JPS6226483Y2 - - Google Patents

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JPS6226483Y2
JPS6226483Y2 JP1980051156U JP5115680U JPS6226483Y2 JP S6226483 Y2 JPS6226483 Y2 JP S6226483Y2 JP 1980051156 U JP1980051156 U JP 1980051156U JP 5115680 U JP5115680 U JP 5115680U JP S6226483 Y2 JPS6226483 Y2 JP S6226483Y2
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JP
Japan
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heat insulating
insulating base
foam
synthetic resin
base plate
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JP1980051156U
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JPS56151414U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、屋根下地あるいは外壁の下地板とし
て施工性と断熱性に富む断熱下地構造に関するも
のである。
建築、構築物においては、主柱、間柱、胴縁間
に断熱材を充填した断熱壁構造が普及している。
しかしながら、この種断熱材例えばガラス繊維は
自立性(保形性)に劣り、施工が容易でない欠点
があつた。またシージングボードを直接装着し、
断熱壁を形成する場合は、断熱材自体の熱伝導率
が0.045kcal/m・h・℃であり、とても断熱材
の主体となり得ない。その上、胴縁、貫間柱間
は、単なる空気層としてのみ機能し、結露発生個
所(空気の流通がないため)となる不利があつ
た。さらに最近は、合板と合成樹脂発泡体の複合
板、あるいはポリスチレンフオーム板をシージン
グボードと同様に装着した壁構造も拡大の一途を
辿つている。しかし、この場合は、従来の工法か
らしてサツシ部分の「おさまり」その他の部分で
別異の工法を付加しなければならない等の繁雑
な、かつ特殊部材等の製作を要する欠点があつ
た。また胴縁、間柱間の空気は滞留の状態であ
り、終局的には結露の発生源となる不利があつ
た。
本考案は、このような欠点を除去すると共に断
熱性と施工性を大幅に改善した断熱下地構造を提
案するものである。
以下に、図面を用いて、本考案に係る断熱下地
構造の一実施例を説明する。第1図は上記断熱下
地構造を示す平面図であり、は柱、2はハリ、
3は貫、4は筋違、5は断熱下地板で、真壁作り
とした断熱下地構造である。さらに説明すると断
熱下地板5は第2図a,bに示すように、硬質基
板6と合成樹脂発泡体(以下、単にフオームとい
う)7から形成したものである。すなわち硬質基
板6は下地板として必要な剛性、強度を有する例
えば、合板、パーチクルボード、シージングボー
ド、石膏ボード、木毛セメント板、木片セメント
板、ロツクウール板等からなる。その大きさは、
900×1800mmを標準とし、板厚が約3〜25mm程度
である。またフオーム7は硬質基板6と現場発泡
的にフオーム7の形成時の自己接着性を利用して
一体に形成し、主に断熱材および製造時の接着剤
として機能する。またフオーム7は、軽量にして
低い熱伝導率で、しかもある程度の脆性を具備す
るもので、例えばポリウレタンフオーム、ポリイ
ソシアヌレートフオーム、ポリウレアフオーム、
ポリスチレンフオーム、フエノールフオーム、塩
化ビニルフオーム、ポリエチレンフオーム等から
なる。なおフオーム7として接着性に欠ける素材
を用いる場合は成形体を所定大きさに形成し、こ
れを接着剤を用いて硬質基板6と一体化する。こ
のフオーム7の大きさは、硬質基板6と同じかそ
れより10〜60mmだけ狭く、その厚さは10〜105mm
程度である。もちろん、フオーム7は耐水性、耐
候性、耐湿性、耐腐食性に富むものである。さら
に、フオーム7には縦、横方向等に切目8,9を
設ける。この切目8,9は、例えば第2図aに示
すように硬質基板6の端縁6aと平行に、あるい
はbに示すように傾斜した状態で平行に設ける。
換言すれば、切目8,9はフオーム7を正方形状
(a図)、ひし形状(b図)、あるいは図示しない
が長方形等の複数のブロツク7aに分割し、柱
、ハリ2、筋違4等に合わせて、フオーム7を
断熱下地板5からブロツク7a単位で除去し、断
熱下地板5の「おさまり」をよくするためのもの
である。なお、切目8,9のピッチP1,P2は目的
により一定間隔、ランダム間隔等任意である。さ
らに切目8,9の深さはフオーム7の全厚みと同
じ深さであり、ブロツク7aを除去しやすくす
る。
次に、施工例につき簡単に説明する。
いま、第2図aに示す断熱下地板5を用い、第
1図に示すような真壁作りの断熱下地を形成する
と仮定する。まず、柱、ハリ2、貫3、筋違4
を組み合わせて枠体を形成する。次に、断熱下地
板5のフオーム7において、枠体に対面するブロ
ツク7aを除去(ハツチングで示した部分)し、
釘で図のように装着する。これによつて真壁は、
断熱性等を具備した下地構造が容易に形成でき
る。
以上、説明したのは、本考案に係る断熱下地構
造の一実施例にすぎず、第3図a〜cに示すよう
な断熱下地板5を用いることもできる。すなわち
a図はフオーム7の露出面に防水シート10を設
けた断熱下地板5であり、b図は防水シート10
を設けると共にその表面を小さな波状に形成し、
波トタン等にマツチするように形成した断熱下地
板5である。またc図は、硬質基板6の適宜位置
に複数個の通気孔11を穿設し、空気の流通を図
り、かつ通気孔部分に防水膜12を設けた断熱下
地板5である。その他図示しないが、フオーム7
にパーライト粒、硼砂、ガラス繊維等を添加した
フオーム7もこの考案に含むものである。さら
に、切目8,9は、曲線状に形成することもでき
る。
上述したように、本考案に係る断熱下地構造に
よれば、断熱材付の下地板をおさまりよく、容易
に施工できる特徴がある。また、本考案に係る断
熱下地構造に用いる断熱下地板の合成樹脂発泡体
は切目を縦横に設けると共に合成樹脂発泡体の全
厚みと同じ深さとした複数のブロツク材としたた
め、ブロツクの除去が非常に容易で、壁構造とし
た際の断熱性の低下割合を最小限とした特徴があ
る。さらに、断熱下地板のブロツクを除去した部
分がガイドとなるため、施工が容易となる。等の
特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る断熱下地構造の一実施例
を示す説明図、第2図a,bは構成材の1つであ
る断熱下地板を示す斜視図、第3図a〜cは断熱
下地板の変形例を示す説明図である。 ……柱、2……ハリ、3……貫、4……筋
違、5……断熱下地板、6……硬質基板、7……
合成樹脂発泡体、8,9……切目。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 硬質基板の一表面に合成樹脂発泡体を一体に形
    成し、該合成樹脂発泡体に対し合成樹脂発泡体の
    全厚みと同じ深さの縦横の切目を設けた断熱下地
    板の合成樹脂発泡体の切目によつて区分されたブ
    ロツクを、主柱、間柱、胴縁、貫、ハリ、筋違に
    沿つて除去して装着したことを特徴とする断熱下
    地構造。
JP1980051156U 1980-04-14 1980-04-14 Expired JPS6226483Y2 (ja)

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JP1980051156U JPS6226483Y2 (ja) 1980-04-14 1980-04-14

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JP1980051156U JPS6226483Y2 (ja) 1980-04-14 1980-04-14

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JPS56151414U JPS56151414U (ja) 1981-11-13
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5375905U (ja) * 1976-11-29 1978-06-24
JPS5386912U (ja) * 1976-12-20 1978-07-17

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