JPS62258802A - ホイ−ルカバ−の装着装置 - Google Patents

ホイ−ルカバ−の装着装置

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JPS62258802A
JPS62258802A JP10270486A JP10270486A JPS62258802A JP S62258802 A JPS62258802 A JP S62258802A JP 10270486 A JP10270486 A JP 10270486A JP 10270486 A JP10270486 A JP 10270486A JP S62258802 A JPS62258802 A JP S62258802A
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JP
Japan
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wheel cover
mounting device
wheel
annular spring
press
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JP10270486A
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English (en)
Inventor
Isao Iida
飯田 功
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Marelli Corp
Original Assignee
Kanto Seiki Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B7/00Wheel cover discs, rings, or the like, for ornamenting, protecting, venting, or obscuring, wholly or in part, the wheel body, rim, hub, or tyre sidewall, e.g. wheel cover discs, wheel cover discs with cooling fins
    • B60B7/06Fastening arrangements therefor
    • B60B7/12Fastening arrangements therefor comprising an annular spring or gripping element mounted on the cover

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は車輌、特に乗用車用のホイールカバーに係り
、プラスチックス材で製造されるものにおいてのホイー
ルへの装着装置に関するものである。
〔従来の技術〕 プラスチックスのホイールカバーは形状デザインが自由
であり、錆びない、軽い、耐久性が良いなど数々の長所
をもつものであるが、その反面若干の短所も有している
その短所の第1は、プラスチックスの特性として応力の
かかった状態での形状の永年変化(クリープ)があり、
自己の弾性でホイールに圧着させておく方策による装着
装置には問題がある。そこで金属製のばねを補い装着す
る手段も採られるが、このばねとプラスチックス製の装
着部との係合は非常に繁雑となるのが常であった。この
係合の繁雑性は、ばねを複雑な形状に加工する必要を生
じ且つその組付けも困難となり、従って合理的生産方式
をとれず高価になることであり、又一方、ばねを比較的
単純な形状にすると、プラスチックスの装着部が複雑化
し成形との困難性を増し、或いはばね係合が不完全とな
り、ばね外れに対する信顆性の低下を招くなどの問題が
あった。これらの事象を示す文献としては、前者の例と
して特公昭54−13052号公報、特開昭56−16
3901号公報など、後者の例として特開昭54−72
824号公報などがある。
その第2は、プラスチックス材も種々あるが、ホイール
カバーの装飾性に適合する材質と、ホイールカバー装着
部の機能性に適合する材質とは異り、両方の特性を満足
する材質は(少くとも経済的には)得られないことであ
る。このような場合、所謂“使いわけ”方策を用いるの
が技術全般では通念となっているが、ホイールカバーで
はその接合もしくは組立手段に適当な手段が見出されて
いないためか、従来文献にも例を見ない。
〔発明の目的〕
この発明は、上記の双方の問題点を一挙に解決する手段
の提供を目的とするものである。
