JPS62247242A - 電気泳動用媒体材料 - Google Patents

電気泳動用媒体材料

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JPS62247242A
JPS62247242A JP61090622A JP9062286A JPS62247242A JP S62247242 A JPS62247242 A JP S62247242A JP 61090622 A JP61090622 A JP 61090622A JP 9062286 A JP9062286 A JP 9062286A JP S62247242 A JPS62247242 A JP S62247242A
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Eiichi Hasegawa
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、電気泳動用媒体材料に関するものであり、さ
らに詳しくは、特にDNAの塩基配列決定操作に用いる
のに適した電気泳動用媒体材料に関するものである。
[発明の背景] 化学分解法(Maxam−Gilbert法等)、ジデ
オキシ法等による核酸(DNA、RNA)の塩ノ、(配
列決定法においては、電気泳動用媒体層としてポリアク
リルアミドゲル膜を用いたスラブ電気泳動操作か必須の
操作となっている。特に近年において遺伝子関連の研究
か進むにつれて、DNA塩基配列決定の操作の迅速化か
急務となっている。
ポリアクリルアミドゲル膜は、アクリルアミドのような
巾H,H0体を触媒の存在下にてN、N’ −メチレン
ビスアクリルアミドのような二官1七性の架橋剤を用い
架橋重合させることにより得られる。
なお、DNA塩基配列決定用のポリアクリルアミドゲル
膜の形成に際して通常は、尿素あるいはホルムアミドの
ような少なくとも1個のカルバモイル基をもつ化合物変
性剤を含有させる。
■−記の重合反応はラジカル架橋重合てあり、酸素の影
響により反応か阻害されるため、ポリアクリルアミドゲ
ル膜は酸素を遮断した状態で調製する必要がある。この
理由から、現在では一般に、ポリアクリルアミドゲル膜
は2枚のガラス板て形成されたセル(一定の空間、たと
えば約0.3〜1mm厚の空間を有するもの)の中にゲ
ル形成液を注入し、1%j素を遮断した状yEで架橋重
合させてゲル膜を形成させている。しかし、この方法は
二枚のガラス板の間でゲル膜を形成するために、取り扱
い性が悪く、かつゲル膜の量産化か困難であるといった
大きな欠点を有している。
以上のようにして形成したポリアクリルアミドゲル膜を
電気泳動媒体として用いる電気泳動操作は、たとえば、
次のようにして実施される。
サンプルスロットか上端部に設けられたポリアクリルア
ミドゲル膜をガラス板に挟んだままの状態で垂直に配こ
し、まず前電気泳動操作を行なったのち、サンプルスロ
ット中に試料(マキサム・ギルバート分解した32 p
ラベル化DNAなど)を一定量注入し、次いで電気泳動
操作を行なう、そして一定時間(例、約6時間〜12時
間)の電気泳動を行なった後1片面のガラス板を注意深
く除去し、その露出面をポリ塩化ビニリデンフィルムな
どの合成樹脂製フィルムでゲル膜を覆い、この状fEi
にてオートラジオグラフィー処理を行なう。
このオートラジオグラフィー処理は、ポリアクリルアミ
ドゲル 線フィルム、増感スクリーンを順次のせて,低温(たと
えば、−80℃)で一定時間(たとえば、約10〜20
時間)露光を行ない,そして露光終了後.xmフィルム
を現像し、DNAの分離泳動パターンを画像化する処理
である。このようにして得られたDNAの分離泳動パタ
ーンに基づいてDNAの塩基配列を決定することができ
る。
オートラジオグラフィー処理は以上のように長時間を必
要とするため、その迅速化か望まれ、更に読みとりの高
分解能化も望まれている。
従来のアクリルアミドゲル膜を用いた電気泳動媒体材料
