JPS62262350A - コマ収差補正を有するカラ−テレビジヨン表示管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、それらの軸が共平面上にあり、外囲器の壁
に備えられる表示スクリーン上に収束し、第１と第２の
偏向磁界を発生する偏向コイルを具える偏向ユニットの
手段で２つの相互に垂直な方向に前記表示スクリーンを
横切って操作表示管内で偏向される３つの電子ビームを
発生する真空外囲器中の“イン・ライン”形電子銃系を
具え、第１の偏向磁界の方向は前記平面に平行で、前記
電子銃系は表示スクリーンに面して端部にある２つの外
側ビームのまわりに位置する磁気的に透過性の材料の補
正要素を具えるカラーテレビジョン表示管に関するもの
である。

この形のカラーテレビジョン管は、米国特許第４．１９
６，３７０号に公知である。”イン・ライン”形の電子
銃系を組込んだカラーテレビジョン表示管の問題点はし
ばしば一般にラインおよびフィールドコマ収差誤差と呼
ばれるところのものである。

この誤差は表示スクリーン上３つの電子ビームにより走
査されるラスクーの大きさが異なることから明らかであ
る。これはそれぞれ水平および垂直偏向磁界に対する外
側電子ビームの中心位置のはずれに起因する。前述の引
用した特許明細占には部分的解決を与える数多くの特許
の内容が要約されている。これら解決は磁界整形の使用
からなっている。これらは電子銃の端部に取付けられる
磁界ｉ、！ｉｉ磁性のならびに／または防護性の環状で
板状の要素で、部分的に偏向磁界または電子ビーム通路
の部分に沿う偏向磁界を強めたり弱めたりする。

カラーテレビジョン表示管では種々の形の偏向ユニット
は電子ビームの偏向に使用される。“イン・ライン”電
子銃系を存する管のこれら偏向ユニットは大抵自己集束
である。しばしば使用される偏向ユニットの１つはハイ
ブリッド偏向ユニットと通常称せられるところのもので
ある。それは岐形ライン偏向コイルと環状フィールド偏
向コイルとを具えている。フィールド偏向コイル製造用
の巻回技術によりコイルを完全に自己集束となすことは
できない。一般にかかる巻回分布はある集束誤差が残り
、それはコマ収差と称せられる。このコマ収差誤差は例
えば中央ビームに対する外側ビームのより大きなラスタ
ー（水平と垂直）から明白である。中央ビームの水平お
よび垂直偏向は外側ビームのそれより小さい。なかんず
く前述の引用した米国特許第４，１９６，３７０号明細
書に記述されているごとく、これは外側ビームのまわり
に高い透磁率を存する材料（例えば、ミュー・メタル）
の要素を備えることで補正される。周辺磁界は外側電子
ビームの領域におけるこれら要素によってわずか遮蔽さ
れ、それでこれらビームはわずか偏向が少なくなりコマ
収差誤差が削減される。

この時２つの問題点が存在する。第１の問題点は外側ビ
ームの遮蔽は、これらビームがフィールド偏向コイル内
でフィールド非点収差が補正される領域でまたより小さ
い範囲で偏向されるという結果を生ずることである。（
樽形の負の６極）垂直偏向磁界は前偏向の恩恵により非
点収差補正のみを実行できるから、フィールド偏向コイ
ルの：ｌＹ点収差補正はより少な（なる。これは電子銃
全体をスクリーンからさらにはなしてそれ故コイルから
はなして位置させることにより補正され得るが、その結
果表示管はつくりっけの奥ゆきがより大きくなる。他の
解決はフィールド偏向コイルの偏向磁界での樽形成分を
大きくすることであるが、これは再び増大するコマ収差
の）１１１正を必要とする。

