JPS62270752A - 窒化処理性に優れた快削鋼 - Google Patents

窒化処理性に優れた快削鋼

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JPS62270752A
JPS62270752A JP11271786A JP11271786A JPS62270752A JP S62270752 A JPS62270752 A JP S62270752A JP 11271786 A JP11271786 A JP 11271786A JP 11271786 A JP11271786 A JP 11271786A JP S62270752 A JPS62270752 A JP S62270752A
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JP
Japan
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free
nitriding
less
cutting steel
cutting
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JP11271786A
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English (en)
Inventor
Kiyoaki Nishikiori
錦織 清明
Atsuyoshi Kimura
木村 篤良
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
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  • Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、窒化処理(軟窒化処理、浸炭窒化処   −
理を含む、)性および被削性に優れた快削鋼に関し、例
えば、電気通信機器用部品、精密機械用部品、工作機械
用部品、農業機械用部品、自動車部品、自転車部品など
の素材として利用される窒化処理性および被削性に優れ
た快削鋼に関するものである。
(従来の技術) 従来、上記に例示した用途に利用される快削鋼としては
、JIS  SUMII〜43として制定されているい
おうおよびいおう複合快削鋼鋼材のほか、P、S、Pb
を複合添加した快削鋼(例えば、大同特殊鋼(株)規格
:5F02F、3F。
4F)や、S 、Pb 、Teを複合添加した快削鋼(
例えば、大同特殊鋼(株)規格:5FC3FT)などが
ある。
(発明が解決しようとする問題点) 従来の快削鋼は上記のように、幅広い分野こおいて適用
され、被削性に著しく侵れているため。
ドリル等の切削工具の寿命を大幅に向上させることがで
きるという非常に優れた特長を有しているが、窒化処理
性についてはさほど十分なものとはいいがたいので、被
削性に優れているのはもちろんのこと、窒化処理性にも
十分優れている快削鋼が要望されることもあった。
(発明の目的) この発明は、上記した従来の要望に着目してなされたも
ので、被削性に優れているのはもちろんのこと、軟窒化
処理や浸炭窒化処理を含む窒化処理性により優れた快削
鋼を提供することを目的としているものである。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明による窒化処理性に優れた快削鋼は、重量%で、
C:0.15%以下、Si:O,15%以下、Mn:0
.3〜1.5%、およびCr二0.2〜3.0%、V:
0.05〜0.4%の0.03〜0.35%、Pb:0
.05〜0.3%、Bi  :0.02〜0.2%、S
e:0.03〜0.3%、Te:0.01〜0.1%の
うちから選ばれる1種または2種以上、必要に応じてM
o:0.05〜0.5%、Nb:0.01〜0.2%、
Ta:0.01〜0.2%のうちから選ばれる1種また
は2種以上、残部Feおよび不純物からなることを特徴
としており、より望ましくは、S含有量が0.03〜0
.35%であるときにM n / S≧4であるように
し、また、より望ましくは、不純物中においてP:0.
