JPS62252065A - 密閉型鉛蓄電池用セパレータ - Google Patents

密閉型鉛蓄電池用セパレータ

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JPS62252065A
JPS62252065A JP61094085A JP9408586A JPS62252065A JP S62252065 A JPS62252065 A JP S62252065A JP 61094085 A JP61094085 A JP 61094085A JP 9408586 A JP9408586 A JP 9408586A JP S62252065 A JPS62252065 A JP S62252065A
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松森 博巳
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北脇 宏紀
Jiyunsuke Mutou
武藤 純資
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は蓄電池用セパレータに係り、特にガラス繊維及
び合成繊維から構成された極めて高強度な蓄電池用セパ
レータに関する。
[従来の技術及び先行技術] ガラス繊維を含んでなる蓄電池用セパレータとしては、
既に種々のタイプのものが提案され実用化されているが
、これを大別すると次の3種類となる。1!μち、 ■ ガラス短繊維を主体とするもの、 嫌) ガラス短繊維に粉体を保持させたもの。
■ ガラス短繊維と合成繊維を混合、成形したもの。
である。
このうち■のガラス短M!維を主体とするものは、繊m
長が短いこと、及び繊維が親木性であることから、細径
のガラス短繊維を多量に含むようにした場合には、蓄電
池本来の基本的性能である保液性、吸液性には優れるも
のの、細径のガラス短繊維が高価であるところから、こ
れを成形したセパレータも高価である。さらに有機系バ
インダを使用せずに成形したセパレータにおいては中張
強度が弱く剛性も小さいために蓄電池組立作業を行ない
にくいという問題がある。また有機バインダを用いて成
形した場合には、蓄電池に組み込まれて使用されている
ときに、このバインダが電解液中に溶は出し、蓄電池の
件部を劣化させるおそれがある。
(かのガラス繊維と粉体との混抄物からなるものとしで
は1例えば特開昭58−206046号に記載されるも
のがあるが、このものは吸液性は良好であるものの、粉
体がセパレータから剥離、脱落し易く、また、引張強度
も小さいという問題がある。
一方、イ■のガラス短繊維と合成繊維とを混抄したもの
としては、特開昭49−38126号、特開昭54−2
253 t −;、特開昭56−99968号、特開昭
53−136632号及び特公昭58−663号に記載
のものがあるが、これらは、機械的強度(引張強度及び
剛性等)が高いため、蓄電池組立作業を行ない易いとい
う長所がある。なお、このように、強度、剛性等の機械
的特性が向上するのは、セパレータを生産する工程で、
乾爆のため160〜180℃に温度を1昇させることに
より、合成繊維とガラス繊維又は合成繊維同志が熱融着
を起し結合するためと考えられる。
しかしながら1合成繊維が混入されてなるセパレータは
、機械的特性に優れている反面、合成繊維がガラス繊維
に比べて親木性が低いところから、硫酸液の吸液性並び
に保液性が劣るという欠点を有している。即ち、ガラス
繊維のみからなるセパレータの場合には、ガラス繊維間
の毛細管現象により硫酸液を吸液し保液しているが1合
成繊維を使用すると合成繊維は疎水性であるため硫酸液
の「ぬれ」が悪くなり、吸液性、保液性が損なわれるの
である。
また、合成繊維を含むセパレータは、合成繊維が加熱融
着し糊がついた状態となって、硫酸液を吸液した時に膨
潤し難くなるために、セパレータの反撥力(復元力)が
低下するという問題点もある。
本出願人は、このような問題点を解消するものとして、
ガラスm、*及び合成繊維を含んでなる蓄電池田セパレ
ータにおいて1合成繊維を吸水性の合成繊維とした蓄電
池田セパレータを見出し、先に特許出願した(特願昭6
0−28004.以下「先願」という、)。
繊維を混入させてセパレータの機械的強度を向丘させる
ことは従来より行なわれており、この合成繊維として耐
酸性の強いアクリル繊#I等が広く用いられている。と
