JPS62281623A - 無人搬送車用光空間伝送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 ［発明の技術分野］ 本発明は、例えば配送設備等の一定軌跡上を移動する無
人搬送車に設けられた移動局と、同軌跡に沿って設けら
れる固定局との通信方式に係わり、特に大気空間を伝送
媒体として光通信を行なう光空間伝送方式を利用した無
人搬送車用光空間伝送装置に関する。

［従来技術とその欠点］ 光通信方式は、伝送媒体として使用される伝送路によっ
て、空間伝送方式、光ケーブル伝送方式、光レンズガイ
ド伝送方式の三つの使用形態に別れている。

上記空間伝送方式を用いた無人搬送車用光空間伝送装置
は、伝送媒体として大気空間を利用して光通信を行なう
ものであり、第３図に示すように、ある一定軌跡上を移
動する無人搬送車１１に搭載された無人搬送車側の送受
光器１２と、同軌跡上の所定の場所に固定された地上側
の送受光器１３との間で光通信を行ない、無人搬送車１
１を地上側からコントロールするものである。

上記無人搬送車１１は地上側送受光器１３から出力され
る信号光Ｓ１を無人搬送車側送受光器１２で受光するこ
とにより作動するように構成されており、上記信号光Ｓ
１の情報に基づき、例えば荷物を所定の場所まで運ぶ等
の作業を行なう。また、この無人搬送車１１の無人搬送
車側送受光器１２からは、信号光Ｓ２が地上側送受光器
１３に向けて出力されるように構成されており、地上側
はこの信号光Ｓ２を受光することにより、無人搬送車１
１の搬送状態を知ることができる。

このようにして構成される無人搬送車用光空間伝送装置
にあっては、地上側と無人搬送車との通信を光によって
行なっているため、例えば無線通信を利用した場合の欠
点となる電波法上の制限、電磁誘導による雑音や多重反
射による雑音にかかわりなく信頼性の高い通信を行なえ
るものである。

しかしながら、従来の無人搬送車用光空間伝送装置では
、無人搬送車側送受光器１２および地上側送受光器１３
から出力される信号光Ｓ２および信号光Ｓ１の通信範囲
が狭いため、一般に、無人搬送車１１一台に対して地上
側送受光器１３が一台必要であった。

したがって、例えば第４図に示すように搬送路１４に設
けた待避路１５に地上側送受光器１３を設置する場合、
無人搬送車１１の台数分だけ設置しなければならなかっ
た。すなわち、待避路１５において、例えば３台の無人
搬送車１１に信号を送るためには、３台の地上側送受光
器１３を設置する必要があった。

また、第５図に示すように、搬送路１４が交差している
交差点１Ｂに地上側送受光器１３を設けて無人搬送車１
１をコントロールする場合でも、図示の如く４つの角に
それぞれ地上側送受光器１３を設置しなければならなか
った。

このように、従来の無人搬送車用光空間伝送装置にあっ
ては、一定軌跡上を移動する無人搬送車の台数に応じて
地上側の送受光器を設けなければならず、このため、設
置工事が大掛かりになり、工事費を含め全体的に非常に
高価なシステムとなっていた。

［発明の目的］ 本発明は上記のような点に鑑みなされたもので、一定軌
跡上を移動する無人搬送車の台数に応じて地上側の送受
光器を設けることなく、無人搬送車側送受光器と地上側
送受光器との光通信を可能とするような無人搬送車用光
空間伝送装置を提供することを目的とする。

［発明の要点］ すなわち、本発明に係わる無人搬送車用光空間伝送装置
にあっては、地上側送受光器および無人搬送車側送受光
器の送光部にそれぞれ複数の発光素子を設けることによ
り、地上側送受光器および無人搬送車側送受光器との通
信範囲を広げ、少な（とも一台の地上側送受光器で複数
の無人搬送車側送受光器材との光通信を可能とするもの
である。

［発明の実施例コ 以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。第
１図は本発明による無人搬送車用光空間伝送装置を説明
するための図である。なお、上記同様に１１は無人搬送
車を示すものとする。

すなわち、この無人搬送車用光空間伝送装置は、伝送媒
体として大気空間を利用して光通信を行なうものであり
、一定軌跡上を移動する無人搬送車１１に無人搬送車側
送受光器２２を搭裁し、そして、同軌跡上の所定の位置
に地上側送受光器２３を固定して、無人搬送車側送受光
器２２と地上側送受光器２３との間で光通信を行ない地
上側から無人搬送車をコントロールするものである。な
お、上記地上側送受光器２３は、この実施例の場合、天
井２４に固定するものとする。

