JPS62267434A - Ｎｉ−Ｔｉ系形状記憶合金焼結体の製造方法 - Google Patents
Ｎｉ−Ｔｉ系形状記憶合金焼結体の製造方法Info
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- JPS62267434A JPS62267434A JP10929186A JP10929186A JPS62267434A JP S62267434 A JPS62267434 A JP S62267434A JP 10929186 A JP10929186 A JP 10929186A JP 10929186 A JP10929186 A JP 10929186A JP S62267434 A JPS62267434 A JP S62267434A
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- Powder Metallurgy (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の目的
（産業上の利用分野］
本発明は、Ｎｉ−Ｔｉ系形状記憶合金からなる焼結体の
′！Ａ造方法の改良に関する。
′！Ａ造方法の改良に関する。
［従来の技術ｌ
Ｎｉ−Ｔｉ系形状記憶合金は、一般にＮ１５５％、残部
がｌｉを主体としだ全屈間化合物であるが、加工が可能
である。 とはいえ、冷間加工性はｌｉやＴｉ合金にく
らべて劣るから、均質な材料を得るためには焼鈍加工を
何度も繰り返ず必要があり、これがコストを異常に高く
する。
がｌｉを主体としだ全屈間化合物であるが、加工が可能
である。 とはいえ、冷間加工性はｌｉやＴｉ合金にく
らべて劣るから、均質な材料を得るためには焼鈍加工を
何度も繰り返ず必要があり、これがコストを異常に高く
する。
また、Ｎｉが５０〜５２原子％付近でマルテンサイト変
態温度が急激に降下し、物性が大きく変化することが知
られている。 このような組成による変態温度の急激な
変化を避けるために、Ｃ１３０％までと、ｌ、Ｍｎ、Ｂ
、Ｚｒ、ＧＯ。
態温度が急激に降下し、物性が大きく変化することが知
られている。 このような組成による変態温度の急激な
変化を避けるために、Ｃ１３０％までと、ｌ、Ｍｎ、Ｂ
、Ｚｒ、ＧＯ。
ＣｒおよびＦｅの少なくとも１種を５．０％以下含有さ
せることにより、変態点をコントロールし、加工性を向
上できることが知られている（特開昭５３−２８５１８
号）。 この場合でも得られる合金の機械加工性は悪く
、たとえばパイプ状に加工することは、材料の歩留りが
低いだけでなく、バイトの摩耗が大きいために非常なコ
スト高を招いている。
せることにより、変態点をコントロールし、加工性を向
上できることが知られている（特開昭５３−２８５１８
号）。 この場合でも得られる合金の機械加工性は悪く
、たとえばパイプ状に加工することは、材料の歩留りが
低いだけでなく、バイトの摩耗が大きいために非常なコ
スト高を招いている。
このような問題を解決するため、溶製材料の使用を断念
して粉末冶金法によることにし、Ｎｉ −Ｔｉ系粉末を
ＨＩＰ（熱間静水圧プレス）により加熱成形する方法（
特開昭５６−１０５４４１号）や、１−；、Ｎｉなとの
粉末を混合してホットプレスにより成形する方法（特開
昭５８−６０９５＠など）が提案されている。 しかし
、これらの方法は、いずれも熱間でのプレス工程を含む
から、そのための特殊な設備を必要とし、コストアップ
が避Ｃプられない。 このことはまた、通常のプレス−
焼結工程では焼結体内外の空孔を完全にはなくせないこ
とを意味する。
して粉末冶金法によることにし、Ｎｉ −Ｔｉ系粉末を
ＨＩＰ（熱間静水圧プレス）により加熱成形する方法（
特開昭５６−１０５４４１号）や、１−；、Ｎｉなとの
粉末を混合してホットプレスにより成形する方法（特開
昭５８−６０９５＠など）が提案されている。 しかし
、これらの方法は、いずれも熱間でのプレス工程を含む
から、そのための特殊な設備を必要とし、コストアップ
が避Ｃプられない。 このことはまた、通常のプレス−
焼結工程では焼結体内外の空孔を完全にはなくせないこ
