JPS6223460Y2 - - Google Patents

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JPS6223460Y2
JPS6223460Y2 JP14672780U JP14672780U JPS6223460Y2 JP S6223460 Y2 JPS6223460 Y2 JP S6223460Y2 JP 14672780 U JP14672780 U JP 14672780U JP 14672780 U JP14672780 U JP 14672780U JP S6223460 Y2 JPS6223460 Y2 JP S6223460Y2
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JP
Japan
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scissors
adjustment wheel
cutting
pair
shaft
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JP14672780U
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JPS5770310U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は手術用はさみに関するものである。
最近の20年間に於ける外科小手術の顕著な進歩
には種々の手術用器具の改良に負うことが多い。
それは手術用器具の機能が改良により向上し、極
部手術の遂行を正確、迅速且つ、容易にしたから
である。
しかしながら手術用はさみに関しては、機構が
簡単であるが故に改良点が発見できず、一般の両
脚はさみと同じ機構を有し、そのため手術用はさ
みは一般の両脚はさみと同じ欠点を有する。即
ち、一般の両脚はさみは対面する切り刃の両側面
の間隙を皆無にして製作すると、側方圧が大きく
支点を中心に剪刀を回すには過大な力を要する。
このため一般の両脚はさみは切り刃の両側面の間
に若干の間隙を設けて製作する。しかしこの間隙
を設けると切れ味が低下し、手術用はさみの場
合、この間隙は弾力のある薄い人体の組織を切り
取るには喰付きが悪く、且つ、被切り取り物の表
層のみを切り込み、芯部を剪断によつて切り取る
機構となるため切れ味が悪く、この結果外科手術
の遂行を正確、迅速且つ容易に行うには若干不満
があつた。
そこでこの考案は従来の手術用はさみの上述し
た欠点に鑑みこれを改良除去するもので以下図に
示す実施例について説明する。
第1図乃至第4図に於いて、1は調整輪で外周
面にナーリングを施こす。2,3は調整輪1の両
面にそれぞれ同芯に一体成形した枢軸で、1方の
枢軸3にはネジを刻設する。4,4′は微細な鋸
歯状の切り刃で一側面に鋭角の切り込み角を、背
面に浅い逃げ角を設ける。5,5′は上記切り刃
を端縁部に施こした剪刀、6,6′は剪刀5,
5′の延長部に円筒状把り手をモールドした把り
手部、7,7′は把り手部6,6′と隣接して剪刀
5,5′の延長部に一体に成形した板バネで切り
刃4,4′の刃面の外方に湾曲させる。上記構成
の剪刀5,5′を対にして、互いの切り刃4,
4′の背面を対面させ、切り刃の先端より所定の
距離を隔てた剪刀5,5′の中央部に支点軸8を
挿入し且つ両切り刃4,4′の背面の間に間隙δ
を設けて回転自在に枢着する。そして一方の板バ
ネ7の先端には上述した調整輪1のネジ軸3と螺
合するネジ孔9を、他方の板バネ7′の先端には
調整輪1の他側の枢軸2を遊嵌する挿入孔10を
それぞれ一体に切り刃4,4′と直行して形成す
る。
上記構成とした手術用はさみは通常両切り刃
4,4′が開いた状態にあり、調整輪1の側面と
板バネ7のネジ孔9の端面とが当接或いは、最も
近接させることによつて、一般の両脚はさみと同
様の切れ味を示す。
即ち、第4図に示す様に両切り刃4,4′の背
面の間に間隙δを有し、被切り取り物の表層の一
部を切り込みによつてまた芯部Cを剪断によつて
切り取る一般的な両脚はさみの切れ味を示す。
次に調整輪1を回し調整輪1の側面と板バネ7
のネジ孔9の端面とが最も離れた状態に於いて
は、間隙δ=0となり、また若干側方圧を及ぼし
合い被切り取り物の厚さの全域を切り刃4,4′
による切り込みによつて切り取るので最も良好な
切れ味を示す。
この考案は剪刀の端縁に微細な鋸歯状の切り刃
を設け、剪刀の延長端に湾曲した板バネを1体に
形成し、対面する切り刃の両背面の間隙を調整可
能とした調整輪を両板バネの先端に設けた手術用
はさみに係り、常時切り刃が開いた状態にあり使
い勝手が良い。また調整輪を調整して上記間隙を
極少にするとともに、対面する切り刃の両背面の
間で互いに側方圧を及ぼし合うようにすることに
よつて最良の切れ味を得ることができ、人体の薄
くて緻密な弾力性のある組織を迅速に且つ、正確
にすべらすことなく切り取ることができる。調整
輪を回し上記間隙を広ろげることによつて、一般
の両脚はさみと同様の切れ味を示すが、微細な鋸
歯状の切り刃によつて被切り取り物に対して喰付
きが良く、すべることがないので人体の厚くて粗
い組織を切り取るのに適する。さらに調整輪は取
り外し可能であるから、板バネを開脚させること
ができ清掃消毒に便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は調整輪の正面図、第2図は本考案に係
る手術用はさみの正面図、第3図は切り刃の拡大
部分、第4図はその側面図で正に被切り取り物を
切り取らんとする状態を示す。 1……調整輪、2……枢軸、3……ネジ軸、
4,4′……切り刃、5,5′……剪刀、7,7′
……板バネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基部の両端に突出成形した軸の一方を螺装した
    調整輪と、端縁に微細な鋸歯状の切り刃を有し支
    点軸により回動自在に枢着した一対の剪刀と、こ
    の一対の剪刀の両延長端に互いの先端が交わるよ
    うに湾曲成形した一対の板バネと、一方の板ばね
    の先端に形成した前記の調整輪の軸を切り刃と直
    交する方向に遊嵌する挿入孔と、他方の板バネの
    先端に形成した前記の調整輪の螺装軸と螺合する
    ねじ孔とからなり、調整輪を回して対面する両切
    り刃の背面間の間隙及び側方圧を調整可能とした
    手術用はさみ。
JP14672780U 1980-10-14 1980-10-14 Expired JPS6223460Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14672780U JPS6223460Y2 (ja) 1980-10-14 1980-10-14

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14672780U JPS6223460Y2 (ja) 1980-10-14 1980-10-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5770310U JPS5770310U (ja) 1982-04-28
JPS6223460Y2 true JPS6223460Y2 (ja) 1987-06-15

Family

ID=29506276

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JP14672780U Expired JPS6223460Y2 (ja) 1980-10-14 1980-10-14

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6180785B2 (ja) * 2013-05-17 2017-08-16 株式会社リバーセイコー 内視鏡用高周波焼灼切開鋏

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5770310U (ja) 1982-04-28

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