JPS62270501A

JPS62270501A - 陽イオン性化合物とキサンタンゴムを含有する水性組成物

Info

Publication number: JPS62270501A
Application number: JP62052239A
Authority: JP
Inventors: ジヤンリユク・シユピゼ
Original assignee: Rhone Poulenc Chimie SA
Current assignee: Rhodia Chimie SAS
Priority date: 1986-03-10
Filing date: 1987-03-09
Publication date: 1987-11-24
Also published as: FR2600862B1; DK120187D0; EP0237418B1; EP0237418A2; US4999047A; DK120187A; NO870941D0; CA1291027C; JPH0411521B2; GR3000640T3; ES2016368B3; FR2600862A1; ATE54461T1; BR8701074A; NO870941L; EP0237418A3; DE3763605D1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】３発明の詳細な説明〔技術分野〕本発明は、陽イオン性有機化合物とキサンタンゴムを水
溶液状で含有する組成物に関する。さらに詳しくは、本
発明は、陽イオン性活性物質を含有する植物衛生管理用
（ｐｈｙｔｏｓａｎｉｔａｒｙ　）水性組成物を目的と
する。

〔従来技術とその間頭点〕

キサンタンゴムは、その増粘性、高い懸濁力及び特別の
流動手釣性質のために、各種の工業分野で、特に食品、
建築、繊維、塗料、製紙、化粧品、農業、石油工業など
において広く用いられている。

キサンタンゴムは、Ｄ−グルコース、Ｄ−マンノース及
びＤ−グルクロン酸単位とマンノース単位上に結合した
アセチル及びピルビン酸基とからなる陰イオン性のへテ
ロ多糖類である。ピルビン酸の割合は、用いた特定の菌
株、培地の組成、発酵及び抽出の条件などによって変動
し、工業用等級のものでは２，５〜４．９％である。

キサンタンゴムは、その陰イオン性のために、陽イオン
と一般に非相溶性であることが知られておシ、このこと
がその使用にあたって障害となっている。したがって、
農業の分野ではキサンタンゴムを、ペスチサイド効果を
持つ水溶性活性物質な含有する水性組成物の増粘剤とし
て又は微細状（［＋：性）の活性物質を含有する流１ｌ
ｊＪ性水性分散体の安定兼懸濁剤として使用することが
知られている。これらの浴液又は分散体は、２０〜６０
％の活性物質及び約ａ０２〜２％のキサンタンゴムを含
む濃厚物の形で市販されている。しかしながら、これら
の使用は、現在のところ、非イオン性又は陰イオン性の
活性物質に限られていた。

また、ある場合には、数回の操作を避けるために、水不
溶性ペスチサイドの希釈分散体と第四アンモ；ラム化合
物のような水溶性ペスチサイドとを混合したいと望む使
用者にとって特別の問題がある。事実、希釈された処方
物にいて、キサンタンゴムの濃度が低いと、それは、水
不溶性の太い繊維の形成によって示されるように第四ア
ンモニウム化合物と錯体を形成することが認められた。

また、錯体の形成がペスチサイド効果の低下を生じさせ
ることの他に、処方物を土壌に＠賢する間に、不溶性繊
維によって噴霧管が閉塞されるために大きな困難が生じ
ている。

〔発明が解決すべき問題点〕

したがって、本発明の主な目的は、キサンタンゴムによ
って増粘されかつ陽イオン性添加剤を含有し、そして沈
殿ヲ生じることなく希釈できる偽遡性の水性組成物を提
供することである。

特に、本発明は、水不溶性の微細状活性物質と水溶性陽
イオン性活性物質とを同時に含有する流動性の濃厚ペス
チサイド組成物であって、その水溶性部分が土壌に施用
するときに希釈しても閉塞性の沈殿を形成するほどに沈
殿しないような本のを提供すること上目的とする。

さらに、水不溶性の微細状ペスチサイド活性物質を含有
する流動性の濃厚分散体を入手することができ、そして
これらの分散体を任意に希釈しかつこれに沈殿ヲ生じさ
せることなく水溶性陽イオン性活性物質を添加できるこ
とが望ましい。

〔問題点を解決すべき手段〕

本発明者は、高希釈溶液状のキサンタンゴムと水溶性陽
イオン性物質との非相溶性がキサンタン分子に結合して
いるピルビン酸含量に依存することを見出した。

しかして、本発明による水性組成物は、少なくとも１ａ
ｆの水溶性陽イオン性有機化合物と約２％以下のピルビ
ン酸含量を有するキサンタンゴムを含有することを特徴
とする。