とを意味する。
［発明が解決しようとする問題点］
本発明の目的は、熱間プレス装置のような特殊な設備を
必要としないで、Ｎｉ−Ｔｉ系形状記憶合金の焼結体の
空孔を完全にみたしたものを、低減されたコストで製造
できる方法を提供することにある。
必要としないで、Ｎｉ−Ｔｉ系形状記憶合金の焼結体の
空孔を完全にみたしたものを、低減されたコストで製造
できる方法を提供することにある。
発明の構成
［問題点を解決するための手段］
本発明のＮｉ−７ｉ系形状記憶合金焼結体の製造方法は
、Ｎ１およびｌｉを主成分とし、ＡｆＪ。
、Ｎ１およびｌｉを主成分とし、ＡｆＪ。
Ｍｎ、Ｂ、Ｚｒ、Ｖ、Ｇｏ、 ＣｒおよびＦｅの１種ま
たは２種以上：５．０％以下を含有し、残部不可避の不
純物からなる合金粉末原料を加圧成形して圧粉体を形成
し、この圧粉体を焼結することからなり、焼結に際して
圧粉体の空孔にＣｕを含浸させてＣｕ ：０．０５〜
３０％を含有する焼結体を１ｑることを特徴とする。
たは２種以上：５．０％以下を含有し、残部不可避の不
純物からなる合金粉末原料を加圧成形して圧粉体を形成
し、この圧粉体を焼結することからなり、焼結に際して
圧粉体の空孔にＣｕを含浸させてＣｕ ：０．０５〜
３０％を含有する焼結体を１ｑることを特徴とする。
Ｎｉ−Ｔｉ系合金粉末を加圧成形してなる圧粉体にＣｕ
を含浸させる第一の手法は、この圧粉体をＣｕ溶揚中に
浸漬することである。 圧粉体の取扱いのため必要があ
れば、いったん仮焼結したのち前記のようにＣ１溶湯中
に浸漬することもできる。 別法としては、圧粉体の内
外をＣｕ粉またはＱｕ板で覆い、圧延成形加工と焼結を
同時に行なうこともできる。 いずれの方法をえらぶか
は、焼結体の形状、寸法、圧粉体の成形条件その他の因
子にもとづいて決定すればよい。
を含浸させる第一の手法は、この圧粉体をＣｕ溶揚中に
浸漬することである。 圧粉体の取扱いのため必要があ
れば、いったん仮焼結したのち前記のようにＣ１溶湯中
に浸漬することもできる。 別法としては、圧粉体の内
外をＣｕ粉またはＱｕ板で覆い、圧延成形加工と焼結を
同時に行なうこともできる。 いずれの方法をえらぶか
は、焼結体の形状、寸法、圧粉体の成形条件その他の因
子にもとづいて決定すればよい。
焼結処理は、圧粉体へＣｕを含浸させたのち、または含
浸と同時に、通常は真空中またはアルゴンガスのような
不活性雰囲気中、１１００〜１２ｏｏ’ｃの温度に３〜
５時間加熱することによって行なう。 仮焼結は、７０
０℃程度の低温で、１〜３時間行なえば十分である。
浸と同時に、通常は真空中またはアルゴンガスのような
不活性雰囲気中、１１００〜１２ｏｏ’ｃの温度に３〜
５時間加熱することによって行なう。 仮焼結は、７０
０℃程度の低温で、１〜３時間行なえば十分である。
圧粉体に含浸させるＣｕは、Ｎｉ−Ｔｉ系形状記・ｎ合
金の特性を損わずに、圧粉体の空孔をふさぎ、焼結体の
強度を高めて加工時に；Ｊ３ける割れの原因を解消し、
被削性を高める効果がある。 焼結に先立ってＣｕを含
浸した場合は、以後の圧粉体の取扱いを容易にする。
従って、圧粉体は、最初からＣｕの一部を含有する合金
原料を使用して、すなわら含浸によるＣｕの増加分をあ
らかじめ減じておいた合金原お１を使用して、製造して
もよい。 「含浸」とは、そのような場合を包含する
。 もちろ／ν、Ｃｕの全ｍを含浸により与えてもよい
。 ＡｆＪ、Ｍｎ 、Ｂ、Ｚｒ 、Ｖ、Ｃｏ 。
金の特性を損わずに、圧粉体の空孔をふさぎ、焼結体の
強度を高めて加工時に；Ｊ３ける割れの原因を解消し、
被削性を高める効果がある。 焼結に先立ってＣｕを含
浸した場合は、以後の圧粉体の取扱いを容易にする。
従って、圧粉体は、最初からＣｕの一部を含有する合金
原料を使用して、すなわら含浸によるＣｕの増加分をあ
らかじめ減じておいた合金原お１を使用して、製造して
もよい。 「含浸」とは、そのような場合を包含する
。 もちろ／ν、Ｃｕの全ｍを含浸により与えてもよい
。 ＡｆＪ、Ｍｎ 、Ｂ、Ｚｒ 、Ｖ、Ｃｏ 。
ＯｒおよびＦｅからえらぶ元素は、合金粉末に最初から
添加しておくのが得策である。
添加しておくのが得策である。
［作 用Ｉ
