JPS62275051A - 花岡岩を原料とする雲母、石英及び長石の製造方法 - Google Patents
花岡岩を原料とする雲母、石英及び長石の製造方法Info
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- JPS62275051A JPS62275051A JP11673786A JP11673786A JPS62275051A JP S62275051 A JPS62275051 A JP S62275051A JP 11673786 A JP11673786 A JP 11673786A JP 11673786 A JP11673786 A JP 11673786A JP S62275051 A JPS62275051 A JP S62275051A
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Landscapes
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- Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
３、発明の詳細な説明
〔技術分野〕
本発明は、花崗岩を原料とし、これから窯業原料及び工
業原料として好適な雲母、石英及び長石を製造する方法
に関するものである。
業原料として好適な雲母、石英及び長石を製造する方法
に関するものである。
花崗岩は別名御影石とも称され、建材、砕石、庭石等に
用いられているものである。花崗岩は。
用いられているものである。花崗岩は。
雲母、石英及び長石を構成鉱物としているが、従来、こ
の花崗岩を原料として雲母、石英及び長石をそれぞれ製
造するための有効な方法は提案されていない。
の花崗岩を原料として雲母、石英及び長石をそれぞれ製
造するための有効な方法は提案されていない。
本発明は、花崗岩を原料として雲母、石英及び長石を製
造するための有効な方法を提供することを目的とする。
造するための有効な方法を提供することを目的とする。
本発明者は、花崗岩は、雲母、石英及び長石を構成鉱物
として含み、しかも風化による二次汚染を受けていない
ため、雲母、石英及び長石の製造原料として有利なもの
であるとの着想を得ると共に、花崗岩からそれら構成鉱
物を有利に製造し得る方法の開発について１種々研究を
行った結果、本発明を完成するに到った。
として含み、しかも風化による二次汚染を受けていない
ため、雲母、石英及び長石の製造原料として有利なもの
であるとの着想を得ると共に、花崗岩からそれら構成鉱
物を有利に製造し得る方法の開発について１種々研究を
行った結果、本発明を完成するに到った。
即ち、本発明によれば、花崗岩に熱処理と急冷処理を施
した後、機械的応力を作用させて、雲母、石英及び長石
がそれぞれ粒子状に解離した粒子状混合物を得、次いで
該混合物から、粒子状に解離した雲母、石英及び長石を
それぞれ分離回収することを特徴とする雲母、石英及び
長石の製造方法が提供される。
した後、機械的応力を作用させて、雲母、石英及び長石
がそれぞれ粒子状に解離した粒子状混合物を得、次いで
該混合物から、粒子状に解離した雲母、石英及び長石を
それぞれ分離回収することを特徴とする雲母、石英及び
長石の製造方法が提供される。
本発明においては、先ず、花崗岩に熱処理と急冷処理を
施す。この処理により花崗岩を構成する雲母、石英及び
長石からなる鉱物は、それらの熱的な膨張率及収縮率の
差異により、それら鉱物の境界面において相互に開裂し
、機械的応力により容易にそれぞれの鉱物粒子に解離す
るものに変換される。熱処理温度は、石英の相転移温度
（低温型α石英から高温型β石英の相転移温度＝５７３
°Ｃ）以上であればよく、通常、７００〜８００℃の温
度が採用される。花崗岩の熱処理は、その内部が前記温
度に達するように行うことが必要である。また、花崗岩
は、熱処理に先立ち、あらかじめ、取扱い容易なように
塊状物１例えば直径５〜ｌｏａｍ程度のものに破砕して
おくのが好ましい。急冷処理は、前記熱処理物を水中に
投入することによって容易に行うことができる。
施す。この処理により花崗岩を構成する雲母、石英及び
長石からなる鉱物は、それらの熱的な膨張率及収縮率の
差異により、それら鉱物の境界面において相互に開裂し
、機械的応力により容易にそれぞれの鉱物粒子に解離す
るものに変換される。熱処理温度は、石英の相転移温度
（低温型α石英から高温型β石英の相転移温度＝５７３
°Ｃ）以上であればよく、通常、７００〜８００℃の温
