JPS62265397A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、衣料用洗浄剤、食器洗い用洗浄剤、住居用洗
浄剤等広範囲に使用できる洗浄剤組成物に関し、特に油
汚れに対してすぐれた洗浄力を有する洗浄剤組成物に関
するものである。

〔従来の技術〕

現在市販されている多くの洗浄剤組成物は、アルキルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム、α−オレフィンスルホン
酸ナトリウムやアルキル硫酸ナトリウムなどの汎用のア
ニオン界面活性剤を含有している。これに対して文献上
は種々の界面活性剤が提案されており、特公昭４９−１
９２６号公報には、アミノアルカンスルホン酸塩が開示
されている。そして、該アミノアルカンスルホン酸塩は
、それ自身キレート作用を有しており、硬水中に於いて
カルシウムやマグネシウムイオンと錯塩を形成するため
トリポリリン酸塩やニトリロトリ酢酸塩等のキレート効
果を有するビルグーを使用しなくても良好な性能を有す
ると記載されている。また特願昭５９−２７０４７６号
にも、アルコキシスルホン酸塩、アシロキシスルホン酸
塩についてアミノスルホン酸塩と同様の記載がある。

確かに、アルカンスルホン酸塩誘導体は、アルキルベン
ゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ポリ
オキシエチレンアルキル硫酸塩等の汎用活性剤に比べ良
好な洗浄力を有してはいるが、単に該界面活性剤を用い
たのでは洗浄力、特に油汚れに対する洗浄力が未だ十分
でないという問題がある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従って、本発明は、それ自体すぐれた洗浄力を有する汎
用でない界面活性剤であるアルカンスルホン酸塩誘導体
の欠点である油汚れのような非極性汚れに対する洗浄力
を向上させた液体洗浄剤組成物を提供することを目的と
する。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、アルカンスルホン酸塩誘導体に特定の界面活
性剤を組合せ、両者の配合比率及び配合量を特定すると
ともに、有機アミンを特定量併用すると、上記問題点を
有効に解決できるとの知見に基づいてなされたものであ
る。

すなわち、本発明は、　　　　　　　　＼囚　一般式〔
工〕　： Ｒ，ＣＨ（ＣＨ２）、　ＣＨ３０５Ｍ 一般式〔ＩＩ〕　： （式中、Ｒ１はアルキル基、Ｒ２は水素又はアルキル基
を示し、Ｒ１とＲ２の炭素数の合計は６〜２３の範囲に
あり、Ｒ３及びＲ４は水素、炭素数１〜４のアルキル基
又はヒドロキシルアルキル基であり、Ｒ５は炭素数１〜
４のアルキル基又はアシル基である。またｎは１又は２
、Ｍはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム
、有機アミンを示す。）で表わされるアルカンスルホン
酸塩誘導体の群の中から選ばれる少なくとも１種の界面
活性剤と、 ０３）炭素数１２〜１６のα−オレフィンスルホン酸塩
、炭素数１２〜２４のインナーオレフィンスルホン酸塩
、アルキル（炭素数１０〜１６）硫酸塩、ポリオキシエ
チレン（平均重合度１〜１０）アルキル（炭素数１０〜
１６）エーテル硫酸塩、ポリオキシエチレン（平均重合
度１〜１０）アルキル（炭素数８〜１２）フェニルエー
テル硫酸塩、炭素数１０〜１４のアルキルスルホン酸塩
、炭素数１２〜１６のアルケニルスルホン酸塩、炭素数
１２〜１６のヒドロキシアルカンスルホン酸塩、アルキ
ル（炭素数８〜１２）ベンゼンスルホン酸塩、ポリオキ
シエチレン（平均重合度５〜３０）アルキル（炭素数１
０〜１６）エーテル及びポリオキシエチレン（平均重合
度５〜３０）アルキル（炭素数８〜１２）フェニルエー
テルの群から選ばれる少なくとも１種の界面活性剤 とを、成分内と成分０３）の割合囚／田）が７５／２５
〜２５／７５（重量比）で成分内と（Ｂ）との合計が　
　　□５〜５０重量％となるように含有し、かつ有機ア
ミンを３〜３０重量％含有することを特徴とする液体洗
浄剤組成物を提供する。

上記一般式ＣＩ）で表わされるアミノアルカンスルホン
酸塩は、例えばα−オレラインと不活性ガスで希釈され
たガス状の三酸化イオウとの反応により得られるサルト
ン〔■〕　： ＲＩＣＨ２ＣＩ（＝ＣＨ２＋ＳＯ３→Ｒ，ＣＨＣＨ２Ｃ
Ｈ２Ｏ−ＳＯ。