ころがこのアクリル繊維等の合成#Jjl維はガラス繊
維に比べて親木性が小さく、混入jil、が多くなると
セパレータの液保持特性を低下させてしまい、逆に混入
団が少埴であれば機械的強度の改善効果が小さくなって
しまう。
これに対し、上記先願の如く1合成ramとして吸水性
を有するものを用いた場合には、この吸水性の合成繊維
が蓄電池の電解液を吸液して膨潤するため、通常の合r
!j、繊維を使用したときに起こる吸液性、保液性の低
下を防止することができる。
しかも、合成#IA雑の併用による補強効果により。
セパレータの機械的特性は大幅に向上される。
[発明が解決しようとする問題点] このように、吸水性の合成M!i雄を用いる先願の発明
によれば、強度及び保液性に潰れた蓄電池用セパレータ
が提供されるが、近年電池組立工程のJ[を化にイfい
 セパ17−タ!ご1士上番1点いI諧を庄六(リジ求
されるようになってきている。
このような置型強度を満たすためには、吸水性合成繊維
の配合割合をかなり多くする必要があるが、吸水性合成
繊維は一般に平均直径0.7〜2 、0 pm程度のガ
ラス繊維より高価であることから、吸水性合成繊維を過
度に多く配合することは原料コストが高くつき好ましく
ない、しかも。
吸水性合成m維の多量配合は、繊維が強固に接着して硬
くなり、セパレータの保液性が低下し、好ましくない。
[問題点を解決するための手段] 本発明は上述の如き問題のない1機械的強度が極めて高
く、電池組立工程の作業性が良好で、液保持力及び吸液
l彫簡力に優れ、しかも安価な蓄電池用セパレータを提
供するものであって、ガラス繊維、吸水性を有する合成
繊維及びこれらの繊維を接着するアクリル系バインダを
含んでなることを特徴とする蓄電池用セパレータ、を要
旨とするものである。
即ち、本発明者らは、機械的強度、保液性、吸液膨潤性
等に優れた蓄電池用セパレータを得るべく鋭意検工・(
を東ね、アクリル系バインダが少;5で極めて優れた補
強効果を右することがら、アクリル系バインダを用いる
ことにより、吸水性合成繊維の必W Jjtを減らし、
しかもセパレータの強度向−にを図ることができること
を見出し、未発1jを完成させた。
以ド木発明の構成につき詳細に説明する。
本発明のセパレータを構成する繊維はガラス繊維及び吸
水性の合成繊維であり、これらの繊維アクリル系バイン
ダの共存により強固に接着している。
ガラス繊維としては、耐酸性が良好な含アルカリガラス
繊維が好ましい、また、含アルカリガラス繊維を用いる
と、製造工程の抄造工程でガラス繊維の表面に氷ガラス
状物質が生成し、この水ガラス状物質の粘着性によって
繊維同志が接着される。
ガラス繊維は、平均直径2ILm以下の細径ガラス繊維
を主体とし、平均直径10〜30川mの太径のガラス繊
維0〜30重量%及び平均直PI!2pmを超えlO用
m未満の中細径のガラス繊維0〜30重量%を含むもの
であることが好ましい、中細径、大径のガラス繊維は細
径のものに比べ安価であり、特に大径のガラス繊維はこ
れを併用することによりセパレータの引張強さを向上さ
せることができるという利点がある。
細径のガラス繊維の好ましい平均直径は0.5〜1.0
gm、より好ましくは0.6〜0.9#Lmである。直
径が1.oILmを超えるとセパレータの孔径が大きく
なり、逆に0 、51Lmよりも小さくなるとその製造
コストが高価となる。
この細径のガラス繊維の好ましい含有量は、ガラス繊維
重量の60重量%以上であり、とりわけ65重量%以」
;が特に好ましい、含有量が60%よりも少ないと吸液
性、保液性が不足し易くなるからである。
又、この細径のガラス繊維の平均長さは好ましくは7〜
50mm、より好ましくは10〜40mmである。平均
長さが10mmよりも短くなるとセパレータの強度が小
さくなり、50mmよりも長くなると抄造時に水中へ均
一に分散するのが困難になる。
このような細径のガラス繊維はFA法(火炎法)、遠心
法その他のガラス短繊維製造法によって製造できる。
なお本発明においてガラス繊維の平均直径は、試料の3
ケ所について電子m微鏡で写真撮影し、それぞれ20本
の繊維についてその直径を0.1μm単位で測定し、こ
れらの平均値をとることにより計算される。
中細径のがラスmtaを用いる場合、その好ましい平均
直径は2.0〜5゜OBm、とりわけ3.0〜4.0g
mである。また、含有量はガラス繊維毛にの5.0〜3
0.0重量%、とりわけ10.0〜25−0 屯Fit
