JPS62240949A

JPS62240949A - 原稿押圧装置

Info

Publication number: JPS62240949A
Application number: JP8464186A
Authority: JP
Inventors: Toshiki Anzai; 安西　俊樹; Kenjirou Tsugawa; 対川　健二郎; Haruyoshi Uda; 晴義右田
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 1986-04-11
Filing date: 1986-04-11
Publication date: 1987-10-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】く技術分野〉この発明は、原稿台上に載置された原稿の載置位置が、
原稿カバーの開閉または原稿台の移動により変化するこ
とを防止する原稿押圧装置に関する。

〈発明の概要〉この発明に係る原稿押圧装置は要約すれば、原稿の一部
を押圧する押圧板を、原稿カバーの開閉方向に摺動可能
にされた摺動部材に設けることにより、原稿台上に載置
された原稿の移動を簡単な構造で防止できるようにした
ものである。

〈従来技術とその欠点〉電子写真法を用いた複写機では、原稿台上に載置された
原稿の画像をスキャナにより走査し、スキャナが有する
光源により照射された原稿からの、感光体表面において
この部分に対応する範囲にも画像が形成されてしまう。

また、原稿が原稿台に密着していないと原稿の画像に影
が形成されてしまい、画像形成状態が不良になる。さら
に、原稿の画像を用紙上に正確に再現するためには、原
稿台上において原稿を正しく位置決めしなければならな
い。以上のように、光源の光の漏洩の防止、原稿と原稿
台との密着性の維持および原稿台上における原稿の位置
決めなどの要請から、複写機には原稿押圧面側を白色に
した原稿カバーが備えられている。ところが、原稿カバ
ーの開閉時に原稿台近傍に発生する風圧により原稿が移
動する場合があり、特に原稿台移動型の複写機では原稿
台の移動によっても原稿が位置ずれを生じる場合がある
。

このため従来は例えば、実開昭６０−２６０４９号公報
に開示されたものでは、原稿台上に出し入れ自在に設け
られた押え板と原稿台との間に原稿の一部を挟み込むよ
うにしていた。しかしながら、原稿交換時に押え板の下
側に原稿を出し入れしなければならず、作業が繁雑にな
るとともに原稿を傷つける危険性があった。

また、実開昭５９−１５０４３号公報に開示されたもの
では、複写機上面の原稿台近傍に原稿固定具を設けてい
た。しかしながら、この原稿固定具は使用の有無にかか
わらず原稿台平面上に露出しているため、原稿の一部を
原稿台からはみ出させて複写する場合に原稿を傷つけて
しまう欠点があった。

さらに、実開昭５９−１８６８４４号公報に開示された
ものでは、原稿カバーとヒンジを共通にした押え板を開
閉可能に設けていたが、機構が大型化し、コストアップ
を招来する欠点があった。

〈発明の目的〉この発明の目的は上記従来の欠点に鑑み、原稿カバーに
その開閉方向に移動する押圧部材を設けることにより、
原稿カバーの開閉または原稿台の移動による原稿の位置
ずれ防止を、オペレータの操作を必要とせず、原稿台平
面を平滑に構成して原稿の損傷の防止とともに実現でき
る原稿押圧装置を提供することにある。

〈発明の構成および効果〉この発明の原稿押圧装置は、原稿台上面に一端部を支点
として開閉可能にされた原稿カバーと、原稿台上に載置
された原稿の一部を原稿台方向に押圧する押圧板とを備
えてなる原稿押圧装置において、原稿カバーの開閉範囲
より小さい範囲で、開閉方向に摺動可能にされた摺動部
材を原稿カバーに設け、この摺動部材の原稿台側端部に
押圧板を取り付けたことを特徴とする。

以上の構成によりこの発明によれば、原稿カバーが全開
された状態で原稿台に原稿を載置した後、原稿カバーを
一定角度まで閉鎖していくと押圧部材が原稿に当接する
。この後、さらに原稿カバーを閉塞していくと、押圧板
を備えた摺動部材が原稿カバーに対し摺動する。これに
よって、押圧板により原稿を押圧した状態のままで原稿
カバーを完全に閉鎖することができる。また、原稿カバ
ーが完全に閉鎖した状態から開放していくと、一定角度
まで摺動部材が原稿カバーに対して摺動する。この間に
おいて押圧板は原稿に接触したままである。さらに、原
稿カバーが摺動部材の摺動可能範囲をこえて開放される
と摺動部材は原稿カバーに対し摺動できず、原稿カバー
とともに開放方向に移動する。これによって、押圧板は
原稿との接触を解除され、原稿の交換が可能になる。

このように、摺動部材を介して押圧板を原稿カバーに取
り付けているため、原稿カバーの開閉動作によって押圧
板による原稿の押圧およびその解除を行うことができ、
原稿の固定のみに係る動作を必要としない。また、摺動
部材と押圧板とにより構成されているため構造が簡単で
あり、多大なコストアップを招来することがない。さら
に、原稿の固定に係る部材を原稿カバーに設けるため、
原稿台平面上を平滑に構成することができる。したがっ
て、この発明の原稿押圧装置によれば、原稿の固定作業
に係る繁雑な作業をなくし、コストの上昇を押さえると
ともに、原稿の破損を防止して、原稿台上における原稿
の位置決めを確実に行うことができる。

