JPS62273301A - 軌道充填装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ２、発明の詳細な説明 （産業上の利用分野） 本発明は鉄道軌道における道床材たとえば砕石、スラグ
砕石を充填する装置に関し、詳しくは該道床材を枕木間
あるいは枕木下側において搗固めあるいは押込み又は掻
きあげなどの手段で充填する装置に係る。

（従来の技術） 鉄道軌道の構築あるいは補修時に、枕木間および枕木下
側に砕石、砂利あるいはスラグ砕石のような道床ｉＡ’
に敷設するにあたり、ビータあるいはタイタン・々−な
どの工具を用いて充填するのは周知の通シであるが、近
時省力化と作業の効率化を目的として自動式の軌道充填
装置が採用されるようになった− たとえば、特開昭５７−１４３００１号公報記載の発明
（以下Ａ発明と云う）や特開昭５７−１５５４０１号公
報記載の発明（以下Ｂ発明と云う）などが開示されてい
る。

前記Ａ発明は軌道の搗固め、地均しおよび覆工作業を目
的とし、一対の共同して作動する上下調節可能な搗固め
刃先を具えた搗固めユニットを、機枠シャーシに振子形
揺動運動自在に懸吊し、一定速度で機械が進行する期間
に搗固め操作が枕木間あるいは枕木グループ間において
実施できるように構成されている。

またＢ発明は移動台車のフレームに複数の充填装置を上
下動および揺動可能に装着すると共に充填工具をシリン
ダーによって作動し道床材の締固めを実施するものであ
る。

（発明が解決しようとする問題点） 作業者がタイタンパ−などの工具を用いる充填手段は機
動性が良く、分岐器のような複雑な軌道にも対応できる
利点があるものの、多くの熟練作業者が必要であシ、そ
のような作業者の対応ができないときは特に作業能率が
低く、充填状況にバラツキが生じ易いうえに密実性が悪
いと云う問題点が生じ易い。

また前記Ａ、Ｂ発明は大出力の機器を用いるので、作業
能率が高く、充填状況が優れておシ安定した作業が望め
るが、設備投資額が大きく維持費や保守整備費が嵩むこ
とと必要とする作業現場への回送が容易でない点や退避
が困難であるため作業開始の前後にかなシ長時間の作業
余裕を必要とするほか、分岐器などの狭隘部での使用が
難しいことや線路を占拠する時間が長いなどの課題が多
く、機動性や経済性が要求されるような軌道充填作業に
は対応が難しいと云う問題点があった。

本発明は回送に便利で機動性に富みかつ作業能率が良い
軌道充填装置を提供することを目的とし、さらに異なっ
た他の目的は価格が低くかつ熟練技能の必要がなく操作
も容易で狭１部での使用にも有利な軌道充填装置を提供
することにある。

（問題点を解決するための手段） 本発明者等は前述のような問題点が無く、高能率でしか
も経済的な装置の開発研究を行った結果、水平方向に旋
回自在な台座を有する走行台車と、前記旋回台座に装着
された俯仰および屈伸自在な多関節吊持アームと、 該多関節吊持アームに揺動かつ固定自在に吊持された道
床搗固め装置と、 前記走行台車、吊持アームおよび搗固め装置の操縦装置
を備えた軌道充填装置であって、該道床搗固め装置が、
前記多関節吊持アームの先端部に設けられた屈曲自在ブ
ラケットと軸着自在な吊金具および転回吊持軸と転回シ
リンダー装置を備えた転回吊持盤と、 該転回吊持盤の下方に固着され先端に連結接手を有する
伸縮自在なロッドを備えた開閉シリンダーと。

前記開閉シリンダーの固着基部を中心として互に前記転
回吊持盤に回動可能に軸支されると共に先端に道床材搗
固め振動タペットを回動自在に軸支し、さらに該タイッ
トと回転接手金倉して係合されたタイット回動シリンダ
ーを備えた一対の開閉アームと、 両端部がそれぞれ前記開閉シリンダーロッドの連結接手
と前記両開閉アームに回動自在に軸支された連結ロッド
からなることを特徴とする軌道充填装置、 を開発し、前記課題を解消することに成功したものであ
る。

（作用及び実施例） 以下本発明を図面に示す実施例装置に従って作用と共に
詳細に説明する。

第１図は本発明実施例装置の概略斜視図でありて、前後
進および旋回自在な走行台車１には水平方向に旋回自在
な台座２が塔載されてお）、かつ該台座２の前面には俯
仰および屈伸自在な多関節吊持アーム３（以下単にアー
ムと云う）が装着されている。而して４は該アーム３の
俯仰用のシリンダー、５ａは屈伸用のシリンダー、５ｂ
は姿勢保持用のシリンダーでかかる構成は従来のパック
ホクシ１ペル等と同様な構成になりている。