〔■〕

に対して、１級アミン又は２級アミンを反応させて製造
される。例えば、 〔■〕 の反応により製造される。

上記一般式〔ＩＩ〕で示されるアルカンスルホン酸誘導
体は、サルトンＣ１ｎ）に対してアルコール又はカルボ
ン酸塩を反応させて製造される。例えば、 ［ＩＩＩ］ 〔■〕 尚、上記式中、Ｒ，、Ｒ３、Ｒ，、Ｒ３は式（Ｉ）およ
びＣＩ［］と同じ意味を有する。

上記サルトンＣＩ［Ｉ）の代りに１，４−サルトンも使
用可能である。又、上記反応は、Ｒ２が水素の場合を示
したものであるが、Ｒ２が水素ではなくて、アルキル基
を有するものについては、原料として内部オレフィンか
ら得られたサルトンを用いることによって容易に製造さ
れる。

上記反応におけるアミンとしては、種々のものが使用可
能であるが、モノメチルアミン、ジメチルアミン、モノ
エチルアミン、ジエチルアミン、モノエタノールアミン
、ジェタノールアミンが好ましい。

上記反応におけるアルコール、カルボン酸塩としては、
種々のものが使用可能であるが、これらのうち、アルコ
ールとしてはメタノーノベエタノール、ｎ−プロパツー
ル、１ｓｏ−プロパツール、ｎ−ブタノール、１ｓｏ−
ブタノール、ｔｅｒｔ−ブタノールが好ましく、カルボ
ン酸塩としては、酢酸ナトリウム、プロピオン酸ナトリ
ウム、ｎ−酪酸ナトリウム、１ｓｏ−酪酸ナトリウムが
好ましい。

上記一般式〔ＩＤおよびＣＩＩ〕で表わされる化合物に
おけるＲ＋　、Ｒ２、Ｒ３、Ｒ４、Ｒｓは直鎖でも分枝
鎖を有、していてもよい。このうち、Ｒ１＋Ｒ２の合計
炭素数が１０〜１８のものが、なかでもＲ２が水素のも
のが特に好ましい。又Ｒ１、Ｒ＜　、Ｒｓ　は炭素数１
〜３が好ましい。Ｍとしては、ナトリウム、カリウム、
アンモニウム、モノエタノールアミン、ジェタノールア
ミン、トリエタノールアミンが好ましい。一般式〔■〕
および（ＩＤで示されるアルカンスルホン酸塩誘導体は
１種又は２種以上の混合物として使用される。

本発明では成分内に記載した一般式〔ＩＤおよび／また
は（ＩＩＩで表わされる化合物に対して、上記成分（ｌ
Ｂ）に記載の界面活性剤の１種又は２種以上の界面活性
剤を併用することを特徴とする。この際成分０３）の界
面活性剤としては、炭素数１４〜１６のα−オレフィン
スルホン酸塩、ポリオキシエチレン（平均重合度１〜５
）アルキル（炭素数１０〜１４）エーテル硫酸塩、炭素
数１４〜１６のアルケニルスルホン酸塩、炭素数１４〜
１６のヒドロキシアルカンスルホン酸塩、アルキル（炭
素数１２）ベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレン
（平均重合度１０〜１５）アルキル（炭素数１０〜１４
）エーテルを用いるのが好ましく、成分ｅ）の界面活性
剤の対イオンカチオンとしては、ナトリウム、カリウム
又はモノエタノールアミン、ジェタノールアミン、トリ
エタノニルアミンなどの有機アミンを用いるのが好まし
い。

本発明では、上記成分内と［Ｆ］）とを併用するに際し
て、成分内との）との含有比（Ａ）／ＣＢ）が７５／２
５〜２５／７５（重量比）、好ましくは７０／３０〜３
０／７０とすることが必要であり、かつ洗剤組成物に対
して成分内と（ｌＢ）の合計が３〜５０重量％（以下％
と略称する。）、好ましくは１０〜３０％となるように
含有させることが必要である。

つまり、両者の合計が３％未満では、洗浄力が不十分で
あり、一方５０％を越えると低温安定性が低下するから
である。

本発明では上記成分（４）伯）の他に有機アミンを３〜
３０％、好ましくは５〜２０％含有する。ここで有機ア
ミンとしては炭素数１〜１０、好ましくは２〜６のアミ
ンを用いるのが望ましい。

これらのうち、特にモノエタノールアミン、ジェタノー
ルアミン・、トリエタノールアミンが好ましく、これら
は１種又は２種以上の混合物として使用される。又、本
発明で規定する上記有機アミンの量には、成分（Ａ）Ｃ
Ｂ）等の界面活性剤の対イオンとして洗剤中に持ち込ま
れる分も含まれる。