〔問題を解決する為の手段〕
この発明の要旨は、可撓弾性に優れた合成樹FPQfa
!Jrr+rT−芸W” Q 13− +J  +Ii
+ pv  +1士< b z用い、その材質特性を生
かしてホイールカバー装着の容易性、装着の確実性、さ
らには経済性を高めることができるホイールカバーの装
着装置である。
以下に本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
〔第1実施例〕 第1図と第2図はこの発明の第1実施例を示すもので、
第1図は1部分解斜視図、第2図は側断面図であるiこ
の例は本発明の最も単純で基本的な構成例を示すもので
ある。
ホイールカバー本体1にはホイール内方向に箱体11を
滓出せしめ抜孔111を穿って掛止部7を構成する。圧
着片21は、圧着頭212とばね溝213を有する柱体
211に脚部214を突出せしめ、掛構215と当面2
1Bを設けた断面形状のものである。この圧着片21は
射出成形法により製造することも可能であるが、押出形
帯より寸断して製造するときに量産性が高い。圧着片2
1は、その掛構215を抜孔111を通して掛止し、そ
のプラスチックス弾性を用いて当面216を箱体11の
前面に嵌着すると仮植立することができる。ここで環状
のばね3を周上の全ての圧着片21のばね溝213に張
渡すと、環ばね3の拡開力で圧着片21は遠心方向に付
勢され、植立状態は分解できない状態に組立てられる。
環ばね3については後に詳述するが、圧着片21を拘束
組付すると共に、主たる機能は第2図に示すようにホイ
ールカバーがホイール4のリム40内に装着されたとき
ハング部41に圧着片21の圧着類212を強圧して装
着するものである。
この発明の全般的効果は一括して後述することとし、こ
の実施例特有の効果は次のようなものがある。
a、ホイールカバー本体1は平面的な構造であり、型構
造も簡単であるから、廉価に大量に生産が可能である。
b、圧着片21は一定断面形の構造であるため、射出成
材は勿論、押出形機より寸断する合理的量産が可能であ
る。
C,ホイールカバー本体1と圧着片21とは別工程によ
る生産であるため、最適材の使いねけが自由である。イ
列えば、ホイールカバー本体1には成形性・経済性・装
価性に富む汎用プラスチックス材、圧着片21は摩擦特
性・機械的強靭性に富むエンジニアリング・プラスチッ
クス材を用いるなどの方策を自由に選択できる。
d、別工程で製造されるホイールカバー本体と圧着片2
1と更に環ばね3とは、互いにその特性を生かしつつ巧
みに係着構成されるので、著しく組立が容易であり且つ
組付は堅固である。
e、従って、−見別工程製造組立による繁雑な手段に思
われるこの発明の手数が、きわめて容易に合理的に実現
され、経済的にも特徴あ    jる効果が得られる。
〔第2実施例] 第3図〜第4図はこの発明の第2実施例を示す。第3図
は部分斜視図であり、圧着片の平面図を含む。第4図は
側断面図である。
この実施例は、第1実施例に、補強環[12及びこれに
連設されて拡止部5を構成する前板51、側板52を追
設したものである。又圧着片22のハンプ部(図示せず
)への当接部には肉抜凹部221を設は圧着類222,
222を分岐せしめた例を示す。それ以外の構造並びに
構成は第1実施例と同様であるから説明を省略する。
拡止部5の作用は、環ばね3(第3図では図示を略)の
ばね定数を小さく採り代りに撓み量を大きくして圧着力
を得るよう設定する場合ホイールカバーのホイールへの
装着操作時に圧着片が大きく拡開して装着操作を防げる
場合が生じるので、これを防止するためのものである。
また補強:ffl;1IFi2は、第1実施例にて述べ
たようにホイールカバー本体1は装着機能上は平面的な
もので支承ないがデザイン上も平板的なものを要すると
きにはホイールカバー全体の剛性が不足するので、これ
を補う場合に効果ある手段となる。
次に、圧着片22の圧着類222.222を分岐させた
ときは、バンブ部41に環ばね3の付勢力で押圧された
とき圧着類が互いに開いてホイールカバーの回動移動を
阻止するよう機能するものであると共に、圧着片22を
射出成形すると咎は、圧着頭部の“ひけ”を防止する働
きもするものである。
更に、拡止部5の前板51は、車輌の振動が過大である
ときホイールカバーにがかる加振力も過大となるが、こ
の振動は主に圧着片の柱体部の応力で受けられることと
なり、この部分の疲労となることが予想されるので、振
幅が過大となったときは前板51をホイールリム40に
当接せしめ、圧着片の柱体にかかる過大な応力を制限す
るものである。
このように第1実施例に加えて、この実施例では、環ば
ねの拡開が大なる場合にも、装着操作がしやすく、平板