次に前記アーム３の先端部に設けられた屈曲自在プラケ
ッ）３ｍには道床部間め装置６がそれ自身道床部間め装
置６の１部材である油圧駆動の転回吊持盤７（以下単に
吊持盤と云う）を介して転回自在に吊持されている。

而して道床部間め装置６は前記吊持盤７の下方に固着さ
れた開閉シリンダー８と、該開閉シリンダー８の固着基
部を中心として互に該吊持盤７に回動可能に軸支された
開閉アーム９＆、９ｂと、該開閉アーム９ｍ、９ｂの先
端に回動自在に軸支された道床材部間め振動タペット１
０ｍ、１０ｂ（以下単に振動タペットと云う）と、該開
閉アーム９ｍ、９ｂに一端が回動可能に装着され他端の
シリンダーロッドの先端が回転接手を介して振動タペッ
）１０ａ、１０ｂに係合されているタペット回動シリン
ダーｔｔａ、１ｘｂ（以下単に回動シリンダーと云う）
を主な部材として構成されておシその構造の詳細は後に
述べる。

さて、本発明の軌道充填装置は前述のように構成されて
いるので、軌道上は勿論、一般道路を自白に走行して目
的地に容易に到達し、軌道の充填作業を任意時間、自由
に実施することが可能である。又走行台車について必要
がある場合は無限軌道装置と別にタイヤ走行装置を設け
たシ、軌条走行車輪を付設し、切替走行させてもよい。

而して前記開閉シリンダー８を作動することによシ振動
タペット１ｏａ、１０ｂで道床材を掻き寄せるほか押込
みなどを行う訳であるが、前記タペット回動シリンダー
１１１、ｌｌｂを作動すれば押込みに加えて掻きあげ等
の複雑な動作を容易に実施することも可能になる。

また振動クイツト１０凰、１０ｂに通電し振動を付与す
るとさらに押込みや掻き寄せなどが容易になシ、また道
床材の充填密度を高めることができる。

第１図では説明の都合上、油圧ホースや電導線の図示を
省略しておシ、また個々の部材の詳細説明も省略してい
る。

前記道床部間め装置６は吊持盤７を介して回動自在に吊
持されているので、軌道の状況、軌道通り方向に対する
枕木角度の変化に応じて搗固め方向を自由に変えて充填
作業を行うことができる。

ま九、前記走行台車１、多関節吊持アーム３、道床部間
め装置６の操縦装置（図示していない）は操縦席１００
の内部に設けられているので、操縦者１名のみで、道床
部間め作業を冥施することが可能である。

而して操縦装置については従来のパックホウシ１ペル等
の油圧操縦装置および制御系と略同−であるので説明を
省略する。

次に道床部間め装置６の笑施例について詳細に説明する
。

第２図は道床部間め装！１１６の概略正面図で、作動用
の油圧配萱や電導線については図示を省略している。

また、第１図と同符号のものは同一部材であるので説明
を省略するが、１部の部材については第１図にも図示し
ている。第２図において１２＆。

１２ｂＨ前述のアーム３の先端部の屈曲自在ブラケット
３ａ（この例では油圧作動リンク３ｂ等の姿勢保持機能
全備え念ブラケットで第１図に示している）に軸着自在
に係合する吊金具であって、吊持盤７の上部台板１３上
に固着されている。　″また、上部台板１３と下部台板
１４は転回自在な転回吊持軸１５を介して係合しており
、従って前記屈曲自在アーム３ａとの係合によりて位Ｉ
！！固定されている上部台板１３に対して下部台板１４
は転回することが可能である。

転回シリンダー装置１６は上部台板１３と下部台板１４
のそれぞれに投げら′ｒＬ念軸受間に枢支さｔ″Ｌ友転
回シリンダー１６ａを備えており、該転回シリンダー１
６ｍの作動範囲において、下部台板１４に取り付けられ
た部材は転回するので、必要な方向に振動りＲットｌ　
Ｏａ　ｅ　１０　ｂを転回して作業することができる。

次に３３は前記転回吊持軸１５の支承ナツトで、前記転
回吊持軸１５と共に上下部台板１３．１４全転回自在に
係合する。

さて転回吊持盤７は前述の構成を有し、後述の開閉アー
ム９ａ、９ｂ等を回動可能に軸支しており、その詳細を
次に説明する。

前記開閉アーム９＆＃９ｂの一端は下部台板１４に装着
さＡ７ｈ軸受金具１７ｍ、１７ｂに軸１８ｍ、１８ｂを
介して回動可能に軸着され、他端は軸１９ａ、１９ｂを
介してタペット保持金具２０＆、２０ｂに回動自在に軸
着されている。