は上記のようにガラス板を用いるために取り扱い性に問
題があり、しばしばガラスを割ったりして実験を失敗す
ることがある。更に、オートラジオグラフィーに際し,
上記のように片面のガラスを除く・必要かあり、この時
にゲル膜を破損したりする事もあり、この操作は非常に
熟練を必要とする。したがって、この様な欠点を改良し
た取り扱い性の良好なポリアクリルアミドゲル膜の開発
が既にすすめられ、支持体としてポリエチレンテレフタ
レートなどのプラスチック材料からなる支持体を用い、
その上にポリアクリルアミドゲル膜を形成した電気泳動
媒体材料が既に提案されている。
上記のプラスチック材料製の支持体を用いた電気泳動媒
体材料は、その製造か容易て、珈り扱い性も良いとの利
点を有する。そして、DNA分解物などの電気泳動も、
その電気泳動媒体材料を用いて行なうことがてきるが、
本発明者か詳細に検討したところによると、支持体とし
てガラス板を用いて製造した電気泳動媒体材料に比較す
ると、その解像力か若−「低下する傾向があることがわ
かった。
[発明の要旨] 本発明の目的は、新規なプラスチック製フィルム(ある
いはシート)を支持体として用いたポリアクリルアミド
ゲル膜系電気泳動媒体材料を提供することにある。
本発明の目的は、特にプラスチック製フィルム(あるい
はシート)を支持体として用いたポリアクリルアミドゲ
ル膜系電気泳動媒体材料であって、支持体としてガラス
板を用いて製造した電気泳動媒体材料と同等の解像力を
示す電気泳動媒体材料を提供することにある。
未発IJIは、アクリルアミド系化合物と架橋剤とが木
の存在ドて架橋組合してなるポリアクリルアミド系水性
ゲルからなり、変性剤として少なくとも1個のカルバモ
イル基をもつ化合物を含む電気泳動用媒体層およびプラ
スチック材料製支持体を含む電気泳動用媒体材料であっ
て、該電気泳動用媒体層と支持体層との間に、該支持体
材料よりも酸素透過係数か低い樹脂材料からなる樹脂中
間層か備えられていることを特徴とする電気泳動用媒体
材料からなるものである。
[発明の効果] 本発明の電気泳動用媒体材料は、上記のようにプラスチ
ック製支持体からの電気泳動媒体層への酸素の透過、拡
散を低下させることのできる樹脂中間層か設けられてい
るため、電気泳動用媒体層(ポリアクリルアミドゲル膜
)の形成のための架橋重合反応が非常に円滑に進行し、
高度に均質な電気泳動用媒体層が形成される。従って、
そのような樹脂中間層を備えていないプラスチック支持
体上に形成された電気泳動用媒体層に比較して、本発明
の電気泳動用媒体材料の電気泳動用媒体層は、更に高い
解像性を示す。
[発明の詳細な記述] 本発明の電気泳動用媒体材料の支持体は、プラスチック
材料から形成されるシート状物(フィルム状物も含む)
である。このプラスチック製シートとしては、任意のプ
ラスチック材料から形成したものを用いることができる
。好ましいプラスチック材料の例としては、ポリエチレ
ンテレフタレート、ビスフェノールAのポリカルボネー
ト、ポリ塩化ビニル、ポリメチルメタクリレート、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、セルロース
アセテート、およびセルロースアセテートプロピオネー
トをあげることができる。
プラスチック材料製支持体は公知の表面活性化処理によ
り表面を親水化したものであることが好ましい0表面親
木化処理のためには紫外線照射、グロー放電処理、コロ
ナ放電処理、火焔処理、電子線照射、ケミカルエツチン
グ、電解エツチング等の公知の方法を適用することがて
きる。
支持体は、一般に厚さか約50〜500gm、好ましく
は約70〜3007zmのものか用いられる。
これまでに提案されているプラスチック製支持体を用い
た電気泳動用媒体においては、プラスチック製支持体上
に、直接あるいは接着剤層を介してポリアクリルアミド
ゲル形成用塗布液が塗布され、次いで窒素雰囲気下にて
架橋重合反応が行なわれている。
本発明の電気泳動用媒体においては、プラスチック製支
