JPS62242546A

JPS62242546A - オンデマンドインクジエツトヘツド及びその製造金具

Info

Publication number: JPS62242546A
Application number: JP8756886A
Authority: JP
Inventors: Isamu Sugasawa; 菅沢　勇; Kunio Ikeda; 邦夫池田
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1986-04-16
Filing date: 1986-04-16
Publication date: 1987-10-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】１１分駄本発明は、オンデマンドインクジェットヘッド及び該オ
ンデマンドインクジェットヘッドを製造するための金型
に関する。

炎米１４第３図は、オンデマンドインクジェットヘッドの一例を
説明するための断面構成図で、図中、１はノズル基板、
２は振動基板、３は振動板、４は電歪振動子、５は振動
伝達棒、６はダイヤフラム。

７はインク液室、８はインク滴、９はノズル穴内面、１
０は撥水処理剤で、周知のように、ノズル基板１と振動
基板２はインクを溜めておくインク液室７と該インク液
室７にインクを供給する流路とに充満したインクを漏ら
さないように密閉接合されており、振動基板２には、ノ
ズル位置に対応した位置の薄肉部においてダイヤフラム
６と振動伝達棒５が一体で設けられている。振動伝達棒
５の先端には振動板３が接合され、その振動板３には電
歪振動子４が接合されて振動基板２の上面に接合されて
いる。ヘッドの動作は、周知のように。

加えられた電圧により電歪振動子４が下方向に変形し、
それを振動板３に伝え、振動伝達棒５からダイヤフラム
６を下方向に押すことにより、液室７に充満したインク
を圧縮し、その力によりノズル穴からインク滴８が噴射
される。ノズル基板１のノズル穴内面９は噴射の後、振
動板が上方向に変形してインク液室内が減圧された時に
ノズル内に空気をひき込みにくくする為、インクにぬれ
易くする親木処理（コロナ放電処理、Ｃｒ混液等）°が
施されている。

また、インク滴の噴射側には、インクの噴射時にインク
滴が面に付着せず、粒子となって噴射しやすいように撥
水処理剤１０が施されている。この撥水処理はできるだ
けノズル穴のエツジ部まで処理されていることが望まし
いが、エツジ近傍への処理剤の付着が悪くなる。

上述のごとき従来のオンデマンドインクジェットヘッド
において、ノズル形状は、ノズル穴側面９と噴射側ノズ
ル基板１の面とが直角に構成されており、ノズル穴内面
９はインクとのぬれ性を良くす・る為の親水処理が施さ
れ、ノズル基板１の噴射側面はインクが着きにくいよう
に撥水処理が施されている。しかし、ノズル穴周辺のコ
ーナ部は撥水剤密着が悪くなり、インクを噴射している
間にノズルコーナ等に残存インクが多くなり、噴射時の
インク滴形状が不揃になったり、変化したりしてサテラ
イトが発生し、印品引質を悪くしていた。

第４図は、上記オンデマンドインクジェットヘッドにお
けるノズル基板１をプラスチックモールド成形によって
製作する場合の一例を説明するための図で、従来より、
プラスチック成形で穴を成形する場合には、第４図に示
すように、コアピン１１をコアブロック１２に圧入して
固定したものと、コアサポート１３をキャビブロック１
４に圧入して固定したものとを合わせ、コアピン１１の
頭部とコアサポート１３の面を型締力によって押圧し、
樹脂を射出、固化して成形していた。しかし、このよう
な、押切り方式でコアピン１１とコアサポート１３とを
型締め力で押し当てて形状を確保し、射出成形すると、
樹脂の射出圧力や型締め時の変形等によりコアピン１１
とコアサポート１３との間に隙間が生じ、そこに樹脂が
流れ込み、これがパリとなってノズル径及びノズル形状
の確保が困難であった。

ｌ−一攻本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、
ノズル部への残存インクをなくシ、印字品質を向上させ
ることのできるオンデマンドインクジェットヘッドと該
オンデマンドインクジェットヘッドを容易に成形するこ
とのできる金型を提供することを目的としてなされたも
のである。

Ｉ−一虚本発明は、上記目的を達成するために、ノズル基板表面
のノズル穴周囲に設けられたリング状の凹部とノズル穴
側面とによって噴射側ノズルのエツジが構成されている
こと、及び、オンデマンドインクジェットヘッドの成形
用金型に於て、金７型のコアピンに対向する一方の金型
面に前記コアピンよりも軟質の部材を密着接合し、該部
材を前記コアピンを押圧することにより変形させて成形
用金型とすることを特徴としたものである。以下、本発
明の実施例に基いて説明する。