炭水化物を適当な微生物の作用によシ発酵させることに
よってキサンタンゴムヲ製造することは、多くの文献に
記載されている。例えば、米国特許第４０２Ｇ、２０４
号、同へ０２Ｇ、２０７号、同へ！ｉ９１，０６０号を
参照されたい。微生物としては、一般に、キサントモナ
ス属の細菌、特にキサントモナス・カンペストリス（Ｘ
ａｎｔｈｏｍｏｎａｓｃａｎｎｐｅｓｔｒｉｇ　）　　
が用いられるが、類似の本造のへテロ多梼類ヲ製造する
ものとして文献でリストされている他の微生物も用いら
れる。前記のように、キサントモナス属の通常の菌株は
、工業的に用いられる培養条件下では、２％よりも多い
ピルビン酸含量ヲ有するキサンタンゴムを生じる。

キサンタンゴムの脱ピルビン酸は、発酵液又は粉末よ〕
再構成した溶液を酸性Ｕで約９０℃以上の温度に加熱す
ることによって周知の態様で得ることができる〔カーボ
へイドレート・リサーチ（Ｃａｒｂｏｈｙｄｒ、　Ｒ＠
ｓ、　）　７６　、２７７−８０（１９７９））。

本発明の組成物に用いられるキサンタンゴムは、０〜約
２％のピルビン酸含量を示す。

キサンタンゴムと不溶性の錯体を形成する水溶性陽イオ
ン性化合物は、主として、塩化、臭化及び硫酸第四アン
モニウムのような第四アンモニウム化合物で代表される
。ヘテロ多糖類と反応する第四アンモニウム化合物の代
表的な例は、米国特許第４１６へ６０２号に記載されて
いる。疎水性を与えるアルキル鎖と二官能性の第四アン
モニウム基を持っている第四アンモニウム化合物が不溶
性錯体を形成するのに特に適している。

陽イオン性化合物、特に第四アンモニウム化合物は、各
種の用途に用いられている表面活性剤であってよい。

植物衛生管理の領域において第四アンモニウム化合物は
、殺細菌剤、殺菌剤、除草剤、植物生長１４節剤として
用いられている。代表的な市販製品としては、臭化ラウ
リルジメチルペンシルアンモニウム、二塩化ｔ１’−ジ
メチル−４，４′−ビピリジニウム（即ち、パラコート
）、ジメチル硫酸１＋１２−ジメチル−４，４′−ビピ
リジニウム、二臭化１１′−エチレン−２，２′−ビピ
リジニウム（即ち、ジコート）、メチル硫酸ｔ２−ジメ
チル−へ５−ジフェニルピラゾリウム（即ち、ジフエン
ゾコート）、塩化２−クロルエチルトリメチルアンモニ
ウム（即ち、クロルメコート）、臭化１−アリル−１−
（３，７−シメチルオクチル）ピペリジニウム（即ち、
ピプロクタニル）などがあげられる。

キサンタンゴム及び陽イオン性化合物は、考慮される当
該技術の分野で用いられる通常の量で存在させる。

本発明は、組成物のマイナー成分であるキサンタンゴム
の安定化を主な目的とするものであるので特定の使用ｔ
ｈｔヲ要件とするものではない。

キサンタンゴムは、一般的には、α００５〜２％の童で
存在させる。さらに有利には、希釈された組成物は、ｌ
１１％以下の蛍でキサンタンゴムを含有する。陽イオン
性化合物の量は、非常に広い範囲で、例えば希釈された
溶液についてはα０１〜２．５％、濃厚物については２
５〜７０％の間で変えることができる。

また、本発明に従うペスチサイド組成物は、水不溶性の
微細状活性物質並びに必要ならば界面活性剤、消泡剤、
凝固点降下剤などのような通常の添加剤を含有できる。

本発明の組成物は、成分を攪拌混合するだけで製造する
ことができる。組成物は、少なくとも１種の陽イオン性
有機化合物と水溶性キサンタンゴムを含有する希薄な又
は濃厚な溶液又は懸濁液の形で提供できる。そのために
は、まずキサンタンゴムを水に溶解し、次いで水溶性陽
イオン性化合物、場合によっては微細状の不溶性化合物
、そして必要ならに慣用の添加剤ｔｌＡ加することが好
ましい。また、各棟成分を含有する濃厚物を作シ、次い
でこれを施用する場所で所要の濃度に希釈することがで
きる。

また、本発明に従う希釈された形で噴霧によシ施用でき
る植物衛生ｔ＃理用組成物は、ペスチサイド効果を持つ
不溶性活性物質をキサンタンゴムで増粘された液体に懸
淘状で含有する濃厚物を希釈し、そしてはスチサイド効
果を持つ水溶性陽イオン性活性物質を所要濃度まで可溶
化することによって製造することができる。