持体上に、該支持体の材料よりも酸素透過係数が低い樹
脂材料からなる樹脂中間層が設けられる。
上記の樹脂中間層は、層厚201Lmに形成したフィル
ムの状態における酸素透過量が15cc/m2・at−
・day以下の樹脂材料よりなることが好ましく、特に
層厚20pmに形成したフィルムの状y6における酸素
透過量が10cc/rn’・aL−・day以下の樹脂
材料よりなることが好ましい、好ましい樹脂材料の例と
しては、塩化ビニリデン・塩化ビニル共重合体、ポリビ
ニルアルコール、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニ
リデン、ビニルアルコール・エチレン共重合体、塩化ビ
ニリデン・アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリ
ル・メチルアクリレート・フタジエン共重合体などを挙
げることができる。なお、L記の酸素透過量は、酸素透
過量の測定方法として一般的に利用されているm o 
c o n法による測定値である。
上記vA脂中間層は約0.5〜20pLmの層厚を右す
ることが好ましく、さらに約l〜8pmの層厚を右する
ことが特に好ましい。
樹脂中間層と上記支持体とがらなる積層体の酸素透過量
は10cc/rn’・atm −day以丁であること
が好ましく、さらに7 c c /rrf −aLm 
・day以下であることが特に好ましい。
]二記の樹脂中間層のLに直接、あるいは接着剤層など
の他の中間層を介して電気泳動用媒体層カ一般けられる
次に′i[気泳動用媒体層(以下において、ゲル媒体層
、ポリアクリルアミドゲル膜あるいは単にゲル膜ともい
う)について説明する。
ポリアクリルアミドゲル膜は、アクリルアミド系化合物
と架橋剤とを、水溶液または水分散液として水中に溶解
または分散させてゲル形成液を調製したのち、液中て両
者を架橋重合させて架橋刊合した水性ゲル膜として形成
することにより得ることができる。本明細書においては
、特にことわらない限り、(水中に)溶解と(水中に)
分散の両者を含めて単に(水中に)溶解といい、水溶液
と水分散液の両者を含めて巾に水溶液という。また、溶
媒または分散媒として、所望により加えられる有機溶媒
と水の混合物をも包含する。
ポリアクリルアミドゲル膜の形成に用いることができる
アクリルアミド系化合物の例としては、アクリルアミド
、N−メチルアクリルアミド。
N、N−ジメチルアクリルアミド、N−(ヒドロキシメ
チル)アクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド等の
アクリルアミド系化合物やメタクリルアミド等のメタク
リルアミド系化合物が挙げられ、これらの化合物は単独
で、あるいは二種以上を併用して用いることがてきる。
これらのアクリルアミ1〜県北合物のうもではアクリル
アミドか最も好ましく、またアクリルアミドと他のアク
リルアミド系化合物、メタクリルアミド系化合物の一種
以4二の併用も好ましい。
架橋剤としてはr  ElccLrophoresis
J 1981.2゜220−228等上記載の公知の化
合物(一種または二種以上の組合せ)を用いることがで
きる。架橋剤の具体例としては、N、N’ −メチレン
ビスアクリルアミド(BIS);N、N“−プロピレン
ビスアクリルアミド(PBA)、ジ(アクリルアミドジ
メチル)エーテル(DAE); l、2−ジアクリルア
ミドエチレングリコール(DEG);エチレンウレアビ
スアクリルアミド(EUB);エチレンジアクリレート
(EDA)、N、N’ −ジアリルタータルジアミド(
N、N’−diallyltarLardiaside
 : DATD) ;およびN、N’ −ビスアクリリ
ルシスタミン(N、N’−bisacrylylcys
tamine。
BAC) ′:Jの二官渣性化合物か挙げられる。
架橋剤の量は、単一を体と架橋剤の総i′If量に対し
て約2〜30wt%、好ましくは約3〜10wt%の範
囲である。