10%以下、AfL:0.01%以下であるようにした
ことを特徴としており、被削性を良好なものとするため
に0含有量をより望ましくは50〜200ppmとした
ことを特徴としているものである。
次に、本発明による被削性のみならず窒化処理性にも優
れた快削鋼の成分範囲(重量%)の限定理由について説
明する。
r 、 ^    IC,O/ ト11ζCは精密機械
用部品、電気通信機械用部品、自動車部品、自転車部品
等の各種部品の機械的強度を確保するのに有効な元素で
あるが、多量に含有すると硬さが増大し、窒化処理前の
加工性が低下して1部品製作時の切削加工性や鍛造加工
性等を低下させるので、その上限を0.15%とする。
Sj :0.15%以下 Siは多量に含有すると被削性を低下させるので、その
上限を0,15%とする。
Mn:0.3〜1.5% MnはSと結合して硫化物M n Sを形成し、被剛性
を向上させるのに有効な元素であるので、0.3%以上
含有させる。しかし、多量に含有するとかえって被削性
を低下させるとともに冷間加工性を低下させるため、そ
の上限を1.5%とする。
Cr:0.2〜3.0%、V:0.05〜0.4%のう
ちから選ばれる1種または2種 Cr、Vはこの種の快削鋼における窒化処理性を改善し
て窒化硬化層を深くする作用を有しており、窒化処理に
よって表面硬さ、耐摩耗性および強度を向上させるのに
有効な元素であるので、このような効果を得るために、
Crは0.2%以 −上、■は0.05%以上とする。
しかし、多すぎるとかえって靭性を劣化させ、また窒化
処理前の加工性を低下させるので、Crは3.0%以下
■は0.4%以下とする。
S:0.03〜0.35%、Pb:0.05〜0.3%
、Bi:0.02〜0.2%、Se:0.03〜0.3
%、Te:0.01〜0.1%のうちから選ばれる1種
または2種以上S、Pb、Bi 、Se、Teはいずれ
も鋼の被剛性を改善するのに有効な元素であるので、S
は0.03%以上、pbはO,OS%以上、Biは0.
02%以上、Seは0.03%以上、Teは0.01%
以上のうちから選ばれる1種または2種以上を含有させ
る。しかし、多量に含有すると鋼の製造性、熱間加工性
あるいは靭性を害するので、Sは0.3596以下、P
bは0.3%以下、Biは0.2%以下、Seは0.3
%以下、Teは0.1%以下とする。そして、被削性向
上元素としてSを含有させる場合には、S含有量を0.
03〜0.35%の範囲としかっMn/Sが4以上であ
るように成分調整することが必要に応じて望ましく、S
を含有させない場合には不純物元素として0.615%
以下にしておくことがよ、り望ましい。
M o : 0 、05〜0.5%、Nb:0.01〜
0.2%、Ta:0.01 NO,2%のうちから選ば
れる1種または2種以上 Mo、Nb、Taはいずれも強度および靭性をより一層
高めるのに有効な元素であり、このような効果を得るた
めに、必要に応じて、Moは0.05%以上、Nbは0
.01%以上、Taは0.01%以上含有させるのもよ
い、しかし、多量に含有するとかえって靭性を低下させ
ることとなるので、含有させるとしてもMOは0.5%
以下、Nbは0.2%以下、Taは0.2%以下とする
のがよい。
P:0.10%以下 Pは多量に含有すると靭性を低下させるので、その上限
を0.10%とすることが望ましい。
A交:0.01%以下 AIは多量に含有すると被削性を低下させるので、その
上限を0.01%とすることが望ましい。
0  二 50 〜200ppm O含有量が極端に少なすぎると被削性をかえって低下さ
せることもありうるので、その下限を50ppmとする
ことも必要に応じて望ましい。
しかし、0含有量が多すぎると溶製性を低下させること
もありうるので、その上限を200ppmとすることも
必要に応じて望ましく、70〜180ppm程度とする
ことがとくに望ましい。
(実施例および比較例) 第1表に示す化学成分の鋼をそれぞれ50kg誘導溶解
炉で溶製したのち造塊し、分塊圧延および製品圧延した
あと切削試験片を採取して、第2表に示す条件の切削試
験に供した。この切削試験においては、切削速度V=5
0m/minでのドリル寿命を調べた。この結果を同じ
く第1表に示す、また、各供試材に対して570℃×5
時間の軟窒化処理を行い、軟窒化処理後において硬さH
v550以上が得られる有効硬化層深さを測定した。こ
の結果を同じく第1表に示す。
第2表 第1表に示すように1本発明鋼No、1−a〜No、6
−cは、いずれも切削速度50m/minでの工具寿命
(ドリル寿命)が各々対応する比較鋼No、  1〜6
