JPS62255909A - レンズ保持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、レンズ保持装置に係り、特に接着剤を介して
レンズを鏡枠に固定保持するレンズ保持装置に関する。

［従来の技術］ 従来、接着剤を介してレンズを鏡枠に固定保持させる構
成としては、例えば、特開昭６０−２５０３１５号に見
られうような構成が採用されている（第４図参照）、即
ち、レンズ本体１を鏡枠２の内周に張設したレンズ支持
部３にａ２１させ、レンズ本体の外周と鏡枠２の内周と
の間に介装された接着剤４を、芯出し操作部６を有する
芯出し操作用治具５を押圧し、レンズの芯出しを行うと
共に、レンズ本体ｌと鏡枠２を接合させ、しかる後に芯
出し操作用治具５を除去していたものである。第４図に
おいて、光軸交の右側が接着剤４の硬化前の状態を示す
断面図であり、又光軸交の左側が接着剤４の硬化後の状
態を示す断面図であり、芯出し操作用治具が除去されて
いる。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、従来のこの種のレンズ保持装置の構成に
おいては、接着剤４をレンズ本体１と鏡枠２との間に介
在させる為に、芯出し操作用治具５・の使用が必須とな
り、製造工程増が余儀なくされ、製品の品質の不均一が
起こり得るものであり、加えて接着剤４の硬化後におけ
る温度変化によりレンズ本体１が伸縮し、それによりレ
ンズの歪みをもたらして光学特性の劣化を来していたも
のである０本発明はこれらの欠点を除去したもので、芯
出し操作用治具を用いずにレンズを鏡枠に実相すること
ができるとともに、温度変化によるレンズの伸縮によっ
て生ずる内部応力の発生を防止し、その光学特性を劣化
させることのないレンズ保持装置の提供を目的とするも
のである。

［問題点を解決する為の手段］ 本発明のレンズ保持装置はレンズ本体に変形吸収溝を有
するラジアルおよびスラスト方向に変形可脂な保持部を
設けるとともに前記保持部を接着剤にて鏡枠に固着する
ことにより構成したものである。

［作用］ レンズ本体ｌに連設したラジアル調整部７によりラジア
ル方向へのレンズ本体ｌの変形吸収を”ｆ　ｆｌｅにし
、又、同様にレンズ本体ｌに連設したスラスト調整部８
でもってレンズ本体ｌのスラスト方向の位ご決めをする
張り出し部の作用を行わしめ、レンズ本体１と前記ラジ
アル調整部７との間及びレンズ本体ｌと前記スラス）３
１整部８との間に形成された変形吸収溝９によりレンズ
変形を吸収させる。

［実施例］ 以下本発明レンズ保持装置の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。

（第１実施例） 第１ａ図及び第１ｂ図は本発明に係るレンズ保持装置の
第１実施例を示すものである。ｌはレンズ本体で、２は
レンズ本体１を保持する鏡枠である。レンズ本体ｌの外
周にはラジアル方向に変形回部なラジアル調整部７とス
ラスト方向の位置決めをする張り出し部であるスラスト
調整部８がそれぞれ少なくとも３力所以上連設され、さ
らにレンズ本体ｌとラジアル調整部７及び該ラジアル調
整部７とスラスト調整部８との間にそれぞれレンズ変形
吸収溝９．９′が形成されている。しかして、第１ａ図
においては、レンズ本体１を鏡枠２に接着固定させる為
の接着剤４は鏡枠２の上端部とスラスト調整部８の外周
面に介装される。

又、第１ｂ図においては接着剤４は鏡枠２の内周凹部に
設けられた接着剤溜部１０に充填される。

このように、レンズ本体１に連設したラジアル調整部７
によりラジアル方向へのレンズ本体ｌの変形吸収を可ｆ
ｌにし、又、同様にレンズ本体１に連設したスラスト：
ＪＪ　”！ｉ部８でもってレンズ本体１のスラスト方向
の位置決めをする張り出し部の作用を行わしめ、レンズ
本体ｌと前記ラジアル調整部７との間及びレンズ本体ｌ
と前記スラスト調整部８との間に形成された変形吸収溝
９．９′によりレンズ変形を吸収させる。接着剤４は何
れの種類のものでも良いが、ゴム系、アクリル樹脂系。

フェノール樹脂系、尿素樹脂系、ポリエステル樹脂系等
の弾性接着剤を使用すればレンズが使用環境に応じて多
少膨張、吸収変形しても、前記接着剤が弾性変形するこ
とによりその変形を更に効果的に吸収し得る。

（第２実施例） 第２ａ図及び第２ｂ図は本発明レンズ保持装置の第２実
施例を示すものである０本実施例に係るレンズ保持装置
の特徴はスラスト調整部８をレンズ本体ｌのラジアル方
向に張り出した点である。

これにより、レンズのスラスト方向の位置決めをするに
際してその動き巾が多少大きくても吸収される。その他
の構成は前記第１実施例と同一であるので、同一部材に
ついては同一符号を付してその説明を省略する。

（第３実施例） 第３ａ図及び第３ｂ図は本発明レンズ保持装置の第３実
施例を示すものである。一本実施例に係るレンズ保持装
置の特徴はレンズ本体１の外周に、外側に向かって斜め
に伸びるレンズ変形吸収腕１１を少なくとも３力所以上
に設けた点である。

接着剤４は該レンズ変形吸収腕１１と鏡枠２との間に形
成された７字溝に充填される（第３ａ図）、これにより
、温度変化によるレンズ本体１の伸縮によるその変形を
吸収させ得る。尚、鏡枠２のレンズ本体１との接合部を
第３ｂ図の様にテーパー状の鏡枠テーパ一部１２とする
ことも出来る。これにより、接着剤４の厚みを増すこと
が出来、尚一層レンズ本体１の変形に対する吸収作用を
向上することが出来る。

［９，明の効果］ 本発明レンズ保持装置によれば、レンズ本体に変形吸収
溝を有するラジアルおよびスラスト方向に変形回部な保
持部を設け、これを接着剤にて鏡枠に固着してレンズを
保持したのでレンズの芯出し操作用治具を用いないので
製造工程が短縮出来、従って製品の品質の均一化が図ら
れ、又、製造コストが安価となり、更に、接着剤の硬化
後における温度変化によりレンズの伸縮が起きてもそれ
らの変化を吸収出来、光学特性の劣化のない性能の良い
レンズ保持装置を提供出来るという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１ａ図及び第１ｂ図は本発明レンズ保持部この第１実
施例を示す断面図、第２ａ図及び第２ｂ図は本発明レン
ズ保持装置の第２実施例を示す断面図、第３図ａ図及び
第３ｂ図は本発明レンズ保持装置の第３実施例を示す断
面図、第４図は従来のレンズ保持装置の断面図である。 ｌ・・・レンズ本体 ２・・・鏡枠 ７・・・ラジアル調！１部 ８・・・スラスト調整部 ９・・・変形吸収溝 １１・・・レンズ変形吸収腕

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. レンズ本体に変形吸収溝を有するラジアルおよびスラス
   ト方向に変形可能な保持部を設けるとともに前記保持部
   を接着剤にて鏡枠に固着することにより構成したことを
   特徴とするレンズ保持装置。