ゲルC度としては、S 、 It j e r t c
 n :  r  A r c l+ 。
11iochem、  B’+ophys、  J  
l  (5upp1.  )、  147(1962)
上記載の定義に従って表示して、単が体、架橋剤および
水からなるゲル膜の容積に対して、単量体と架橋剤の量
か約3 w / v%から約30 w / v%の範囲
で好ましく用いられる。
ポリアクリルアミドゲル膜に含有させる変性剤は、少な
くとも1個のカルバモイル基を持つ化合物であり、その
具体例としては、尿素、ホルムアミド等が挙げられる。
これらのうちで尿素が特に好ましく用いられる。変性剤
は、単量体と架橋剤とを含む水性ゲルの容積に対して、
約40〜60w t / v%の範囲の剣で用いられる
。尿素を用いる場合には、単量体と架橋剤とを含む水性
ゲルl見に対し約6モル(約360g)から飽和溶解量
まて、好ましくは約7モル(約4zog)から飽和溶解
量までの範囲の賃て用いることができる。
ポリアクリルアミドゲル膜には水溶性ポリマーを含有さ
せることができる。
水溶性ポリマーとしては、付加重合型または縮毛金型の
水溶性ポリマーを用いることがてきる。
付加重合型ポリマーの、r4体例としては、ポリビニル
アルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミ
ド笠の非rオン性水溶性ポリマーが挙げられる。縮重合
型ポリマーの具体例としてポリエチレングリコール、ポ
リプロピレングリコール等の非イオン性水溶性ポリアル
キレングリコールか挙げられる。水溶性ポリマーの分子
量は、約1万から約100万の範囲のものが好ましい。
これらの水溶性ポリマーのうちでは、ポリエチレングリ
コール、ポリアクリルアミドか特に好ましい。
水溶性ポリマーは、単量体と架橋剤の合計玉量に対して
約2wt%から約100 w t%の範囲、好ましくは
約5 w t%から約50 w t%の範囲のかて用い
られる。水溶性ポリマーを添加することにより、ポリア
クリルアミドゲル膜は可塑性を有するようになるため、
裁断加工時に壊れることがなくなり、またゲル膜は乾燥
時にも可塑性を有するようになり、もろさか改良され、
壊れにくくなるとの利点かある。また、水溶性ポリマー
の分子量、および添加賃を選択することにより、ゲル膜
の粘度をコントロールすることもできる。
ポリアクリルアミドゲル1すにはアガロースを含有させ
ることができる。アガロースは公知のアガロースであれ
ば特に制限はなく、低電気浸透性、中電気浸透性、高電
気浸透性アガロースのいずれをも用いることができる。
用いることのてきるアガロースの例としては特開昭55
−5730号、特開昭55−110946号、特表昭5
7−502098号等の公報に開示されているアガロー
ス等がある。
アガロースは、中量体と架橋剤とを含むゲル組成液の容
積に対して約0.2w/v%から約2 w / v%、
好ましくは約0.3w/v%から約1.2w/v%の割
合にて添加される。ゲル膜にアガロースを添加すること
により、ゲル形成用溶液温度を変化させることにより、
適当な溶液粘度にコントロールすることが可能となり、
その流動性を市めることができ、またゲル膜を成形する
時には成形しやすくなるとの利点かある。
ポリアクリルアミドゲル膜にはpH1a衝剤を含有させ
ることができる。緩衝剤としては、pH8,0から10
.0、好ましくはpH8,0から9.0の範囲内のpH
値に緩衝できる緩衝剤であれば、いずれをも用いること
ができる。用いうる緩衝剤としては、11本化学会編r
化学便覧 基礎編1(東京、丸み輛1966年発行) 
1312−1コ20頁:r Data For Rio
chemical Re5earch J (R,M、
C。
Dawson  cL at g  第2版、 0xf
ord aL the C1arcndon Pres
s、1969年発行) 476−508ベージ;r  
RiochemisLry J、5,467(1966
)  ;r Analytical  旧ochevi