本発明の洗浄剤組成物は、上記成分を含有することを必
須とし、種々のｐＨ域のものとして使用される。例えば
、原液ｐＨが９〜１３、好ましくは１０〜１２のものと
して使用される。このうち、例えば衣類用洗浄剤として
使用する場合には、洗浴のｐＨを９〜１２、好ましくは
、１０〜１１に調整できるように各種アルカリ剤、好ま
しくは有機アミンを添加する。

さらに、本発明の液体洗剤組成物の洗浄力および低温安
定性を向上させるために、エチレングリコール、ポリオ
キシエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリ
プロピレングリコールなどのポリオールや、エタノール
、パラトルエンスルホン酸塩などのハイドロトロープ剤
を含有させることができる。また酵素として、例えばタ
ンパク貿分解酵素、デンプン分解酵素、脂質分解酵素、
なかでも細菌由来のタンパク質、分解酵素、例えばアル
カラーゼ、サビナーゼ、エスペラーゼ、マキサターゼ、
ビオブラーゼなどを含有させることができる。これらに
加えて、液体洗浄剤組成物に含有させる常用成分、例え
ば顔料、色素、香料、殺菌剤、酸化防止剤等を含有させ
ることができる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、一般式（Ｉ）又は（ＩＩ）で表される
界面活性剤単独で使用する場合に比べ、特に非極性汚垢
の洗浄力を向上させることができる。

また本発明の液体洗浄剤組成物は、硬度水中でも極めて
優れた泡立、および良好な泡安定性を示すので、衣類用
洗剤、住居用洗剤、古新聞の脱墨剤などとして好適に使
用される。

次に実施例により本発明を説明するが、本発明はこれら
に限定されるものではない。

〔実施例〕

下記の界面活性剤（Ａ−１）、（Ｂ−１）及び表−１に
記載の成分を混合して、液体洗浄剤組成物を調製し、洗
浄性能について評価を行った。組成及び結果をまとめて
表−１に示す。尚、界面活性剤（Ａ−１”）、（Ｂ−１
）及び性能評価方法を次に示す。

Ｏ界面活性剤 界面活性剤 界面活性剤 （Ｂ−１）：ＣＩ４　α−オレフィンスルホン酸ナトリ
ウム Ｏ洗浄力評価方法 Ｕ　Ｓ　、　Ｔｅｓｔｉｎｇ社のＴｅｒｇ−〇−Ｔｏｍ
ｅｔｅｒを洗浄装置として使用し、オレイン酸コレステ
ロール汚垢布および洗浄メリヤス布を入れ浴比３０倍に
合わせ、１２Ｏｒｐｍで２５℃、１０分間洗浄する。

洗浄液は、洗浄剤濃度０．１％のものを９００ｍ１ｉ！
用い、すすぎは、９００ｍ１！の水で３分間行う。使用
水は３°ＤＨのものを用いた。洗浄力は次式で算出する
。

なお、使用したオレイン酸コレテスロール汚垢布は、オ
レイン酸コレステロール（東京化成）１５、８　ｇに油
化製指定のカーボン０．５ｇを加えよく練り、ベンゼン
（純正化学１級品）５００ｒｍに分散させ、この溶液に
油化製指定の綿布をつけ風乾して作成した。

尚、以下の実施例においても同様の方法で洗浄力を評価
した。

○液安定性評価方法 供試洗浄剤組成物２０−を試験管に入れ０℃で１力月保
存した後、外観を目視で観察し、均一透明なものをＯ印
、白濁又は相分離又は沈澱の生じているものをＸ印で表
わした。

表−１に示すように、（Ａ−１）／　（Ｂ−１）の比が
７５／２５〜２５／７５の範囲内にあり、アルカノール
アミンが５〜１０％添加されることにより、洗浄力が向
上することがわかる。

実施例２ 下記の各種界面活性剤を用いて、表−２に示す液体洗浄
剤組成物を調製し、洗浄性能及び低温安定性を調べた。

組成及び性能評価結果をまとめて表−２に示す。

界面活性剤 （Ａ　−２）　：　Ｃ＋５）１３＋ｃ）ＩＣＨ２ＣＨ２
ＳＯＪａＨＮＣＨ２Ｃ８２０Ｈ （Ｂ　　２）　　：　　ＣＩｓα−オレフィンスルホン
酸ナトリウム （Ｂ　　３）　　：　　Ｃ＋ｓα−オレフィンスルホン
酸モノエタノールアミン塩 （Ｂ−４）ニドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 、（Ｂ−５）：ポリオキシエチレン（Ｐ＝３）ドデシル
エーテル硫酸ナトリウム （Ｂ−６）：ポリオキシエチレン（Ｐ＝　１０　）ドデ
シルエーテル （Ｂ−７）：ポリオキシエチレン（Ｐ＝　１０　）ノニ
ルフェニルエーテル （Ｂ−８）Ｃ１□〜ＣＩ３アルキル硫酸ナトリウム表−
２より本発明品は、良好な洗浄力を示す液体洗浄剤組成
物であることがわかる。