実施例以下の実施例において、２％以下のピルビン酸含ｆｉｉ
ヲ有するキサンタンゴムの希釈水溶液と第四アンモニウ
ム陽イオン性化合物との相容性を例示する。

例　　１３．３％のピルビン酸を含むキサンタンゴムよシ出発し
ているいろな酸加水分解によっているいろなピルビン酸
含量を有するロットを製造した。

ピルビン酸含量（キサンタンゴム１００Ｉｉ当シのピル
ビン酸のｌｉ数）は、加水分解されたキサンタンゴムに
対する反応体として２．４−ジニトロフェニルヒドラジ
ン管用いて比色定量法によって定置した。

各ロフト管用いて０１％、α０５％及びα００５％濃度
の水溶液を調製した。溶液のそれぞれに、二塩化１．１
′−ジメチル−４，４′−ビピリジニウム（パラコート
）の１０％水溶液をａｏｌ及びａ２％の活性物質濃度金
得るように、攪拌しながら添加シた。キサンタンゴムと
第四アンモニウム化合物との錯体の洗絨は、あるとすれ
ば、不溶性の長い繊維の形で直ちに生ずる。

各試験の差異及び目視観察を以下の表に示す。

次のことがわかる。

・（Ｌ１％のキサンタンゴム濃度では、キサンタンゴム
は、ピルビン酸含量の如何にかかわらず、ここで用いた
童のパラコートと相溶性である。

・一定のピルビン酸含量では、相溶性は、キサンタンゴ
ム濃度に逆比例して減少する。

・錯体の形成は、ピルビン酸含量の減少とともに減少す
る。１７％以下のピルビン酸含量については、キサンタ
ンゴムは濃度に関係なくパラコートと相溶性であるとみ
なされる。いくつかの試験で詔められたそれほど多くな
い細く短い繊維の存在は、溶液１ｍｍによって施用する
にあた）障害とはならない。

表１＋　　：２關よりも長い繊維（粗大）　−相容性でない
ニ鮭−二（例１のキサンタンゴムのロフトを用いて、α０１重量％
の水溶液を調製した。各溶液に一定量の臭化ラウリルジ
メチルベンジルアンモニウム（七カｋｆ１５０　）ｉｌ
ｌｏ　１〜１　％０）ｆｆ３性物ＩＲｍ度’ｉｓるよう
に溶解した。錯体の沈殿についての結果を表２に示す。

表　　２十　　：２鴎よシも長い繊維（粗大）が存在する　−相
溶性でない例　　５下記の処方のアトラジン（２−クロル−４−エチルアミ
ノ−６−イソプロビルアミノ−１，３，５−トリアジン
）の濃厚な流動性懸濁液を調製した。

アトラジン　　　　　　　　　４０１／ノ陰イオン界面
活性剤　　　　　　５０１ｉ／１キサンタン（ピルビン
酸１７％）　　　　　　　１．６ｆｉ／１水　　　　　
　　　　　　　　　　　１！とするに要する量この濃厚
流動性懸濁液の４０−を９４０−の蒸留水で希釈する。

これに２％のパラコート水溶液の２０−を添加した。不
溶性繊維の形成は何ら紹められなかった。

比較のため、３．４％のピルビン酸を含むキサンタンゴ
ムを用いることを除いて上記と同じ処方物は、同一希釈
条件でノＺラコートを添加した直後に太い繊維全学じた
。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）少なくとも１種の水溶性陽イオン性有機化合物と
約２％以下のピルビン酸含量を有するキサンタンゴムを
含有することを特徴とする水性組成物。
（２）陽イオン性化合物が第四アンモニウム化合物であ
ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の水性組
成物。
（３）陽イオン性化合物がペスチサイド効果を持つ活性
物質であることを特徴とする特許請求の範囲第１又は２
項のいずれかに記載の水性組成物。
（４）陽イオン性化合物が界面活性剤であることを特徴
とする特許請求の範囲第１又は２項のいずれかに記載の
水性組成物。
（５）キサンタンゴムの量が水性基材に対して０．００
５〜２重量％であり、陽イオン性化合物の量が０．０１
〜７０重量％であることを特徴とする特許請求の範囲第
１〜３項のいずれかに記載の水性組成物。
（６）キサンタンゴムの量が０．００５〜０．１重量％
であり、陽イオン性化合物の量が０．０１〜２．５重量
％であることを特徴とする特許請求の範囲第５項記載の
水性組成物。
（７）２％以下のピルビン酸含有率を有するキサンタン
ゴム、水溶性陽イオン性活性物質及び安定して分散して
いる水不溶性の微細状活性物質を含有することを特徴と
する水性ペスチサイド組成物。