従って該タペット保持金具２０＆、２０ｂ、電動摂動子
２１ａ＊２１ｂおよび鍬形状のビータ２２１Ｌ　、２２
ｂおよび該電動撮動子２１　ｍ　、２１ｂに固着された
起振器２３　＊　ｍ　２３　ｂと前記電動振動子２１　
ａ　ｍ　２　ｌ　ｂを後述する防畿体を介して支持する
外枠２４ｍ、２４ｂからなる振動タペット１０＆”＝１
０ｂは、前記タペット保持金具２０ａ。

２０□・ｂｔ−介して前記開閉アーム９ｍ、９ｂに回動
自在に軸支されている。

該擾勤タペッ）１０ａ、１０ｂはこのように構成されて
いるので電動振動子２１ｍ、２１ｂによる振動はビータ
２２＆ｔ２２ｂには充分伝達されるが防振体（後に詳述
する）の作用によって外枠２４　ａ　＊　２４　ｂおよ
びタペット保持金具２０＆。

２０ｂに加えられる撮動は標めて少なく、よって開閉ア
ーム”＊９ｂｆ：始めとする道床部間め装置６は振動破
壊から免れる。

リード線２５ａ、２５ｂは図示していないキャブタイヤ
コードなどの給電装置を介して外部電源に接続されてい
る。

次にタペット回動シリンダーＬＬａｅｌｌｂは開閉アー
ム９ｍ、９ｂの胴部に設げられた軸受２６ｍ、２６ｂに
一端が軸支され他端はタペット保持金具２０　ａ　ｅ　
２０　ｂに設けられた軸２７ａ。

２７ｂＫ軸着されているので、該タペット回動シリンダ
ーｔｔ’ａＩｔｔｂを作動するとビータ２２＆。

２２ｂは軸１９ｍ、１９ｂを中心として内側又は外側に
回動する。

また開閉シリンダー８の固着基部は前記下部台板１４の
下万中夫に投げらｆｉた支持金具３１に係合されており
、この例では、図示していないが、前記開閉シリンダー
８は３点支持板によって揺動じないように保持されてい
る。さらに、そのシリンダーロッド２８の先端は連結接
手２９となって連結ロッド３０’ｅ３０ｂを回動自在に
軸支しており、又該連結ロッド３０　ａ　ｅ　３０　ｂ
の他端はそれぞれ軸１９　ａ　ｔ　ｔ　９　ｂによって
軸支されている。

従って、タペット回動シリンダー１１ａ、ｌｌｂを固定
し、開閉シリンダー８を作動すると、前述のように開閉
アーム９ａ、９ｂは接近しビータ２２　ａ　＊　２２　
ｂは第３図の正面図に示すように接近する。

また、開閉シリンダー８ｆ：固定し、夕（ット回動シリ
ンダーｔｔｂのみを作動すると第４図に示すようにビー
タ２２ｂは内側に回動し、鉄枕木３２が存在している場
合は道床材３４を鉄枕木３２の内側３２１つまり最も道
床材３４（この例ではスラグ砕石）全充填することが困
難な場所に容易に押込むことが出来る。この例でビータ
２２ｂの作動のみを説明したが通常はビータ２２ａ。

２２ｂは同時に作動させる。

つｌ）開閉シリンダー８とタペット回動シリンダー１１
ａ、ｌｌｂを協動させると押込みや掻きよせは勿論掻き
あげ動作のように複雑な動作４次やす〈実施することが
可能になるので、前述のように内側に道床材を充填する
ことが著しく困難な凹所を有する形状の枕木特にプレス
成形もしくはロール底形した逆Ｕ字形断面の鉄枕木など
を用いた道床部間めに特に優れた機能を有する。

次に振動タペッ）Ｌｏｔ、ｌｏｂの詳細について第５図
の部分切欠断面図に従って説明する。

前述のように、電動畿動子２１ｂは底部および後部が開
口し九函状体であって、前壁２１ｃの内側に？シトナツ
ト２１ｄ１，２１ｄ２を介してビータ２２ｂが着脱自在
に標情されている。

従って前記ビータ２２ｂは用途に応じて自由に交換でき
るし、補修に際して容易に取替えることも可能である。

また電動撮動子２１ｂの中壁２１ｅＫは緊締バンド２１
ｆ　　、２１ｆ２を介して偏芯モータ等の起振器２３ｂ
が＠着されており、さらに該電動振動子２１ｂは天井部
２１ｇにおいて柔軟で弾性力のあるゴム成型品等からな
る防振体３５　ａ　ａ　３５　ｂを介して外枠２４ｂに
振動自在に吊持されている。