sLry  J  104.:10ロー310(+98
0)等の刊行物上記載の緩衝剤があげられる。そして、
その具体例としてはトリス(ヒドロキシメチル)アミノ
メタン(Tris)  [CへS Registry 
N。
77−86−11 、 N、 N−ビス(2−ヒドロキ
シエチル)グリシン([1icinc) 、 N −2
−ヒドロキシエチルピペラジン−No−2−ヒドロキシ
プロパン−3−スルホン酸のNa塩またはに塩等、N−
2−ヒトロキシエチルビベラジンーN’ −3−プロパ
ンスルホン酸のNa塩またはyc11!!3.N−[ト
リス(ヒドロキシメチル)メチル]−3−アミノプロパ
ンスルホン酸のNa塩またはに塩および、これらのいず
れかと必要により組合せられる酸、アルカリまたは塩等
をあげることができる。
特に好ましい緩衝剤の例としてはTris、ホウ酸およ
びEDTA・2Na塩の組合せ(pH8,3)かある。
未発IJ1においてポリアクリルアミドゲル膜はアクリ
ルアミドに代表される単量体、二官億性のアリル(al
lyl )化合物またはアクリル化合物(架橋剤)、水
溶性ポリマー、およびアガロースを実質的に均一に溶解
させた水溶液中で単量体と架橋剤とをラジカル架橋重合
させて得られるものであり、単;−,42体と架橋剤か
ら形成された三次元架橋重合体に水溶性ポリマーとアガ
ロースが実質的に分散されて、後二者のポリマー釦が三
次元架橋重合体とがらみあっている構造を有すると推定
される。
上記のラジカル架46m合反応は、分子状酸素の不存在
下て過酸化物の存在および/または紫外線照射笠の公知
の方法により発生させることができる。この反応を加熱
および紫外線照射により加速することもできる。
ラジカル架橋重合用触媒としては、r  Elcctr
phoresisJ 1981.2.21:l−219
,同1981.2.220−228:青水、永井編[最
新電気泳動法J  (1’173年発行)等上記載の公
知の低温ラジカル重合開始剤のうちから適宜選択して用
いることができる。
好ましいラジカル重合開始剤の具体例としては、β−シ
メチルアミノブロピ才二トリル(DMAPN)−ベルオ
クソニ硫酸アンモニウム混合物。
N、N、N’ 、N’ −テトラメチルエチレンジアミ
ン(TEMED)−ベルオクソニ硫酸アンモニウム混合
物、TEMED−リボフラビン混合物、TEMED−リ
ボフラビン−iM酸化水素混合物と紫外線照射の組合せ
等が挙げられる。ラジカル重合開始剤の含有發は、中量
体と架橋剤の合計重量に対して約0.3〜5 +1’?
、 +1′c%、そして好ましくは約0.5〜3 Ti
−+1’i%の範囲である。
ゲル媒体層は、支持体りの前記の樹脂中間層の七に直接
あるいは接若剤層などの他の中間層を介して上記のゲル
形成液を公知の方法により塗布して設けたのち、ゲル形
成液を架橋重合させることにより形成することがてきる
ゲル形成液を支持体の表面で架橋重合させる場合には、
ゲル形成液塗布層のLをさらにカバーフィルム、シート
または板などの被覆材料でおおうことができる。この目
的に使用されるカバーフィルム、シート、または板とし
ては前記支持体と同様な素材からなり、更に支持体同様
、酸素透過渣を低下させているものを用いることができ
る。この被覆材料の厚さは300gm以下であり、実用
的に好ましい厚さの範囲は約4〜200gmであり、特
に好ましい範囲は約4ルm〜100ルmである。
ポリアクリルアミドゲル膜には、必要に応じて抗酸化剤
などの他の添加剤を含有させることができる。抗酸化剤
としては、ゲル膜に配合しうろことが知られている種々
の化合物を用いることができる。抗酸化剤の具体例とし
てはジチオスレイトール、2−メルカプトエタノールを
挙げることができる。
その他の添加剤としては湿潤剤があり、ポリアクリルア
ミドゲル膜にはグリセリン、エチレングリコール等のポ
リオール化合物を含有させることもてきる。ポリオール
化合物の含有ツ正は、ゲル膜の容桔に対して約5〜約4
0 w / v%の範囲から選ばれる。ポリオール化合