度が採用される。花崗岩の熱処理は、その内部が前記温
度に達するように行うことが必要である。また、花崗岩
は、熱処理に先立ち、あらかじめ、取扱い容易なように
塊状物１例えば直径５〜ｌｏａｍ程度のものに破砕して
おくのが好ましい。急冷処理は、前記熱処理物を水中に
投入することによって容易に行うことができる。
前記熱処理と急冷処理を施した花崗岩は、これに機械的
応力を加えて解砕する。この解砕は、前記したように、
熱処理と急冷処理を受けて構成鉱物がその境界面で既に
開裂しているため、容易に行うことができる。この解砕
により、花崗岩は、雲母、石英及び長石の粒子状物にそ
れぞれ解離した粒子状混合物に変換される。解砕装置と
しては。
応力を加えて解砕する。この解砕は、前記したように、
熱処理と急冷処理を受けて構成鉱物がその境界面で既に
開裂しているため、容易に行うことができる。この解砕
により、花崗岩は、雲母、石英及び長石の粒子状物にそ
れぞれ解離した粒子状混合物に変換される。解砕装置と
しては。
機械的応力を作用させ得るものであればよく１例えば、
ペラプルミル、アトリッションマシン、ボールミル等の
任意のものを採用し得る。この解砕においては、粒径１
〜０．５ｍ＋ａ、好ましくは０．５〜０．１■層程度の
鉱物粒子が得られるように実施するのがよい。また、こ
の解砕は、水中において実施し得る他、乾燥状態１例え
ば、前記水中で急冷処理したものを脱水し、乾燥した状
態で実施することができる。
ペラプルミル、アトリッションマシン、ボールミル等の
任意のものを採用し得る。この解砕においては、粒径１
〜０．５ｍ＋ａ、好ましくは０．５〜０．１■層程度の
鉱物粒子が得られるように実施するのがよい。また、こ
の解砕は、水中において実施し得る他、乾燥状態１例え
ば、前記水中で急冷処理したものを脱水し、乾燥した状
態で実施することができる。
前記解砕によって得た粒子状混合物は、それに含まれる
雲母、石英及び長石をそれぞれ分離回収するための分離
処理を施す。この分離は、各鉱物粒子の性状に応じて適
宜行えばよく、従来公知の分離技術を応用することがで
きる。混合物からの各鉱物粒子の分離を好まし〈実施す
るには、例えば、先ず、乾式又は湿式磁選により雲母を
分離回収する。この場合、磁界強度を１ｏｏｏｏガウス
以上にして１石英及び長石中に雲母が実質上混入しない
ように行うのがよい。また、この場合、分離された雲母
に対し、５０００ガウス程度の磁選を必要回数施すこと
により、精選された雲母精鉱を得ることができる。また
、雲母の分離回収は、磁選の他、浮選によって行うこと
ができる。
雲母、石英及び長石をそれぞれ分離回収するための分離
処理を施す。この分離は、各鉱物粒子の性状に応じて適
宜行えばよく、従来公知の分離技術を応用することがで
きる。混合物からの各鉱物粒子の分離を好まし〈実施す
るには、例えば、先ず、乾式又は湿式磁選により雲母を
分離回収する。この場合、磁界強度を１ｏｏｏｏガウス
以上にして１石英及び長石中に雲母が実質上混入しない
ように行うのがよい。また、この場合、分離された雲母
に対し、５０００ガウス程度の磁選を必要回数施すこと
により、精選された雲母精鉱を得ることができる。また
、雲母の分離回収は、磁選の他、浮選によって行うこと
ができる。
一方、雲母を分離した後の混合物は、浮選処理を施して
、石英と長石とを分離することができる。
、石英と長石とを分離することができる。
例えば、弗酸を活性剤とするアミン分離浮選法や、石油
スルホン酸とジアミンを捕集剤とする分離浮選法により
、浮鉱として長石精鉱及び沈鉱として石英精鉱を得るこ
とができる。さらに、分離された石英及び長石には、そ
の品質向上のためにさらに精選処理を施すこともできる
。
スルホン酸とジアミンを捕集剤とする分離浮選法により
、浮鉱として長石精鉱及び沈鉱として石英精鉱を得るこ
とができる。さらに、分離された石英及び長石には、そ
の品質向上のためにさらに精選処理を施すこともできる
。
本発明によれば、これまで窯業原料として未利用の花崗
岩から、窯業原料として好適な雲母、石英及び長石を容
易に製造することができる。また、我国においては、特
に、珪素資源が不足してきているが、本発明によれば、
天然に産出される多大の花崗岩を原料として、このよう
な珪素資源としての高品位の石英を容易かつ安定供給的
に製造することができる。
岩から、窯業原料として好適な雲母、石英及び長石を容
易に製造することができる。また、我国においては、特
に、珪素資源が不足してきているが、本発明によれば、
天然に産出される多大の花崗岩を原料として、このよう
な珪素資源としての高品位の石英を容易かつ安定供給的
