JPS62234920A - 管状体成形品の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 脂からなる管状体成形品の製造方法に関する。

さらに詳しくは芯金全周に形成させた繊ｍ強化樹脂層管
状体（以下管状体と略す）を芯金から脱芯して管状体成
形品を得る方法に関する。

（従来の技術） 比強度、比剛性におりて優れた高強度繊維の出現によシ
、基本的な構造部材として有用な管状体成形品はよシ軽
蓋化、換言すればよシ薄肉化が望まれている。

釣竿、ゴルフシャフト等の繊維強化プラスチツク製管状
体成形品の一般的な成形方法としては、ます離型剤を塗
布した芯金に、樹脂を含浸した補強Ｍ維または所望の捲
回回数に我町した補強線維フ０リプレグシートを設定さ
れた槓ｊ−角になるように捲回する。次にこの上に熱収
縮性テープを一定のテンシヨンを加えなから係旋状に巻
き付ける。以上の工程を終了したものを加熱炉に入れ樹
脂を硬化させた後、冷却し芯金を脱芯することによって
行なわれていた、（発明か解決しようとする問題点） しかしながら、近来、よ）薄肉化した管状成形体が求め
られており、その為に樹脂を含浸した補強繊維または補
強繊維プリプレグシートの捲回回数を少なくするか、あ
るいは樹脂もしくは補強繊維の量を小さくすることとな
るが、その場合、軸方向の強度も低下するので従来方法
によシ脱芯することは非常に難しく、はソ不可能となる
状況であった。

すなわち、釣竿等の管状体成形品を得るために脱芯する
場合、従来では第１図に示すような脱芯方法〃為採用さ
れている。同図において、芯金／の直径よシ若干大きい
穴径を有する口金−を芯金／に挿入して硬化させた管状
体層３のいずれか一方の端部に圧着するとともに口金−
が芯金／の軸方向に芯金／とともに移動しないように口
金２を脱芯伽不動部ダに固定させて、芯金／を脱芯機可
動部！とともに油圧シリンダー６等を用いて口金λに近
い側から矢印で示す方向に芯金／を引き抜き、脱芯操作
を行なっていたＯ この場合、硬化された賞状体層は含浸した樹脂の収紬等
によシ芯金と＠看した状態にあるので芯金な引抜く際に
は芯金表面と管状体層内面との界面に剪断力を発生させ
る心安があるが、剛性か高い場合、例えば肉卑が厚い場
合には、か＼る従来の脱芯方法でも余シ問題を生じない
か、薄肉の管状体ノーの場合には剛性が低いので管状体
層は座屈破水を生じ易く、特に芯金から剥離した管状体
層の剥離長さがある長さに達するとその傾向が強まシ、
結局、管状体層を変形もしくは破壊させずに脱芯するこ
とは不可能に近いという問題を有していた。

（照点を解決するための手段） そこで、本発明者等はか＼る従来の成形方法、特に従来
の脱芯操作によって生じる問題点を解決するべく鋭意検
討を行なった結果、従来法では管状体層に圧縮力を加え
なから脱芯操作を行なうので、剛性の低い、薄肉の管状
体成形品を問題なく製造するのには不都合が生じること
に注目して、脱芯操作の際に管状体層に加わる力を従来
の如く圧縮力ではなく引張力とすることによって上記の
問題点を克服できることを見い出し、本発明に到達した
。

すなわち、本発明の目的は管状体成形品、特に薄肉の管
状体成形品について円滑、かつ優れた成形方法を提供す
るものである。

そして、その目的は樹脂を含浸した補強繊維の束または
補強繊維プリプレグシートを芯金に捲回し樹脂を硬化も
しくは固化させて芯金全周に稙維強化樹脂からなる管状
体層を形成させた後、芯金を脱芯して管状体成形品を装
造する方法において、該管状体層の実質的大部分に引張
り力を作用させて芯金を脱芯することを特徴とする管状
体成形品の製造方法により達成される。

以下、本発明の詳細な説明する。

本発明で用いる補強繊維とは一般に釣竿、ゴルフシャフ
ト等の繊維強化プラスチツク製管状体成形品に用いられ
るものであれば特に限定されるものではないが、具体的
には炭素繊維、ガラス繊維またはアラミド繊維等の高強
度Ｍ維を用いるのが好ましい。

また樹脂としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、あ
るいは不飽和ポリエステル１Ｍ　脂’４　ノ熱硬化性樹
脂及びポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリスルホン
樹脂等の熱可塑性樹脂等が用いられる。

本発明では、まず、上記の補強繊維に樹脂含浸しｆｃ＃
＆維束または補強繊維プリプレグシートを芯金に毎回積
層し常法に従い樹脂を硬化もしくは固化させて芯金全周
に線維強化４］Ｉ脂からなる管状体層を形成し、次いで
、硬化もしくは固化した管状体層に対してその中心軸と
平行な引張り力を作用させて脱芯操作を行なう。