存在する第２の問題はフィールドコマ収差（Ｙコマ収差
）の補正が等方性でないということである。

いいかえれば、角（カド）の補正が垂直軸の端部におけ
る補正よりより小さい。これは垂直のビーム変位へのラ
イン偏向コイルの正の“　レンズ”作用に起因する（ラ
イン偏向についてはほぼ直角、フィールド偏向コイルも
対応するレンズ作用を有するが、関連する非等方性効果
には寄与しない）。

巻回分布を適応することによるかかる非等方性Ｙコマ収
差誤差の排除は、問題を複雑化し非等方性Ｘコマ収差を
屡々導入する。

本発明の目的はフィールドコマ収差誤差を垂直軸でも角
においてもかなり等しい１・ｎ囲に補正でき、補正され
るフィールドコマ収差のｍｍ当りのコマ収差補正がコイ
ルの巻回分布を著しく通用しなくともフィールド非点収
差への影響を削減できるカラーテレビジョン表示管を提
供せんとするものである。

この目的を達成するため冒頭に述べた形のカラーテレビ
ジョン表示管は、前記補正要素が外側ビームの実質的に
前偏向を受ける位置に置かれることを特徴とする。多く
の場合この前偏向はすくなくとも１ｍＩＩあらねばなら
ぬであろう。実際この補正要素が垂直方向に１から２ｍ
ｍの前偏向を外側ビームが受ける位置に置かれた時著し
い好結果が得られた。その結果（磁界遮蔽）要素同志は
偏向磁界中でさえより接近しておかれる。これに関連し
て本発明の実施態様は前記補正要素の軸位置が、第２の
偏向磁界用偏向コイルの電子銃側端部の軸位置より表示
スクリーンからさほどはなれていないことを特徴とする
。

本発明は垂直偏向磁界中の負の６構成分のフィールド非
点収差結果のみがこの６掻の領域での前偏向の恩恵によ
り動作し、補正要素がスクリーンにより近い時はあまり
影響されないという認識に基づいている。本発明はまた
非等方性Ｙコマ収差の問題は非等方性Ｙコマ収差のＺ依
存性を適切に利用することにより削減することができる
。

この依存性はコマ収差補正がライン偏向コイルにより構
成される“レンズ″から（Ｚ方向に）より離れている所
で効果のある時そのレンズ作用はより効果的で、そのた
めコマ収差補正はより強い非等方性特性をもたらすこと
を意味する。

通常より表示スクリーンにより接近した位置に補正要素
を置くために、（通常の）電子銃系は表示スクリーンに
より接近して位置することができる。本発明に関わる別
の態様は電子銃系を表示スクリーンの方へ延長すること
で、これは補正要素と集束間隙間距離が増加させられる
ことである。

通常の系ではこの距離は１０ｍｍより小さい。本発明の
一実施態様は、前記補正要素が電子銃系の集束間隙から
すくなくともｌｏｍｍの距離好適にはずっとさらに離れ
て置かれることを特徴する。本発明の範囲内で電子銃系
は異なった方法で延長される。

実際の方法は、前記表示スクリーンに面する電子銃系側
が、各々電子ビーム通過用孔を有する表示スクリーンか
ら離れた底面と該底面に面するふたを有する芯出しブツ
シュとを備え、補正要素がそのふたの上に取付けられて
いることを特徴とする。

もし補正要素がフィールドコマ収差の過補償をおこす時
は、本発明は別の補正手段を提供する。

それは別の補正要素が中央ビームの位置のまわりに置か
れ、その別の補正要素は外側ビームのまわりの補正要素
より表示スクリーンからよりはなれて位置することを特
徴とする。

本発明に関わる表示管は、ハイブリッド形の偏向ユニッ
トと組合わせて使用するのが非常に適切で、特にラスタ
ー補正がなくともすむ組合せが関係する時適切である。

以下図面を参照し本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明に関わる表示管の長手方向断面図を示す
。これは“イン・ライン”形のカラーテレビジョン表示
管である。表示窓２、円錐部３とネック部４から構成さ
れるガラス製外囲器１の中で、このネック部は３つの電
子ビーム６．７と８を発生しそれらの軸は偏向前は共平
面上にある集積化電子銃系５を収容する。中央の電子ビ
ーム７の軸は管軸９と一致する。表示窓２の内側には数
多くの螢光体要素の３つ組が備えられている。この要素
はラインまたはドツトからなっていてよい。