そこで、前記起振器２３ｂによる振動は前述のようにビ
ータ２２ｂｌＣは効率よく伝達されるか、外枠２４ｂに
は伝達されないこととなり、従って前述のようにタペッ
ト保持金真２０ｂに接続された部材もすべて振動による
損傷が生ずる恐れは無い。

（発明の効果） 本発明の装置は軌道および一般道路以外の土地において
も自由に走行できる台軍万式であるため、場所に制約さ
れることなく、自由に軌道道床の建設、補修に対応でき
る利点を有するほか、装置がコンノ４クトで操作し易い
ため作業性が良く作業能率が高い。しかも枕木の種別や
形状あるいは種々の敷設状況に対する適応性に優れてお
り、さらに構成が比較的簡易であるため経済的に製造で
きるなど従来の装置に見られない種々の利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例装置の概略正面図、第２図は本発
明実施例における道床部面め装置例の概略正面図、第３
図、第４図は本発明実施例における道床部面め装置の操
作要領説明図、第５図は本発明実施例における振動夕（
ットの部分切欠断面図である。 １・・・走行台車、　　　２・・・台座、３・・・多関
節吊持アーム、 ３＆・・・屈曲自在ブラケット、 ３ｂ・・・油圧作動リンク、 ４・・・俯仰用シリンダー、 ５ａ・・・屈伸用シリンダー、 ５ｂ・・・姿勢保持用シリンダー、 ６・・・道床部面め装置、７・・・転回吊持盤、８・・
・開閉シリンダー、９ｍ、９ｂ・・・開閉アーム、ｌｏ
ｔ、１０ｂ・・・道床材部間め撮動タペット、１１ａ＊
１１ｂ・・・タ被ット回動シリンダー、１２ａ、１２ｂ
・・・吊金具、１３・・・上部台板、１４・・・下部台
板、　　１５・・・転回吊持軸、１６・・・転回シリン
ダー装置、 １６ｍ・・・転回シリンダー、 １７ａ、１７ｂ・−軸受金具、 １８　ｍ　、　１８　ｂ−・−軸、　１９　ｍ　、　１
９　ｂ−軸、２０　ｍ　、　２０　ｂ＝ｆｉ　ｄｙ　）
保持金Ａ、２１　ａ　ｅ　２　ｌ　ｂ・・・電動振動子
、２１ｃ・・・前壁、 ２１　ｄｌ、　２１　ｄ２・・・ゲル　ト　す　ット、
２１ｅ・・・中壁、 ２１　ｔｌ、　２１　ｆ２・・・緊締バンド、２１ｇ・
・・天井部、　　２２ｍ、２２ｂ・・・ビータ。 ２３　ｍ　、　２３　ｂ　・・・起振器、２４　ａ　、
　２４　ｂ−・・外枠、２５　ｍ　、　２５　ｂ　・−
リード線。 ２６　ｍ　、　２６　ｂ　”−軸受、２７　ｍ　、　２
７　ｂ　”一回転接手、２８・・・シリンダーロッド。 ２９・・・連結接手、　　　　３０ｍ、３０ｂ・・・連
結ロッへ３１・・・支持金具、　　３２・・・鉄枕木、
３２１・・・内側、　　　　３３・・・支承ナツト、３
４−・・道床材、　　　　３５　ｍ　、　３５　ｂ　・
−防振体、１００・・・操縦席。 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 水平方向に旋回自在な台座を有する走行台車と、前記旋
   回台座に装着された俯仰および屈伸自在な多関節吊持ア
   ームと、 該多関節吊持アームに揺動かつ固定自在に吊持された道
   床搗固め装置と、 前記走行台車、吊持アームおよび搗固め装置の操縦装置
   を備えた軌道充填装置であって、 該道床搗固め装置が、前記多関節吊持アームの先端部に
   設けられた屈曲自在ブラケットと軸着自在な吊金具およ
   び転回吊持軸と転回シリンダー装置を備えた転回吊持盤
   と、 該転回吊持盤の下方に固着され先端に連結接手を有する
   伸縮自在なロッドを備えた開閉シリンダーと、 前記開閉シリンダーの固着基部を中心として互に前記転
   回吊持盤に回動可能に軸支されると共に先端に道床材搗
   固め振動タペットを回動自在に軸支し、さらに該タペッ
   トと回転接手を介して係合されたタペット回動シリンダ
   ーを備えた一対の開閉アームと、 両端部がそれぞれ前記開閉シリンダーロッドの連結接手
   と前記両開閉アームに回動自在に軸支された連結ロッド
   からなることを特徴とする軌道充填装置。