に比べてむしろ優れているにもかかわらず、軟窒化処理
後にHv550が得られる有効硬化層深さが大であり、
窒化処理性に著しく優れていることが明らかである。そ
して、被削性を向上させるためにはSt、Al量を規制
するとともに0含有量をも調整するのがより望ましいこ
とが確かめられた。
[発明の効果] 以上説明してきたように、この発明による快削鋼は、重
量%で、C:0.15%以下、Si二0.15%以下、
M n : 0 、3〜1 、5%、およびCr : 
0 、2〜3 、0%、V:0.05〜0.4%のうち
から選ばれる1種または2種、さらにS:0.03〜0
.35%、Pb:0.05〜0.3%、Bi:0.02
〜0.2%、Se:0.03〜0.3%、Te:0.0
1〜0.1%のうちから選ばれる1種または2種以上、
必要に応じてM o : 0 、05〜0.5%、Nb
:0.01−0.2%、Ta:0.01〜0.2%のう
ちから選ばれる1種または2種以上、残部Feおよび不
純物からなるものであるから、被削性に著しく優れてい
るのはもちろんのこと、軟窒化処理や浸度窒化処理を含
む窒化処理性にも著しく優れたものであり、本発明によ
る快削鋼を電気通信機器用部品、精vEIa械用部品、
工作機械用部品、農業機械用部品、自動車部品、自転車
部品等々の素材として用いる場合にこれらの切削加工を
能率よりかつ高精度で行うことが可能になり、超硬部や
高速度工具型などの工具の寿命を大幅に延長することが
可能であって、寸法精度の向上。
工具コストの減少、工具交換頻度の低減などを実現する
ことが可能であるうえに、窒化処理を施すことによって
従来の快削鋼以上に大きな有効硬化層深さを得ることが
できるため、部品表面の耐摩耗性や疲労強度を著しく高
めることが可能であるという著大なる効果がもたらされ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)重量%で、 C:0.15%以下、 Si:0.15%以下、 Mn:0.3〜1.5%、 およびCr:0.2〜3.0%、V:0.05〜0.4
    %のうちから選ばれる1種または2種、 さらにS:0.03〜0.35%、Pb: 0.05〜0.3%、Bi:0.02〜0.2%、Se
    :0.03〜0.3%、Te:0.01〜0.1%のう
    ちから選ばれる1種または2種以上、 残部Feおよび不純物からなることを特徴とする窒化処
    理性に優れた快削鋼。 (2)S含有量が0.03〜0.35%でかつMn/S
    ≧4であることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項
    記載の窒化処理性に優れた快削鋼。 (3)不純物中においてP:0.10%以下であること
    を特徴とする特許請求の範囲第(1)項または第(2)
    項記載の窒化処理性に優れた快削鋼。 (4)不純物中においてAl:0.01%以下であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第(1)項ないし第(3
    )項のいずれかに記載の窒化処理性に優れた快削鋼。 (5)重量%で、 C:0.15%以下、 Si:0.15%以下、 Mn:0.3〜1.5%、 およびCr:0.2〜3.0%、V:0.05〜0.4
    %のうちから選ばれる1種または2種、 さらにMo:0.05〜0.5%、Nb: 0.01〜0.2%、Ta:0.01〜0.2%のうち
    から選ばれる1種または2種以上、 さらにまたS:0.03〜0.35%、Pb:0.05
    〜0.3%、Bi:0.02〜0.2%、Se:0.0
    3〜0.3%、Te:0.01〜0.1%のうちから選
    ばれる1種または2種以上、 残部Feおよび不純物からなることを特徴とする窒化処
    理性に優れた快削鋼。 (6)S含有量が0.03〜0.35%でかつMn/S
    ≧4であることを特徴とする特許請求の範囲第(5)項
    記載の窒化処理性に優れた快削鋼。 (7)不純物中においてP:0.10%以下であること
    を特徴とする特許請求の範囲第(5)項または第(6)
    項記載の窒化処理性に優れた快削鋼。 (8)不純物中においてAl:0.01%以下であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第(5)項ないし第(7
    )項のいずれかに記載の窒化処理性に優れた快削鋼。
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