各３つ組は青色発光の螢光体からなる要素、緑色発光の
螢光体からなる要素と赤色発光の螢光体からなる要素を
具えている。組合わされるすべての３つ組は表示スクリ
ーン１０を構成する。螢光体ラインはビーム軸の前記平
面にほぼ垂直である。表示スクリーンの前面に位置して
電子ビーム６．７と８が通過できる数多くの延在孔１２
を有するンヤドウマスク１１があり、各ビームは１つの
色の螢光体要素のみに射突する。３つの共平面電子ビー
ムはライン偏向コイル１４．ヨーク・リング１５とフィ
ールド偏向コイル１６を具える偏向コイル系１３で偏向
される。

第２図は、第１図のカラーテレビジョン表示管に使用さ
れる電子銃系の一実施態様の斜視立面図である。電子銃
系は３つのカソード（図示されてない）が取付けられる
カップ状制御電極２ｏと共通の平板状第１のアノード２
１を有する。それらの軸が共平面上にある３つの電子ビ
ームは３つの電子ビームに共通な第２のアノード２２と
第３のアノード２３の助けで集束される。アノード２２
は３つのカップ状部品２４．２５と２６からなる。部品
２５と２６の開放端はともに接続されている。部品２５
は部品２４に対し共軸に位置している。アノード２３は
１つのカップ状部品２７を有し、その底面は、他のカッ
プ状部品の底面と同じく孔がおいている。アノード２３
はまた管のネック部で電子銃系の芯出し用に使用される
芯出しブツシュ２８を有している。この芯出しブツシュ
は図示されていない芯出しスプリングがその目的で備わ
っている。電子銃系の電極は通常の方法で腕木２９とガ
ラス棒３０で共に接続される。

芯出しブツシュ２８の底面は３つの孔３１．３２と３３
を有する。３つの孔４３，４４．４５を備えたふたを有
する鏡面の芯出しブツシュ４２が芯出しブツシュ２８に
面する。はぼ環状の補正要素３４．３４’が外側電子ビ
ーム用の孔４３と４５のまわりに備えられている。

芯出しブツシュ２８．４２は例えば深さ６．５　ｍｍで
、２９．１ｍｍのネック部直径を有する管では２２．１
ｍｍの外側直径と２１　、６ｍｍの内側直径とを有する
。芯出しブツシュ２８の底面での２つの隣接孔の中心間
距離は６．５ｍｍである。

第３ａ図は補正要素が芯出しブツシュ２８の底面に置か
れる通常の表示系で垂直軸端への偏向の場合の３つのビ
ームの倒立面図である。管の後部で赤色と青色は緑色よ
りより小さい範囲で偏向され、それでビームはスクリー
ン上で再び一致する。

第３ｂ図はスクリーンの角（カド）への偏向の場合の倒
立面図である。ライン偏向と一方のＧと他方のＲと８間
の距離の結果としてのレンズＬの集束効果の増大に起因
して、スクリーン上の緑色ビームは赤色と青色ビームよ
り角ではより遠く偏向されることはない。垂直軸位置に
対するこの結果は゛緑色のドループ（衰え）″　と称せ
られる。

第４ａ図は、第１図と第２図の表示系の場合の垂直軸端
への偏向での３つのビームの倒立面図で第３８図と類似
である。通常の系と比較して補正要素が前面へ１３ｍｍ
の所に置かれる。ここでも赤色と青色のビームは緑色よ
りより小さい範囲で偏向されるが、これは表示スクリー
ンにより近い軸位置でそうである。スクリーン上では見
られるごとく金蓋はもとの場合（第３ａ図）と等しいが
、レンズＬの領域ではそしてまたフィールド偏向磁界の
負の６極成分の領域では差はより小さい（時には軟磁性
“非点収差補正“部材の手段で発生される）。