〈実施例〉第１図は、複写機に装着されたこの発明の実施例である
原稿押圧装置の側面図である。

複写機本体１の上面に形成された原稿台３は、レール６
およびガイド７により図面に垂直な方向に往復移動する
。この原稿台３には、ヒンジ５を支点として原稿カバー
２が矢印ＡまたはＢ方向に開閉可能に設けられている。

原稿カバー２の一端部には、固定部４を介して摺動軸１
０が取り付けられている。摺動軸１０は固定部４に対し
矢印ＡまたはＢ方向に摺動可能にされている。この摺動
軸１０の原稿台３側端部には押圧板１２が取り付けられ
ている。摺動軸１０はその長さにより原稿カバー２に対
する摺動範囲を規制されている。

第２図は、上記原稿押圧装置の正面断面図である。

固定部４にはホルダ４ａが形成されている。このホルダ
４ａに原稿カバー２の端部を挿入し、原稿カバー２に固
定部４を固定している。原稿カバー２の原稿押圧面倒に
は緩衝材２ａが設けられている。緩衝材２ａの面積は原
稿カバー２の面積より小さくされており、原稿カバー２
の端部付近には緩衝材２ａが無い。固定部４には垂直方
向に孔部４ｂが形成されている。この孔部４ｂに摺動軸
１０が挿入されている。摺動軸１０の上側端部にはスト
ッパ１６が形成されており、矢印Ｂ方向の移動を規制さ
れている。また、摺動軸ｌＯの下側端部には押圧板１２
が形成されている。この押圧板１２には回転板１２ｂが
支点１１を中心に矢印ＣまたはＤ方向に回転可能にして
取り付けられている。この回転板１２ｂの原稿台３例の
端部には押圧シート１２ａが固定されている。この押圧
シート１２ａは可撓性弾性材により平板状に形成されて
いる。回転板１２ｂは磁性体材料により平板状に形成さ
れている。また、押圧板１２の底面にはマグネソ）１３
ａが取り付けられており、このマグネット１３ａの磁力
により回転板１２ｂが固定されている。

一方、固定部４の外側面にもマグネット１３ｂが取り付
けられており、押圧板１２を図中２点鎖線で示す状態に
位置させた後、回転板１２ｂをマグネット１３ｂの磁力
により固定させることができる。

以上の構成によりこの実施例によれば、原稿台３に原稿
を載置する際には、原稿カバー２を第１図中２点鎖線で
示す状態２′に開放しておく。このとき、摺動軸１０お
よび押圧板Ｉ２は、ストッパ１６と固定部４との接触に
よりそれぞれ第１図中２点鎖線で示す状Ｂ１０′および
１２′に位置している。したがって、原稿台３の上面は
開放されている。この状態で基準板１４を基準にして原
稿１５をセットする。

原稿のセント終了後原稿カバー２を矢印Ｂ方向に移動し
、原稿台３上を被覆する。矢印Ｂ方向の移動が進展し、
原稿カバー２が第１図中実線で示す状態に位置すると、
押圧板１２が有する押圧シー）１２ａが原稿１５に接触
する。このため、摺動軸１０および押圧板１２は矢印Ｂ
方向の移動を規制される。

引き続いて原稿カバー２が矢印Ｂ方向に移動されると、
摺動軸１０は原稿カバー２に固定された固定部４に対し
相対的に矢印Ａ方向に移動する。

したがって、原稿カバー２が第１図中実線で示す状態か
ら同図中１点鎖線で示す状態２″の閉塞位置まで移動す
る間において押圧シート１２ａは、原稿１５の基準板１
４側端部を原稿台３に押圧し続ける。

これによって、原稿カバー２を矢印Ｂ方向に移動する際
に原稿台３との間に生じる風圧により原稿工５が移動す
ることを防止できる。また、原稿カバー２が完全に閉塞
された状態においても押圧シート１２ａは原稿１５を押
圧し続けているため、原稿台移動型の複写機において原
稿台の移動によって原稿の位置ずれを生じることがない
。さらに、同じ理由から、複写作業中において原稿１５
と原稿台３との密着性を良好に保つことができるため、
画像の形成状態が劣悪化することがない。

また、原稿カバー２の開閉動作により押圧シート１２ａ
を動作させることができるため、原稿の押圧作業のみに
係る操作を必要としない。さらに、その構造が極めて簡
略であるためコストアンプを招来せず、着脱自在である
ことから複写機にオプションとして設定することができ
る。

また、回転板１２ｂを固定部のマグネット１３ｂに磁気
吸着させることにより、摺動板１０の固定部４゛に対す
る動作を規制できるため、原稿の押圧作業を必要としな
い場合にはその動作を停止し、複写作業を容易にするこ
とができる。これとともに、固定部４．摺動軸１０およ
び押圧板１２からなる原稿押圧装置が原稿カバー２に取
り付けられているため、原稿台３上を平滑に構成するこ
とができ、原稿を傷つけることがない。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例である原稿押圧装置の装着状
態および作用を示す側面図、第２図は同原稿押圧装置の
構成を示す正面断面図である。２−原稿カバー、３−原稿台、１０−摺動軸、１２−押
圧板、１２ａ−押圧シート。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）原稿台上面に一端部を支点として開閉可能にされ
た原稿カバーと、原稿台上に載置された原稿の一部を原
稿台方向に押圧する押圧板とを備えてなる原稿押圧装置
において、原稿カバーの開閉範囲より小さい範囲で、開閉方向に摺
動可能にされた摺動部材を原稿カバーに設け、この摺動
部材の原稿台側端部に押圧板を取り付けてなる原稿押圧
装置。