ここで中心軸と平行な引張り力を管状体層に対して作用
させるとは、例えば芯金の引き抜き方向から最も離れた
管状体層の端ｓヶ固定した状態で芯金な引き抜くことに
よ）管状体Ｊ−には引張り力のみが作用することを指す
ものである。

より具体的に説明すると第２図は本発明の脱芯操作の具
体的態様の一例を示したものであり、／は芯金、−は口
金、３は管状体層、Ｚは脱芯機工動部、！は脱芯磯可動
部、乙は油圧シリンダ−、７は帯状突起物、ｒは口金固
定具をそれぞれ示す、 芯金７の矢印で示した引き扱き方向から最も離れた管状
体層３の端部に口金ｉの内周縁に当接し得る帯状突起物
７を管状体層３に一体に成形して設置する。次いで口金
２を帯状突起物２まで挿入し口金、２が芯金／とともに
移動しな−ように口金固定具？を介して脱芯機不鯛部グ
に軸方向Ｉこ固足し、油圧シリンダー６により駆動され
る脱芯磯可動部！により芯金／を引き抜くことにより薄
肉の管状体成形品を得る。

なお、帯状突起物７より芯金／の引張シ方向とは反対餉
の管状体層３の部分には圧動力が加わるか、この部分に
は帯状突起物７によシ周方向に袖強さオしていることに
より座屈破壊は生じることはなく、また帯状突起物７の
部分が得られた管状体成形品に必要ないならは、脱芯操
作後削除してもよい、 以上は口金λと脱芯機工動部ダとの間に口金固定具♂を
介して口金λか芯金７とともに移動しないように固定す
る方法を説明したが、必ずしも口金固定具ｌを用いなく
とも口金−を直接脱芯機工動部ダに圧着して脱芯操作を
行なってもよく、あるｂは芯金／を固定しておき口金−
を油圧シリンダーで駆動される脱芯様可動部！に取９付
は脱芯操作を行なってもよい。

また口金の代シに一般の工作機械等で用いられるチャッ
ク等を用いてもよい。

同、本発明の管状体成形品はその断面形状が円形に限定
されるものではなく、異形断面形状であってもよい。

（効　果） 以上、詳細に説明したように本発明は薄肉管状体成形品
を得る方法として実用的な方法であり、従来法では脱芯
操作が不可能であった薄肉管状体成形品をも簡便にかつ
安定的に裂遺し得る方法として工業的に非常に有用なも
のである。

以下、本発明を実見例によシ具体的に説明するが、本発
明はその要旨をこえない限シ下記の実施例に限定される
ものではない。

実施例 全長１６００ｍｍ直径−〇１ｍのテーパーのない芯金に
炭素繊維プリプレグシートを、その繊維方向が芯金の中
心軸方向に一致するように一層だけ捲回し、その一方の
端部ｌζ帯状に切取ったガラス線維織布グリプレグを重
ねて周方向に催（ロ）し、常法で樹脂を硬化させ、端部
に帯状突起物を一体成形した管状体層を第２図に示した
方法で脱芯した結果、内外面ともに欠陥のない長さ／！
００龍内径はぼρ２０１ｍ肉厚／りθμのテーパーのな
い管状体成形品を得た。

比較例 実施例と同じ芯金に同じ炭素繊維プリプレグシートを一
層燈回し、その一方の端部に口金がかかるように実施例
と同じ帯状に切取ったガラス繊維プリプレグシートを周
方向に毎回し常法で樹脂を硬化させた、端部に帯状突起
物のある管状体層をｉｉｇ／図に示した方法で脱芯しよ
うとしたが管状体層先端から約１０ｃｍまでの長さに亘
って多数の縦裂けが発生し提灯状を呈した。

更に上述の炭Ｘ繊維を２層及び３１捲回し硬化させた管
状体を脱芯しようとしたが７層の場合と同様の破壊が生
じ脱芯はできなかった。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の成形方法において採用されて込た脱芯操
作を説明する概略図、第一図は本発明の脱芯操作の一例
を示す概略図である。 ／；芯金　　　　　　λ；口金 ３；管状体層　　　　４ｔ：脱芯機不動部！：脱芯機可
動部　　ｇ；油圧シリンダー７；帯状突起物　　　？；
口金固定具 出　願　人　　三菱化成工莱株式会社 代　理　人　　弁理士　長谷用　　− （ほか７名）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）樹脂を含浸した補強繊維の束または補強繊維プリ
   プレグシートを芯金に捲回し、樹脂を硬化もしくは固化
   させて芯金全周に繊維強化樹脂からなる管状体層を形成
   させた後、芯金を脱芯して管状体成形品を製造する方法
   において、該管状体層の実質的大部分に引張り力を作用
   させて芯金を脱芯することを特徴とする管状体成形品の
   製造方法。