第４ａ図でわかるがコイルの領域（はぼレンズＬの位置
）での赤色と青色のビームは通常位置（第３ａ図）より
より偏向される。この特別の偏向は、磁界６極のフィー
ルド非点収差結果がこの６極領域でのビームの偏向に比
例するということで重要である。より大きな偏向は同じ
非点収差結果を継続するにはより小さな垂直の６極磁界
が要求されることを意味する。

第４ｂ図は第１図と第２図の表示系の場合の表示スクリ
ーンの角への偏向での倒立面図で第３ｂ図と類似である
。レンズしの領域では一方の緑色ビームと他方の赤色と
青色ビーム間垂直距離はもとの情況（第３ｂ図）に対し
小さくなり、緑色のドループ効果はまた削減される。こ
れはスクリーンの角と垂直軸間Ｙコマ収差の相異がより
小さくなったことを意味する。第５ａ図は通常のコマ収
差補正系の平面図を示す。コマ収差補正要素３４．３４
’は芯出しブツシュ２８の底面に位置している。

第５ｂ図では芯出しブツシュ２８はふた２９を有しその
上にコマ収差補正要素３４．３４’が置かれている。

要素３４の大きさは、スクリーン上ではかって、第５ａ
図の場合とほぼおなしコマ収差補正レベルが得られるよ
うに適応される。

第５ｃ図では、コマ収差補正要素３４．３４’が置がれ
るさかさのカップ４２が芯出しブツシュ２Ｂにおかれて
いる。この場合にもまた（環状の）要素３４゜３４′の
大きさは所望のコマ収差補正レベルが得られるよう適応
させられる。

第５ｄ図には第３の形態が示されそこでは部品２７′が
延在しそれはもはや部品２６とは等しくない。部品２６
と２７は、２６と２７間間隙により形成される主しンズ
が対称となるよう通常はおなしである。部品２７は、芯
出しブツシュと部品２６と２７問および２６と２７′間
に形成される集束間隙それぞれとの間の距離が１０ｍｍ
以上の時、コマ収差補正改善の範囲で延長されると考え
られる。通常の系ではこの距離は常に１０ｍｍ以下であ
る。普通の値は約８１１Ｉ１１０この点でミニネック部
管および狭いネック部管の場合同じ高い電圧で動作する
時は、電子銃長がすべての通常の形の電子銃で多少とも
等しいということは注目されるべきことである。