%とするのが好ましい。
中細径のガラス繊維の配合により細径ガラス繊維TI)
を減らすことができ、コスト的に右利となる。
なお、この中細径のガラス繊維の長さは7〜50mmと
りわけ10〜40mmが好ましい。
大径のガラスta雄を用いる場合、その好ましい41均
直径はlO〜20pLm、とりわけ12〜19gmであ
る。また、含有量はガラス繊#I爪量の8〜35重量%
、とりわけ10〜30重量%とするのが好ましい、平均
直径が10gmよりも小さいと、あるいは含有量が8重
量%よりも少ないと。
引張強さ改善効果が小さくなり、平均直径が20gmを
超えると、あるいは含′#量が35 !I! F)%を
超えるとセパレータの吸液性、保液性が小さくなる。こ
の太径のガラスm維の長さは5〜80mmとりわけ6〜
40mmが好ましい。
ガラス繊維の組成の好適な範囲について次に説明する。
本発明のセパレータを構成するガラス繊維は。
前述のように含アルカリ珪酸塩ガラス組成のものが、そ
の表面に水ガラスを形成して接着性を発現するところか
ら好ましい、そして、このうちでも、蓄電池に使用され
ることから、耐酸性の良好なものが好適に使用される。
この耐酸性の程度は、平均繊維径lル以下のガラス繊維
の状態で、JISC−2202に従って測定した場合の
重量減が2%以下であるのが望ましい、また、このよう
なガラス繊維の組成としては重砥比で60〜75%(7
) S i O2及び8〜20%(7) R20(Na
20、K2Oなどのアルカリ金属酸化物)を、主として
含有しくただし5i02+R20は75〜90%)その
他に例えばCaO1Mg01B203 、A1203 
、ZnO,Fe2O3などの1種又は2種以上を含んだ
ものが挙げられる。
尚好ましい含アルカリ珪酸塩ガラスの一例を次の第1表
に示す。
第  1  表 一方、本発明において用いられる吸水性の合成繊維とし
ては、アクリル繊維等の表面を高吸水加工したものが好
ましく、具体的には、ランシール−F(日本エクスラン
工業(株)製、商品名)等が挙げられる。ランシール−
Fはアクリロニトリル繊維の表面に、全重丑の20〜3
0%のポリアクリル酸を保持させた、直径約15gmの
高吸水性有Ja繊維である。
アクリル系バインダとしては、特に制限はなく、通常の
アクリル系液体バインダを用いることができ、例えば2
次転移点T。55°Cのメタアクリル酸エステル−アク
リル酸エステル−カルボン酸の三元共重合物等が挙げら
れる。具体的にはrF−743(2)J  (東亜合成
■製)が使用可能である。
本発明において、これらガラス繊維、吸水性合成m維及
びアクリル系バインダの配合割合は、ガラス繊維に対し
て合成繊維1〜6重v%、アクリル系バインダ0.5〜
3重量%とするのが好ましい、アクリル系バインダのh
)が0 、5 ffr D%t= Sであると補強効果
が十分に得られず、合成繊維量を1〜6重量%という少
俄に抑えることができない、一方、アクリル系バインダ
の量が3重量%を超えると吸液性が悪くなる。
このように本発明の蓄電池用セパレータを製造するには
、まず通常の合成繊維を配合したセパレータの製造方法
と同様の方法によって繊維の抄造体を製造する。即ち、
ガラスFa維として含アルカリ珪酸塩ガラス繊維を用い
る場合には、ガラス繊維と合成繊維を、例えばPH値2
.5〜3.5に保った水の中に一定時間、例えば5〜2
0分、水流型分散機等を用いて繊維をなるべく切断せず
に分散させておき、それを湿式抄造して、該ガラス#a
維の表面に接着層おそらくは水ガラス層を形成せしめ、
ついでこれを所定温度1例えば80〜180℃に加熱す
ることによりガラス繊維をその表面の水ガラスによって
相互に接着することによって得ることができる。
なお繊維の一部として混合された合成繊維も後工程の熱
処理工程(例えば乾燥工程)において成形もしくは接着
作用を発揮し、セパレータの強度を高める。
通常、このようにして湿式抄造された抄造体は、ドラム
ドライヤに沿わせて乾燥され製品とされるが、本発明の
セパレータの製造にあたっては、得られた抄造体を乾燥
した後、あるいは乾燥前に、アクリル系バインダ浴中に
通過させる外添法によりアクリル系バインダを抄造体に
含浸させた後、加熱乾燥する。加熱乾燥によりガラス繊
維は付着したアクリル系バインダ及び合成繊維で強固に
接着される。
なお、アクリル系バインダの添加方法は上記の外添法に
限られず、その他の方法でも良いが、外添法による場合
には、抄造体の表面部にアクリル系バインダが多く付着