Ｃｕの含浸により、圧粉体の空孔が完全にふさがれるか
ら、焼結体の強度が増し、加工性も向上する。 ざらに
、Ｃｕの含浸には熱間プレス装置のような特殊な設備は
必要なく、そのための工程を省くことができる。
ら、焼結体の強度が増し、加工性も向上する。 ざらに
、Ｃｕの含浸には熱間プレス装置のような特殊な設備は
必要なく、そのための工程を省くことができる。
［実施例１１
Ｎｉ：５５％およびＢ：０．３％を含有し残部Ｔｉから
なる合金粉末を、外径１５０ｍのロールを２本そなえた
粉末圧延機で直接圧延して、厚さｌｓＸ幅１００ｍＸ長
ざ３００跡の薄板を製作した。
なる合金粉末を、外径１５０ｍのロールを２本そなえた
粉末圧延機で直接圧延して、厚さｌｓＸ幅１００ｍＸ長
ざ３００跡の薄板を製作した。
この薄板をＣｕ溶潟中に１０分間浸漬し、Ｃｕを含浸さ
せた。 このＣｕ含浸５５％Ｎｉ −ｌｉ合金薄板を、
真空中１１５０’Ｃで５時間加熱して焼結をした。
せた。 このＣｕ含浸５５％Ｎｉ −ｌｉ合金薄板を、
真空中１１５０’Ｃで５時間加熱して焼結をした。
ついで、焼結体を冷間で圧延することにより、厚さ０．
３％の薄板をえた。 焼結体の冷間加工性は、きわめて
良好でめった。 この材料のＣｕ合石工は５．３％、変
態点Ａｆは６７°Ｃであり、形状記憶特性は良好であっ
た。
３％の薄板をえた。 焼結体の冷間加工性は、きわめて
良好でめった。 この材料のＣｕ合石工は５．３％、変
態点Ａｆは６７°Ｃであり、形状記憶特性は良好であっ
た。
［実施例２］
Ｎｉ−Ｔｉ合金（Ｎｉ ５５％）粉末にＺｒ粉末（５％
）とＣｕ粉末（２％）とを混合し、プレス成形により内
径６１Ｍ１、外径１０ｍのパイプを製作した。
）とＣｕ粉末（２％）とを混合し、プレス成形により内
径６１Ｍ１、外径１０ｍのパイプを製作した。
このパイプをＣｕ溶湯に浸漬してＣ０を含浸させたのち
、真空中１２００℃に５時間加熱して焼結し、外径８ｍ
、内径４ｍのパイプを１ｑだ。 この材料のＣＬＪの含
有量は４．５％、変態温度は一２３°Ｃであった。
、真空中１２００℃に５時間加熱して焼結し、外径８ｍ
、内径４ｍのパイプを１ｑだ。 この材料のＣＬＪの含
有量は４．５％、変態温度は一２３°Ｃであった。
［実施例３］
Ｎｉ−７ｉ系合金（Ｎｉ５５％〉粉末にＺｒ粉末（１％
）を混合し、実施例３と同様にプレス成形によって内径
６Ｍ、外径１０ｍのパイプを製作した。
）を混合し、実施例３と同様にプレス成形によって内径
６Ｍ、外径１０ｍのパイプを製作した。
このパイプを真空中７００℃に３時間加熱して仮焼結を
行なったのち、Ｃｕ溶湯に浸漬してＣｕを含浸させた。
行なったのち、Ｃｕ溶湯に浸漬してＣｕを含浸させた。
ざらに真空中１２００℃に５時間加熱して焼結し、外径
１２ＩｎＩｎ、内径１０ｍのパイプを得た。
１２ＩｎＩｎ、内径１０ｍのパイプを得た。
この材料のＣＬＪの含有量は２％、変態温度はＯ′Ｃで
あった。
あった。
［実施例４１
Ｎｉ扮末（５５％）、スポンジＴｉ （４４％）および
Ｍｎ粉末（１％）を混合し、実施例１と同様に圧延して
、薄板（１＃Ｘ １００ｍＸ ３００ｍ＞を製作した。
Ｍｎ粉末（１％）を混合し、実施例１と同様に圧延して
、薄板（１＃Ｘ １００ｍＸ ３００ｍ＞を製作した。
この薄板をＣｕ粉末を敷いた基板にのせ、さらに上から
Ｃｕｔ１５′）をふりかけて覆い、真空中１２００℃に
５時間加熱して焼結を行なった。
Ｃｕｔ１５′）をふりかけて覆い、真空中１２００℃に
５時間加熱して焼結を行なった。
焼結体の冷間加工を行なって、厚さ０．３履の薄板を得
た。 この薄板のＣｕ含有ωは３％、変態点（Ａｆ）５
°Ｃであり形状記憶特性は良好であった。
た。 この薄板のＣｕ含有ωは３％、変態点（Ａｆ）５
°Ｃであり形状記憶特性は良好であった。
発明の効果
本発明のｘｒ−Ｔ；系形状記憶合金の焼結体の製造方法
に従えば、溶ｒ！Ａ祠を切削する場合とちがって、材料
のロスが少なく所望の形状の最終製品が１できるという
粉末冶金法の利益は、そのまま享受できる。 その上で
、焼結体の強度が増大し、！ｆＬ３ｉＭなとの加工が容
易になり、ざらに被削性が向上する。 Ｃｕ含浸後の圧
粉体は、崩れる心配なく取扱うことができる。 実施に