的デザインでも剛性を高く得られ、車輌の急ブレーキ時
のホイールカバ−の回動も防止し得られ、更に圧着片柱
体の振動応力による疲労も低減し得る効果がある。
〔第3実施例〕 第5図乃至第7図はこの発明の第3実施例を示すもので
、第5図は斜視図、第6図は透視斜視図、第7図は側断
面図でホイールカバーの装着操作時の説明図である。
この実施例は前述の2つの実施例と比べ、圧着片23の
ホイールカバー本体1への掛止を垂直に採り、掛止橋絡
13に掛止するものである。このため、前実施例と同様
に抜孔132を用いてスライド型を使用しないホイール
カバー本体1の製造も可能であるが、デザイン上の要求
に応じて抜孔131を用い、見えがかり面(第5図で向
う側)に影響なく装着機能部を構成することができる。
なお、実施例は第2実施例と同じく補強yJf12、前
板51、側板52を有する例を示したが、第1実施例の
如く単純な構成をとるも勿論可能である。
この第3実施例の効果は第2実施例に揚げ六効果の他に
、掛止部が垂直であるためにラジアル方向の所要幅が少
なく、デザイン造形に及ぼす制約が少ない効果がある。
〔第4実施例〕 第8図と第9図はこの発明の第4実施例を示すもので、
第8図は装着部の斜視図、第9図はその頭部の断面斜視
図である。
ホイールカバー本体側には角孔141を設けた背板14
と一対の側板15とを一体に概略コ字形を成して植立さ
せ、圧着片24は圧着部241と深溝242を有する長
U字形で端部に一対の鉤部243.243を設けた断面
形状のものであり、このため深溝242を中心として開
閉弾性を有している。深溝242に環ばね3を係合させ
、上記開閉弾性を利用して前記角孔141に挿入すれば
上記鉤部243が角孔背面に当接して、環ばね3の拡開
によっても圧着片は拘束されつづけ即ち組立が完了する
ホイールカバーがホイール内に装着された状態では、圧
着部241はホイールのハング部に当接し、環ばね3に
バックアップされて圧着される。このとき圧着片24は
背板14の角孔141内に摺動して圧着ストロークを確
保されるものである。
なお、側板15の当面53は環ばね3の拡り止となり、
ホイールカバーの装着時の圧着片24の過剰は張出しを
制限し装着操作を容易にするものであり、又前面の当縁
61は車輌走行時の過剰な振動を受けたときリム内面に
当接してホイールカバーにかかる過剰な撮幅を制限する
作用をするものである。
この実施例の特徴は、圧着片が記述実施例よりも更に小
型であるため、高価な材質でも経済的に使用できること
、圧着ストロークをプラスチックス材の曲げ弾性に顆ら
ないために内部応力を小さく保ちうること、などの効果
がある。
〔第5実施例〕 第10図乃至第12図はこの発明の第5実施例を示すも
ので、第10図は圧着部の斜視図、箪11図はその頭部
の断面以2IJ図、箪12図は一変形例を示す断面斜視
図である。
ホイールカバー本体からは角孔161を有する背板16
を植立させると共に、これと若干の間隙を設けて支柱S
4を並立せしめる。背板16は(図示したように)必要
に応じて補強環帯12より継続一体化させることも可能
である。
圧着片25は圧着部251と溝252を中心とするU形
で、当面254と鉤部253により自己弾性を用いて上
記角孔161内に嵌着する。このときあらかじめ環ばね
3を溝252内に係合させておくものとする。なお、圧
着片25の角孔への嵌着はU形断面の両脚を共に挿入す
る方法の外に、第12図示のように圧着片26の片脚の
当面264と鉤部253とを角孔162に掛止め、他脚
は角溝265を用いて、背板16の端面に係合させるこ
とによっても充分な組立構成が可能である。
圧着片25又は26の溝内に交差している環ばね3の拡
開力により圧着片はホイール内でハンプ部に圧着される
が、このとぎの圧着スト口−りは、背板16の弾性撓み
によっている。
従って背板16と圧着片は一体に変位するもので、ホイ
ールカバー装着操作時のように環ばねが過大に拡開する
場合は背板16の撓みは支柱54に当接することで制限
されホイールカバーのホイールへの装着がしやすくなる
ものである。又支柱54の外面は過振時にはホイールリ
ムに当り、振幅を制限することで、上記背板16の弾性
撓みの上限を定め、内部応力を限定する作用をする。
この第5実施例の効果は構造及び構成がPJJILであ
ることと、圧着片が低い摩擦計数を要求される要部だけ
に用いられる非常に小さいものですむ点にあり、よって
前例に述べた効果がより助長される点である。
〔第6実施例〕 第13図と第14図はこの発明の346実施例を示すも
ので、第13図は圧着部構成を示す斜視図、第14図は
環ばね3と一体化された圧着片の構造を示す斜視図であ
る。
