JPS62250156A - 粗製リン酸中で優れた耐食性を有するフエライト系ステンレス鋼 - Google Patents

粗製リン酸中で優れた耐食性を有するフエライト系ステンレス鋼

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JPS62250156A
JPS62250156A JP9222386A JP9222386A JPS62250156A JP S62250156 A JPS62250156 A JP S62250156A JP 9222386 A JP9222386 A JP 9222386A JP 9222386 A JP9222386 A JP 9222386A JP S62250156 A JPS62250156 A JP S62250156A
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stainless steel
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phosphoric acid
ferritic stainless
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JP9222386A
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Masaharu Honda
本田 正春
Yasuo Kobayashi
泰男 小林
Toyofumi Kitada
北田 豊文
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JFE Engineering Corp
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NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分骨〕 この発明は、粗製リン酸環境で使用する二相系ステンレ
ス鋼に関するものである。
〔従来の技術〕
リン酸は、通常硫酸を使用しtこ湿式プロセスにて製造
され、大半の用途は肥料原料といわれる。。
8式プロセスによると、リン鉱石中の不純物(P205
以外の塩化物、フッ化物、硫酸塩、酸化物等)の多くが
そのままリン酸に混入する。(湿式プロセスによるリン
酸を湿式リン酸と呼び、以下W I)Aと称す。) 即ち、リシ鉱石の品位0組成がその産地によって異なる
結果、WPAの不純物濃度はおおよそ、H2304’2
.0〜4.5XSF −’0.1〜1.HlF e 2
030.2〜1.5X、  A I 、O、:o、z〜
t、sxlM g O:z、sy以下、Ca OO,5
に以下、CI −:o、osx以下等の範囲で変動する
WPAを専門に運搬する場合その腐食性のために、従来
ではゴムライニング材をタンクに使用する例が多かった
が、最近ではタンクの汎用性と、メシテナシスフリーを
目的としてスデシしス鋼の1吏用が検討されつつある。
然し、最大の問題はステンレス鋼の耐食性である。
WPAの不純物のうち塩素イオンとフッ素イオンは、ス
テンレス鋼の耐食性を劣化させることが知られており、
0.5にF−を含有する条件では0.03XC1−以上
になると、316タイプのステンレス鋼は激しく腐食す
る。一方、ステンレス鋼のC「とMoの含有量を増すと
WPA中の耐食性は向上することが知られているが、W
PAで予想されるF−、CI−濃度に対する耐食性に必
要なCr。
Mo量が不明であると共に、一般の耐酸用ステノし、ス
鋼はオー・ステナイト系のtこめCr 、 M o 量
の増加と共に高価なNi量を増すことも必要となり、素
材費の高価格化を招来する。
以上の状況を鑑みると、WPA用ステンレス鋼として経
済的で最も厳しい腐食性が予想されるWPA中で擾れた
耐食性を示し、且つNiの使用を省略した安価なステン
レス鋼の開発が望まれているう 〔発明の解決すべき問題点〕 本発明は、湿式リン酸のプロセスに用いる従来の耐食材
における問題点を解決するにあり、316タイプのステ
ンレス鋼がrf食するような厳しい条件でも良好な耐食
性を示すステンL・ス鋼を提供することを目的とする。
〔解決するための手段〕
本発明は、次に示す第1〜第2発明からなるものである
。即ち、 第1発明は、 重量基準にて、c;o、otx以下、S i ; 1.
o0%以下、M n ; 1.00%以下、PH0,0
6x以下、Si0.03X以下、Ni; 6.ON以下
、Cr ; 19.0〜28、oX、 M o ; L
o〜(i、oX、 N ; o、oaX以下を含有し、
残部が鉄及び不可避不純物からなり、且つi:Moが1
.0X以上2.0X未sでは一3xM o 445.0
<%Cr≦28.0 をii : M oが2.0〜B
、 0%では19、0< XCr≦28.0 を 夫々満足することを特徴とする粗製リン酸中で侵れrニ
ー wA食性を有するフェライト系ステンレス鋼であり
、 第2発明は、 前記第1発明の成分に更にNb。
10XXC〜0.8X、 T i ; 5XXC〜O,
axの一種または二種を含有する粗製リン酸中で優れt
コ耐食性を有するフェライト系ステンレス鋼である。
〔作用〕
本発明の、粗製リン酸中で優れた耐食性を有するフェラ
イト系ステンレス鋼中に含有する各成分ノ限定理由につ
いて次に述べる。
C:ステンレス鋼の粒界腐食(σ受性を高める元素であ
るため、C含有量をO,On以下に限定しな。
SI:脱酸のために必要な元素で、耐酸性の向上にも有
効な元素であるため、その含有量を1.002以下に限
定した。
Mn:この元素は鋼中のSと結合して局部腐食の起点と
なるM n Sを形成するので少ない方が望ましいが、
1.On以下に含有量を限定すれば実用上の問題はない
