JPS6224701Y2 - - Google Patents

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JPS6224701Y2
JPS6224701Y2 JP1982052742U JP5274282U JPS6224701Y2 JP S6224701 Y2 JPS6224701 Y2 JP S6224701Y2 JP 1982052742 U JP1982052742 U JP 1982052742U JP 5274282 U JP5274282 U JP 5274282U JP S6224701 Y2 JPS6224701 Y2 JP S6224701Y2
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JP1982052742U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は特に、省スペースタイプの貸金庫とし
て好適な耐火性収納装置に関するものである。
一般に、銀行等の金融機関の店舗には耐火壁で
囲まれた空間内にいわゆる貸金庫を設備すること
が多いが、店舗の規模によつては、需要見込み乃
至は実際の需要があり乍らも貸金庫を設備できな
いことがある。
これは、従来の貸金庫が設備的にかなり大がか
りなものであるため、店舗規模が小さい場合、貸
金庫を設置できる空間がないからである。
また、上記のような貸金庫に限られず、種々の
分野に於て取扱い物品を耐火的に収納保管しなけ
ればならないことも多いが、従来かかる場合には
耐火性を持たせて作製された特別の保管庫などを
利用しているのが現状である。
しかし、前記の耐火空間に設置される貸金庫や
耐火性保管庫は、それらを設置するよめに費用が
かさむという難点のほか、この種収納装置の設置
に要する占有空間の割には収納効率がよくないと
いう難点がある。
上記難点に関し、水平回動式の回動棚を利用し
た貸金庫が実開昭54−107397号として提案されて
いる。
しかし、提案されているものは、貸金庫の外側
本体をなす筐体(金庫室本体)が独立して構成さ
れる点でその分構造が複雑となる上に、これを屋
内の耐火壁面に沿わせて設置すると、当該筐体の
壁面と屋内の耐火壁面が重畳して無駄になるとい
う問題があり、また、収納室ユニツトには上下方
向に収納室が形成されるため、上部又は下部の収
納室の使い勝手が芳しくないという従来の固定型
貸金庫と同様の問題がある。
本考案は上記のような従来の貸金庫等の現状、
或は、提案されている貸金庫の問題点に鑑み、省
スペース的に形成できることは勿論、既設耐火壁
を利用して構造の簡略化を図り、また、使い勝手
も良好な特に貸金庫として好適な耐火性収納装置
を提供することを目的としてなされたもので、そ
の構成は、フレームに取附けた鎖等による伝動機
構に等間隔で支持案内される複数個の横長箱状で
前面が開口したキヤリアを水平な向きで無端連鎖
状に具備し、前記キヤリアは複数個の独立した収
納部に仕切られると共に、これらの個々の収納部
の開口部に夫々に扉が取附けられた前記キヤリア
を、常時一定姿勢のまま上下方向に回動させるよ
うにした回動棚装置の本体を、建物の既設の耐火
壁に前記本体の少なくとも背面を対向させて設置
する一方、前記既設の耐火壁に対向していない前
記本体の正面と側面がわに、前記既設の耐火壁に
繋がる耐火壁を、前記正面側の耐火壁は前記本体
に近接せしめると共に一つのキヤリア分の開口部
を形成して設け、且つ、この開口部に、耐火性の
扉を取附けて成ることを特徴とするものである。
次に本考案の実施例を図に拠り説明する。
1は既設の建物の耐火壁で、ここでは該壁1が
平面「状のコーナ部を形成している。2,3は前
記耐火壁1によるコーナー部を囲み、平面矩形状
の耐火壁空間を形成するため、既設建物内に後か
ら立設した耐火壁体で、該壁体2,3は、耐火性
の床面から耐火性の天井までの高さとすることに
より、既設建物の耐火性の床、天井並びに壁面1
と上記壁体2,3により囲まれる空間が耐火空間
FPを形成するように配設される。尚、3aは耐
火壁体3に耐火空間FPへの出入口となるように
設けた扉である。而して、上記壁体2,3はこれ
を立設して形成すべき建物内の既設耐火壁面の平
面形態の如何などにより、上記例以外の平面形
態、例えば平面状に形成し得ること勿論である
が、本考案では上記空間FPが形成される以前
に、上記の既設壁面1の前方に回動棚装置の本体
(以下、回動棚機構という)が設置されるので、
次にこの回動棚機構について説明する。
4は上記耐火空間FP内に配置される回動棚機
構で、ここでは、第2図に示すように鎖4aを掛
回して上下方向で並べた原、従動鎖輪4b,4c
の2組を正面からみて適宜の幅を持たせて同じ高
さで配設した駆動機構と、前記鎖4aに後端が枢
着されると共に先端例が前記鎖に対し直交する側
に突出させられ且つ、等ピツチで設けられた横V
字状の支持腕4dと、これら各支持腕4dの先端