され、加熱乾燥することにより、特に表面部が添加した
アクリル系バインダにより強固に接着し、強度が向上さ
れたセパレータが得られる。このように表面部がより強
く接着したセパレータは、その機械的強度や硬度は表面
部の強度、硬度により著しく高く、しかも内部は表面部
に比し接着が弱いため、吸液時の膨潤性が良好で、保液
性、吸液性に優れたものとなり極めて有利である。
このようにして得られる本発明のセパレータ自体の厚さ
は、使用される蓄電池によって異なるが0.3〜3mm
であることが好ましい。
なお、繊維を水中に分散あるいは抄造工程において、水
ガラスを添加し、接着作用を助長させることも可能であ
る。水ガラス以外にも、類似の無機系接着剤を用いるこ
ともできる。このようなものとしては、Si l pa
p700 (セントラル硝子■製、商品名)等が挙げら
れる。その他、分散にあたり、分散剤を使用しても良い
、又、湿式抄造された繊維抄造体、例えば抄造コンベア
ー上にある繊維抄造体にジアルキルスルフオサクシネー
トをスプレーして、ガラス#a雄に対して0.005〜
1oz1%付着させることによって、ジアルキルスルフ
オサクシネートの有する親水性によりセパレータの保液
性を向上させることができる。
ジアルキルスルフオサクシネートを上記の如くスプレー
する代わりに抄造槽中の分散水に混入してもよい。
このような本発明の蓄電池用セパレータは、その引張強
度が1000g715mm幅X1mm厚以1−テ座屈強
度が70g/10mm幅X I Om m厚以上、吸液
速度が70mm75分以上であることが好ましい。
[作用] 吸水性の合成繊維は蓄電池の電解液を吸液して瞳側する
ため、通常の合成繊維を使用したときに起こる吸液性、
保液性の低下を防1ヒすることができる。しかも、合成
繊維はセパレータの製造過程中、抄造後の乾燥により加
熱溶解してセパレータの強度を高め、その機械的特性を
大幅に向上させることができる。
−・方、アクリル系バインダは少量で極めて優れた補強
効果を発揮する。
本発明の蓄電池用セパレータは、このような吸水性合成
繊維とアクリル系バインダとを含有するため、各々、少
14の使用J11−で十分な強度向上効果が得られ、ま
た吸液性合成繊維の使用により、優れた保液性、吸液性
を得ることができる。しかも合成繊維配合址が小値で足
りることから、材料コストの高11を防ぐことができる
[実施例] 以下実施例及び比較例について説明する。
実施例1.2 第2表に示す配合の構成ta維を水中に投入して水流型
分散機により攪拌して分散させ、更に硫酸を加えて水の
PHを2.7とし約10分間保持した0次いで抄造を行
い、得られた抄造体に、外添法によりアクリル系バイン
ダをガラス繊維ff’utに対して固形分換算で2重σ
%含浸させた後。
150℃で加熱乾燥してマット状の蓄電池用セパレータ
を製造した。
このセパレータの灼熱減量、吸液速度、引張強度、座屈
強度、最大孔径、加圧ド保液性について測定した結果を
第2表に示す。
比較例1 吸水性合成man及びアクリル系バインダを用いなかっ
たこと以外は、実施例1と同様にしてセパレータを製造
し、その品持性を測定した。結果を第2表に示す。
第  2  表 第2表より、次のことが明らかである。
[!uち、本発明の吸水性合成繊維及びアクリル系パイ
ンタを少11シ使用したセパレータは、従来のカラス繊
維から構成されるセパレータと同様に優れた吸液性、保
液性を有し、その他の特性についても同様に高特性を維
持するものである」二に、その引張強度や座屈強度は、
大幅に改善されており、本発明により筈しく優れた効果
が奏される。
なお、第2表中本1〜本5は次の通りである。
月 ガラス繊維A:組成=第1表のC 4i均直径=0.8μm 平均長さ=lOmm 本2 ガラス繊維B:組成=第1表のC11−均直径=
4棒m 1/−均長さ= 15 m m 本3 ガラス繊維C:組成=m1表のCqt均直径=1
9VLm 平均長さ=25mm 14  吸水性合成繊#I:高彎水性合成m#I(11
本エクスラン工業■製、 商品名「ランシール−FJ) 第5 アクリル系へインダニ F−743(2)(東亜
合成■製) また、実施例及び比較例におけるこれらの特性値のa1
1定法は次の通りである。
■ 厚さく+w+m) 試料をその厚み方向に20 kg/ dtn’の荷重で
押圧した状態で測定する。 (JISG−2202)(
匂 目付(g/cm″) 試料刊量を試料面積で除して得られる値である。
