定の接触面を設ける場合
にはディスク5の表面積が一定である必要はない。また
、ディスク5は前記直径や形状に限定されるものでもな
い。但し、円板の場合直径3mmの接触面積は皮膚反応
を再現性をもって検出確認しうる最低の径であり、かつ
できるだけ患者に大面積の炎症を与えないという意味に
おいて最も好適な径である。
なお、図面中の長さは円板の径のみを特定するものであ
り、他の部分の長さは特定していない。
このディスク5には、系列別アレルゲンを一定の接触面
積を有するように均一に担持させる。また、スクリーニ
ングに使用するときは、被験物質の試薬を同様に予め担
持させる。
なお、ディスク5を感圧接着剤層3上に設けない場合に
は、このディスク5は支持体2上に貼着固定される。
図面においては、粘着テープ4の感圧接着剤層3および
系列別アレルゲン又は被験物質含有ディスク5を覆うよ
うに剥離フィルム6が被覆されている。支持体2全面に
感圧接着剤層3を設けない場合には支持体2 (表面コ
ーティングされていてもよい)をも覆うように貼着され
ていてもよい。
剥離フィルム6は剥離を容易にするためさらに切断部、
舌片部、切欠部など通常用いられる易開封手段を設ける
ことができる。
第3図の構成はディスク5を8個とし、かつストリップ
タイプの粘着テープ4を用いるものである。系列別アレ
ルゲンの数が少ない場合に特に有用である。
すなわち、本発明においてはディスク5の数を限定する
ものではない。
第3図の他の構成は第1図及び第2図と同様である。
第4図は、ディスク5の周囲にアレルゲン試薬又は被験
試薬不透化性の障壁を設けた実施例であり、リング7を
設けている。
リング7はポリエチレン、ポリプロピレンなどのプラス
チック、アルミ箔やアルミ箔とプラスチックとの積層体
を素材とするのが有利である。
リング7は第4図に示されている如く、ディスク5の外
周に密接するように接着剤層3に貼着する。ディスク5
の周囲に接着剤層3を設けない場合にリング7は支持体
2に貼着される0図において剥離フィルムを図示してい
ないが、剥離フィルムを直接被覆しても、あるいは少な
くともディスク5より大きい蓋材をリングに貼着した上
に剥離フィルムを被覆してもよい。他の構成は第1及び
2図と同様である。
第4図の構成は、アレルゲン及び被験物質の試薬の拡散
を防ぐためのものであり、特に既に粘着テープに貼着し
たディスク5にアレルゲンを液相で担持させる場合に有
用である。
(製造法) インスタント・パッチテスト・アレルゲン1の製造は、
第1図で固体相の場合の例で示せば、系列別のアレルゲ
ンの皮膚反応に適する一定濃度溶液を大量に製造し、こ
の一定量をディスク5に含に含浸させ、乾燥する。全て
の系列別アレルゲンについて同様にして、系列別アレル
ゲン含有ディスクをそれぞれ調製する。得られたアレル
ゲン含有ディスクを市販の支持体及び感圧接着剤とから
なる粘着テープ4の感圧接着材層3上に適当な間隔をお
いて貼着する0次いで、これらの上に剥離フィルム6を
貼着する。軟膏や液体の場合には例えば第4図を例にと
ると、既に製作した粘着テープ4とリング7の中に収容
したディスク5とから7及びディスA覆うように貼着し
、これにさらに剥離フィルムを貼着してもよい。
また、抗原性が明らかでない新アレルゲン発見のための
スクリーニング用インスタント・パッチテスト・アレル
ゲンは、先ず、被験物質を選定し、その物質の溶解性を
検討し、殺菌剤については1%濃度、その他は5%濃度
の溶液又は軟膏を調製し、次いで前記と同様にして製造
するのが有利である。もちろん、アレルゲンの刺激性や
化学組成に応じて、濃度は増減させることが可能である
なお、既に知られているアレルゲンの溶解性、至適濃度
、担持させる量は、溶液及び軟膏で既に明らかにされて
いる。本発明者らの研究によればそのアレルゲン溶液で
定められた濃度のものを一定量含浸させ、それを乾燥さ
せた固体相のインスタント・パンチテスト・アレルゲン