P:ステンレス鋼の粒界腐食感受性を上げ、また熱間加
工性にも悪影響を及ぼすため、少ない方が望ましい。但
しO,IX以下にすれば、実用上問題を生じないので、
その含有量を0.06X以下に限定した。
S:熱間加工性と耐局部腐食性を増すためには少ない方
が望ましいので、その含有量を0.03X以下に限定し
た。
NI: フェライト系ステンレス鋼では、靭性を高める
が、余り多いと塩化物中の耐応力腐食割れ性を損なうの
で、その含有量を6.0z以下に限定した。
Cr: ステ、し・ス消の−・般の耐食性を維持ずろ基
本元素であるため、その含有量は多い方が望ましいが、
強腐食性の腐食WPA中で所定の耐食性を1!Jろため
、その含有量ば19.H以上含有する必要があるが、2
8.0を超えると、その効果は飽和するのでH済性を考
慮してその含有量を次のように限定した。
i:Moが1.0X以上2.0z未満では一3XM o
 +25.0<%Cr≦28.0 をii:Moが2.
0〜6.0X テは 19.0<%Cr≦28.0 を 夫々満足する含有量が最適である。
Mo:Crと共に含有させ、その添加量を増すと、一般
の耐食性を顕著に向上する。強腐食性のWPA中では1
.0%以上の含有でその浸れた添加効果が現れ、6.1
を超えるとその効果は飽和ずろので、経済性を考慮して
、その含有量を1.0〜G、Ozに限定した。
N:フエライト系ステンレス鋼では、Cr窒化物等の析
出に起因した材質、耐食性の劣化を生じろつそのため0
.03F;以下に限定した。。
以上が第1発明についての添加元素及びその数値限定理
由であるが、第2発明は第1発明添加元素に追加して必
要に応じTi、Nbの−・種または二種を添加すること
が出来る。
Ti、Nbニステンレス鋼中のC@ T iやNbの炭
化物として固定し耐粒界腐食性、靭性を改善する1、そ
のためC含有1応じてT i 、 N bの一種または
二種を夫々10xにC以上、 5xzC以上加える。
また、それらの最大添加量は夫々0.8X以下とする。
Ti、Nbの添加量は、鋼中のCに対して一定址以上な
いと効果は現れず、0.8zを超えるとその効果は飽和
するばかりか、表面疵の原因にもなる。
次に本発明の実施例について述べる。
〔実施例〕
表に本実施例において供された鋼の化学成分並びに腐食
速度を示す。
表に示された組成のフエライ1へ系ステノLス鋼、(何
れも溶体化処理済み)について、以下の手順に従って腐
食試験を実施した、。
試薬特級の薬品を用いて調製した実験室WPA(50X
P 、O、+3XS 04”−+0.5XF e ”+
1.0XF −+0.05xCl−)を恒温水槽で50
℃に加熱しておき、81減加工、湿式研摩仕上げによゆ
製作した試験片を120時間浸漬して腐食減量を求めた
耐食性の評価は、腐食減量から求めた腐食速度(g /
m’、 b r)によった。
尚本実施例にて採用したWPA組成はその変動範囲で最
も多量のF−、CI−を含むので、現在製造されている
WPAのなかで最も激しい腐食を再現するものの一つと
思われる。
JIS規格の316Lに相当するM鋼を始め、比較鋼は
何れも8.0g/ m’、 h r以上の激しい腐食を
示すに対し本発明鋼は何れも0.2g/m’、 hr禾
満の浸れた耐食性を示した。
次に腐食速度と鋼組成(CrとMo)の関係を図に示す
図示する如(、腐食速度が0.2g/m“、 hr未満
の優れた耐食性を得るためには、CrとMoとを複合し
て含有することが必要で、1.0*以上2.0にM。
未満の領域では、−3*M o +25.0を超えると
Cr量を必要とし、2.0*M O〜6.0*M o 
 では19.0*を超えるCr量を必要とする。
〔発明の効果〕
本発明の粗製リン酸中で浸れた耐食性を有するフェライ
ト系ステンレス鋼は、現用の316Lタイプのステンレ
ス鋼が腐食するような厳しい条件でも良好なN(食性を
示すものである。
【図面の簡単な説明】
図は、実施例における腐食速度と鋼組成との関係グラフ
である。。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)重量基準にて、C;0.04%以下、Si;1.
    00%以下、Mn;1.00%以下、P;0.06%以
    下、Si0.03%以下、Ni;6.0%以下、Cr;
    19.0〜28.0%、Mo;1.0〜6.0%、N;
    0.03%以下を含有し、残部が鉄及び不可避不純物か
    らなり、且つ i:Moが1.0%以上2.0%未満では −3×Mo+25.0<%Cr≦28.0をii:Mo
    が2.0〜6.0%では 19.0<%Cr≦28.0を 夫々満足することを特徴とする粗製リン酸中で優れた耐
    食性を有するフェライト系ステンレス鋼。 (2)重量基準にて、C;0.04%以下、Si;1.
    00%以下、Mn;1.00%以下、P;0.06%以
    下、S;0.03%以下、Ni;6.0%以下、Cr;
    19.0〜28.0%、Mo;1.0〜6.0%、N;
    0.03%以下及びNb;10×%C〜0.8%、Ti
    ;5x%C〜0.8%の一種または二種を含有し、残部
    が鉄及び不可避不純物からなり、且つ i:Moが1.0%以上2.0%未満では −3×Mo+25.0<%Cr≦28.0をii:Mo
    が2.0〜6.0%では 19.0<%Cr≦28.0を 夫々満足することを特徴とする粗製リン酸中で優れた耐
    食性を有するフェライト系ステンレス鋼。
JP61092223A 1986-04-23 1986-04-23 粗製リン酸中で優れた耐食性を有するフエライト系ステンレス鋼 Expired - Lifetime JPH0772326B2 (ja)

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