熱間のプレス設描を必要としないから、製造コストは低
い。
に従えば、溶ｒ！Ａ祠を切削する場合とちがって、材料
のロスが少なく所望の形状の最終製品が１できるという
粉末冶金法の利益は、そのまま享受できる。 その上で
、焼結体の強度が増大し、！ｆＬ３ｉＭなとの加工が容
易になり、ざらに被削性が向上する。 Ｃｕ含浸後の圧
粉体は、崩れる心配なく取扱うことができる。 実施に
熱間のプレス設描を必要としないから、製造コストは低
い。
Claims (4)
- （１）ＮｉおよびＴｉを主成分とし、Ａｌ，Ｍｎ，Ｂ，
Ｚｒ，Ｖ，Ｃｏ，ＣｒおよびＦｅの１種または２種以上
：５．０％以下を含有し、残部不可避の不純物からなる
合金粉末原料を加圧成形して圧粉体を形成し、この圧粉
体を焼結することからなり、焼結に際して圧粉体の空孔
にＣｕを含浸させてＣｕ：０．０５〜３０％を含有する
焼結体を得ることを特徴とするＮｉ−Ｔｉ系形状記憶合
金焼結体の製造方法。 - （２）圧粉体をＣｕ溶湯中に浸漬してＣｕを含浸させた
のち焼結する特許請求の範囲第１項の製造方法。 - （３）圧粉体を仮焼結し、この仮焼結体をＣｕ溶湯中に
浸漬してＣｕを含浸させる特許請求の範囲第１項の製造
方法。 - （４）圧粉体をＣｕ粉またはＣｕ板で覆い、焼結と同時
にＣｕを圧粉体に含浸させる特許請求の範囲第１項の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10929186A JPH0660324B2 (ja) | 1986-05-13 | 1986-05-13 | Ｎｉ−Ｔｉ系形状記憶合金焼結体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10929186A JPH0660324B2 (ja) | 1986-05-13 | 1986-05-13 | Ｎｉ−Ｔｉ系形状記憶合金焼結体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62267434A true JPS62267434A (ja) | 1987-11-20 |
| JPH0660324B2 JPH0660324B2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=14506451
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10929186A Expired - Lifetime JPH0660324B2 (ja) | 1986-05-13 | 1986-05-13 | Ｎｉ−Ｔｉ系形状記憶合金焼結体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0660324B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103862049A (zh) * | 2014-04-02 | 2014-06-18 | 四川大学 | Ni-Ti多孔材料微型零件及其烧结方法 |
| CN109822095A (zh) * | 2019-04-04 | 2019-05-31 | 哈尔滨工程大学 | 形状记忆合金颗粒增强铜基复合材料及制备方法 |
-
1986
- 1986-05-13 JP JP10929186A patent/JPH0660324B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103862049A (zh) * | 2014-04-02 | 2014-06-18 | 四川大学 | Ni-Ti多孔材料微型零件及其烧结方法 |
| CN109822095A (zh) * | 2019-04-04 | 2019-05-31 | 哈尔滨工程大学 | 形状记忆合金颗粒增强铜基复合材料及制备方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0660324B2 (ja) | 1994-08-10 |
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