は、皮膚反応強度がアレルゲン溶液を直接接触させた場
合と変らず、しかも、正確な貼付試験結果を与えること
が判明している。従って、アレルゲン溶液で知られてい
る濃度を目安とすることにより、固体相のものも容易に
製造できる。
用いられる溶媒や基剤は一次刺激、感作を与えず、アレ
ルゲンを均一に溶解又分散するもが選択される。具体的
にはアレルゲンの種類によって異なるが、通常水、アル
コール、アセトン、ワセリン・オリーブ油、前記AC5
基剤クリームなどの軟膏ベースである。
(使用法) このようにして製造された系列別アレルゲン含有ディス
クを備えたインスタント・パッチテスト・アレルゲンは
、アレルギー性接触皮膚炎患者の背中に剥離フィルムや
蓋材を剥離して貼着し、必要により光を当て、2〜4日
後の皮膚反応を確認し、必要ならば更に数日間観察する
本発明のインスタント・パッチテスト・アレルゲンは、
通常1回で、あるいは15個を越えて法令上の制限があ
る場合は数回に分けてパッチテストを行う。補足して検
査する場合は更に他の系列別アレルゲンについて同様に
実施する。
該皮膚炎の治療は、このようにして見出された原因アレ
ルゲンとの接触を出来るだけ排除した上で、種々の外用
薬による対症療法をも併せて処置する。
(発明の効果) 本発明によって提供される系列別アレルゲンまたは被験
物質を含有するインスタント・パンチテスト・アレルゲ
ンは以下の様な種々の利点がある。
(1)系列別にシステム化されたセットになっているの
で、患者の症例と環境条件を確認すれば支店反応の結果
を見るだけで、はぼ−回程度で原因アレルゲンを検出確
認が可能となり、一般診療機関での広い応用が可能であ
る。
(2)すでにアレルゲンを担持させたパッチテスト・ア
レルゲンとなっているので、剥離フィルムを剥離して貼
着するだけでパッチテストが可能となり、患者を前にし
て調製に長時間かかることがなり、調製ミスもなく、筒
便である。また、使い捨てが可能である。さらに、スタ
ンダード トレイや他のアレルゲン含有溶液や軟膏や検
査前に手間をかけて収集し、製作して取り揃えておく必
要もなく、筒便である。
(3)皮漕反応が従来のものと全く変りがなく、正確で
あるので、誤診がないことは勿論、新アレルゲン発見ス
クリーニング用として有利に使用できる。
(4)不要となったアレルゲンと新たなアレルゲンとの
代替、新たなアレルゲンの追加が極めて容易な形状とな
っているため、時代の要請に対応しやすい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明インスタント・パッチテスト・アレルゲ
ンの一実施例の平面図、第2図は第1図A−A線断面図
、第3図は本発明一実施例の平面図、第4図は本発明の
一実施例の部分平面図、薔゛−−−−−1J)−6髪に
【酢例である。 1、インスタント・パッチテスト・アレルゲン2、支持
体 3、感圧接着剤層 4、粘着テープ 5、ディスク 6、剥離フィルム 7、リング 特許出願人   中 山 秀 夫 鈴木明宏 代理人 弁理士 寝 野 清 也 第1図 第2図 第3図 手続補正書 昭和61年7月3日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 柔軟な支持体と感圧接着剤層とからなる粘着テープと、
    その上に設けられた複数個のディスクと、これらを被覆
    する剥離フィルムとからなり、該複数個のディスクは、
    それぞれ一定の厚さと接触表面積を有し、かつ複数の系
    列別アレルゲンの各々が、皮膚に接触する単位表面積当
    り一定分子数となる量で、固体相、液相または軟膏ベー
    スで予め担持されたディスクであることを特徴とするイ
    ンスタント・パッチテスト・アレルゲン
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