■ 密度(g/am’) 試料(ffiiW)10 c+++X I Oc−の面
積(S)に20kgの荷重を加えた時の試料の厚さをT
とした時に、式: W/ (S X T)  (g /
crn’) テ与えられる値で表わす。
(4)  灼熱減酸(z) 試ネ1を空気中で600℃に恒量となるまで加熱し、そ
の減量分を元の試料…隣で除して求める。
■ 吸液速度(腸■75分) 試料を垂直にしてその下部を比重1.3の希硫酸液に浸
漬し、経時的に上昇する液位を測定することにより求め
る。
(Φ 引張強度(g/15s1幅) 幅15mmの試料の両端を引張りそれが切断するときの
外力の値(g)を求め、厚さくs箇)で除して、幅15
■■、厚さlsm当りの値で表示する。
■ 座屈強度(g/10■■幅) 幅50mm、 長さ100mm(7)試料を?ls#i
lL、長さの上方50腸園分をホルダで挟み、下方50
+smは突き出ているように保持し、試料の下方先端を
秤に接触させ、ホルダを静かに下降させることにより試
料を秤に押し付け、座屈したときの荷i′r!(g)を
求める。そして、幅10w■、厚さ1m1I+当りの4
rliに換算して表示する。
(Φ 最大孔径(騨) 試料片をメタノール溶液中に30分以上浸漬し、市販の
最大孔径測定装置のサンプルホルダにサンプルをセット
し、L部よりピペットでメタノールを10〜5cc入れ
る。静かに空気を流し、メタノールより気泡が発生した
ときの空気圧を読みとり、計算式により最大細孔径を求
める。
(Φ 加圧子保液性(g/cc) 20 k g / d m’加重での厚さがl■腸で寸
法が10cmX10c層の試料に水を含ませ、厚さ方向
に20kgの加重を加えた時の試料中の含水量(g)を
求め、これを試料の体積(cc)で除したイ4で示す。
[発明の効果] 以し詳述した通り、本発明の蓄電池用セパレータは、吸
水性合成繊維及びアクリル系バインダを配合してなるも
のであり、 ■ 吸水性合成繊維の使用により、その吸液性や保液性
が良好に保たれる。
■ アクリル系バインダにより吸水性合成繊維の少ない
配合量で、極めて優れた補強効果が奏され、機械的強度
は極めて高い。
■ 吸水性合成繊維の配合値が少量で足りることから、
材料コストの高1胞を押えることができる。
等の優れた効果を有する。
このように、本発明のセパレータは、引張強度及び剛性
が大きいので蓄電池の組立作業が容易であり、その優れ
た保液性、吸液性により、高性能の蓄電池を製造するこ
とができ、しかも製品コストを低廉化することができる
ので、その工業的有用性は極めて高い。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ガラス繊維、吸水性を有する合成繊維及びこれら
    の繊維を接着するアクリル系バインダを含んでなること
    を特徴とする蓄電池用セパレータ。
  2. (2)吸水性を有する合成繊維の含有量がガラス繊維重
    量の1〜6重量%である特許請求の範囲第1項に記載の
    蓄電池用セパレータ。
  3. (3)アクリル系バインダの含有量が固形分換算で0.
    5〜3重量%である特許請求の範囲第1項又は第2項に
    記載の蓄電池用セパレータ。
  4. (4)ガラス繊維は平均直径2μm以下のガラス繊維を
    主体とし、平均直径10〜30μmのガラス繊維0〜3
    5重量%及び平均粒径2μmを超え10μm未満のガラ
    ス繊維0〜30重量%より構成される特許請求の範囲第
    3項に記載の蓄電池用セパレータ。
  5. (5)引張強度が1000g/15mm幅×10mm厚
    以上である特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれ
    か1項に記載の蓄電池用セパレータ。
  6. (6)座屈強度が70g/10mm幅×1mm厚以上で
    ある特許請求の範囲第1項ないし第5項のいずれか1項
    に記載の蓄電池用セパレータ。
  7. (7)吸液速度が70mm/5分以上である特許請求の
    範囲第1項ないし第6項のいずれか1項に記載の蓄電池
    用セパレータ。
JP61094085A 1986-04-23 1986-04-23 密閉型鉛蓄電池用セパレータ Expired - Fee Related JPH0756794B2 (ja)

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