上記無人搬送車側送受光器２２は、地上側送受光器２３
から出力される信号光Ｓ３の受光と信号光Ｓ４の出力を
行なう機能を持っており、また、上茶 ２地上側送受光器２３は、信号光３の出力と無人搬送車
側送受光器２２から出力される信号光Ｓ４の受光をする
機能を持っている。

すなわち、地上側は、無人搬送車１１の制御命令を地上
側送受光器２３から、の信号光Ｓ３にのせて出力するも
のであり、無人搬送車１１はその信号光Ｓ３を無人搬送
車側送受光器２２で受光することにより、上記制御命令
に基づく動作を行なうようになる。また、この無人搬送
車１１からは、搬送状態等の状況信号を無人搬送車側送
受光器２２の信号光Ｓ４にのせて出力するものであり、
地上側はこの信号光Ｓ４を地上側送受光器２３で受光す
ることにより、無人搬送車１１の搬送状態を知ることが
できる。

ここで、上記無人搬送車側送受光器２２および地上側送
受光器２３のそれぞれの送光部（図示しない）すなわち
信号光Ｓ４および信号光Ｓ３を出力する部分は、それぞ
れ多数の発光素子を用いて拡散型指向性を有して構成さ
れており、このため、地上側送受光器２３から出力され
る信号光Ｓ３および無人搬送車側送受光器２２から出力
される信号光Ｓ４は広範囲にわたって出力されるように
なっている。

このようにして構成される無人搬送車用光空間伝送装置
にあっては、天井２４に設置された地上側送受光器２３
から信号光Ｓ３が出力され、この信号光Ｓ３を無人搬送
車１１に設置された無人搬送車側送受光器２２が受光す
ることにより、無人搬送車１１が動作する。

この際、上記信号光Ｓ３は広範囲にわたって出力されて
いるため、無人搬送車側送受光器２２の受光可能範囲が
広い状態にある。したがって、無人搬送車１１は地上側
送受光器２３に近付くことなく、少し離れた場所で信号
光Ｓ３を受光することができる。

すなわち、第２図に示すように搬送路１４の交差点１Ｂ
の中心に一台の地上側送受光器２３を設置した場合、地
上側送受光器２３から出力される信号光Ｓ３は図中１０
０に示すようなエリアを有して出力されるものであり、
無人搬送車１１はこのエリア１００内であればどの位置
に存在していても信号光Ｓ３を受光することができる。

一方、無人搬送車１１に設置された無人搬送車側送受光
器２２から出力される信号光Ｓ４も広範囲わたって出力
されるため、地上側送受光器２３は無人搬送車１１がエ
リア１００内に存在していればどの位置からでも無人搬
送車側送受光器２２から出力される信号光Ｓ４を受光す
ることができる。

したがって、１台の地上側送受光器２３がら出力される
信号光Ｓ３のエリア１００の中では複数の無人搬送車側
送受光器２２との光通信が可能となるものであり、地上
側は無人搬送車１１の台数に応じて地上側送受光器２３
を設置する必要なく、複数の無人搬送車１１をコントロ
ールできるものである。

このように本発明の無人搬送車用光空間伝送装置によれ
ば、地上側に設ける地上側送受光器２３の設置数を減ら
すことができ、このため設置工事が容易になり、それに
伴うコストをダウンさせることができる。

［発明の効果］ 以上のように本発明によれば、無人搬送車側送受光器お
よび地上側送受光器の送光部を多数の発光素子を用いて
拡散型指向性を有するように構成したことにより、少な
くとも一台の地上側送受光器で複数の無人搬送車側送受
光器に光通信を行なえる無人搬送車用光空間伝送装置を
提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係わる無人搬送車用光空間
伝送装置を説明するための図、第２図は本発明の地上側
送受光器を搬送路の交差点に設置した場合の図、第３図
は従来の無人搬送車用光空間伝送装置を説明するための
図、第４図は従来の地上側送受光器を搬送路の待避路に
設置した場合の図、第５図は従来の地上側送受光器を搬
送路の交差点に設置した場合の図である。 １１・・・無人搬送車、２２・・・無人搬送車側送受光
器、２３・・・地上側送受光器。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第　１図 第３　囚 第４ｒｙＪ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 一定軌跡上を移動する無人搬送車に設置される第１の送
   受光器と、同軌跡に沿って地上に固定設置される第２の
   送受光器とからなり、上記第１の送受光器と上記第２の
   送受光器との間で大気空間を伝送媒体として光通信を行
   なう無人搬送車用光空間伝送装置において、 上記無人搬送車に設置される第１の送受光器および上記
   地上に固定設置される第２の送受光器のそれぞれの発光
   部に複数の発光素子を設け、上記第１の送受光器および
   上記第２の送受光器との通信可能範囲を広くしたことを
   特徴とする無人搬送車用光空間伝送装置。