JPS6227908Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は星座名に対応した運勢を表示すること
のできる電子時計に関する。

従来、電子時計に多種の表示機能、例えばバイ
オリズム等、を設けることが考えられているが、
わりあい一般的な星占いを表示する電子時計はま
だ提供されていない。

本考案の目的は、上記の状況に鑑み、現在の自
分の星座の運勢を表示できるようにした電子時計
を提供することにある。

以下、本考案を添附図面に基づいて詳細に説明
する。

第１図は本考案の好適な実施例を示すもので、
ペンダントウオツチに用いた例である。図面にお
いて、１は通常時刻を表示する時刻表示装置、
２，３は本考案に従う星座表示装置であり、２は
星座名（この場合イテ座）、３は星座のシンボル
マークをそれぞれドツトマトリクスにより切換表
示可能となつている。４，５は運勢表示装置で、
各ジヤンル表示４に対応した金運、仕事運、愛情
運が３段階にランク分けされてランク表示５に表
示される。第１図の例では、金運５ａが凶、仕事
運５ｂがまあまあ、愛情運５ｃが吉を表わしてい
る。この場合、ジヤンル表示４は印刷、ランク表
示５は印刷された円内に半円形のセグメントを向
い合わせに２個配列すれば簡単に実現できる。６
は本考案に従う星座切換スイツチであり、通常の
時刻表示のみの状態から、スイツチ６をONする
と星座および運勢表示モードとなり、以下スイツ
チ６をONするごとに、ヤギ座からサソリ座まで
サイクリツクに切換わり通常の時刻モードに戻る
ようになつている。７，８，９は通常の時刻スイ
ツチで７が時刻。カレンダ切換、８が修正セレク
ト、９は修正セツトを行なうスイツチである。

次に第２図を参照して本考案の実施例による動
作を更に具体的に説明する。

破線内のブロツクＡは時計用回路ブロツクなの
で、特に詳述はしないが、１１は基準信号を発生
する発振回路、１２は時計用カウンタであり日カ
ウンタ１３、月カウンタ１４、年カウンタ１５と
共に分周回路を構成し、日、月、年情報を含めた
時刻情報の計数回路として働く。１６は時刻、カ
レンダ切換スイツチ７により作動される切換回路
で時刻表示装置１の表示内容を切換える。

次に本考案に係わる概略回路動作を説明する。
１０は13進カウンタで、星座切換スイツチ６から
の入力に従つてNORMAL状態から12の星座まで
をサイクリツクに切換えられる。２０は運勢判定
回路であり、本実施例においては日、月、年カウ
ンタ１３，１４，１５の出力に応じて切換わる
ROMを用いている。運勢判定回路２０は更にカ
ウンタ１０の出力に応じても切換わり、ドライバ
２１ａ，２１ｂ，２１ｃを介して運勢表示装置と
してのランク表示５内の仕事、金、愛情運に対応
した５ａ，５ｂ，５ｃを点灯する。又、カウンタ
１０の内容は星座名デコーダ２２、ドライバ２３
を介して星座名表示２に、又、キヤラクタジエネ
レータ２４、ドライバ２５を介して星座シンボル
表示３にそれぞれ表示される。

即ち、通常はカウンタ１０がNORMAL状態
で、星座名表示２および星座シンボル表示３およ
び運勢ランク表示５は点灯していないが、スイツ
チ６を１回ONすると、カウンタ１０が歩進さ
れ、表示２，３，５にそれぞれ牡羊座の星座名、
シンボル、運勢ランクが表示され、スイツチ６を
ONする毎に、牡牛座→双子座→…→魚座と切換
わつてゆく。運勢判定回路２０は各分周カウンタ
１３，１４，１５の出力により自動的に切換わつ
ているから、当該年、月、日における所望の星座
の運勢をランク表示５に表わすことができる。本
実施例では年カウンタ１５の内容が1980〜2100年
までの範囲に対し、全ての星座の運勢をROMと
して運勢判定回路２０に内蔵したが、ROMにし
ないでカウンタを内蔵して周期的に運勢を変動す
る構成としても良い。又、当該年、月、週などの
長期にわたる運勢表示を行なうことも分周出力端
子を適当に選択すれば可能なことは言うまでもな
い。

上記実施例では、機能時計と違つてデザイン的
にスペースのとり易いペンダントウオツチに用い
たので、通常は星座表示装置２，３の個所に星座
の模様を反射板に印刷するなどして表示できる
等、外観的にも向上する効果がある。

更に、運勢表示する時間が一定値を越えると、
自動的にカウンタ１０をNORMAL状態にリセツ
トする時定数回路を設けることもでき、こうすれ
ばデザイン的にも損色なく本考案を実施すること
ができる。

第３図は一般に用いられている各星座のシンボ
ルを示したものであるが、この程度ならシンボル
表示３が10×10以内のドツトマトリツクスで足り
ることは明らかであり、通常の電子腕時計にもレ
イアウトできる範囲である。

以上述べた如く本考案によれば、運勢判定回路
のメモリ内容と、現在時刻との対応がなされるの
で、自分の星座が現在どの様な運勢におかれてい
るのかが簡単に表示出来るようになり、新規な機
能を有する電子時計の提供を可能とするものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例の時計全体を示す平
面図、第２図は本考案実施例の概略ブロツク図、
第３図は各星座のシンボルを示す説明図である。 １……時刻表示装置、２，３……星座表示装
置、４，５……運勢表示装置、６……星座切換ス
イツチ、１０……カウンタ、２０……運勢判定回
路である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 時刻を計数する時刻計数回路と、該時刻計数回
   路からの時刻を表示する時刻表示部を有する電子
   時計において、外部スイツチにより星占いに使用
   される星座を選択する星座選択回路と、該星座選
   択回路の出力を受けてその出力に対応して各星座
   の表示を行う星座表示部と、時刻情報に対応した
   各星座別の運勢を記憶する記憶手段と、前記星座
   選択回路からの内容と前記時刻計数回路からの現
   在の時刻情報を受けその星座の前記時刻情報に対
   応する記憶運勢の読み出しを前記記憶手段に対し
   て行い運勢を出力する運勢判定回路と、該運勢判
   定回路からの出力に応じた運勢を表示する運勢表
   示部を備えたことを特徴とする電子時計。