ホイールカバー本体側に植立される背板17は前例と同
様であり、ただし補強環帯18とは連設せず間隙を持た
せてその曲込み端181.181を対峙せしめ、前例の
支柱と同じ作用を果たさしめる。
環ばね3はこれまで金属ワイヤによるものとして述べた
きたところであるが、他にも一括して後述する FRP
材による手段もあり、その場合にも又金属ワイヤをイン
サートモールドする場合にも圧着片を一体化する方策も
採用できるものである。この実施例では環ばね3の同上
数ケ所に圧着片27を成形した例を示す。圧着片27の
構造は環ばね3と一体化する点を除いては前例の第11
図又は第12図と同様であり、従って又組立されたホイ
ールカバー装着装置と1′″c (7) (I F@ 
thf″]418・         jこの実施例に
よるときは圧着片が環ばねと一体化されているために、
部品管理及び組立が容易である工程上の効果がある。
〔第7実施例〕 第15図は第7実施例を示す斜視図である。
圧着片28が環ばね3に一体化されていると齢は、その
形状保持機能によってより簡単な装着装置の構成が可能
になり、ホイールカバー本体側に植立される圧着部は角
孔191を有するだけの植立体であっても良く角孔19
1に上記圧着片28を環ばね3の拡開力で覗かせる構成
で機能を果たすものである。ここでは、植立体に剛性を
増すために前板193と側板194とによりコ字形断面
をもつ植立体19を例示した。また側板端には環ばね3
の過拡開制限の拡止縁192を設はホイールカバー装着
操作時の便を企っている。
この第7実施例によるときは、非常に簡易な構成であり
ながら、前実施例と同様な効果をすべて有している。
(環ばねの実施態様) 各実施例の説明中、環ばね3は共通事項であ又店−e−
%せ酸雷呂口Fl +=しV感イ如1.%ヘハー 望マ
ーまとめて詳述する。
第16図と¥S1フ図は金属ワイヤより製造する環ばね
の平面図、第18図乃至第26図はFRP製の環ばねの
平面図及び部分拡大図であり、図中Gはインジェクショ
ン成形時のゲートを示す。第24図乃至第26図はそれ
らの断面図である。
第16図は最も単純で基本的な真円形環ばねで、圧着部
が6個の例である。環ばねが真円形であると、密着コイ
ル壱してその周上一端を軸方向にスライスし突合せ溶接
をすることにより、庫僅に大量生産でき、機能上も好ま
しい特性を示す、この形状の場合、ホイールカバー取付
時の撓みの形状は31の如くなり、エアーバルブ8は環
ばねの内側に位置せしめるよう配置するものである。真
円形ばねのばね特性は撓み量と荷重の関係が非直線特性
であり、ばね定数も大きな値を示すので、ホイールカバ
ーのホイールへの圧着力は大きくなる反面設計条件によ
っては装着感触が好ましくなくなる場合も生じる。ホイ
ールカバーの着脱は人の手によって直接操作される性格
のものであるから、着脱時の感触感覚も商品価値の評価
対象となるので、小さなばね定数のばねを大きな変位を
与えて圧着力を持たしめる要求の生じる場合もあり、第
17図はこの要求に応える形状の一例を示す。
図示したものは圧着部が6個の例で環ばね3には同数(
6個)の内向凹部33を設けたものである。このばねの
撓み形状は32に示すように変形し、ばね定数は小さく
撓み量も大ぎく許容される。なお、この場合エアーバル
ブ8はばね外側に配置するものとなる。この形状の環ば
ねの製造は前例と比べると多少煩雑であるが、成形ロー
ルを用いると比較的容易に製造可能になる。
環ばねの材質は金属を用いるのが無難な選択であるが、
重い、錆びるなどの欠点の他、この発明用途の無端環状
体としては接合(ばねであるから母材間等の強度の接合
)を要する難点もあるので、例えばFRPのような材質
で一体に成形製造することが望ましい。
また環状のばね用途のFRPとしては、フィラメントワ
インディングにより補強Ia維を構成する手段が一般的
であり、且つ高品質の製品を得られるが、高価になるこ
とも避けられない。そこで、この発明の用途には第18
図乃至第23図に示す平面形状にゲートGを巴形に配列
し、長繊維の補強繊維を高含有した熱可q FRPを射
出成形してばねを作る。第21図乃至第23図は前出図
のそれぞれのゲートG近傍の拡大断面図で、繊維の流れ
を示す。ゲートGより射出された長繊維(長さ数mm程
度を指す、合成樹脂業界の用語定義に従った)は射出方
向に平行によくそろい配向されるもので、流動先では次
のゲートよりの流れと合流して配内方同は乱れないよう
、ゲートを配列したものである。このため、無端環状の
形状の何処にも材質上の不連続点が生じないので、ばね
としての強度上有利なものが成形される。なお、ゲート
G近くに設けたr部とその先の扇状部Sは、ばねが大き