実施例３ 下記の各種界面活性剤を用いて、表−３に示す液体洗浄
剤組成物を調整し、洗浄性能を調べた。

組成及び性能評価結果をまとめて表−３に示す。

界面活性剤 （Ａ　　６　）　：　　ＣＩＪｚ７Ｃ１ｌＣ）１２ｃＨ
２ｓＯＪａ（Ａ　−７）　：　　Ｃ１３Ｈ２７ＣＨＣＨ
ｚＣ）Ｉ２ＳＯＪａＣＨ３ （Ａ　−９）　　：　　　Ｃ＋Ｊ　２ｔＣＨＣＨ２ＣＨ
ｚＳＯＪａ０ＣＯＣＨ３ 表　　−３ 表−３より本発明品は、良好な洗浄力を示す液体洗浄剤
組成物であることがわかる。

実施例４ 下記に示す洗浄剤組成物を住居用洗剤として用い、換気
扇に付着した油汚れを除去したところ、良好な除去性能
を有することがわかった。

本発明洗浄剤組成物■ 界面活性剤　Ａ−１５％ Ｂ−５５％ モノエタノールアミン　　５％ エタノール　　　　　　　３％ 水　　　　　　　　　　　バランス 本発明洗浄剤組成物■ 界面活性剤　Ａ−３５％ Ｂ−３５％ モノエタノールアミン　　５％ エタノール　　　　　　　３％ 水　　　　　　　　　　　　バランス 手続補正帯 特許庁長官　黒　１）明　雄　殿 １、事件の表示　　昭和６１年特許願第１０８２２９号
２、発明の名称　　　　液体洗浄剤組成物３、補正をす
る者 事件との関係　　　出願人 名称　　（６７６）ライオン株式会社 ４、代理人

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （Ａ）一般式〔 I 〕： ▲数式、化学式、表等があります▼………〔 I 〕 一般式〔II〕： ▲数式、化学式、表等があります▼………〔II〕 （式中、Ｒ＿１はアルキル基、Ｒ＿２は水素又はアルキ
   ル基を示し、Ｒ＿１とＲ＿２の炭素数の合計は６〜２３
   の範囲にあり、Ｒ＿３及びＲ＿４は水素、炭素数１〜４
   のアルキル基又はヒドロキシルアルキル基であり、Ｒ＿
   ５は炭素数１〜４のアルキル基又はアシル基である。ま
   たｎは１又は２、Ｍはアルカリ金属、アルカリ土類金属
   、アンモニウム、有機アミンを示す。）で表わされるア
   ルカンスルホン酸塩誘導体の群の中から選ばれる少なく
   とも１種の界面活性剤と、 （Ｂ）炭素数１２〜１６のα−オレフィンスルホン酸塩
   、炭素数１２〜２４のインナーオレフィンスルホン酸塩
   、アルキル（炭素数１０〜１６）硫酸塩、ポリオキシエ
   チレン（平均重合度１〜１０）アルキル（炭素数１０〜
   １６）エーテル硫酸塩、ポリオキシエチレン（平均重合
   度１〜１０）アルキル（炭素数８〜１２）フェニルエー
   テル硫酸塩、炭素数１０〜１４のアルキルスルホン酸塩
   、炭素数１２〜１６のアルケニルスルホン酸塩、炭素数
   １２〜１６のヒドロキシアルカンスルホン酸塩、アルキ
   ル（炭素数８〜１２）ベンゼンスルホン酸塩、ポリオキ
   シエチレン（平均重合度５〜３０）アルキル（炭素数１
   ０〜１６）エーテル及びポリオキシエチレン（平均重合
   度５〜３０）アルキル（炭素数８〜１２）フェニルエー
   テルの群から選ばれる少なくとも１種の界面活性剤 とを、成分（Ａ）と成分（Ｂ）の割合（Ａ）／（Ｂ）が
   ７５／２５〜２５／７５（重量比）で成分（Ａ）と（Ｂ
   ）との合計が５〜５０重量％となるように含有し、かつ
   有機アミンを３〜３０重量％含有することを特徴とする
   液体洗浄剤組成物。