第６ａ図と第６ｂ図は要素３４．３４’が必ずしも環状
でない場合を示す。第６ａ図と第６ｂ図に示されるよう
な形はラインコマ収差結果を補正できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に関わる表示管の長手方向断面図、 第２図は第１図示管の電子銃系の斜視立面図、第３ａ図
は通常の表示系の垂直軸端部への偏向におけるビーム通
路を示す図、 第３ｂ図は通常の表示系のスクリーン角への偏向におけ
るビーム通路を示す図、 第４ａ図は本発明に関わる表示系の垂直軸端部への偏向
におけるビーム通路を示す図、 第４ｂ図は本発明に関わる表示系のスクリーン角への偏
向におけるビーム通路を示す図、第５ａ図は通常の電子
銃の部分長手方向断面図、第５ｂ、５ｃ、５ａ図は本発
明に関わるカラーテレビジョン表示管用電子銃の実施態
様の３つの例を示す図、 第６ａ、６ｂ図は本発明の範囲内で使用されるコマ収差
補正要素の２つの形態を示す図である。 １・・・ガラス外囲器　　　２・・・表示窓３・・・円
錐部　　　　　　４・・・ネック部５・・・電子銃系 ６．７．８・・・３つの電子ビーム　　９・・・管軸１
０・・・表示スクリーン　　１１・・・シャドウマスク
１２・・・延在孔　　　　　　１３・・・偏向コイル系
１４・・・ライン偏向コイル　１５・・・ヨーク・リン
グ１６・・・フィールド偏向コイル ２０・・・制御電極 ２１．２２．２３・・・それぞれ第１．第２．第３のア
ノード２４．２５，２６．２７・・・カップ状部品２８
・・・芯出しブツシュ　　２９・・・腕木３０・・・ガ
ラス棒　　　　　３１，３２．３３・・・３つの孔４３
．４４．４５・・・３つの孔 ４２・・・鏡面の芯出しブツシュ ３４．３４’・・・補正要素 特許出願人　　　エヌ・ベー・フィリップス・フルーイ
ランペンファブリケン 代理人弁理士　　杉　　村　　暁　　査問　　弁理士　
　杉　　村　　興　　作ＦＩＧ、６ｂ ＋［Ｉ［ｌＴｌ婁箪只Ｗ箪１１？斤の「ｃ通常の）霊竿
全＃累１手　　続　　補　　正　　書 昭和６１年８月２５日 特許庁長官　　黒　　１）　明　　雄　殿１、事件の表
示 昭和６１年特許願第　１３５１０９号 ２、発明の名称 コマ収差補正を有するカラーテレビジョン表示管３、補
正をする者 事件との関係　特許出願人 名称　　　エヌ・ペー・フィリップス・フルーイランペ
ンファブリケン ４、代　理　人 を「（従来の）電子銃系」に訂正する。 ２、同第８頁第１６行、同第１３頁第１行および同第１
Ｆ頁第５行の［通常の系Ｊを「従来の系」に訂１■する
。 ３、同第１２頁第８行、同第１５頁第１９行および同第
１（真東１行の「通常の表示系」を「従来の表示Ｋに訂
正する。 ４、同第１４頁第５行の「通常のコマ収差補正系」を「
従来のコマ収差補正系」に訂正する。 ５、同第１５頁第９行の「通常の形の」を「従来の川の
」に訂正する。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、それらの軸が共平面上にあり、外囲器の壁に備えら
   れる表示スクリーン上に収束し、第１と第２の偏向磁界
   を発生する偏向コイルを具える偏向ユニットの手段で２
   つの相互に垂直な方向に前記表示スクリーンを横切って
   操作表示管内で偏向される３つの電子ビームを発生する
   真空外囲器中の電子銃系を具え、第１の偏向磁界の方向
   は前記平面に平行で、前記電子銃系は表示スクリーンに
   面して端部にある２つの外側ビームのまわりに位置する
   磁気的に透過性の材料の補正要素を具えるカラーテレビ
   ジョン表示管において、前記補正要素が外側ビームの実
   質的に前偏向を受ける位置に置かれることを特徴とする
   カラーテレビジョン表示管。 ２、前記補正要素の軸位置が、第２の偏向磁界用偏向コ
   イルの電子銃側端部の軸位置より表示スクリーンからさ
   ほどはなれていないことを特徴とする特許請求の範囲第
   １項に記載のカラーテレビジョン表示管。 ３、前記補正要素が電子銃系の集束間隙からすくなくと
   も１０ｍｍの距離に置かれることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項に記載のカラーテレビジョン表示管。 ４、前記表示スクリーンに面する電子銃系側が、各々電
   子ビーム通過用孔を有する表示スクリーンから離れた底
   面と該底面に面するふたを有する芯出しブッシュとを備
   え、補正要素がそのふたの上に取付けられていることを
   特徴とする特許請求の範囲第３項に記載のカラーテレビ
   ジョン表示管。 ５、別の補正要素が中央ビームの位置のまわりに置かれ
   、その別の補正要素は外側ビームのまわりの補正要素よ
   り表示スクリーンからよりはなれて位置することを特徴
   とする特許請求の範囲第１項に記載のカラーテレビジョ
   ン表示管。