物のうちてはグリセリンか特に好ましい。湿潤剤を配合
することによりゲル膜の保存時の極端な水分の蒸発によ
る乾燥を防ぐことが可ずtとなり、また極端な乾燥に起
因するもろさを防ぎ、ひびわれを防ぐ等のゲル膜の物性
か改みされるとの利点かある。
本発明の電気泳動用ル奴体材料は、重連の諸文献等上記
載の公知の方法に従って、水ト型および垂直型平板電気
泳動法、ディスク電気泳動泳動状等のいずれにも用いる
ことができる。
以Fに本発明の実施例を記載するが、これらは本発明の
範囲を限定するものてはない。
[実施例1] 紫外線照射処理により表面を親木性にした厚さ180p
mの無色透明ポリエチレンテレフタレートシート(支持
体)上に、塩化ビニリデン・塩化ビニル(9:l)共重
合体のラテックス(この塩化ビニリデン・塩化ビニル(
9:l)共重合体の層厚20gmに形成したフィルムの
状態における1v素透過かは約5cc/m2ー ate
 ・day )を1111Dして、層厚が約5pmの樹
脂層を形成した。
上記の樹脂層か付設された支持体の酸素透過係数は4C
c/rn′・aL烏・dayであった。
支持体上に設けられた樹脂層のLに、アクリルアミド7
.60g、813400mg、リボフラビン(0,25
wL%水溶液)1.5mM、尿素42g、  トリス(
ヒドロキシメチル)アミノメタン[CAS  Regi
stry No、 77−86−1 ] 1 、21g
、ホウ酸0゜654gおよびEDTA ・2Na11!
75 m Kを含有する100m文の溶液に重合開’I
f剤としてベルオクソニ硫酸アンモニウム(5wt%)
1.3mi、TEMED33.Uを加えたものを0.3
mmの厚みに塗布成形し、100W高圧水銀灯を10c
mの距離から照射し、10分間静置しポリアクリルアミ
ドゲル膜を得た。
[比較例1] ポリエチレンテレフタレートシート(支持体)にに、塩
化ビニリデン・塩化ビニル(9:l)共重合体の塗布層
を設けなかったこと以外は実施例1と同様にして支持体
上にポリアクリルアミドゲル膜を形成した。
なお、上記の支持体の酸素透過係数は17cc/ rr
r’ ・ass −dayであった。
[参考例1] 支持体としてポリエチレンテレフタレートシートの代り
にガラス板を用い、塩化ビニリデン・塩化ビニル(9:
l)共重合体の塗布層を設けなかったこと以外は実施例
1と同様にして支持体」二にポリアクリルアミドゲル膜
を形成した。
[電気泳動試験] 実に例1、比較例1および参考例1て得られたポリアク
リルアミドゲル膜にサンプル注入[]を形成し1次いて
ゲル膜に厚さ63pmのポリエチレンテレフタレートシ
ート(カバーシート)をかぶせた。
このポリアクリルアミドゲル膜を使用して、ジデオキシ
法により調製された試料を電気泳動にかけ、DNA塩基
配列決定の実験を行なった。
すなわち、電気泳動終了後に、ゲル膜に対して一80°
Cてオートラジオグラフィー処理を常法に従って行ない
、得られた泳動パターンの可視画像にノ、(いてDNA
塩基配列の決定操作を行なった。
実施例1および参照例1のゲル膜により得られた泳動パ
ターンは高い解像力(実施例1のゲル膜における塩基解
読数:198.参照例1のゲル膜における塩基解°読数
:192)を示し、解読が容易であった。一方、比較例
1のゲル1漠により得られた泳動パターンの解像力は、
実施例1および参照例1のゲル膜により得られた泳動パ
ターンの解像力に比較して低く、塩基解読数も131と
低かった。
[実施例2] 支持体J二に設ける中間樹脂層をポリアクリロニトリル
(このポリアクリロニトリルの層厚20JLmに形成し
たフィルムの状態におけるi?素素通過量約2CC/r
n′・aLII−day)から、厚さをi。
gmの層として形成した以外は実施例1と同様にして中
間樹脂層を有する支持体を形成した。
L記の樹脂層か付設された支持体の酸素透過係数は2 
c c /rn’ ・aLm −dayであった。
次いて、1−記支持体上に中間樹脂層の−Lに実施例1
と同様にしてポリアクリルアミドゲル膜を形成した。