第１図は１本発明によるオンデマンドインクジェットヘ
ッドの一実施例を説明するための要部断面図で１図中、
第３図に示したインクジェットヘッドと同様の作用をす
る部分には第３図の場合と同一の参照番号が付しである
。而して、本発明は、各ノズル穴周囲にリング状の凹部
９ａを設けたものであり、その凹部９ａとノズル穴側面
９とでノズル穴の噴射側エツジを構成させたものである
。また、このようにしてノズル穴周囲にリング状の凹部
を設けたノズル基板の噴射側面に撥水剤１０をコート処
理する際に、リング状の凹部９ａ内に撥水剤１０が回り
込み、他の面とほぼ同一面となる厚みにコートすること
ができ、ノズル穴のエツジ部まで撥水剤１０を充分に密
着させることができる。なお１通常使用される撥水剤の
コート厚みは１０μ■以下であり、リング状の凹部の深
さ３〜７μ閘、巾約５〜１０μｍ位で撥水効果の高いも
のが得られる。

第２図は、第１図に示したノズル基板１を製作する金型
の一例を説明するための図で、図中、第４図に示した金
型と同様の作用をする部分には第４図の場合と同一の参
照番号が付しである。而して、本発明による金型におい
ては、コアピン１１を金型のＰＬ面よりも高く（約５μ
ｍ）シてコアブロック１２に固定し、一方のコアサポー
ト面１３に軟質金属（Ｃｕ）を厚さ約１０μ園メツキ１
５し、その面を金型ＰＬ面と同一面に仕上げ加工する。

この金型を型締めすることにより、コアピン１１はメッ
キ層１５に押圧され、ＰＬ面より出ている分だけメッキ
層１５の中に喰い込み、メッキ層１５はコアピン１１に
より周囲に押し出され、リング状となって盛り上がり凸
部１５ａが形成される。その状態で樹脂を射出すること
で穴とその周囲にリング状の凹部を形成することができ
る。また、穴形状の成形に当ってもコアサポート１３の
メッキ層内にコアピン１１を喰い込ませる為、射出圧等
により型開きが生じても成形品穴部にパリが発生するの
を防止することができる。

羞−一米以上の説明から明らかなように、本発明によると、ノズ
ル基板のノズル近傍にインクが付着するのを防止するこ
とができ、インク滴形状を均一化することができ、従っ
て、サテライトの発生を防止して印字品質の向上を図る
ことのできるインクジェットヘッドを提供することがで
きる。

また、微細穴へのパリの発生を防止することができ、微
細穴周辺へのリング状の凹部形状を成形することのでき
る金型を容易に加工することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明によるオンデマンドインクジェットヘ
ッドの一例を説明するための要部断面構成図、第２図は
、第１図に示したノズル基板を製作する金具を製作する
一例を説明するための図。第３図は、従来のオンデマンドインクジェットヘッドの
一例を説明するための断面構成図、第４図は、第３図に
示したノズル基板を製作する金型を製作する一例を説明
するための図である。１・・・ノズル基板、２・・・振動基板、３・・・振動
板、４・・・電歪振動子、５・・・振動伝達棒、６・・
・ダイヤプラム、７・・・インク液室、８・・・インク
滴、９・・・ノズル穴内面、９ａ・・・凹部、１０・・
・撥水処理剤、１１・・・コアピン、１２・・・コアブ
ロック、１３・・・コアサポート、１４・・・キャビブ
ロック、１５・・・メッキ層、１５ａ・・・凸部。特許出願人　　株式会社　リコー第　　１　　図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）、ノズル基板表面のノズル穴周囲に設けられたリ
ング状の凹部とノズル穴側面とによつて噴射側ノズルの
エッジが構成されていることを特徴とするオンデマンド
インクジェットヘッド。
（２）、前記リング状の凹部にインクに対して撥水効果
の高い撥水剤がノズル基板の他の面とほぼ同一面となる
ように設けられていることを特徴とする特許請求の範囲
第（１）項に記載のオンデマンドインクジェットヘッド
。
（３）、オンデマンドインクジェットヘッドの成形用金
型に於て、金型のコアピンに対向する一方の金型面に前
記コアピンよりも軟質の部材を密着接合し、該部材を前
記コアピンを押圧することにより変形させて成形用金型
とすることを特徴とするオンデマンドインクジェットヘ
ッド成形用金型。