く撓んだときに集中する集中応力を緩和するものである
。扇状部S内部は前述の繊維流れによって1、it維の
欠乏した樹脂層となるが、応力緩和には重要なものであ
る。
射出成形による場合には、ばね断面も自由に設定できる
ので第24図乃至第26図に示すような長円・楕円・I
形断面など種々の形状を採用できる上に、応力分布に応
じて同上各所で断面係数を変えることも自由にできる。
これに伴い、撓み量・ばね定数・荷重及び応力を広範囲
な特性に設定できる効果が生じる。
第27図乃至第32図はホイールカバーがホイールに装
着されている時に衝撃振動などの動的荷重がかかった場
合の、環ばね3の挙動とホイールカバーの脱落に関する
説明図である。これら第27図、第29図、第31図は
模式的な側断面図、第28図、第30図、第32図はホ
イール奥方向から見た平面図であって、第27図、第2
8図及び第31図、第32図が本発明の説明図、箪29
図、箪30@が珊ばねと圧着部品とを拘束している場合
の説明図である。
この発明では環ばね3と圧着片の保合は環ばねの円周に
沿っての動きは自由になっている(第28図、第32図
参照)、これに対し従来の手段では何らかの形で、ばね
と圧着部は拘束されていて、ばねの自由な撓み変形は許
されない(第31図参照)。このことは静的な荷重に対
しては全く同じ条件での圧着力を生じるものであるが、
衝撃時のような動的な荷重では異った挙動をとるものと
なるので、ここで詳しく説明する。
自動車が段差を乗り越えた場合のようにホイールに上向
きの衝撃力が加わると、ホイールカバー全質量(ここで
は簡略化して重心Mに全質量のある質点として述べる)
と装着部の弾性で定まる時間遅れを伴い、ホイールカバ
ーはその重心Mと圧着面の間隔dと衝撃加速度との相乗
積なるトルクで下方圧着点を中心として引き剥される方
向に力を受ける。これに抗してホイールカバーの脱藩を
阻止する力はその時点で上方に位置する圧着部の圧着力
(と摩擦係数と圧着点間の有効距離との相乗積)であり
、後者が前者より大きい場合に脱落は起こらないことに
なる。
この発明の環ばね3が真円形であるときは第28図に示
すように、衝撃力50がかかったとき、環ばねの移行変
形が自由なので形状33に示すように上方へ撓みが集中
して行き大きな圧着力51を発生させ、ホイールカバー
の脱落阻止力が増大するものである。これに対しばね3
と圧着部が拘束されているものでは、第30図に示すよ
うにばね3の撓みは形状34に示す如く圧着部間に集中
し脱落阻止は効果的でないものである。環ばね3が内向
凹部33をもつときは、第32図に示すように環ばねの
撓みが凹部33に影響されて形状35のようになり、脱
落阻止力の増大は、第28図に示すよりは少いが、第3
0図に示すものよりは充分に効果の認められる増大が得
られ、しかも時間遅れに間しては第28図に示すものよ
りも大きく設定できるので、前記したホイールカバーの
質量と装着部弾性で定まる共振周期が長い場合に有効な
方法となる。
ホイールカバー引き取りトルクの最大ピーク値は、街す
のかかった瞬間よりも上記共振による遅れ時間後の第1
ピークにあると信じられるが、実車ではタイヤ弾性及び
サスペンション系の弾性が作用して著しく複雑な様相を
呈するので、遅れ時間の設定の自由度は広い方が好まし
いのである。
なお、補足説明すれば、第30図形状34の撓み形状は
圧着部を圧着力増大に向わせるものであると察知されよ
うが、遅れ時間上の別の時限になるものであるから、脱
藩阻止力としては有効に働くものではない。この点、勤
荷重下における挙動にては全く異った働きをするもので
あるから、特記して強調するものである。      
 1次にホイールカバーが一旦外れかかると、第23図
に示すように間隔dが増しd′となるので引きはずしト
ルクはますます増大して脱落してしまうものである。こ
の点で圧着片とホイール面との摩擦係数の重要性がある
以上、幾多の実施例を挙げ、個別に詳述して来たところ
であるが、勿論各実施例の構造及び構成は各実施例の通
りに限定されるものではなく、互いにその構成要素の組
合せによる長所の助長やデザイン上の要求との兼合いで
の変形は自在になるものであって、非常に多様な実施態
様を選定できるものである。この発明の技術思想はこれ
らを包含するものである。
〔発明の概要〕
以上のように本発明は、自動車のホイールカバー本体1
の内側に、複数の係止部を円周方向に等間隔を隔てて設
け、該係止部に係止する係止部を基端に有し、かつ先端
がホイール4のハング部41に当接する複数の圧着片を
、前記両係止部どうしを係止させることによって取付け
、前記各圧着片の先端間に環状ばね3を張設して前記両
係止部間の係止及び前記各圧着片の先端と前記ハンプ部