側にその幅方向両側面が枢着されて吊下支持され
る複数個のキヤリア4eと、これら各キヤリア4
eの姿勢をその位置の如何に拘らず一定向きに強
制案内するキヤリアの姿勢案内部4fとを主要部
材とし、前記原、従動輪4b,4cや前記案内部
4fなどが枠状のフレーム4gに取附けられて回
動棚機構の一例に構成されている。尚、上記回動
棚機構4は、一般にはその外側が化粧パネルで被
覆され、回動棚装置として独立した製品に形成さ
れ取扱われているが、この実施例ではこの回動棚
装置の化粧パネルなどを取外した状態のものを本
考案における回動棚機構として用いる。
而して、上記回動棚機構4は、上記の既設壁面
1の前面に対し適宜の間隙、例えば、人が通れる
程度の間隙をもたせて配置する一方、その各キヤ
リア4eを次のように構成している。
即ち、この実施例でのキヤリア4eは仕切壁4
1eによつて複数区分に仕切る共に、各区分の前
面側に夫々に錠付の扉42eを設け、且つ、各区
分内には第4図に示すような錠K1を具備した筐
体43eを備え付けて構成されている。
上記キヤリア4eを具備した回動棚機構4が既
設壁面1の前側に設置された後、次のような構成
を具備する耐火壁2と、出入用の扉3aを具備す
る耐火壁3とを平面略」状に配置立設する。
即ち、5は、各キヤリア4eに複数の筐体43
eを具備した上記回動棚機構4の正面にその後面
を近接させて配設される耐火壁2に於て、前記各
キヤリア4eの適宜高さに位置する一のキヤリア
4eに対応させ該耐火壁2に貫設した開口部で、
該開口部5は高さ方向の間口が少なくとも前記筐
体43eの高さよりは大きく、また幅員が前記キ
ヤリア4eの正面幅と同程度に形成してあり、該
開口部5には、その背面に位置するキヤリア4e
内の個々の区分に夫々独立して収容されている各
筐体43eに対応して、個々に開閉可能な施錠装
置付の複数の耐火性シヤツター5aが並設してあ
ると共に、その下辺には耐火壁2の前面側へ突出
したテーブル体5bが設けてある。尚5cは各シ
ヤツター5aの境界に立設された支柱である。
上記構成により、開口部5の横方向に列設され
た複数個の各シヤツター5aは、例えば、左側端
のシヤツター5aが回動棚機構4における各キヤ
リア4eの左側端に位置する各筐体43eに対応
しているので、垂直方向で同列上に位置する各キ
ヤリア4eの各区分内にある各列の筐体43eに
対応することになる。
6は回動棚機構4に於ていずれかのキヤリア4
eを開口部5の背面に位置付ける作動をさせる操
作盤で、以上1乃至6により本考案装置の一例を
構成する。
而して、上記本考案装置は、操作盤6を操作し
て所定のキヤリア4eを開口部5の裏面に位置付
けて特定のシヤツタ5aを開け、この開けられた
シヤツタ5aの裏面に位置するキヤリア4e上の
区分の扉42eを開けることにより、該区分内に
設置されている筐体43eをテーブル体5b上に
取出すことができ、従つて、取出した前記筐体4
3eに適宜物品を出入した後、前記とは逆の順序
でシヤツタ5a及び扉42eを閉ぢ、前記筐体4
3eを再びキヤリア4eの特定区分内に戻して保
管するといつた具合にして使用するものである。
尚、この実施例に於ては、各シヤツタ5aは各キ
ヤリア4eの垂直方向に於ける同列上の各区分内
における筐体43eについて共用されるから、各
シヤツタ5aの錠K3は、各キヤリア4eの垂直
方向で同列上に位置する区分に関しては同一の合
鍵で施解錠できるものが使用されるが、各キヤリ
ア4eに於ける個々の区分の扉42e及び各区分
内に設置される各筐体43eに取附けられる錠
K2,K1は、すべて個有のものが使用されること
になるので、上記実施例の装置は貸金庫として利
用する場合に好適なものとなる。
以上の実施例は、本考案装置をそれ自体で耐火
性は勿論防盗性に優れた収納装置、特に貸金庫装
置として使用できるように構成したものであるか
ら、耐火性があれば足りる収納装置として使用す
る場合などには、前記キヤリア4eや開口部5に
取附ける扉の構成を簡易にすることがある。
例えば、先に述べた実施例に於て、耐火壁2の
開口部5に設けるシヤツター5aに、前記開口部
5の全体を一度に開閉するいわゆる一枚ものを用
いてもよいが、このシヤツター5aに一枚ものが
使用されても、キヤリア4e内の個々の筐体43
eはその仕切41e及び扉42eによつて独立性
が確保されるから、本考案装置はなお充分な防盗
性を具備した貸金庫として利用することが可能で
ある。
また、上記例とは逆にシヤツター5aはキヤリ
ア4eに仕切壁41eにより形成される個々の区
分に対応して前記開口部5を区分した態様で個々
独立して設けると共に、キヤリア4e側の扉42
eを省略する構成をとつてもよい。
一方、各キヤリア4eに収納保管される物品が
少なくとも耐火性の下に保管されれば足りるとす
る収納装置に於ては、開口部5に取附けるシヤツ
ター等による扉が、一枚ものであると否とに拘ら
ず、耐火性ものであれば充分であり、従つて、キ