に製造することができる。
次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例
岐阜県苗木地区産花崗岩を電気炉で温度７００℃に３０
分間加熱した後、水中に投入して急冷処理した。得られ
た急冷処理物をペラプルミルで解砕して粒子状混合物を
得た。次に、この混合物に対して、先ず、磁選処理を施
して雲母を分離した後。
分間加熱した後、水中に投入して急冷処理した。得られ
た急冷処理物をペラプルミルで解砕して粒子状混合物を
得た。次に、この混合物に対して、先ず、磁選処理を施
して雲母を分離した後。
残りの混合物に対し、弗酸を活性剤とするアミン浮選分
離処理を施し、石英と長石とに分離した。
離処理を施し、石英と長石とに分離した。
このようにして得た石英と長石の成分分析結果を次表に
示す。
示す。
表−１
表−１の分析結果から明らかなように、本発明により得
られる石英及び長石は高品質のものであり、窯業原料及
び工業原料として有利に利用し得るものである。
られる石英及び長石は高品質のものであり、窯業原料及
び工業原料として有利に利用し得るものである。
Claims (1)
- （１）花崗岩に熱処理と急冷処理を施した後、機械的応
力を作用させて、雲母、石英及び長石がそれぞれ粒子状
に解離した粒子状混合物を得、次いで該混合物から、該
粒子状に解離した雲母、石英及び長石をそれぞれ分離回
収することを特徴とする雲母、石英及び長石の製造方法
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11673786A JPS62275051A (ja) | 1986-05-21 | 1986-05-21 | 花岡岩を原料とする雲母、石英及び長石の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11673786A JPS62275051A (ja) | 1986-05-21 | 1986-05-21 | 花岡岩を原料とする雲母、石英及び長石の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62275051A true JPS62275051A (ja) | 1987-11-30 |
Family
ID=14694540
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11673786A Pending JPS62275051A (ja) | 1986-05-21 | 1986-05-21 | 花岡岩を原料とする雲母、石英及び長石の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62275051A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013181882A (ja) * | 2012-03-02 | 2013-09-12 | National Agriculture & Food Research Organization | 放射性物質回収方法、及び放射性物質回収装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4719972U (ja) * | 1971-01-23 | 1972-11-06 | ||
| JPS61200864A (ja) * | 1985-03-01 | 1986-09-05 | 中野 穣 | 岩石中の鉱物選鉱方法 |
-
1986
- 1986-05-21 JP JP11673786A patent/JPS62275051A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4719972U (ja) * | 1971-01-23 | 1972-11-06 | ||
| JPS61200864A (ja) * | 1985-03-01 | 1986-09-05 | 中野 穣 | 岩石中の鉱物選鉱方法 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013181882A (ja) * | 2012-03-02 | 2013-09-12 | National Agriculture & Food Research Organization | 放射性物質回収方法、及び放射性物質回収装置 |
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