41との当接を保持するようにしたことを特徴とするホ
イールカバーの装着装置である。
〔発明の効果〕
従って、このホイールカバーの装着装置によれば、 1) ホイールハンプ部41に圧着されるのはプラスチ
ックス材の圧着片であり、圧着力はその裏打ちした金属
(又は後述)の環ばねの張力によっている。従ってプラ
スチックスのようなりリープ現象はなく、恒久的な圧着
力が得られ、装着性の信頌性が高い。
2) 金属であるホイールハング部に直接当接する圧着
片はプラスチックス材であり、この材質組合せの摩擦係
数は一般に小さく、且つ静摩擦係数と動摩擦係数との差
も又小さい。特にエンジニアリング・プラスチックスに
区分されるポリテトラエチレン・ポリアセタール等では
この傾向が著しい。そのため、金属同志で当接する手段
によるときは繰返し振!III衝撃を受けると少しづつ
緩んで行ってやがて装着が外れてしまう現象が見られた
のであるが、この手段によるときは滑りが良いため一旦
緩みかけても又復元してしまう現象が認められ、圧着力
が小さくとも外れにくい効果がある。この点は又、ホイ
ールカバーの着脱操作も容易であり且つ、装着感(ぴっ
たり装着された感触)も良好である。
更に、この件に関して、従来の手段によるときは、エン
ジニアリング・プラスチックスを採用するのは経済的負
担が重かったのであるが、この手段によるときは圧着片
は別途成形され且つ体積もホイールカバー全体に比べて
小量なので圧着片のみにエンジニアリング・プラスチッ
クスを適用することができ、経済的に上記の機能を満足
することが可能である。
3)  mばね3は圧着部以外の部分では何の拘束も受
けず自由な変形ができると共に、圧着ブロック部でも金
属対プラスチックスの摩擦係合であるから、上述と同様
滑りが良く、全体として環ばねの変形は自由である。そ
のため先に詳述した理由によりホイールカバーに衝!K
による外れが起こりにくい効果がある。
4) 装着機能の主体である圧着片は環ばねとは別工程
の製造であるから、ホイールカバー本体にはあまり機械
的特性を要求されない。
従って、大物であるホイールカバー本体の材質選択の巾
が広く、経済性・成形性・経世化・メッキ性・装伽性な
どを勘案しての広範な材質選択かできる効果がある。
5) 生産性に関しては、ホイールカバー本体は必ずし
もスライド型を使用する必要がな〈従来スライド型必須
であったこの種手段に比べ著しく容易な成形工程をとる
ことができる。
又圧着片は小物であり、一定断面形状でもあるので多数
取り型又は押出材寸断などの方策により容易に量産可能
である効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの発明の第1実施例の斜視図及び
要部断面図、第3図(イ)、(ロ)及び第4図はこの発
明の第2実施例である要部の斜視図、平面図及び断面図
、第5図乃至第7図はこの発明の第3実施例を示した斜
視図、及び要部の断面図、第8図及び第9図はこの発明
の第4実施例の要部斜視図及びその断面図、第10図乃
至第12図はこの発明の′s5実施例を示した斜視図及
び断面説明図、第13図及び第14図はこの発明の第6
実施例を示した斜視図及び部材斜視図、第15図はこの
発明の第7実施例を示した斜視図、第16図乃至第20
図は夫々の環ばねの実施形態を示した平面図、第21図
乃至第2−6図はFRPを素材とする環ばねの成形説明
図、第27図乃至第32図はホイールカバーの装着態様
を示した説明図である。 1・・・ホイールカバー本体 11・・・箱体      111・・・抜孔12・・
・補強環帯    13・・・掛止橋絡131・・・抜
孔      132・・・抜孔14・・・背板   
    141・・・角孔15・・・側板      
16・・・背板161・・・角孔       162
・・・角孔17・・・背板      18・・・補強
環帯181・・・曲込み端     191・・・角孔
192・・・拡止縁     193・・・前板194
・・・側板      21・・・圧着片211・・・
柱体      02・・・圧着頭213・・・ばね溝
     214・・・脚部215・・・掛構    
  216・・・当面22・・・圧着片     22
1・・・向後222・・・圧着頭     23・・・
圧着片24・・・圧着片     241・・・圧着片
242・・・深溝      243・・・鉤部25・
・・圧着片     251・・・圧着頭252・・・
溝       253・・・鉤部254・・・当止面
     26・・・圧着片263・・・鉤部    
   264・・・当面265・・・角溝      
27・・・圧着片28・・・圧着片     3・・・