ヤリア4e側の具体的構成は、収納保管されるべ
き物品によつて任意の構造にすればよい。
尚、上記開口部5に設ける扉に耐火性のものを
用いるのに代え、前記キヤリア4e乃至は該キヤ
リア4eに設けるべき扉を耐火性の材料で形成し
ても、上記例と同様収納物品に対する耐火性を発
揮させることができる。
本考案は以上の通りであつて、既設建物内の既
設耐火壁の前面側に耐火、防火壁を連設して形成
される平面矩形の耐火空間内に、複数の水平な向
きの横長箱状のキヤリアを有すると共に、このキ
ヤリアは仕切壁により複数の収納部空間に仕切ら
れ且つ個々の空間には錠付扉が設けられた上下回
動式の回動棚機構本体を、そのキヤリア前面を上
記の別設された耐火壁の裏面に近接させて設置
し、設置された前記棚機構の一キヤリアの前面に
対応させて上記の別設耐火壁面に開口部を設けこ
の開口部に耐火扉を設けて耐火性収納装置を形成
したから、通常の貸金庫と同等の機能、効果例え
ば、耐火性、防盗性、独立性等を有する貸金庫を
省スペース的に形成できる効果がある。特に、本
考案装置は、水平な横長箱状のキヤリアにそれぞ
れが貸金庫の収納部となる複数の空間が個々独立
して形成されているから、同一キヤリア上の各収
納部を同時に開閉できることとなつて効率のよい
使用ができるという利点のほか、使用時のキヤリ
アはいずれのキヤリアであつても、常に所定高さ
(開口部の位置)に位置付けられるから、従来の
固定型のものに比べ使い勝手がすこぶる良好であ
るという特有の効果を奏する。
尚、本考案装置は回動棚機構を複数台横列させ
た、形態で構成できることは勿論、開口部前面側
のテーブルに間仕切部材を立設することもある。
また操作盤6は本考案装置から離隔した所に設
け、担当者が各キヤリアの開口部への位置決めを
遠隔操作するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の一例の平面断面図、第2
図は同じく縦断側面図、第3図は一のキヤリアの
構成例を示すの平断面図、第4図は筐体の一例の
斜視図である。 1……既設耐火壁、2,3……別途耐火壁、4
……回動棚機構、4e……キヤリア、41e……
仕切壁、42e……扉、43e……筐体、5……
開口部、5a……耐火シヤツター、5b……テー
ブル体、5c……支柱、6……操作盤。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 フレームに取附けた鎖等による伝動機構に等
    間隔で支持案内される複数個の横長箱状で前面
    が開口したキヤリアを水平な向きで無端連鎖状
    に具備し、前記キヤリアは複数個の独立した収
    納部に仕切られると共に、これらの個々の収納
    部の開口部に夫々に扉が取附けられた前記キヤ
    リアを、常時一定姿勢のまま上下方向に回動さ
    せるようにした回動棚装置の本体を、建物の既
    設の耐火壁に前記本体の少なくとも背面を対向
    させて設置する一方、前記既設の耐火壁に対向
    していない前記本体の正面と側面がわに、前記
    既設の耐火壁に繋がる耐火壁を、前記正面側の
    耐火壁は前記本体に近接せしめると共に一つの
    キヤリア分の開口部を形成して設け、且つ、こ
    の開口部に、耐火性の扉を取附けて成ることを
    特徴とする耐火性収納装置。 2 耐火壁の開口部に取付けられる耐火性の扉は
    その開口部全体を覆う一つの耐火性扉である実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の耐火性収納
    装置。 3 耐火壁の開口部に取付けられる耐火性の扉
    は、前記キヤリアにおいて独立して形成された
    各収納部に対応し個々独立して開閉できるよう
    に分割形成されている実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の耐火性収納装置。
JP5274282U 1982-04-12 1982-04-12 耐火性収納装置 Granted JPS58156871U (ja)

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JPS58156871U JPS58156871U (ja) 1983-10-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012001293A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Toyota Motor Corp ピッキング装置

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JPH046479Y2 (ja) * 1986-11-07 1992-02-21

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