[電気泳動試験] 実施例2、比較例1および参考例1で得られたポリアク
リルアミドゲル膜にサンプル注入口を形成し、次いてゲ
ル膜に厚さ507zmのポリエチレンテレフタレートシ
ート(カバーシート)をかぶせた。
L記のポリアクリルアミドゲル膜を使用して、コ2 P
 −D N Aをマキサム・ギルバート分解した試料を
電気泳動にかけ、DNA塩基配列決定の実験を行なった
すなわち、電気泳動終了後に、ゲル膜に対して−80’
Cてオートラジオグラフィー処理を常法に従って行ない
、得られた泳動パターンの可視画像に基いてDNA塩基
配列の決定操作を行なった。
実施例28よび参照例1のゲル膜により得られた泳動パ
ターンは高い解像力(実施例1のゲル膜における塩基解
読数:65.参照例1のゲル膜における塩基解読数二6
1)を示し、解読か容易てあった。一方、比較例1のゲ
ル膜により得られた泳動パターンの解像力は、実施例1
および参照例1のゲル膜により得られた泳動パターンの
解像力に比較して低く、塩基解読数も41と低かった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アクリルアミド系化合物と架橋剤とが水の存在下で
    架橋重合してなるポリアクリルアミド系水性ゲルからな
    り、変性剤として少なくとも1個のカルバモイル基をも
    つ化合物を含む電気泳動用媒体層およびプラスチック材
    料製支持体を含む電気泳動用媒体材料であって、該電気
    泳動用媒体層と支持体層との間に、該支持体材料よりも
    酸素透過係数が低い樹脂材料からなる樹脂中間層が備え
    られていることを特徴とする電気泳動用媒体材料。 2、上記樹脂中間層か0.5〜20μmの層厚を有する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の電気泳動
    用媒体材料。 3、上記樹脂中間層が、層厚20μmに形成したフィル
    ムの状態における酸素透過量が15cc/m^2・at
    m・day以下の樹脂材料よりなることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の電気泳動用媒体材料。 4、上記樹脂中間層が、塩化ビニリデン・塩化ビニル共
    重合体、ポリビニルアルコール、ポリアクリロニトリル
    、ポリ塩化ビニリデン、ビニルアルコール・エチレン共
    重合体、塩化ビニリデン・アクリロニトリル共重合体、
    およびアクリロニトリル・メチルアクリレート・ブタジ
    エン共重合体からなる酸素低透過性樹脂材料を含むこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の電気泳動用媒
    体材料。 5、上記樹脂中間層が上記支持体に塗布により形成され
    ており、かつ該樹脂中間層と支持体とが形成する積層体
    の酸素透過量が、10cc/m^2・atm・day以
    下であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    電気泳動用媒体材料。 6、プラスチック材料製支持体がポリエチレンテレフタ
    レートからなることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の電気泳動用媒体材料 7、上記電気泳動用媒体層がさらに水溶性ポリマーおよ
    びアガロースを含むことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項乃至第6項のいずれかの項記載の電気泳動用媒体材
    料。 8、上記変性剤が尿素またはホルムアミドであることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第6項のいずれか
    の項記載の電気泳動用媒体材料。
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