環ばね4・・・ホイール     40・・・リム41
・・・ハンプ部    5・・・拡止51・・・前板 
     52・・・側板53・・・当面      
54・・・支柱6・・・振止       61・・・
当縁8・・・エアーバルブ H7゛:、7−’;1 岸  1) 正  行   ; 1094.す [″′−J−) 新  部  興  治1.」 第8図       第9図 第11図 第27図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 自動車のホイールカバー本体(1)の内側に、複数
    の係止部を円周方向に等間隔を隔てて設け、該係止部に
    係止する係止部を基端に有し、かつ先端がホイール(4
    )のハンプ部(41)に当接する複数の圧着片を、前記
    両係止部どうしを係止させることによって取付 け、前記各圧着片の先端間に環状ばね(3)を張設して
    前記両係止部間の係止及び前記各圧着片の先端と前記ハ
    ンプ部(41)との当接を保持するようにしたことを特
    徴とするホ イールカバーの装着装置。 2 前記各圧着片は、その内側に溝状を有し、この溝状
    内に環状ばね(3)がその拡張力によって係止されるよ
    うにしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    ホイールカ バーの装着装置。 3 前記圧着片は、前記環状ばね(3)の押圧力により
    弾性変位するようにしたことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載のホイールカバーの装着装置。 4 前記圧着片は、前記環状ばね(3)に一体に設けら
    れたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のホイ
    ールカバーの装着装置。 5 前記圧着片は、係止部の弾性変形により、環状ばね
    の押圧力に従動するようにしたことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載のホイールカバーの装着装置。 6 前記圧着片は、圧着片と係着部との変位により、環
    状ばねの押圧力に従動するようにしたことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載のホイールカバーの装着装置
    。 7 前記圧着片がプラスチックス材であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のホイールカバーの装着
    装置。 8 前記圧着片がポリアミド・ポリアセタール等のエン
    ジニアリング・プラスチックスを材であること特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載のホイールカバーの装着装
    置。 9 前記圧着片と係着部を含むホイールカバー本体(1
    )が共にプラスチックス材であること特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載のホイールカバーの装着装置。 10 前記環状ばねが金属材であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載のホイールカバーの装着装置。 11 前記環状ばねが繊維強化プラスチックス材である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のホイール
    カバーの装着装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0255929A2 (en) * 1986-08-04 1988-02-17 Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Seisakusho Wheel cover
US4917441A (en) * 1987-07-13 1990-04-17 Kanto Seiki Co., Ltd. Plastic wheel cover with fastening device
JPH0452903U (ja) * 1990-09-12 1992-05-06
US5718484A (en) * 1996-08-14 1998-02-17 Kuan Hsieng Industrial Co., Ltd. Wheel rim cover clasp

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